ここのところ、アキバやPC業界で話題になっているテーマと言えば、「64ビット」ではないでしょうか。先週末には、マイクロソフトの64ビット対応OS「Windows XP Professional x64 Edition」が発売され、ついにコンシューマレベルでも、64ビット環境が手に入るようになりました。
これらの64ビットCPUの特徴は、最大16E(エクサ)バイトという広大なメモリ空間を使用できる点にあります(1エクサバイト=100万テラバイト)。これだけの広大なメモリ空間は、現在考え得る限りではほぼ無限といえるでしょう。もちろんこれは理論上の数値であり、実際に使えるメモリ容量はOSなどのシステムに依存します。先週発売された「Windows XP Professional x64 Edition」では、128GBのRAMと16TBの仮想メモリをサポートしていますので、しばらくは上限を気にすることはなく使用できるでしょう。
・「Windows XP Professional x64 Edition」とは?
Windows XP Professional x64 Edition
では、先週発売が始まった「Windows XP Professional x64 Edition」とはどんなものなのでしょうか。
もっとも大きな特徴は、前述の広大なメモリ空間が活用できる点です。また、これまでの32ビットアプリケーションを64ビット環境で完全互換のもと動作させることができるので、これまでの資産が無駄になるということはありません。以前に16ビットで動作するMS-DOSから、32ビットで動作するWindows95に移行した際には、かなりの数のアプリケーションが動作しなくなるといった問題が起こりましたが、今回の「Windows XP x64 Edition」では、こうした問題もほとんど起こらないと思われます。
このように、「Windows XP Professional x64 Edition」は、Windows初の64ビット対応OSであり(Macintoshの世界では「MacOS X」が存在しますが)、64ビット対応OS、とくにAMDの「Opteron」や「Athlon 64」の真価を引き出すためのOSです。これでCPUとOSとが64ビット化されたわけで、あとはこのシステム上で動作するアプリケーションが64ビットのネイティブ対応になっていけば、64ビットの高速性をフルに実感できることになるはずです。