エプソンダイレクト 注目ノートPC 最新レビュー | |
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NT350は、ハードウェア的な特徴に関しては、正直なところ目立つ点はない。というより、最新のパーツや最新技術を導入するよりも、あえて信頼性や使い勝手といった基本的な機能を重視した設計になっているのが本機の特徴といえるだろう。 かといって、「質実剛健」という言葉の裏にあるような、「地味で面白みが感じられない」というイメージはない。モバイルノートで重要な、操作性やユーザビリティには、非常と言えるほどのこだわりを持った機種だからである。 モバイルノートでもっとも重要な大きさと重さに関しては、12.1型液晶搭載機としては比較的コンパクトで軽い。底面は27.5(幅)×23.5(奥行き)cm(軽量バッテリ装着時)といういわゆる「B5ファイルサイズ」で、厚さも2.5〜3.1cmにまとまっている。 外観で注目したいのは、カラーバリエーションの豊富さだ。今回お借りした「シャンパンゴールド」をはじめ、標準色となる「ダークメタリック」(グレー)に「ディープマリンブルー」、特別モデルの「NT350 White Editon(パールホワイト/シルバー)」の4色が用意されている。とくに、シャンパンゴールドは、名前から想像するような華美な感じもなく、さらに他のノートパソコンでは見られない独特なカラーリングであり、かなり“おいしい”色だと感じた。 モバイルノートの場合、天板のみがカラーリングされる機種が多いが、本機の場合は4面(フタ側・キーボード側のそれぞれ表と裏)すべてがカラーリングされる。ここも注目したいポイントだ。 このカラーを選択できるのは、BTOオプションで無線LANを搭載した場合のみとなっているが、無線LANユニットはIEEE 802.11a/b/g(新11a対応)にトリプル対応し、接続の安定性でも定評のあるインテルの「PRO/Wireless 2915ABG」で、追加料金も5,250円と格安だ。最近のモバイルノートでは無線LANは必須ともいえる装備なので、実質標準装備と考えた方がよいだろう。 |
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右側面の端子類。左(手前側)よりサウンド入出力と排気口、USB 2.0ポート×2、ディスプレイ出力という構成だ。なお、IEEE 1394端子は背面にある |
左側面の端子類。右(手前側)よりUSB 2.0ポート×1、PCカードスロット(上)と3in1カードスロット(下)、DVDコンボドライブ、電話線(モデム)、ネットワーク(LAN)端子という配置である |
PCカードスロットと3in1カードスロット。両方ともフタはなく、ダミーカードにより保護を行うタイプだ。手前のUSB 2.0ポートはUSBメモリなどを使う際に便利だ |
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| NT350をはじめ、エプソンダイレクトの製品は、注文時にBTOでパーツを選択することができるが、このBTOオプションの幅広さも大きなメリットだ。同じ直販PCメーカーでも、他社の場合、高速なCPUを搭載しないと大容量HDDが搭載できないといった制約があるものもあるが、本機では前述の本体色を除き、すべてのパーツを自由に構成できる。 とくに注目したいのがCPUの選択肢の広さだ。モバイルノート製品ではまだあまり例のない「Pentium M 760」(動作クロック2GHz)まで対応している。出先で高速処理が必要な状況では、頼もしい存在だ。 液晶ディスプレイは、前述した12.1型で、解像度は1024×768ピクセル(XGA)。光沢タイプの液晶ではないが、オプションとして液晶表面に貼り付けるための光沢フイルムを追加できる(ただし、装着作業はユーザーが行う仕様となっている)。モバイルでのセキュリティを重視する場合には、3M製のセキュリティ/プライバシーフィルタも選択可能だ。 また、HDDは40GB/60GB/80GB/100GBの4種類から選択できるが、どのドライブもディスク回転数が5,400rpmと非常に高速だ。この高速なHDDのおかげで、基本性能はライバル製品に比べても1ランク以上高い。さらに、搭載されるDVDドライブに関しても、DVD-RAM書き込みまで対応するDVDスーパーマルチドライブを選択できる。 