全6モデル比較レビュー! 「ポット型浄水器」実力徹底調査

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本当に「おいしい」&「安心」な水を作れるのは?

全6モデル比較レビュー! 「ポット型浄水器」実力徹底調査

実は高性能! 最新「ポット型浄水器」はここまで浄水できる!

浄水器の形態にはいろいろあります。なかでも、人気の高いのがポット型浄水器。 その人気の理由は「手軽ながら性能が高い」ということです。PART1では、人気モデル「クリンスイ CP002/CP006」を例に、ポット型浄水器のメリットを徹底解説します。

なぜ、いま「浄水器」が注目されているのか

「世界一安全」といわれる日本の水道水。これは大げさな表現ではなく、日本の水道水は、 世界各国と比較してもトップクラスの高い水質基準が設けられており、各地の水道局では、その水準をしっかりクリアしている。 “水道水をそのまま飲むと下痢をする”といった世界の常識も、日本ではまず“ありえない話”である。

では、なぜ今、家庭用浄水器の需要が高まっているのだろうか。

まず、その理由の1つが「お得」ということ。
日本の水道水は塩素殺菌されていて、そのまま飲んでも健康を害することはないし、透き通っていてにごりもない。 とはいえ、「ゴクゴクと飲むには“カルキ臭”が気になる」という人や、「残留塩素で料理の味が変わってしまう」と感じている人も少なくないようで、 多くの方がペットボトルでミネラルウォーターを購入している。 しかし、そのペットボトルで購入した水の代金を、例えば1日2リットル消費するとして、1本あたり150円で計算すると、なんと、1ヶ月で4,500円のコストとなる。 これが浄水器なら、1/5程度のコストでまかなえるのだ。

次に、「エコロジー」である点もポイントだ。浄水器にすれば、ペットボトルなどのごみの量を大幅に減らすことができる。 また、最近特に人気の「ポット型浄水器」などは電源も不要。浄水器は、エコロジーという観点からも注目されているのだ。

浄水器のなかでも、最近「ポット型」が人気。その理由は?

導入や扱いの“手軽さ”が最大の魅力

ひと口に浄水器といってもいろいろな種類があり、その形態や用途から大別すると以下の5つに分類できる。 それぞれメリット・デメリットを持っているが、その中でも、今回、注目したいのが「ポット型浄水器」だ。
「ポット型浄水器」は、交換式のフィルターカートリッジが装置されたポットに水道水を入れてろ過するだけで「安全でおいしい水」を手に入れることができるというもの。 特別な設置作業も不要という手軽さから、ここ最近、特に人気が高まっており、 浄水器を発売する主要メーカーからも続々と新製品が発売されている。5千円以内という入手しやすい価格も人気の理由の1つとなっている。

蛇口直結型

蛇口直結型

蛇口の先端に、浄水器本体を直接取り付けて使用する小型の浄水器。比較的容易に取り付けられ、値段も手ごろなため、ポット型と並んで人気のタイプだ。

  • 取り付けも比較的簡単で、本体価格がリーズナブル
  • 浄水能力が高いものもあるが低いものもあり、カートリッジの交換頻度も高い
据え置き型(ホース取り付け型)

据え置き型(ホース取り付け型)

本体を水栓のそばに置き、蛇口の先につけた切り替えコックからホースで本体に水道水を誘導し浄水するタイプ。 蛇口直結型よりも大型なため浄水量・浄水能力も高く多用途に対応できる。

  • 浄水能力が高く、カートリッジ交換も年1回程度
  • 本体を置くスペースが必要。価格は高め(1〜10万円程度)
水栓一体型(浄水器内蔵型)

水栓一体型(浄水器内蔵型)

水栓そのものに浄水カートリッジを内蔵させたコンパクトタイプで、一見浄水器とはわからないようなモデルもある。 性能的には、蛇口直結型と同等レベル。資格者による工事が必要なため、新築や改築の際に取り付けられる場合が多い。

  • コンパクトで見た目がとてもスマート
  • やや浄水能力が低い。また、資格者による工事が必要な点
ビルトイン型(アンダーシンク型)

ビルトイン型(アンダーシンク型)

シンクの下に浄水器本体を取り付けるタイプ。本体サイズは大きいが、シンク下に設置するため料理をするときの邪魔になりにくい。 専用の水栓にしか取り付けることができないため、水栓とセットで販売され、取り付けも資格者の工事が必要となる。本体価格は5万〜15万円程度。

  • 浄水量が多く能力も高い割に、シンクまわりはすっきり
  • 導入に手間とお金がかかる
ポット型(ピッチャー型))

ポット型(ピッチャー型)

