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【第101回】2005年2月14日(月)
今年ブレイクの予感!?ポータブルAVプレーヤー特集
このページは、アキバで今もっとも流行っているモノについて、毎週週変わりで テーマを決め、実売価格や売れ筋ランクなどの実地調査を行うレポートです。 毎週ホットな情報を集めてお贈りいたしますが、取り扱ってほしいテーマなどの ご要望がありましたら、こちらよりお送りください。 (毎週月曜日更新)

 近ごろ、電車の中などで、ポータブルデバイスで動画を楽しんでいる人をしばしば見かけるようになりました。世間的には、アップルの「iPod」などに代表されるポータブル音楽プレーヤーが人気ですが、流行に敏感なユーザーの中では、すでに動画が再生できるポータブルデバイスの方に人気が移ってきているのです。

 これらの「ポータブルAVプレーヤー」は、まだ大手のメーカーが本腰を入れて参入していないため、大きなブームとはなっていませんが、今年大手メーカーが参入することで、間違いなくブレイクするデバイスです。昨年末にマイクロソフトが発表し、製品化された 「Windows Portable Media Center」などの基本OSを搭載した機器も、今年は数多く発売されると目されており、「iPod」でブレイクしたアップルや、国内の電機メーカーの参入などが加われば、ブレイクするのは必至の状況といえるでしょう。

 今回はそんな「ポータブルAVプレーヤー」の中から、もっとも売れ筋である20GB前後のHDDを搭載した製品をいくつか紹介します。いずれも価格は4万円台まで下がってきており、HDD搭載の音楽プレーヤーと比べてもそれほど高くありませんので、購入しても損はない価格まで来ているといえるでしょう。

 他の人よりも一歩先を行きたいという方、必見ですよ。

(※価格.com最安/平均価格は、2005年2月14日現在のものです)


HMP-A1 HMP-A1
ソニー
発売日:2004年6月26日
最安価格:43,499円 (平均価格:46,996円)
=>メーカーサイト

・基本スペック
搭載HDD:20GB
対応フォーマット:MPEG1/2/4、JPEG、MP3、WAV
液晶:320×240ドット 3.5型液晶
動画再生時間:約6時間
外形寸法:129.6(幅)×75.6(高さ)×22(奥行)mm
重量:約250g

 ポータブルAVプレーヤーとしては、現在一人勝ちの感があるソニーの「HMP-A1」。MPEG1/2/4のすべてに対応するという対応フォーマットの多さと、搭載する液晶画面のきれいさで、他のプレーヤーを圧倒する人気を見せています。HDDは20GBを内蔵し、MPEG4(1Mbps)の映像であれば約35時間分、MPEG2(4Mbps)の映像でも約9.5時間分を保存可能。バッテリもMPEG4で約6時間、MPEG2で約4時間の再生が可能となっており、通勤や通学の行き帰りに見ても十分対応できるようになっています。なお、正式にはうたっていませんが、DivXでエンコードした映像ファイルも再生できるようです。

 ソニー製品としては珍しく、メモリースティックには対応しておらず、音楽再生に関してもATRAC3に対応しないなど、一連のソニー系AVプレーヤーとはやや趣を異にしていますが、この点が逆に「アンチ・ソニー」のユーザーにも支持され、幅広い人気を勝ち得ているというのは皮肉なことです。

 PCとの接続はUSB2.0で行い、映像や画像のデータ転送には付属する「HMP Image Transfer Manager」を用いる形式です。なお、音楽の転送には、付属の「MusicMatch Jukebox」を使用します。

 ライバル製品としては、マイクロソフトの「Windows Media Center」を採用したクリエイティブメディアの「Creative Zen PMC」が挙げられますが、対応フォーマットの幅広さとコンパクトさでは、こちらに軍配が上がりそうです。


Creative Zen Portable Media Center 20GB CZPMC20U Creative Zen Portable Media Center 20GB CZPMC20U
クリエイティブメディア
発売日:2004年12月4日
最安価格:45,993円 (平均価格:48,203円)
=>メーカーサイト

・基本スペック
搭載HDD:20GB
対応フォーマット:WMV7/8/9、JPEG、WMA、MP3
液晶:320×240ドット 3.8型液晶
動画再生時間:約7時間
外形寸法:144(幅)×80.7(高さ)×27(奥行)mm
重量:約340g

 Portable Media Center(Windows PMC)」ですが、大手メーカーの参入がなかったことから、今のところ静かなブームといった感じの状態が続いています。国内では、クリエイティブメディアが12月に本製品を市場に投入し、WindowsPMC対応デバイスとしては、ほぼ唯一の存在となっています。