そして、隠れたポイントなのが、3種類用意されたバッテリだ。モバイルノート製品では標準バッテリのほかに大容量バッテリを用意している機種は多いが、3種類から選べるとなると他に例を見ない。また、追加オプションではないため、「大容量バッテリしか必要ない」というユーザーにとってはも無駄がない。こうした柔軟さは、エプソンダイレクトのBTOならではのメリットだろう。 バッテリー駆動時間に関しては、実質上の標準仕様となる軽量バッテリでは2.2時間と若干短いが、長時間バッテリでは4.7時間と2倍以上に延び、さらに超長時間バッテリでは7.1時間と、かなりの長時間駆動が可能だ(注:CPUにPentium Mを選択した場合。Celeron Mでは1.9時間、4.2時間、6.4時間と短くなる)。 このほか、新たにセキュリティチップ「TPM」が搭載されている。これは、TPMチップ内に暗号化キーを格納・管理し、HDDへの不正アクセスや盗難、紛失、廃棄時に、機密データを強固に保護するというものだ。個人情報などの機密事項をビジネス用途で使用するユーザーにとっては非常に重宝する最新機能をいち早く取り入れた点は、注目に値するだろう。 |
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背面の構成。バッテリの配置は、モバイルノートに多い上側(背面)に装着されるタイプだ。左上にメモリ拡張スロットが、左下にHDDスロットが用意されている |
メモリ拡張スロットを開けた状態。搭載可能な拡張メモリは、モバイルノート用の「214ピン DDR2 Micro-DIMM」と呼ばれるタイプだ。ちなみに上に見えるのはCPUソケットである |
HDDスロットを開けた状態。保証外となるが、HDDの交換も容易に行える構造になっている |
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| さて、本機の最大の特徴ともいえる、ユーザビリティへの配慮の数々について紹介しよう。最初のこだわりはキーボードだ。 まず気が付くのは、キーに印刷された文字が大きく見やすい点。これは最近のエプソンダイレクト製ノートPCに共通した特徴であり、書体も、見やすさを重視してデザインされた書体を採用している。これにより、キーボードに不慣れなユーザーや年配の方などでも、キーをすばやく探すことができるだろう。さらにBTOオプションでは、ローマ字入力のための「かな」表記を削除した「ローマ字キーボード」も用意される。 モバイルノートでは、本体の小ささからどうしても狭くなりがちなキーピッチだが、縦横約18mm(数字キーの縦キーピッチのみ約17mm)と、デスクトップPCの標準サイズである19mmに近い十分な大きさだ。 さらに、キーストロークは2.35mmと、このクラスの製品としてはかなり深く設定されている。深いキーストロークは、はっきりとした打鍵感につながるため、デスクトップPCのキーボードに慣れたユーザーでも違和感なくタイピングができる。また、地味な点だが、キーボード裏にある板の構造の改良などにより、全体の剛性感をアップさせ、はっきりとしたキータッチを実現しているのもうれしい。 こうしたさまざまな改良により、大型ノートにも負けない、スムーズなタイピングが行えるキーボードを実現しているのである。 また、キーボードとともに重要なタッチパッドも、非常に配慮がなされたものだ。とくに注目したいのが、キーボードとタッチパッドの間に付けられたカーブと、キーボードから一段低い高さに設計されたデザインだ。これにより、文字入力時に起こりがちなタッチパッドへの接触を、かなりの確率で防いでくれる。 さらに、キーボード操作により、タッチパッドをオフにするのも簡単に行える。文字入力時に手早く切り替えできるのは、非常に便利なものだ。 ノートPCでは重要となるメモリカードスロットは、PCカードスロットに加え、SDメモリーカード、マルチメディアカード、メモリースティックに対応した「3in1スロット」を装備。コンパクトデジカメや、携帯音楽プレーヤーなどの多くとスムーズな連携がとれる。 もう一つ注目したいのが、非常にユニークかつ使いやすいUSBポートの配置だ。右側面の後方に2ポートが装備されており、マウスを接続してもまだ1ポートの余裕がある。さらに左側面にも1ポート用意されているため、左手でマウスを使うユーザーでも安心だ。