「給水栓(蛇口)とつながない」という点がほかのタイプとの大きな違いで、導入が手軽。 上部から水道水を入れ容器に装備されたカートリッジを通してろ過し、浄水を溜める仕組み。 形状は、文字通りポット形で、そのまま冷蔵庫で冷やせるなど、飲料用途として非常に便利。 サイズにもよるが浄水量は1〜2リットル前後と、大量使用には向かない。

  • 持ち運び自由で、導入が手軽。価格も3,000円前後とリーズナブル
  • 大量に使用する用途には向かない

なお、浄水器選びで重要な選択要素となる「使い勝手」や「浄水能力」「おいしさ」については、 「<PART2>全6モデル比較レビュー! 「ポット型浄水器」実力徹底調査」で詳しく解説しているので、ぜひチェックしてほしい。

人気モデル「クリンスイ CP002/CP006」から探る

徹底解剖! ポット型浄水器最新モデルは「ココがすごい!」

人気のポット型浄水器だが、その手軽さやリーズナブルな価格から、「浄水性能はさほど高くないだろう」と思い込んでいる人も多いのではないだろうか。 ここでは、そんな誤解を解くために、三菱レイヨン・クリンスイの最新ポット型浄水器「クリンスイ CP002/CP006」を取り上げ、そのすぐれた機能と高い浄水能力をチェックしていく。 なお、各チェックポイントは、そのまま製品選びに役立つので、ぜひ参考にしていただきたい。

クリンスイ CP002
ユーザーの声や日本の冷蔵庫事情を調査し、使いやすさやわかりやすさを追求して作られたポット型浄水器が、「クリンスイ CP002」だ。

基本的な浄水の仕組みは通常のポット型浄水器と同じ。 透明なプラスチック製のポットの上部に、浄水カートリッジがセットされた水受けがついているというシンプルなものだ。 水受け部に注がれた水は、その下部にセットされた浄水カートリッジを通ってろ過され、下に溜まっていくというわけだが、 他社のポット型浄水器と大きく違うのが、独自の高性能フィルターを使用した浄水カートリッジを採用することにより、 “ポット型タイプの浄水器において除去物質数NO.1”という高い浄水能力を実現している点だ。

そして、もう1つ、他社のモデルと大きく違うのは、そのコンパクトさだ。写真を見ればおわかりになるだろうが、 女性の手でもしっかりと握れる“ポット型浄水器最小サイズ”を実現しているのである。

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「使いやすさ」をチェック

冷蔵庫のドアポケットに入る“業界最小”サイズ

ポット型浄水器を実際に使ってみると気になるのが、本体の「サイズ」と、中に溜めた水を含む「重さ」だ。 ポット型浄水器は、そのまま冷蔵庫に入れて保存することが多いのだが、その容量は案外大きく、 また取っ手が付いているなどしているために、冷蔵庫のドアポケットに収納しにくい場合がある。 しかも、1〜2lの水というのは結構重く、非力な女性の場合、コップに水を注ぐ際に苦労することも多い。
その点、「クリンスイ CP002」は、写真でもわかるとおり、女性の手でもしっかりと握りやすいスリムなスクエアボディを採用しており扱いやすいのである。

クリンスイ CP002 クリンスイ CP002

本体は、105(幅)×105(奥行き)×281(高さ)mmのスリムスタイル。 本体側面は、中央部がややくぼんでおり、これによりホールド感がかなり高められている。 女性の手でもしっかり握れるので、満水時でも扱いやすい。来客時などでもテーブルの上に出しておきたくなるオシャレなデザインも魅力

カートリッジの交換時期を知らせる超シンプルな「カレンダー」機能

クリンスイ CP002

フタにはカートリッジの交換時期を示すカレンダー機能を装備。 フタのダイヤルを回し、小窓の一番左はしにカートリッジを交換した翌月を表示させる。小窓から見える3ヶ月がカートリッジ使用可能な期間となる。 写真は、「3月にカートリッジを交換したので、次は6月中に新しいものに交換する」という意味

「浄水性能」をチェック

「除去対象物質13+2」に対応! ポット型浄水器No.1の「浄水性能」

浄水器選びで大きなポイントとなる浄水能力。
浄水能力をチェックする場合は、おもに、残留塩素やトリハロメタン、鉛など、 「家庭用品品質表示法」により家庭用浄水器の除去対象物質と指定されている「13物質」の除去にどの程度対応できるかという点をチェックするのがよい。 さらに、浄水器協会で定められた「2物質」に対する除去能力もあわせて確認しておきたい。
また、日本においては、基本的には水道水に大腸菌などの雑菌などが混入することはあまりないが、 活性炭で塩素が取り除かれた場合、残留水に菌が繁殖する可能性があるため、雑菌の除去が可能な「ろ材」や「中空糸膜」入りにもこだわりたい。

