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Part1/満を持して登場したペンタックスの上級機「K10D」。そのこだわりとは?
特集トップへ K10Dのこだわりとは? 新AVモードの全容に迫る! 「ハイパー操作系」を解剖! 注目機能紹介&作例

写真にこだわる中級〜上級者向けに開発された高性能・多機能なデジタル一眼レフカメラ「K10D」。その機能は非常に豊富なものになっていますが、まずは、「K10D」で初めて搭載される新機能および注目機能について簡潔に紹介します。カメラとしての先進的なスペックの高さに注目してください! さらに、「K10D」のコンセプトや新AEモードの開発秘話などについて、直接開発者の方にお話をうかがいました。

ニューモデル「K10D」のスペック・機能をまとめてチェック!


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さらなる精度アップ! ボディ内手ぶれ補正機構「SR」

スタンダードモデル「K100D」に搭載され高い評価を得ている、撮像素子シフト方式の手ぶれ補正機能「SR(Shake Reduction)」がさらに性能向上! 新型CCDを搭載するにあたり、「SR」の設計をリニューアルし、磁石・コイルによる駆動力を強化することで、動作安定性をさらに向上した。シャッター速度に換算して約2.5〜4段分の補正効果を発揮する。

有効1020万画素を誇る大型CCD

ペンタックスのデジタル一眼レフでは初となる1000万画素オーバーの有効1020万画素を実現! A3以上の大判プリントにも高精細に対応できる。

画像処理エンジンを刷新!その名も「PRIME」

「K10D」は、画像処理エンジンも全面リニューアル! 有効1020万画素の膨大な情報量を高速かつ高画質に処理できる新型画像処理エンジン「PRIME(プライム)」を採用している。

さらに注目したいのは、デジタルカメラとしてはクラス最高となる22ビットA/Dコンバーターを搭載した点だ。420万階調という高い分解能力を実現しており、一般的に用いられている12ビットA/Dコンバーターに比べ、1024倍もの情報量でデジタルデータに変換可能!ハイライトからシャドー部までの微妙な階調再現や微妙な空気感、色の透明感など、写真としてのクオリティを左右する大切な部分をキッチリと表現できる。

画像処理エンジンを刷新!その名も「PRIME」


「K10D」の目玉機能となるのが、「Sv」「TAv」という2種類の新しいAEモードだ。感度優先モードである「Sv」は、ダイヤルで指定した感度に合わせて、シャッター速度と絞り値が自動設定されるというもの。一方、シャッター速度&絞り優先モードである「TAv」は、指定したシャッター速度、絞り値で適正露出が得られるように感度を自動設定してくれる。
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また、ペンタックス独自の操作機能であるハイパーマニュアル、ハイパープログラムが復活した点にも注目だ!

映像素子をクリーンに保つ! 独自のホコリ除去機構「DR

新開発のホコリ除去機構「DR(Dust Removal)」を搭載し、ローパスフィルターへのホコリ対策もバッチリ! ローパスフィルター表面に、特殊なフッ素系物質による SP(Super Protect)コーティングを施し、ホコリや汚れの付着を防止。さらに、手ぶれ補正機構「SR」を利用して撮像素子部を振動させることで、付着したゴミを落とすこともできる。


このほか、定評のある視野率95%・像倍率0.95倍のガラス製ペンタプリズムを採用したファインダーや、高精度な11点ワイドAFを採用したことに加え、72か所にシーリングを施した防塵・防滴構造のボディを実現した点にも注目。雨の中やホコリが多い場所でも安心して使用できる。

さらに、高性能化にともなって大容量の専用バッテリを採用し、十分な駆動時間を確保。静寂で滑らかなAFを実現する超音波モーター搭載レンズにも対応した。今後ラインアップが予定されている新型レンズを使用するのが今から楽しみだ!

開発者インタビュー ニューモデル「K10D」に込めた中級機としてのこだわり


ハード、ソフトの両面で大幅に進化した「 K10D 」ですが、開発の際に、特にこだわった点や力を入れた点は何ですか?

畳家さん 中級機として、カメラの操作を楽しむハイエンドなユーザーの方々にも満足していただける機能・性能を盛り込むことに、もっとも力を注ぎました。そのため、開発段階では、ユーザーがどのような機能・性能を望んでいるのかという点について、かなり議論しましたね。 その結果、防塵・防滴ボディの実現や高性能デバイスの投入、「SR」の性能強化などにより、ボディは少し大きくなったものの、より高品位な撮影性能を備えた機種に仕上げることができました。

「画質革命」というコピーが印象的です。「K10D」の画質はどのような傾向になるのでしょうか?

