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Part2/「K10D」に新搭載された話題の新AEモード「Sv」「TAv」の全容に迫る!
特集トップへ K10Dのこだわりとは? 新AVモードの全容に迫る! 「ハイパー操作系」を解剖! 注目機能紹介&作例

「K10D」には、感度をコントロールするという発想から生まれた2種類の新しいAEモード「Sv」と「TAv」が採用されています。これまでのデジタル一眼レフカメラにはなかった感度をコントロールするという新機能とは一体どういったものなのでしょうか? プロカメラマンの河田一規さんに詳しく解説していただきました。
河田一規さんのプロフィール

感度をダイヤル操作で簡単に変更できる「Sv」モード


「Sv」モード(感度優先モード)は、背面のダイヤルを回すだけで、簡単に感度を変更できるという新発想のAEモード。露出は、設定した感度値から、シャッター速度と絞り値をカメラが自動制御することで決定される。

通常のデジタル一眼レフで感度を変更するには、ボタンを押して液晶モニタに設定メニューを呼び出してからの操作となるが、「Sv」モードの場合、背面のダイヤルを回すだけで感度を設定できるので、シャッターチャンスを損なわないのがよい点だ。

「 Sv 」モード操作イメージ
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感度をISO100からISO400に変更した際のファインダ表示
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感度値はサブ液晶モニタだけでなく、ファインダ内でも確認可能。ファインダ内の感度値を見ながら操作できるので、被写体に集中できる

被写界深度および動感を意図通りに表現できる「TAv」モード


「TAv」モード(シャッター速度&絞り優先モード)は、シャッター速度と絞り値を任意に設定し、カメラ側で適正露出が得られるように感度を自動的に制御してくれるというもの。マニュアル露出にオート感度を組み合わせたものだと考えるとシンプルでわかりやすいだろう。

「TAv」モード利用イメージ
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前ダイヤルでシャッタースピードを変更した際のファインダ表示
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「TAv」モードは、前後ダイヤルを操作してシャッター速度と絞り値を決定。シャッタースピードはそのままで絞り値を変える、または絞り値はそのままでシャッタースピードを変えることで感度設定が自動で更新される

河田一規さんによる「Sv」「TAv」モード使いこなし指南!


「Sv」モードは感度を素早く変更できるので柔軟な撮影が可能!

「Sv」モードは、明るい室外から薄暗い室内に移動するときなど、撮影シーンによって明るさが急激に変化する場合に、非常に利便性が高い機能だ。たとえば、大きな神社や教会などの施設を見学する場合や、天候によって明るさが急激に変化する山や森で撮影する場合などに威力を発揮する。

以下の作例は、とある洋館を見学した際に撮影した2枚の写真となる。左の写真は、室外から洋館を狙ったもので、右の写真は館内を見学している際に撮影したものだ。

「Sv」モード作例
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1/100秒、F5.6、0.7EV、WB:オート、ISO100、16mm、DA 16-45mm F4ED AL
 
1/20秒、F4.0、0.0EV、WB:オート、ISO400、23mm、DA 16-45mm F4ED AL

左の写真は、室外が明るい晴天下であったためISO100で問題なく撮影できた。しかし、館内に入ると急に薄暗くなり、ISO100では露出がアンダーに。設備上フラッシュを利用することはできないため、さっとダイヤルを操作してダイレクトにISO400に感度をアップして右の写真を撮影した。このように、感度変更をクイックに行えるのが、「SV」モードの最大のメリットとなる。

「Sv」モードで粒状感のある写真を撮影しよう!

以下の作例は、あえて感度ISO800で撮影することで粒状感を演出してみた。このように、高感度で撮影したいシーンが訪れても、「Sv」モードなら迅速に対応することができるというわけだ。

「Sv」モード作例
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1/20秒、F2.4、0.0EV、WB:オート、ISO800、DA70mmF2.4 Limited

「TAv」モードの決め打ち撮影で思い通りのボケ味を!

続いて、「TAv」モードに移ろう。「TAv」モードの利点は、シャッター速度と絞り値を決め打ちし、感度の値はカメラ任せで撮影できることだ。シャッター速度を調節し、ダイナミックな動感を演出したり、絞り値を変更して狙ったイメージの被写体深度でボケ味を楽しんだりと、とにかく、感度を意識せずに意図どおりの撮影を行いたい場合に最適だ。

「TAv」モード作例
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1/30秒、F2.4、0.0EV、WB:オート、ISO500、DA70mmF2.4 Limited

作例を撮影した際の手順だが、まず背景のボケ量を考えて絞りは開放に決定。続いて、シャッター速度だが、手ぶれの危険性を考慮して1/30秒とした。この設定でシャッターを押してみると、結果的にISO500で撮影された。このようなイメージでの操作は、絞り優先AEでも似たようなことが行えるが、シャッター速度を確認してから必要に応じて感度を変更しなければならず、撮影するまでに時間がかかってしまう

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