家庭用品品質表示法による家庭用浄水器の除去対象物質と指定されている「13物質」
物質名 体に及ぼす影響など
01. 遊離残留塩素 消毒のために添加される物質だが、水の味を損なう
02. 濁り 水の中にある微粒子等の濁りを発生させている
03. 総トリハロメタン 構成される主な物質として、10. クロロホルム11. ブロモジクロロメタン12. ジブロモクロロメタン13. ブロモホルムがあり、その計を総トリハロメタンとしている。水道水源の有機化合物と塩素が反応してできるもので、発ガン性が指摘されている
04. 溶解性鉛 体内に蓄積されると胎児や乳幼児の知能に障害などを引き起こすおそれがある
05. 農薬(CAT) 内分泌かく乱作用が疑われている物質で、除草剤などいに広く使われている
06. カビ臭(2-MIB) カビ特有のいやな臭いで水の味を大きく損なう
07. テトラクロロエチレン 肝臓や腎臓に障害を及ぼすとされており、また、発ガン性があるといわれている。ドライクリーニング溶剤や金属用脱脂剤などに使用されている
08. トリクロロエチレン 肝臓や腎臓に障害を及ぼすとされており、また、発ガン性があるといわれている。工業用途(金属用脱脂剤など)に使用されている
09. 1,1,1-トリクロロエタン 肝臓や腎臓に障害を及ぼすとされており、発ガン性があるといわれている。工業用途(染み抜き剤など)に使われてる
浄水器協会で定められた除去対象「2物質」
物質名 体に及ぼす影響など
14. 鉄(微粒子状) その多くは配管(鉄管など)から混入し、赤水などの原因となる。水の味を損なう
15. アルミニウム(中性) おもに浄水処理でアルミニウム系凝集剤として使われている

これら除去対象物質15物質に、「クリンスイ」のポット型浄水器はすべて対応しているのだが、その秘密は、クリンスイが採用する独自の浄水フィルターにある。浄水能力は、この浄水フィルターの「ろ材」によって異なってくるのだ。
クリンスイでは、浄水フィルターのろ材に「活性炭+セラミック」を採用。 さらに、濁りや赤サビまでしっかり除去する同社独自の「中空糸膜フィルター」も使われている。 これにより、上記の「家庭用品品質表示法」に定められた除去対象13物質と、浄水器協会で定められた除去対象2物質を除去でき、雑菌の除去も可能になるというわけである。

クリンスイ CP002の独自浄水フィルターによる物質除去のイメージ

浄水フィルターに採用されている「活性炭+セラミック」により、カルキ臭やトリハロメタン、鉛(水に溶け込んでいるもの)などを除去。 さらに、クリンスイ CP002の浄水のキモともいえる超マイクロフィルター「中空糸膜」で0.1μm(1/10000mm)以上の粒子や雑菌、赤サビを除去する

ちなみに、蛇口直結型では「中空糸膜」が採用されていて雑菌も除去できるものは多くあるが、 なんとポット型浄水器では、0.1μm程度以上の粒状物質を通さないろ過膜(「中空糸膜」などの超マイクロフィルター)を採用するモデルはあまりなく、 「クリンスイ CP002」のように赤サビ水をろ過できるモデルはまだ少ない

「<PART2>「ポット型浄水器」6モデル徹底比較テスト」では、赤サビ水のろ過実験を各モデルで行っているので、 古いマンションなどにお住まいで、特にサビ臭や濁り水が気になるようであれば、このあたりはしっかりとチェックしておいてほしい。

クリンスイ CP002 クリンスイ CP002

赤サビ水のろ過実験において、「クリンスイ CP002」の浄水能力は一目瞭然の結果となった。 浄水フィルターを通りろ過された赤サビ水は、見た目にはまったく色のない水になっていた

おいしさ」をチェック!

「おいしい水を安心して飲む」ために浄水器を導入する人は多いと思うが、そもそも、「おいしい水」とはどのような水をいうのだろうか?
旧厚生省の諮問機関「おいしい水研究会」(1984年に旧厚生省・水道環境部によって発足)により示された“水のおいしさを決める要素”によれば、 カルキやカビなどのイヤな臭いがなく、適度なミネラル成分を含む水が“おいしい水”といえるようだ (具体的な要素と数値は、東京都水道局のページなどでも見ることができる)。

今回、6モデルの中から一番おいしい水を作れる浄水器を選出すべく、第三者機関においしさに対する調査を依頼したところ、 1位に選ばれたのが「クリンスイ CP002」であった。 “まずい”と感じさせる残留塩素やカビなどの不要物質はしっかり除去しつつも、 “おいしい”と感じさせる適度なミネラル成分はそのまま残せるため「おいしい水」と評価されたのだ。