 「Windows PMC」搭載製品の特徴としては、WindowsXPライクな操作体系などがありますが、もっとも大きな特徴は、Windows標準の「WMV(Windows Media Video)」に対応している点でしょう。「WMV」は、MPEG2などのファイルに比べて圧縮率が高く、ファイルサイズを小さくできるのが特徴で、その結果、ソニーの「HMP-A1」と同じ20GBのHDDを搭載しながらも、最高85時間分(WMV 500Kbps)の動画保存が行えます。

 ただし、パソコンでのテレビ録画などで一般的に使われているMPEG2などの形式から一度WMV形式にエンコードを行う必要があるため、その点が使い勝手の上ではやや難点。もちろん最初からWMVで保存してある動画に関しては、そのままUSB2.0経由で「Windows Media Player」から転送して視聴を楽しめます。

 「HMP-A1」に比べると、対応フォーマットの点で好き嫌いが分かれそうですが、その他の部分では同等のスペックであり、価格もほぼ同じなので、購入する際には両者を比較することが多くなっています。


PMP-120 PMP-120
アイリバージャパン
発売日:2004年9月10日
最安価格:42,840円 (平均価格:47,820円)
=>メーカーサイト

・基本スペック
搭載HDD:20GB
対応フォーマット:AVI(DivX)、ASF、JPEG、BMP、MP3、WMA、WAV、ASF
液晶:320x240ドット 3.5型液晶
動画再生時間:約5時間
外形寸法:139(幅)×31.7(高さ)×84(奥行)mm
重量:約280g

 今はやりのビデオフォーマット「DivX」に対応しているのが、アイリバーの「PMP-120」です。「DivX」は、ファイルサイズが小さい割に高画質という点で、今もっとも注目を集めているビデオ圧縮方式で、これに対応したポータブルデバイスとしては、この「PMP-120」がほぼ唯一の存在です。「DivX」を中心に使用している人であれば、購入の筆頭候補に挙げられるのではないでしょうか。

 20GBのHDDに、最大約44時間分(AVI/DivX 1Mbps)の映像を記録可能。その他、同社が得意とする音楽ファイルの再生にも幅広く対応しており、MP3やWMAをはじめWAVやASFなどさまざまなフォーマットの音楽ファイルを作成できるだけでなく、FMチューナーを搭載しており、ボイスレコーディングやダイレクトエンコーディング機能も搭載するなど、かなりの多機能です。

 データ転送はUSB2.0で行い、USBマスストレージに対応しているので、データ転送もそのままファイルをコピーするだけの簡単さ。なお、付属ソフトとして、データ変換ソフト「iriver Media Converter」が付いているので、他形式の映像ファイルからも、DivX形式のファイルに変換できます。

 国内では今ひとつ知名度がないようですが、DivX中心で映像を保存している人にとっては、見逃せない多機能デバイスです。


Personal Video Recorder MPM-201 Personal Video Recorder MPM-201
NHJ
発売日:2004年9月10日
最安価格:46,779円 (平均価格:48,201円)
=>メーカーサイト

・基本スペック
搭載HDD:30GB
対応フォーマット:MPEG4、JPEG、MP3、WAV
液晶:480x234ドット 3.5型液晶
動画再生時間:約3時間
外形寸法:140.4(幅)×30.5(高さ)×80.4(奥行)mm
重量:約288.6g

 意外な伏兵ともいうべき存在なのが、NHJの「MPM-201」です。NHJは、低価格なデジカメ「Che-ez」シリーズなどでその名を知られるようになった台湾系のベンダーですが、この製品も価格の割には多機能な製品に仕上がっています。ほかのライバル製品と同価格帯でありながら、搭載するHDDは1ランク上の30GB(60GBモデルもあり)で、最大約65時間(MPEG4 1Mbps)の動画記録が可能です。さらに、付属のクレードルにはTVチューナーと外部アンテナ端子が備わっており、本体をクレードルにセットして「RECORD」ボタンを押すだけでテレビ録画が可能。録画予約機能も持っています。パソコンで録画して、USBで転送という面倒なことをしなくても、これ1台でテレビ録画から視聴までをカバーできるという点が特徴です。

 これだけ見ると、かなり魅力的な製品ですが、動画の対応形式はMPEG4のみで、ほかのフォーマットで保存した映像はエンコードを行う必要があります。また、MPEG4でもQuickTime形式のフォーマットには対応していないので注意が必要でしょう。また、ユーザー評価によれば、液晶画面があまりきれいでなく、字幕やテロップなどは判別しづらいことが多いとのこと。洋画などを主に鑑賞するという方には、つらいところです。

 そのほか、CFとSDメモリーカードのスロットを装備しており、デジカメの外部ストレージとしても使用可能と、意外な活用方法もあります。

 液晶のクオリティやデザインなどやや見劣りする点もありますが、なかなかユニークな特徴を持った製品のため、購入する際に候補として検討してみるのもよいでしょう。


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