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| デジタルビデオカメラの撮影操作は、基本的にとても簡単だ。ダイヤルを撮影モードに設定して録画ボタンを押すだけで撮影が開始される。これ以外の操作は、オートモードで撮影する場合、ズームボタンを使って画角や被写体の大きさを調整することぐらいしかない。ピントや明るさなどを調整できるマニュアル操作も用意されているが、一般的なホームビデオの撮影では、録画ボタンとズームボタンの2つしか使わないだろう。しかし、操作が簡単だからといって誰もが素晴らしい映像を撮影できるわけではない。 最近のデジタルビデオカメラは、プロフェッショナル用製品が備えるような大型の撮像素子や高精細なレンズなど、ハイスペックな機能を搭載しており、簡単に高画質な映像を記録してくれる。だが、実際に撮影してみると、思うような映像が撮れない場合が多いのも事実。「操作は簡単だが撮影は難しい」「何度も撮っているが撮影が上手くならない」などと悩んでいる方も多いだろう。そんな悩みを抱えるアマチュアカメラマンの方に、本稿をお届けしたい。ビデオの撮影は難しいと思われがちだが、基本的な撮影方法と技術を知ることで“失敗映像”は確実に少なくなるはずだ。 |
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斬新な映像表現や映画制作を楽しむ場合は別だが、年配の方からお子さんまで、多くの方が視聴するホームビデオや記念撮影などの場合には、「誰もが疲れずに見られる安定した映像」を作成することがもっとも大事なことになる。そのためには、あれこれと技術を覚える前に、まずは以下の3つの撮影ルールを徹底しよう。
では、それぞれのルールをくわしく見ていこう。まず、「(1)カメラを振り回さない」であるが、これは初心者なら誰もが陥ってしまうビデオ撮影の“罠”といえるかもしれない。“振り回す”というのは、見えるものすべてを映像に収めようと欲張ってしまい、カメラをあちこちに移動させてしまうこと。その結果、グルグルと画面が目まぐるしく移り変わる映像になってしまうのだ。カメラを動かしている撮影者は気にならないが、次々と場面が変わる映像は、見ている方が疲れてしまう。 また、あれこれと多くのものを撮ろうとすると、本当に撮らなければならない対象を見逃してしまうことにもつながりかねない。実際に撮影するときには、カメラをあまり動かさないで、大切なものだけを画面に収めることに集中しよう。時には、勇気を持って、不必要な被写体は思い切って切り捨てることも必要だ。 次に「(2)ズームを多用しない」について触れたい。ズームアップとズームダウンを何度も繰り返す映像は、(1)と同様、初心者の方が撮影した場合によく見られる傾向だ。被写体が大きくなったり小さくなったりと、効果がはっきりとわかるため、ズームボタンを使った撮影は確かに楽しい。しかし、ズームを多用した映像は、「(1)カメラを振り回さない」と同様に、撮影時には気がつかないが撮影後に鑑賞してみると、とても見づらいものになってしまう。 しかし、森の中にいる動物を遠くから狙う場合や、公園で遊ぶ子供の姿を自然に撮りたい場合などは効果的にズーム機能を利用しよう(動画1参照)。あくまでも「多用はやめよう」ということだ。ただ、ズームアップ(望遠側)で撮られた映像は、ブレが多く発生してしまうので、その点は留意しておいたほうがよいだろう(動画2参照)。 最後に、「(3)長回しをしない」について。映画の冒頭などで、印象的な長回しのシーンを見かけることがあるが、ホームビデオを撮影するときはマネをしないほうが無難だ。同じ被写体をダラダラと長く映した映像は、見ている人を飽きさせてしまう要因になるうえ、後で編集するのがとても難しくなる。また、長くカメラを持っていると腕が疲れてしまい、手ぶれの多い映像になりかねない。面倒ではあると思うが、10〜15秒程度の少し短いと思うくらうのカットをつないで、心地よい映像を制作することを心がけよう。ただ、風景や建物など動かないものを撮影する場合は、少し長めに撮影して雰囲気を高めてもよいだろう。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 次に、ビデオ撮影の基本的な技術(カメラワーク)について紹介したい。前述した3つのルールを守ることで、ホームビデオとしては十分な映像を撮ることが可能だ。しかし、より安定した、クオリティの高い映像を撮影したいと考える場合は、基本的な撮影技術を頭に入れておく必要がある。プロやハイアマチュアの方は、さまざまな技法を駆使して、高度な映像を撮影しているが、ここでは、以下の3つの基本技術(フィックス、パン、フォロー)に絞って紹介する。これらを使いこなせるようになるだけでも、十分に安定した映像を記録できるはずだ。 |
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