詳しい評価方法や他モデルの順位などは、ぜひPart2をご覧いただきたい。

ランニングコストをチェック

ペットボトルの水を買うより、断然おトクでエコロジー

毎日飲む、水。やはり気になるのは「コスト」だろう。
そこで、浄水器の水と「ペットボトルのミネラルウォーター」を例に1ヶ月のコストを試算してみた。
「クリンスイ CP002」の交換カートリッジは、同社のオフィシャルショップ価格で4,410円(2本組)。 1日2l使用した場合の交換目安は3ヶ月なので、1ヶ月のコストはおよそ「730円程度」となる。 いっぽう、2lペットボトルのミネラルウォーターを1本150円として、1日2l消費する場合のコストは、1ヶ月「4,500円程度」となり、 その価格差は歴然。ペットボトルのミネラルウォーターを買うより、ポット型浄水器を導入したほうが、断然おトクというわけである。

1日2Lの水を消費する場合のコスト試算

さらに、1本のカートリッジで、2lのペットボトル約100本分の水を浄水できる計算になるため、 浄水器に切り替えればゴミの量をかなり減らすことが可能。環境保護に一役買うこともできるのだ。

ペットボトルとの比較

以上、ひととおり「クリンスイ CP002」のすぐれた機能と浄水性能をチェックしてきたが、 「活性炭+セラミック」と高性能な「中空糸膜」による強力な浄水能力は、何にも変えがたい。 中空糸膜を採用している分、浄水スピードはややゆっくりとしたものになるが、浄水能力を考えれば納得できる。

また、ポット本体の使い勝手も秀逸。冷蔵庫のドアポケットに入れても邪魔にならないし、水を注ぐときも、 本体を傾ければ角を利用した三角形の注ぎ口からスムーズに適量の水を注ぐことができる。もちろん、注ぐときにフタが落ちるなどという心配もない。
この「安心感」と「使い勝手のよさ」、そして「おいしさ」を、 わずかな投資と少ないコストで導入できるクリンスイ CP002は、間違いなく“買って損ナシ”のモデルといえるだろう。

ご飯が、お茶がおいしくなる!電源不要で「アルカリ水」が作れるポット型浄水器<クリンスイ CP006>

「クリンスイ CP006」は、CP002とは少し用途が異なっており、単に水道水を浄水するだけなく、「アルカリ水」が作れるポット型浄水器だ。


ろ材には、クリンスイ CP002と同様に「活性炭+セラミック」と、独自の「中空糸膜フィルター」を採用。 これに加え、水をアルカリ性に変化させる「炭酸カルシウム」がカートリッジにセットされている。 この高性能カートリッジにより、「残留塩素」など、「家庭用品品質表示法」に定められた除去対象13物質と、 濁りや赤サビといった、浄水器協会で定められた除去対象2物質を除去できるだけでなく、 さらに、水道水に含まれるミネラル分を残したまま「弱アルカリ性の水」に変えてくれるのである。

ミネラルが豊富なアルカリ水は、飲料水としてだけでなく、素材に吸収されやすく旨みをしっかり引き出すため料理に向いているとされ、 また、コーヒー、紅茶、緑茶を淹れるのにも最適な水なのである。

クリンスイ CP006 クリンスイ CP006
クリンスイ CP006

(写真左上)左は浄水、右はアルカリ水で入れた紅茶。(写真右上)左は浄水、右はアルカリ水で入れた緑茶。 このように、アルカリ水は抽出力に優れているので、短時間で紅茶やお茶を色よくおいしく淹れることができる。 また、茶カテキンの抽出力は、浄水で淹れるより約10%アップするという

なお、カートリッジ1本当たりで2Lのペットボトルにして約100本分のアルカリ水が作れるので非常に経済的。 「クリンスイ CP006」は、おいしいご飯やコーヒー、紅茶、緑茶のためにペットボトルのミネラルウォーターを使っているという人に、 ぜひ使っていただきたいモデルだ。

クリンスイ CP006 クリンスイ CP006

「アルカリ水が作れる」といっても、通常の浄水器と見た目は変わらないが、浄水カートリッジには、 「活性炭+セラミック」と独自の「中空糸膜フィルター」のほかに、水をアルカリ性に変化させる「炭酸カルシウム」がセットされている

クリンスイ CP006

カートリッジの交換時期を把握できる液晶のカウンターを搭載。 1本の浄水回数である「180」からカウントダウンしていく。浄水のたびに、カウンターを押すことを忘れずに

<クリンスイ CP006>
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