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| 数あるPCパーツの中でも特に人気の高いDVDドライブ。アキバ界隈の多くのショップでも、軒並みDVDドライブの売り場面積は増えている |
今アキバ界隈のショップでもっともにぎわっているフロアといえばDVDドライブ売り場でしょう。
そこで今回の特集では、今売れている「書き込み型DVDドライブ」を徹底解剖します。
最近、手軽にデータのやり取りができる大容量メディアとして急激に普及しているDVD。価格が下がっているのも、需要拡大の要因なのかもしれません。アキバの店舗を回ってみても、DVDドライブを取り扱うスペースを大きく取っている店舗が多く、市場が急拡大している様子がうかがえます。
ところで、DVDの記録方式には、現在大きく分けて、「DVD-RAM」、「DVD-R/-RW」「DVD+R/+RW」の3つの方式が存在します。メーカーによっても採用する規格がバラバラで、それぞれのメリット・デメリットや違いがいまいちよく分からないという方も多くいらっしゃるでしょう。
そこで今回はまずそれぞれの記録方式の特徴を説明しながら、アキバで見かけたオススメドライブを紹介します。
○DVDの三つの規格
現在、大きく分けると「DVD-RAM」「DVD-R/-RW」「DVD+R/+RW」の3つの書き込み方式が存在するDVDドライブ。ドライブを購入する際に一番気になるこれらの書き込み方式の違いについて、まずは説明します。
■大容量で書き換えが容易な「DVD-RAM」
書き込み型DVDとして一番初めに登場した方式がこの「DVD-RAM」です。以前の規格ではメディアの片面に2.6GBという容量でしたが、現在は一般のDVDと同じ片面4.7GBの容量を持っています。DVD-RAMの最大の特徴は、両面書き込みができること。つまり1枚のディスクで最大9.4GBのデータを書き込めるのです。
また、ライティングソフトを用意しなくてもフロッピー感覚でデータの移動やコピーが行えるため、PCのバックアップ用としても多く使われています。なお、最新のWindowsXPでは、標準でこのDVD-RAMをサポートしているので、ドライバ類も一切不要です。
欠点は、対応ドライブの少なさです。DVDの規格がまだ固まっていなかった時代のやや古い規格ということもあり、「DVD-RAMの読み込みに対応」と記載されていないDVD-ROMドライブなどでは動作しないので、データのやり取りという点では、使いづらいメディアといえます。
また、他のメディアと違い、通常、メディアがカートリッジに入った状態で売られているので、傷や汚れに対して強い半面、値段はやや高めになっています。
DVD-RAMは、書き込み速度、読み込み速度ともに2倍速が標準的です。最近3倍速の書き込みに対応するドライブが登場し、書き込み速度の面ではやや改善が行われていますが、読み込み速度は他メディアに比べて若干遅いです。
■低価格で一番普及している「DVD-R/-RW」
「DVD-R/-RW」は、多くのドライブメーカーが採用しているDVDの書き込み方式であり、現在もっとも普及している書き込み方式です。追記のできない「DVD-R」と、追記可能な「DVD-RW」のどちらにも対応する製品が数多く発売されています。なお、DVD-R/-RWを利用するには、ライティングソフトが必要となります。
ちょっと難しい話になりますが、DVD-RWは、DVD-ROMと物理特性がほぼ同じであるため、読み取り時の互換性は高い半面、アドレッシングの精度が低いため、追記は難しいといわれていました。最近ではソフトウェアを使うことで、追記書き込みができるようになっているのですが、動作の安定性や速度では今一つといったところです。
また、DVD-Rは、メディア単価が最も安く、DVDプレーヤとの互換性が高いことから、多くのユーザが利用しています。書き換えの必要がないバックアップメディアとして使われることが多いです。
■後発であるが故に使いやすい「DVD+R/+RW」
「DVD+R/+RW」は「DVD-R/-RW」の後に作られた書き込み規格です。最大の特徴は、追記書き込みが初めから考慮されている点。そのため、追記可能な「DVD+RW」では、パケットライティングソフトを使うことで、DVD-RAMのようなファイルの移動が手軽に行えます。
