去る9月12日(水)に、対応マザーボードとのセットというカタチで「Athlon64 3200+(バルク版)」がフライング販売されたのは記憶に新しいところだが、本日AMDによるAthlon 64の正式発表と同時に、リテール版の方もアキバの各店で販売開始された。
販売が確認できたのは「クレバリー1号店」、「WonderCity 秋葉原店」(52,999円)、「OVERTOP」(53,762円)、「ZOA 秋葉原本店」(54,800円)、「ツクモeX.」(54,979円)、「T-ZONE PC DIY SHOP」(57,800円)、の以上6店。
以前、フライング販売が行われた際にはAMDの正式発表前ということもあり、CPUの詳細な情報は定かではなかったが、本日行われた発表会でその詳細が明らかになったので、お伝えしておこう。
本日AMDから発表された製品は全部で4種類。デスクトップPC用の「Athlon 64 3200+」、ノートPC用の「Athlon 64 3200+」、「Athlon 64 3000+」、そして、突如として発表された上位版モデル「Athlon 64 FX-51」。以上の4製品が、本日発表され、その内の2製品がアキバの店頭にも並び始めたことになる。
「Athlon 64」は、もうご存じかとは思うが、コンシューマ向けCPUとしては、初の64ビットCPUである。しかも、これまでの32ビットアプリも同時に動かせるように、これまでの32ビット環境とも完全な互換性を持っている点が特徴だ。もちろん、64ビットネイティブのOSやアプリケーションが用意されていない今現在では、このAthlon 64の真価を発揮することはできない。ただし、本日の発表会では、WindowsXPの64ビット版のベータ版が同時に発表され、来年の3月頃までには、64ビットネイティブのOS環境が用意されるというアナウンスがされた。それまでの間は、32ビット用のCPUとして使用するしかないわけだが、純粋に32ビットのCPUとして考えても、この「Athlon 64 3200+」は、対抗製品となる「Pentium 4 3.2GHz」と同等かそれ以上のパフォーマンスを発揮することができるということだ。なお、実動作クロックは、2.0GHzとなっている。
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「Athlon64 3200+」CPU本体 |
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付属のCPUクーラー |
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当然リテンションキットもパッケージに同梱される |
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各ショップの販促用ポップ |
また、本日同時発表された「Athlon 64 FX-51」だが、こちらは「Athlon 64」の上位版という位置付けの製品であり、コンシューマ向けCPUとしては最強のスペックを持った製品という意気込みで発売されたものだ。「Athlon64 3200+」に比べ、オンチップのキャッシュメモリがトータルで1152KBと非常に大きく、また、128ビットのメモリインターフェイスを搭載し、幅広いメモリバンドを使用できる点がメリットとなる。チップ上に搭載されたキャッシュメモリと、メモリとのアクセスを行うメモリ幅が広く取れるため、Athlon 64よりもさらに高速な処理が行えるというわけだ。
とはいえ、「Athlon 64 FX」は「Athlon 64」とは、若干仕様が異なる点には注意したい。「Athlon 64」の対応するソケットがSocket754なのに対し、「Athlon 64 FX」の場合、サーバ/ワークステーション用の64ビットCPUである「Opteron」と同じSocket940が対応ソケットとなる。というわけで、「Athlon 64 FX」は外観上、Opteronに似たCPUとなっているのだ。それなら、Opteronでいいじゃないかという意見も聞かれそうだが、Opteronには3本のHyperTransportリンクが備わっているのに対し、「Athlon 64 FX」は1本しかないなど、細かい点で仕様が異なっている。実際のパフォーマンス差は不明だが、要は「Athlon 64」と「Opteron」の中間に位置するCPUと考えた方が良さそうだ。
ちなみに、「Athlon 64 FX」のナンバリングは、これまでのAthlon XPやAthlon 64とは異なるが、今回発売された「51」に始まり、2ずつ増えていくということだ(つまり常に奇数のナンバーとなる)。このあたりも、まだよくわからないところではあるが、今回発売された「Athlon 64 FX-51」は、実動作クロックは2.2GHzということで、この点でも「Athlon 64 3200+」よりは高速となっている。
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「Athlon64 FX-51」本体 |
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付属のCPUクーラーやリテンションキットは「Athlon64 3200+」と同じのようにみえる |
本日の時点で入荷が確認できたのは「ZOA 秋葉原本店」(完売)「ツクモeX.」(97,999円)となっている。しかし、どちらも入荷数が1個と非常に少なく、片方は完売と入手は困難を極めるだろう。
□AMD
http://www.amd.com/jp-ja/
□「Athlon64」「Athlon64 FX」製品ページ
http://www.amd.com/jp-ja/Processors/ProductInformation/0,,30_118_9484,00.html
□アキバ総研 今週の新入荷(価格情報)
http://kakaku.com/akiba/product/03/newpro20030927.htm
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