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マウスコンピューター:Easy-Cube M61F
Easy-Cube M61F
(※ディスプレイは別売です)
Easy-Cube M61F(WindowsXP Media Center Edition 2005モデル)
134,800円 (税込:141,540円)
CPU Pentium4 3EGHz
メモリ 512MBHDD 250GB
チップセット  Intel 865Gグラフィック nVIDIA GeForceFX 5200
光学ドライブ 2層記録対応 16倍速DVDスーパーマルチドライブ
OS WindowsXP Media Center Edition 2005
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設置性が高く、デザインも良いキューブ型PC

ケース
ヘアライン加工のため、本体の質感はとても高い。本体カバーの角はきれいに処理されている
 パソコンを設置する際、タワー型であれば机の下に置くことが多い。机の上がすっきりするほか、作業中にパソコンの動作音が聞こえにくくなるなどのメリットがある。しかし、DVDなどのメディアを使うときやケーブル類を抜き差しするときに、かがんだり、机の下に入ったりして作業しなければならないのが不便だ。この点、コンパクトなキューブ型PCであれば、机の上に置いても圧迫感がなく、ドライブの使用やケーブルの抜き差しも簡単だ。なによりデザイン性に優れているので、机の上に置いても部屋の雰囲気を壊すことがない。このため、テレビCMなどでも最近はデザイン性に優れたキューブ型を使うことが多い。

 ただ、キューブ型PCならどれでもデザインがよいわけではない。最近では安価な製品も数多く発売されているので、安っぽく見えるものも少なくない。その点、マウスコンピュータージャパンのキューブ型PCには高級感がある。今回試用した「Easy-Cube M61F」も、アルミ製のケースを使っているため、キューブタイプの製品の中でも高級感がある。しかも外装とケース内部どちらにもアルミを使っており、軽量に仕上がっているのがうれしい。外装には「ヘアライン加工」という、細かい線が彫り込んだような細工が施してあり、プラスチックをただ銀色に塗った製品などとは異なる、手の込んだものとなっている。

背面部背面部の突起も含めて30cmと表記されているようだ。良心的な表記と言えるだろう
 本体の幅は20cm、高さは18.5cmと、ミニタワーの高さを半分以下にしたようなデザインだ。キューブ型PCの場合は奥行きが30cmを超えるものも多いが、「Easy-Cube M61F」は30cmぴったりに収まっている。また、通常PCの製品サイズは突起物を除いて計測される場合が多く、買ってみたら実際よりも大きかったということが多いが、本製品は30cmに収まっている。ただ、本体のゴム足を入れると、設置時の高さは約20cmになる。前から見ると、ちょうど縦横とも20cmになるように設計されているようだ。

放熱対策を重視した設計で、安定稼働が可能

 キューブ型PCはそのコンパクトなサイズから、ケース内部がごちゃごちゃしてしまう傾向がある。そのため、熱対策が常に重要な意味を持ってくる。特に、気温の高い夏場などにPC内に熱がこもると、動作が不安定になったり製品寿命が短くなってしまうこともあるからだ。筆者はパソコン雑誌の編集をしていた関係から、さまざまなキューブ型PCを見ているが、「Easy-Cube M61F」の内部を開けて、ちょっと驚いた。よくありがちな配線類が目につかず、実にすっきりしているのだ。

 ハードディスクにはケーブルの細いシリアルATAを採用することで、幅の広いIDEケーブルを幅1cmほどのケーブルに置き換えている。搭載されているDVDスーパーマルチドライブはIDE接続だが、折りたためるタイプのケーブルを使用しているため、こちらも幅1cmほどのケーブルにまとまっている。さらに、このケーブルは本体上部のフレームに沿って取り付けられているので、ケース内はスッキリした感じだ。「たかが、IDEケーブルの取り回しくらい」と思う人もいるかもしれないが、コンパクトなキューブ型PCでは、ケーブルの処理だけでケース内温度が数度も変わるのである。

 このケースの場合、ケース側面の下側から入った空気がマザーボードを冷やしながら背面に空気が抜ける設計だ。空気を取り入れる穴の部分には熱を持つ部品がヒートシンク付きで並べられており、熱対策を意識して設計されているのが分かる。CPUファンはCPUの上にはなく、ヒートパイプという熱伝導性の高いパイプで熱を本体背面に送り、そこから電動ファンで直接ケース外に出す仕組みだ。一般的なCPUファンはCPUで出た熱をケース内に出しているため、発熱量の多い最近の高性能CPUはケース内の温度を上げてしまう。これを回避して少しでも熱をケース内にこもらせない設計だ。電源ファンは騒音が気になる小さなサイズのものだが、このような配慮により、それほど高速回転はしないようで、静かに回っている。夏場を想定して実際に室温を28度まで上げて使用してみたが、動作音が耳障りなほどうるさくなることはなかった。キューブ型PCを早くから発売してきたマウスコンピューターらしいこだわりといえるだろう。

5インチベイ ケース内部 CPUクーラー 電源部
光学ドライブのIDEケーブルは折りたためるようになっており、さらにケースの上部を通って、マザーボードまで達している。これでケーブルがすっきりできる ちょうどケース側面の空気を取り入れる穴の空いたあたりには発熱の大きいパーツが並んでいる。ヒートシンクの付いているパーツがそれだ。熱問題を考えた設計がされている CPUの熱はヒートパイプを伝って背面(画面左)のCPUクーラーで直接廃熱している。右に見えるのはチップセットの電動ファンである 電源ファンは排気と吸気両方に付けることで静音化を目指している。電源からのケーブルも結束されているのが分かる