DVD+RWメディアは、プレスされたDVD-ROMとほぼ同じ物理特性に加えて、高い精度を持つアドレッシング情報を備えています。つまり、DVD+RWは、データの追記をサポートしながら、既存のDVD-ROMドライブとの高い読み取り互換性を備えているのが特徴なのです。
書き込み速度でも+R/+RWともに4倍速に対応するほか、最近ではDVD+Rで8倍速に対応するドライブが発売されるなど、速度面では一番優れているメディアです。
なお、DVD+Rは、DVD-Rと同等の性能を持ち、DVDプレーヤとの互換性が高いのが特徴です。メディア単価も、以前はDVD-Rより高かったのですが、最近ではほぼ同価となっています。
●DVDの書き込み方式一覧
| 書き込み形式 | 追記書込 | 書込速度 | 互換性 | 特徴 |
| DVD-RAM | ◎ | ○ | × | 追記書込みが手軽で大容量 |
| DVD-RW | △ | △ | △ | 価格が安く普及率が高い |
| DVD+RW | ○ | ◎ | ◎ | 互換性が高く追記書込みが手軽 |
| DVD±R | △※1 | ◎ | ○ | 価格が安く互換性に優れている |
(※1 削除はできません)
○お勧めドライブ紹介
いかがでしたか? それぞれの書き込み規格には一長一短があるので、1つの規格に絞るのは難しいとお思いの方も少なくないでしょう。しかし技術の進歩により、こうした悩みも解決されてきています。
その解決のキーワードが「DVDデュアルドライブ(マルチドライブ)」です。DVDデュアル/マルチドライブとは、こうした3種類あるDVD書き込み方式のうち、2つあるいは3つの書き込み方式に対応した便利な製品のこと。3つすべての規格に対応した製品のことをとくに「DVDマルチプラスドライブ」ということもあります。この製品の登場により、DVD書き込みに関しては、どの規格が残るのかという生存競争の時代から、共存の時代へと変化を遂げています。下記に、アキバ総研オススメのDVDドライブを紹介しますが、東芝の1機種を除いたすべての製品がDVDデュアル/マルチドライブとなっています。ぜひご購入の際、参考にしてください。
■全てのメディアに対応したDVDマルチプラスドライブ
日立LG「GSA-4040B」
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| アイ・オー・データ機器「DVR-ABH4」 |  | メルコ「DVSM-34242FB」 |
DVD-RAM、DVD-R/-RW、DVD+R/+RW、すべてのメディアに対応したDVDマルチプラスドライブ。書き込み速度は、DVD-RAM:3倍速、DVD-R/+R:4倍速、DVD-RW:2倍速、DVD+RW:2.4倍速、CD-R:24倍速、CD-RW:16倍速です。
最新の、DVD-RAMの3倍速書き込みに対応しているので、普段のバックアップ時にはDVD-RAMを、互換性を持たせたいときはDVD+RWを、DVDプレーヤなどで再生するときはDVD-Rをそれぞれ使うといった具合に、自由度が高いドライブです。
アキバでも最も人気が高く、どれを買ったらいいか分からない初心者から、全部のメディアを使いたい玄人にいたるまで、幅広い層で人気を集めています。
メルコの「DVSM-34242FB」、ロジテックの「LDR-H443」、アイ・オー・データ機器の「DVR-ABH4」などが、同社のドライブを搭載しています。実売価格はいずれも3万円程度。各製品の違いは、付属ソフトのみですので、自分の好きなメーカーの製品を選びましょう。
■DVD±R/RWに対応した人気機種
パイオニア「DVR-A06-J」
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| パイオニア「DVR-A06-J」 |
書き込み型DVDを以前から開発してきたパイオニアは、元々「DVD-R/-RW」規格を推奨しており、「DVD+R/+RW」規格を推し進めるメーカーにとってはライバル的存在的でした。しかし、ユーザーの要望に押されたのか、「-」と「+」両対応のドライブを出してきたのです。
書き込み速度は、DVD±R:4倍速、DVD-RW:2倍速、DVD+RW:2.4倍速、CD-R:16倍速、CD-RW:10倍速となっています。
