今週から毎週、アキバでちょっと気になるテーマに沿って取材し、その主要な製品と、その特徴、価格などを紹介していきたいと思います。第1回のテーマは「ビデオキャプチャカード」です。
家庭用ビデオデッキにも徐々にHDDが搭載され始め、テレビ番組をHDDに録画するということが一般的になりつつありますが、一部のパソコンマニアの間では、1〜2年ほど前から、このHDD録画がちょっとしたブームになっていました。その当時は、まだビデオキャプチャカードの価格は5万円以上もしていました。
しかし、安価で購入できる手頃なビデオキャプチャカードの登場により、一般ユーザーでも気軽にHDD録画を始められるようになり、この状況は一変しました。アキバのほとんどのショップには、専門のビデオキャプチャカードコーナーが設置され、多くの製品を見比べることができるようになりました。しかし、さまざまなビデオキャプチャカードが発売されるようになったことで、今度は製品選びが難しくなってきたのです。
そこで今回の特集では、ビデオキャプチャカードを購入する際の参考として、予算別に各製品の機能や価格などを紹介していくことにします。
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※現在販売されているビデオキャプチャーカードのほとんどには、TVチューナーが付属しています。このため、ここで「ビデオキャプチャカード」と記載されているものは、断りがない限り、TVチューナー付き製品となります。
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まず、ビデオキャプチャーカードは、大きく分けて2通りに区別されます。1つは、カード上のエンコードチップによってハードウェアエンコードを行う「ハードウェアエンコード」タイプの製品。もう1つが、エンコード作業自体はパソコンのCPUに依存する「ソフトウェアエンコード」タイプの製品です。ハードウェアエンコードのビデオキャプチャカードは、CPUに余計な負担がかからないため、低スペックのパソコンでも比較的快適に動作しますが、ソフトウェアエンコードのビデオキャプチャカードは、パソコンのCPUパワーに依存するため。要求するCPUなどのマシンパワーも比較的高めになってきます。
では、「ハードウェアエンコードとソフトウェアエンコード。どっちがいいんだよ」ということになりますが、お使いのパソコンのCPUパワーにもよるので一概には言えません。目安としては、例えば、テレビ番組をビデオテープに録画する際に、S-VHS標準でないと画質的に納得できないというようなこだわり派の人は、ハードウェアエンコードのビデオキャプチャカードを購入するべきでしょう(相場では50,000円前後)。ただし、手軽にHDD録画を楽しみたいという人は、ソフトウェアエンコードのキャプチャカードでも十分です。
今回はその中で、もっとも購入しやすいソフトウェアエンコードタイプのビデオキャプチャカードを取り上げて見ます。このクラスの製品は、一番高いものでも20,000円以下で購入できるため、HDD録画を手軽に始めたい人には、ピッタリと言えるでしょう。
では、実際にどんな製品が各ショップで売れているのか実地調査を行いました。その結果、各ショップでバラツキはあるものの、集計してみると、以下の4つのビデオキャプチャカードが現在の売れ筋だということが分かりました。各製品の詳細情報は、リンク先の各ページを参照してください。
売れ筋のソフトウェアエンコードビデオキャプチャカード
最初に説明したように、ソフトウェアエンコードのビデオキャプチャカードは、ビデオ信号から動画ファイルを生成するエンコード処理をCPUに依存するため、搭載するマシンスペックの性能が使い勝手を大きく左右します。今回の売れ筋製品調査で多く名前があげられたビデオキャプチャカードの価格差は、搭載しているチューナーの種類や、リモコンの有無、付属ソフト、ブランドイメージ、前モデルの評判、サポート関係などによって生まれているようです。
では、一体どの製品がオススメなのかを、アキバの各ショップの店員さんに聞いて回りました。その結果、極端に言えば、とりあえずパソコンのモニタでTVが映ればよいという人は、安いビデオキャプチャカードでも十分という結論を得ました。画質に関しても、「実際に見比べても差はほとんどない」と言う店員さんも多く、自分のほしい機能やソフトの有無などで決めても特に問題はないということです。
各製品の機能一覧
ただ、キャプチャの画質に徹底的にこだわる人は、やはりハードウェアエンコードのビデオキャプチャカードが気になるところでしょう。これについては、来週改めて調査したいと思います。