NEC Direct 2006年春モデル詳細レビュー

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最新のインテル「Core Duo」プロセッサを搭載した「持ち運べるメインマシン」 LaVie G タイプRX 最新のインテル「Core Duo」プロセッサを搭載した「持ち運べるメインマシン」 LaVie G タイプRX
昨年12月に発表された新型の「LaVie G タイプRX」は、NEC DirectのノートPC「LaVie G」シリーズの中では唯一、最新のデュアルコアCPU「インテル Core Duo プロセッサ」を採用したモデルだ。LaVie Gシリーズの中ではもっともハイパワーを実現する製品でありながら、モバイル用途にも使える薄さと軽さをも持ち合わせたハイエンド・モバイルノートなのである。
NEC Direct価格構成例(2006年2月1日現在)
・14.1型XGA液晶モデル(最廉価構成) 150,360円〜
・14.1型SXGA+液晶モデル 191,730円〜
(いずれも税込・送料別)
 LaVie G タイプRX
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最新のデュアルコアCPUと高精細・大画面の液晶パネルを搭載
coreduo
発表されたばかりの最先端プロセッサ「インテル(R) Core(TM) Duoプロセッサ T2300」を搭載。インテルのノートPC用としては初のデュアルコアプロセッサで、2台分のCPUパワーを実現する
 新たに発表されたタイプRXの特徴としては、まず「インテル Centrino Duo モバイル・テクノロジ」を搭載したことによる高いパフォーマンスが挙げられる。Centrino Duoでは、インテルのノートPC用としては初となるデュアルコアを採用したインテル「Core Duo」プロセッサを中核とした高い処理能力が注目されている。「デュアルコア」とは、2つのCPUコアを1つのプロセッサに搭載したCPUのことで、要するに2台分の処理が同時に行えるというのが最大のメリットだ。
 数年前に登場した「ハイパースレッディング」(インテルが開発した高速化技術で、仮想的に複数CPUが動作しているように動作させる)を受けて、最近ではソフト側でも、重い処理の場合など、複数のスレッドに分けてCPUを同時使用させられるように対応してきているが、デュアルコアであれば、これらのアプリケーションを仮想ではなく、実際のデュアル環境でさらに効率良く処理することができる。また、デュアルコアの特性を生かし、複数のアプリケーションを、別々に処理させるといったことも可能だ。実際、動画や画像の処理など、CPUパワーを必要とするアプリケーションをバックグラウンドで実行しつつ、表ではインターネットやワープロなど別の作業を行うといった使い方においても、何らストレスなく使うことができた。

 もう1つの特徴は、14.1型SXGA+の高精細・大画面液晶が選択可能であることだ。SXGA+(1400×1050ドット)という解像度は、総ドット数では、XGA(1024×768ドット)の約1.86倍となり、約2倍の面積を使える計算になる。「Excel」などで大きなワークシートを扱ったり、高精細画像を処理するような作業に適しているといえるだろう。また、複数のアプリケーション画面を同時に開いて使う場合でも余裕があり、Core Duoによる高い処理性能、特に複数アプリケーション利用時のパフォーマンスをフルに使いこなすことができる。なお、最近の家庭向けのノートPCでは、横長のワイド画面が流行っているが、これはDVD再生時に迫力ある映像を楽しめる半面、縦長のビジネス文書やインターネットのブラウジングなどでは、逆に不便なことも多い。さまざまな作業を行う道具として考えると、タイプRXのような縦横比2:3のいわゆる「V型」で高精細の画面のほうが、汎用性は高いと言える。

 また、HDDはシリアルATA、5400rpmの高速型で40GB、80GB、100GBから選択可能(拡張ベイ用のセカンドHDDを選択することで、最大約200GBを搭載可能)。メモリもDDR2(PC2-4200対応)512MBから最大1.5GBまで選択可能となっている。なお、メモリスロットは2本用意されており、それぞれのスロットに同容量のメモリを搭載した場合には、Core Duoの処理能力を生かしたデュアルチャネルにも対応可能だ(異なる容量を搭載した場合は差分の容量部分がシングルチャネル動作)。それでいて、バッテリ持続時間も標準で約4.1時間、別売のセカンドバッテリパックを拡張ベイに搭載すれば約6.7時間(XGA選択時はそれぞれ約4.7時間、約7.4時間)と、モバイル用途でも十分使える省電力設計となっている。
全体本体 パームレストは液晶背面と同じくシルバーメタリックだが、画面枠やキーボード周辺はマットブラック仕上げで落ち着いた印象を与える。
液晶部分 14.1型SXGA+の画面には低温ポリシリコン液晶を採用。液晶テレビのように派手な発色ではないが、映り込みを防ぐノングレア処理が施されており、長時間の作業にも目が疲れにくい
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DVDスーパーマルチドライブを選択可能。多彩なインターフェイスを標準装備
 タイプRXは、光学ドライブにコンボドライブかDVDスーパーマルチドライブを選択できる。DVDスーパーマルチドライブは、DVDの2層書き込みにも対応しており、現行DVD規格のほとんどが利用可能だ。なお、光学ドライブは拡張ベイに搭載されているが、取り外すこともでき、標準添付の拡張ベイカバーに取り替えて重量を軽くしたり、別売のセカンドバッテリパックを搭載して電池駆動時間を拡張することもできる。こうしたあたりの設計が、「ハイエンドモバイル」と銘打つゆえんである。ちなみに、タイプRXの重量はDVDスーパーマルチドライブ装着時で約2.2kg、拡張ベイカバー装着時で約2.0kgと、持ち運んで使うのも可能な範囲だ。