パイオニアのドライブは性能が高く、また価格も安いことで人気があります。実売で2万円を切る価格で販売されているので、性能と価格を両立したい方にはオススメです。
エスティトレード「DRW-AT6」、メルコ 「DVM-L4242FB」、アイ・オー・データ機器「DVR-ABP4D」、ロジテック「LDR-4242AK」 などが、同社のドライブを搭載しています。
■DVD+RWの4倍速書込みができるDVD±R/RW機種
ソニー「DRU-510A」
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| ソニー「DRU-510A」 |
昨年ソニーが発売した「DRU-500A」の改良型。新たに、DVD+RWの4倍速書き込みができるようになっています。上記のパナソニック「DVR-A06-J」と、DVD+RWの書込み速度を除けば、ほぼ同じ性能の製品です。
なお、ソニー製ドライブに特殊な問題として、DVDビデオの読み込みは、静粛性を考慮して、2倍速でしか行えません。実売価格は2万円台。
メルコ「DVM-4244FB」が同社のドライブを搭載しています。
■激安バルクドライブ 東芝「SD-R5002」
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| 東芝「SD-R5002」 |
去年10月ごろに販売された東芝製DVD-R/-RWドライブ。書き込み速度は、DVD-R:2倍速、DVD-RW:1倍速、CD-R:16倍速、CD-RW10倍速。現在の実売価格が12,000円前後という、DVD-R/-RWドライブでは最安となる製品です。
書き込み速度が遅いのですが、とりあえず使ってみたいと思っている方や、次世代機が出るまでのつなぎと考える方にはオススメです。
玄人志向の「DVDRWx2TS」も同社のドライブを搭載しています。
■DVD+R書込み8倍速の最速ドライブ
プレクスター「PX-708A」
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| プレクスター「PX-708A」 |
CD-R/RWドライブでは、マニアにも人気が高い定評のメーカー「プレクスター」製のドライブ。書き込み速度は、DVD+R:8倍速、DVD-R:4倍速、DVD+RW:4倍速、DVD-RW:2倍速、CD-R:40倍速、CD-RW:24倍速。
最大の魅力は、何といっても、市販機では世界初となるDVD+R 8倍速という高速書き込み。この製品は9月中旬から下旬発売となっているため、まだ販売されてはいませんが、すでに予約を受け付けているショップもあるなど、大ブレイクの予感を感じさせる製品です。
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「プレクスターから、ついに8倍速DVD±R/RWドライブ登場!?」
●書き込み型DVDドライブのオススメ製品一覧
| ドライブ名 | DVD-R | DVD-RW | DVD+R | DVD+RW | DVD-RAM | アピールポイント |
| GSA-4040B | ×4 | ×2 | ×4 | ×2.4 | ×3 | どれにするか迷ったならこれ |
| DVR-A06-J | ×4 | ×2 | ×4 | ×2.4 | − | コストパフォーマンスを考えるならこれ |
| DRU-510A | ×4 | ×2 | ×4 | ×4 | − | DVD+RWを頻繁に使うのならこれ |
| SD-R5002 | ×2 | ×1 | − | − | − | とりあえず使ってみたいと思うならこれ |
| PX-708A | ×4 | ×2 | ×8 | ×4 | − | 最速8倍を使いたいならこれ |
○まとめ
今回の書き込み型DVDドライブ特集は、いかがでしたか?
書き込み型DVDドライブは、まだまだ発展の余地があり、今後どのような展開をしていくかわかりません。とはいえ、現在、CD-R/RWドライブが当たり前のように使われているように、書き込み型DVDドライブも、今後大きく普及していくことは間違いありません。
DVDビデオを作成したり、大容量を活かしてデータのバックアップに利用したりと便利な使い道がたくさんある書き込み型DVDドライブ。この機会に、購入を検討してみてはいかがでしょうか?