
5月21日より発売開始された「ProLite E2410HDS」は、消費電力を低減させるECOパネルを採用し、フルHDでの出力に対応した最新の液晶ディスプレイだ。画面サイズは、価格.comでも人気の24型ワイド。HDMIをはじめとした3系統の入力端子を備え、パソコン、ブルーレイレコーダー、ゲーム機などの機器を同時接続することもできる。そんなマルチに使えるフルHD液晶ディスプレイ「ProLite E2410HDS」の性能を検証する。
- サイズ: 24型ワイド
- 液晶パネル: TNノングレア(非光沢)
- 解像度: 1920×1080ドット(最大)
- コントラスト比: 1000:1(標準)20000:1(ACR機能時)
- 応答速度: 2ms(G to G)、5ms(黒→白→黒)
- 輝度: 250cd/m2(標準)
- 入力端子: D-Sub/DVI-D/HDMI
- スピーカー: 2W×2(アンプ付きステレオスピーカー)
「ProLite E2410HDS」は、ノングレアタイプの24型ワイド液晶パネルを採用した液晶ディスプレイだ。フルHD(1920×1080ドット)の最大解像度に対応しており、16:9のアスペクト比を持つフルハイビジョンのテレビゲームや、ブルーレイタイトルなども、フルサイズならではの迫力ある映像で楽しむことができる。ホビー用途以外でもその画面の広さを生かして、インターネットブラウザーとオフィス系ソフトを同時に表示させるといった使い方も可能だ。
本体背面にはデジタル2系統(DVI-DとHDMI)アナログ1系統(D-Sub 15ピン)の入力端子が用意される。パソコンのディスプレイとして使用する場合には、DVI-Dで接続を行い、ノートパソコンの外部出力用として、あるいはサブPC用のディスプレイとして使う場合には、D-Subを使うのが一般的だろう。また、PS3などのゲーム機や、AV機器を接続するにはHDMIを使用することで、ケーブル取り外すことなく一度に最大3台の機器を接続することができるのは非常に便利だ。
パソコン関連の製品も、家電製品と同様、消費電力の低減などのエコ性能が注目されている。もちろん、パソコンと同じ時間使い続けるディスプレイも例外ではなく、各社から、さまざまな新しいエコ機能を搭載したモデルが続々と登場している状況だ。今回紹介している「ProLite E2410HDS」にも、消費電力を大幅に低減する「ECOパネル」が採用されている。このECOパネルは、従来モデルの「ProLite E2407 HDS」で採用されていたパネルに比べて、約46%もの省エネを実現。さらに、3パターンのECOモード機能を使用することにより、通常モードからさらに最大約55%もの消費電力低減が可能となっている。室内の照明が暗い部屋などでは、それほど高い輝度は必要ない。また、大量にディスプレイが配置される企業などでは、こうした省エネが大きなコストダウンにつながることもある。こうした場合に、この「ECOモード」は威力を発揮するのである。
ECOモードでは、モードが上がるほど、バックライトの発光量が抑えられていく。発光量−55%ダウンのMode3では、画面がかなり暗く見えるが、暗めの室内などでは、これくらいでも十分視認できる
次に、「ProLite E2410HDS」のデザイン面について見ていきたい。「ProLite E2410HDS」の本体は全体的に光沢感のあるデザインとなっており、高級感を醸し出している。電源ランプの光が、正面から見たときに目に入りにくいよう、下向きに取り付けられるなど、細かい配慮もうれしい。また「ProLite E2410HDS」は、電源を内蔵しているとは思えないくらい本体部の奥行きが短く、51.0oと非常にスリムだ。重量も4.4kgと、24型というサイズのディスプレイにしては軽く、ディスプレイを移動するときにも軽々と持ち運べる。
では、「ProLite E2410HDS」の画質について見てみよう。「ProLite E2410HDS」は非光沢のノングレアパネルを採用しているため、最近流行の光沢パネルに比べると、鮮やかさはやや抑え気味だが、見やすさを重視した自然な感じの絵作りという印象だ。また、液晶でつぶれがちの暗部は適度に持ち上げられているので黒つぶれも少なく、ゲームや映画など、暗いシーンの多い映像でも、きちんと認識できる。輝度は250 cd/m2とそれほど高くないが、ビジネス用途であればこの程度でも十分すぎる明るさである。前述通り、ECOパネルを採用していることもあり、極力省電力という設計になっているのだが、明るさとしては十分だろう。また、光沢タイプの液晶に比べ、外光の映り込みも少ないので、長時間視聴した場合に目が疲れにくいのもポイントだ。
「ProLite E2410HDS」には、「オーバードライブ機能」、「アドバンストコントラスト比改善機能(ACR)」、「ピクチャーモード機能」などのさまざまな画質調整機能が備わっている。
このうち、オーバードライブ機能はディスプレイの応答速度を向上させ、動きの激しい映像を表示する際に残像感を低減させる効果がある。ただし、オーバードライブを使うことで画質のフォーカスがやや甘くなるため、その強さを設定したいというニーズも多いはず。その点、「ProLite E2410HDS」に搭載されるオーバードライブ機能は、5段階に設定変更できるので、鑑賞する映像に合わせて細かい調整を行なうことが可能。この調整機能により、自分の好きなオーバードライブの強さで映像を楽しめるのだ。また、ゲームやブルーレイディスクの映画などを試してみたところ、2ms(G to G)の応答速度の速さと、オーバードライブの効果により、非常になめらかな映像が表現され、遅延や残像などが気になるようなこともなかった。
次にコントラスト比を改善する「アドバンスドコントラスト比改善(ACR)機能」を試してみたところ、表示する映像ソースによって違いがわかりにくいこともあるが、映像によってはかなりハッキリと違いが現れた。下記の写真は、ブルーレイ映像をチェックしてみたものだが、ACR機能をオンにすることで、映像に合わせてコントラストが自動的に変化し、メリハリの利いた見栄えのよい映像が表示されるようになる。
また、「ProLite E2410HDS」には、表示させる映像の種類に合わせて、ディスプレイの画質を最適な設定へと変更することができる「ピクチャーモード機能」が搭載される。プリセットされるモードは、以下の6種類。モードの切り替えは、設定メニュー内から簡単に行える。
以上、「ProLite E2410HDS」の性能をさまざまな点からチェックしてみたが、「ECOパネル」や「ECOモード」の搭載により、電気代が抑えられるだけでなく、環境負荷も低減できる点が、本機の最大の特徴だ。また、エコ性能だけでなく、マルチ用途のディスプレイとして見ても、HDMI端子をはじめとした3系統入力や、動画に強いオーバードライブ機能などの搭載により、PS3やXbox 360などのハイデフゲームマシンや、ブルーレイレコーダーなどを接続してフルハイビジョンモニターとして活用できるのも魅力である。また、他のメーカーでは、販売されることの少ないホワイトモデルも同時に発売されるため、部屋の雰囲気や色調に合わせて好みのカラーを選択する楽しみもある。
価格.comの最安価格では、約22,000円前後というプライスで売られており、国内メーカー製の24インチフルHDディスプレイとしては、非常にお買い得感のある製品といえるだろう。


