 次にインターフェイス部を見てみよう。まずネットワーク機能だが、有線LANではギガビットLANを標準で搭載している。そして、無線LANに関してはBTOオプションで選択でき、IEEE802.11 a/b/g準拠のトリプル対応、あるいはBluetoothを選択できる。両方の機能を搭載することも可能だ。
 各種の端子類は前面を除く3方向に用意されている。USBポートは合計4ポートあるが、背面に2つ、右側面の奥と手前にそれぞれ1つ用意される。離れて配置されているので、USB直結型の周辺機器を装着してもじゃまになりにくい。背面に外部HDDやプリンタといった据置型の周辺機器を、右奥にはマウスを接続し、右手前はUSBメモリや音楽プレーヤー用に空けておくといった使用法が一般的だろう。
 また、PCカードスロットやIEEE1394ポートなども搭載されるほか、5種類のメディアに対応するメモリーカードアダプタが標準添付されるなど、拡張性は十分といえる。

 キーボードは主要部分(文字キー)全てが19mmピッチで、右側にもCtrlキーが用意されるなど余裕ある配列となっている。薄型のボディながらキーボードの剛性感は高く、デスク上だけでなく膝の上でのタイピングでも不安はない。キータッチもしっかりした感触だ。右奥には電源ボタンと、2つの「ワンタッチスタートボタン」が並んでいる。上下スクロールボタンつきのNXパッド(タッチパッド)は応答性も鈍すぎず過敏すぎず適度なチューニングだ。左右ボタンの同時押しでパッドを無効にしたり、USBマウス接続時にパッドを自動オフにするといった細かなカスタマイズも可能だ。
左側面 左側面は手前から、PCカードスロット、光学ドライブ、モデム、電源の各端子が並ぶ。5種類のメディアに対応した「PCカードスロット用メモリーカードアダプタ」も標準添付される
右側面 右側面は、奥から順にギガビットLAN、USB2.0、S映像端子(TV出力)。CPUファン吹出し口をはさんでUSB2.0、IEEE1394、マイク、ヘッドホンの各端子が並ぶ
タッチパッド タッチパッド左右ボタンの間には上下スクロールボタンが装備されている。パームレスト手前のインジケーターは左から順に電源、バッテリ充電、無線LAN
キーボード右奥 キーボード右奥の電源ボタンに並んだ「T」「U」のボタンは、設定したアプリケーションを立ち上げられるワンタッチスタートボタン。出荷時はInternet ExplorerとOutlook Expressに割り当てられている
セキュリティ対策も万全。ビジネスユースにもしっかり対応
 近年のモバイルノートでは、内部のデータ漏洩やデータ破壊を防止するさまざまなセキュリティ対策が取られていることが多いが、タイプRXも例外ではない。ハードウェアレベルでデータの暗号化鍵を管理する「TPM(Trusted Platform Module)セキュリティチップ」と、「ハードディスクパスワード」を標準で搭載し、万一HDDが抜き取られたような場合でも、内部のデータが取り出せないような仕組みになっている。
 また、BTOオプションで、確実な個人認証を実現する「内蔵指紋センサ」が搭載可能となっており、本体の前面部に組み込むことができる。こうしたセキュリティ機能を組み込むことで、社外に持ち出して使用することの多いモバイルシーンでも、大事なデータを守ることができるのである。

 デュアルコアCPUや高解像度液晶による高いパフォーマンス、そして使い勝手と携帯性を両立させたタイプRXは、メインマシンとしても、パワフルなモバイルノートとしても、申し分ない性能を持った製品だ。NEC Directの最廉価構成では150,360円、14.1型SXGA+液晶モデルでも191,730円から購入可能と(いずれも税込・送料別)、スペックから考えれば十分安い価格といえる。おそらく、Core Duo搭載ノートの中でも最安の部類に入るだろう。持ち運ぶことができて、なおかつハイパワーである本製品は、多くのユーザーのニーズにマッチするはずだ。
(ライター/岡田 靖)
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