平井さん よく“絵を作る”という表現をされますが、ペンタックスとしては、ユーザーの皆さんに写真を楽しんでいただくことを第一と考えています。カメラメーカーが絵を作るというよりは、ユーザーの皆さんが、より好みに合った写真に仕上げられるようなカスタマイズ性の高さを大事にしているのです。

「K10D」は、ペンタックスらしく、素材としてキチンとした写真を作るというところを目指して開発を進めました。絵の傾向としては、従来どおり、ナチュラルな描写で破綻の少ないものになります。また、1020万画素の高精細を生かしたディテールの再現性を重視している点も特徴ですね。


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イメージングシステム事業本部
マーケティング統括部
製品企画室 畳家久志さん

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イメージングシステム事業本部
第一開発部マネージャー 平井勇さん

ハード面の改良では、22ビットA/Dコンバーターに注目しています。この新しいデバイスで得られる効果を教えてください。

平井さん 写真アナログ信号からの情報量が増加したことで、階調表現が豊かになり、より細かく柔らかに写真を再現できるようになりました。最終的なRAWデータは12ビット、JPEGデータは8ビットであるため、22ビットのA/Dコンバーターはオーバースペックではないかという意見もありますが、そんなことはありません(笑)。ビット数を落とす際に、ホワイトバランスの調整などで内部計算を行うのですが、より細かい分解能で処理しないと情報が飛んでしまうのです。最初の段階で情報量が多ければ多いほど、最終的な写真データを細かく表現することができるのです。

畳家さん 情報量が増加すると、内部計算が複雑になり、画像処理に時間がかかります。しかし、「K10D」には、新開発の画像処理エンジン「PRIME」が搭載されました。このエンジンは高速性が特徴です。そのため、22ビットの膨大な情報量でもストレスなく処理できるのです。

「K10D」には、2種類の新しいAEモード「Sv」「TAv」が搭載されました。これらのモードが生まれた背景を教えてください。

畳家さん 露出決定の3要素は、シャッター速度、絞り値、感度です。しかし、そのうち感度については、これまでフィルムカメラの概念で開発を行ってきたところもあり、どうしても置き去りにされていました。しかし、実際には感度は露出を決定する重要な要素の一つです。そこで、デジタルカメラが柔軟に感度を変更できる点に注目して、感度優先モード「Sv」と、シャッター速度&絞り優先モード「TAv」の2種類の新しいAEモードを開発しました。 感度をダイヤルで自由にコントロールして、シャッター速度と絞りはカメラ任せというのが「Sv」で、感度だけをカメラが判断してくれるのが「TAv」となります。これらのAEモードにより、感度を、シャッター速度、絞り値と同列に扱えるカメラが初めて実現されたと考えています。

平井さん 写真少し話は変わるかもしれませんが、ペンタックスとしては、高感度撮影時のノイズすべてが駄目なものだとは考えておりません。確かに、現状のデジタル一眼レフでは、フィルムのような粒状感を再現することは難しいですが、プリントした写真を楽しむ場合、若干粒子が立った高感度写真も雰囲気があり、表現としても非常に面白いものとなります。

そういった意味でも、感度をダイヤル操作で素早く変更できる「Sv」は、低感度だけでなく高感度もクリエイティブに表現したい方に、積極的に利用してほしい機能です。「K10D」は、極端にノイズを潰すような処理は行っておりません。ぜひ、フィルムカメラのような写真表現として、「Sv」モードで高感度撮影も楽しんでほしいと思います。

最後に、ユーザーの皆さんへメッセージをお願いします。

畳家さん “より良い写真を撮りたい”という要求に対して、ペンタックスなりの回答となるのが「K10D」です。カメラの操作に詳しい方や、カメラで撮りたいものがハッキリしている方におすすめのモデルです。また、ボディの重厚感や操作感、フィリーリングなども、カメラ通の皆さんに満足いただけるレベルに仕上げることができました。ペンタックスの交換レンズの楽しみも含めて、ぜひ「K10D」を使っていただければと思います。

平井さん 写真「K10D」にはさまざまな楽しみ方がありますが、ぜひ、カメラ内RAW現像機能で「PRIME」の実力に触れていただければと思います。非常に高速にRAWデータを処理することができます。 ペンタックスとしては、ユーザーの皆さんが楽しんでいただくことが第一だと考えております。「K10D」では、積極的に画質のパラメータを調整して、自分に合った“絵”を探っていただきたいと思います。

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