AGPスロット装備で、高性能ビデオカードを搭載可能

メモリーカードスロット
3.5インチスロットには7in1メモリカードリーダー/ライターがあるので、デジタルカメラの画像なども簡単に取り込めるだろう。色も本体に合わせてある
 今回試用した「Easy-Cube M61F」が搭載しているCPUは「Pentium4 3.0GHz」で、メモリは512Mバイト。メモリスロットは2スロットあり、最大1Gバイトまで搭載できる。マザーボードは「Shuttle FB61」でチップセットは「Intel 865G」。ハードディスクは前述のようにシリアルATA/150対応の7200rpmの高速な製品である。拡張スロットは、AGPが1スロットとPCIが1スロットあり、「Easy-Cube M61F」ではAGPスロットに「nVIDIA GeForceFX 5200」が装着され、PCIスロットにはテレビチューナー付きキャプチャーカードが装着される仕様となる。

 3.5インチスロットにはデジタルカメラの画像を取り込む際などに便利な7in1メモリカードリーダー/ライターが装着されている。扱えるカードはコンパクトフラッシュとマイクロドライブ、メモリースティック、メモリースティックPro、SDメモリーカード、MMC、スマートメディアの7種類だ。カタログデータ上は6in1メモリカードリーダー/ライターとなっているが、テスト機ではメモリースティックProにも対応した最新タイプだった。光学ドライブは、2層式に対応した最大16倍速のDVDスーパーマルチドライブが装着されている。

 上位モデルということもあり、内部の空きスロットはない。ただ、外部への接続ポートは豊富で、IEEE1394が前面と背面で2ポートあるほか、USB2.0は前面と背面に計6つ備わっている。テスト機では、さらにメモリカードリーダー/ライターにも1ポート装備されていた。ハードディスクを内部に増設するにはメモリカードリーダー/ライターを取り外すしかないが、USB2.0接続の外付けハードディスクを使えば問題ないだろう。

 電源は250Wとそれほど強力ではないが、内部への拡張がほとんどないので必要十分といえるだろう。なお外部を覆うアルミケースだが、アルミというと、軽い反面、強度や静粛性の点で問題となることがあるが、強度はもちろん、静粛性の面でもうるさいと感じることはなかった。上部に光学ドライブ、向かって左側面に拡張カード、右側面には電源が配置されており、前面には空気の取り入れ口がないのが理由のようだ。ケースカバーがガタつくこともなく、本体がていねいに設計/製造されたことが分かる。

 静粛性が高いので、DVDビデオやテレビを見るときにも音がそれほど気になることはない。さらにDVDビデオなどで5.1チャンネル再生を行うときに便利な光デジタル音声入出力端子も装備されている。

前面ポート 前面にはUSBポートが2つとIEEE1394ポートが1つ装備されている。このほかヘッドホン端子やマイク端子、ライン出力がある。その上にあるのは、右から順に、電源スイッチとリセットボタン、電源ランプとアクセスランプだ
背面 背面には端子類が多数配置されている。端子類を左下に集中させることで、ファンからの熱を上に逃がしやすくなっている

家電感覚でAVを楽しめる専用OS&リモコン付き

リモコン
付属のリモコンにはテレビや録画の設定はもちろん、WindowsXP MCEのメニューボタンなども装備されている
 「Easy-Cube M61F」には、テレビチューナー付きキャプチャーカードが付いているので、PC上でテレビを見たり、録画することができる。OSは先日リリースされたばかりの「WindowsXP MediaCenterEdition 2005」(以下、WindowsXP MCE)である。WindowsXP MCEはWindowsXPをベースにしながらも、映像や音楽などのマルチメディアをより家電製品ライクに使えるよう作られたOSである。そのため、この製品には、WindowsXP MCEに対応した専用リモコンが装備されるなど、さまざまな配慮がうかがえる。ディスプレイは注文時にBTOで選択できるが、貸出機には1280×1024ドット表示が可能な17インチディスプレイ「Shuttle XP17S」が付属していた。液晶面は、映像視聴に適した光沢タイプと反射を抑えたノングレアタイプの中間のような仕上がりだった。映像を見るときには鮮やかで、パソコン使用時には周りの光を反射しないという両面の特徴を持っている。

Shuttle XP17S
BTOでセレクトできる液晶ディスプレイ「Shuttle XP17S」。映像視聴にも適した鮮やかな管面仕上げが特徴だ
 ハードウェア面の充実ぶりは大手パソコンメーカーをもしのぎ、マニアックなPCユーザーでも納得できる作りだ。大手メーカーのパソコンと異なるのはプレインストールソフトが少ないことくらい。DVDライティングソフトなどの必要ソフトのみがバンドルされるのみで、あとは別売りとなる。機能制限版や体験版など、ほとんど使わないソフトが多数インストールされているよりも、ソフトは自分の使いやすいものを選んで使うというようなパワーユーザーには適している。パソコンを、テレビやビデオデッキ、DVDプレーヤーのように使いたい人はもちろん、パーツや静粛性といったスペック表では分かりにくい部分にこだわる上級者にも適したパソコンといえるだろう。

Lm-i306
m-Book GW3010PE
Easy-Cube M61F
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