また、PCカードスロットの手前にポートが配置されているため、PCカードの周辺機器を装着していても、スムーズにUSB機器の脱着が行える。 そして、ほとんど平坦に近い本体の厚さも、隠れたこだわりポイントだ。一部のライバル機種で見られるような、バッテリ側が極端に厚くなるデザインになっていないので、カバンの中に収納する際に引っかかったり、スムーズに取り出せないといったことも少なく、気持ちがいい。 また、付属のACアダプタが小さい点にも注目したい。重量も320gと同クラスの機種の中でも軽い方に属するため、本体といっしょに持って歩くのも苦にならない。海外メーカーの製品では、巨大なACアダプタが付いてくるケースをよく目にするが、このあたりは国産メーカーとしての配慮といえるだろう。 このように、NT350は、カタログの数値には表れないさまざまな操作性に配慮することで、快適な操作性を実現している、玄人好みのモバイルノートだ。スペック面を一見すると地味に見えるかもしれないが、こうしたユーザビリティへの気配りこそが、モバイル使用時での快適性を生み出すことにつながる。モバイルユーザーによって支持されている人気の秘密はこうした細かい配慮にこそあるのだろう。 |
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| さて、Pentium M 740と40GB HDDを搭載した試用機を実際に使ってみると、特徴であるキーボードやタッチパッドの操作性の配慮は、確実に感じることができる。とくにキーボードに関しては、スムーズなタイピングが可能で、キータッチも「若干重めだが、はっきりとしている」という、ヘビーユーザー好みの味付けがなされていることがわかる。タッチパッドの操作性もスムーズで、モバイルノートとしては上位に入る使い勝手と感じた。 また、処理速度も最近のモバイルノートとしてはかなり高速だ。下手な大型ノートよりも高速といってもよいほどである。これには、前述のHDDの性能の高さが効果的に作用しているのだろう。 本機はこうした気配りの積み重ねによって、気軽に持ち歩いて使え、どこでもストレスのない使い勝手が得られる――という、モバイルノートとして要求される基本を忠実に守った製品に仕上がっている。 さて、最後に気になる価格に関してだが、本機はダイレクト販売モデルならではの安価さを実現している点でも魅力的だ。最小構成ではなんと10万円台から購入でき、CPUやHDDに最上位のものを選択した構成にしても16万円台で入手できる。モバイルノートとしては非常に安価な1台であることは間違いない。高速で使いやすく、拡張性にも優れた本機。使いやすいモバイルノートを求めているユーザーは、ぜひとも検討対象に含めてほしい1台である。 ライター / 橋本新義[オンサイト]
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| エプソンダイレクトのノートPCの中でも、すでにベストセラーとなった感のある人気B5ノート「Endeavor NT350」。カラーリングには、ダークメタリック、ディープマリンブルー、シャンパンゴールドの3色が用意されているほか、これをベースとした派生系モデルとして「White Edition」や「ディズニーキャラクターPC」など、これまでもユニークでオシャレなモデルが多数登場してきたNT350ではあるが、このたび、これをさらに上回るような強力なファッションアイテムが登場した!それが、このデザインフィルムである。 これは、NT350の天板(ディスプレイ裏側)に、さまざまな趣向がこらされたデザインのフィルムを貼り付けることで、NT350をより個性的に彩ることができるBTOオプションで、価格は2,100円から。フィルムは全12種類のデザインが用意されており、NT350に用意された3色とWhite Editionのすべてに適用可能。これら4色との組み合わせバリエーションは実に48種類となる。 普段持ち歩くノートPCだけに、ほかの人とは違った個性的なデザインは、周囲の注目を集めること間違いなし! 実際に貼った場合に、どんなイメージになるかをシミュレーションできる「デザインフィルムシミュレーション」も、エプソンダイレクトのサイト上で用意されているので、ぜひチェックしていただきたい。 |
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