今、カーナビ市場がにわかに騒がしい。一昨年あたりに人気を呼んでいたPND(ポータブルナビ)の人気がやや陰り始め、それに代わって車載型のメモリーナビが人気を呼び始めている。さらに、今年7月に停波となる地上アナログ放送の影響で、カーナビの地デジ化が本格化。そうした意味でも、地デジが見られる車載型メモリーナビはPNDよりも有利であり、価格の安さもあって、大いに人気を集めているのだ。そんな盛り上がりつつある車載型メモリーナビ市場に、満を持して登場したのが、このケンウッド「MDV-727DT」だ。ケンウッドが久々に放つ本格派のAVナビだけに、そこには同社の気合いがバリバリ感じられる製品に仕上がっている。カーナビライターの石田功氏のインプレッションを中心に、本製品の実力をたっぷりとお伝えしよう。

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カーナビ&オーディオ評論家 石田 功
編集プロダクション勤務を経てフリーランス・ライターに。カーナビはGPS衛星がまともに上がっていなかった黎明期から、ほぼ全機種をテスト。「走ってみなければわからない」をモットーに、北へ南へ走り回り、テストを行う。「オールアバウト」カーナビ&カーオーディオ・ガイドをはじめ、カー&ドライバー、カーグラフィック別冊「カーナビの達人」、カーオーディオ専門誌「オートサウンド」、「カーオーディオマガジン」などで執筆。
ケンウッドが久々に放つ本格的な車載型AVメモリーナビ。“彩速ナビ”の異名通り、その最大の特徴は、独自のメモリー回路と圧縮技術による、超高速なレスポンスだ。タッチパネルの画面スクロールなども業界No.1の速さでスイスイ動く。地図データには、定評のあるインクリメントP社製データを採用。精細な地図データと高速スクロールとで、これまでになかった使いやすさを実現している。また、液晶パネルには、LEDバックライト搭載のWVGAパネルを採用。高精細パネルと、美しい映像エンジンの処理によって、ナビの地図データのほか、「4チューナー×4アンテナ」で受信する地上デジタル放送やDVDの映像も美しく映し出す。ケンウッドが得意とするこだわりのオーディオ機能と合わせて、AV性能もクラス最高レベル。まさに、ケンウッドが満を持して世に送り出す高性能AVメモリーナビなのだ。なお、姉妹機として、2チューナー×2アンテナ方式の地デジシステムを搭載する「MDV-626DT」も用意される。





