――― 一般的に美容師さんに評価の高い製品は、どんな点が優れているんですか?
美容師によっても考え方は違うと思うんだけど、僕はアミノ酸系など刺激があまり強くない物がよいと考えていますね。
界面活性剤が入ると、界面の性質が変わり水と油が混ざる
――― ふむふむ。アミノ酸系・・・ですか。(メモメモ)。
えっと、素朴な疑問なんですが、シャンプーってどうしてあんなに泡立ったり汚れを落としたりできるんでしょうか?
それはですねぇ、「界面活性剤」(かいめんかっせいざい)というものが入っているからです。
界面活性剤とは、簡単に説明をすると「水と油」のように混ざり合わない物質の間にある「界面」の性質を変えることで、「水と油」を混ぜ合わせるというものです。
つまりこの成分が入っているから、油を含んだ汚れでも水で洗い流せるんですね。
――― へー! すごい力なんですね!?界面活性剤はどの製品にも必ず入っているんですか?
はい、どの製品にも入っていますが、界面活性剤の中にもいくつか種類があるんですよ。たとえば、市販の製品には石油系の界面活性剤がよく使われています。
石油系の界面活性剤は洗浄力が強いので、汚れが落ちやすく泡立ちがよいです。色や香りも楽しめるし、安価で手に入ります。しかし、洗浄力が強いためにカラーが色落ちしやすくパーマも取れやすいですね。
angle.ank.の店内にはいろいろなヘアケア製品が置かれていました
――― 市販以外のシャンプーには、どういった特徴がありますか?
たとえば自然派シャンプーは、石鹸系の界面活性剤が使われていることがありますね。洗浄力が強く無添加の割には安いんですが、石鹸で洗うようなものなので髪がゴワゴワになっちゃいます(苦笑)。
サロンで使用しているシャンプーは、アミノ酸系の界面活性剤が多いです。
アミノ酸は髪や体の素でもあり毒性が弱いので、肌の弱い方や子供や赤ちゃんにも安心して使っていただけます。
また、水に流した時に99%が水に戻るので、環境にもよいです。今流行りのエコですね!
洗浄力がマイルドなので、二度洗いが必要になることもあります。
市販のものと比べると高価なイメージがあると思いますが、その分保湿成分が多く入っているので髪にはいいです。
――― サロンの製品は「いいモノ」という印象ですが、どうしても高くて手が出しづらいです(泣)。
女性はフェイスケアには気合いを入れて肌に優しいものを使ったりお金をかけるのですが、顔と同じようにヘアケアに気合いを入れる方は少ないです。髪⇒頭皮⇒顔と繋がっているので、美と健康のためにもヘアケア意識が高まってくれるといいのですが…。
――― ・・・頑張ります(しょぼん)。
そういえば、家に古いシャンプーがあって心配なんですが、シャンプーに使用期限ってあるんですか?
基本的にはありませんが、薬事法上の規定により3年間は品質が保証されています。そのため、ほとんどのシャンプーには「パラベン」などの保存料が入っています。
3年間の保証はありますが、開封した後はなるべく早めに使ってくださいね!
――― はい! 気をつけます!
それでは、シャンプー選びの参考にさせてもらいたいので、髪にいい成分を教えてください♪
やはりアミノ酸ですね。ベタインやグルタミン酸が主成分となっているものがよいでしょう。