明るい!Wi-Fi対応LEDプロジェクター「KG-PL05HW」レビュー

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PART1 明るい!Wi-Fi対応LEDプロジェクター「KG-PL05HW」レビュー

「コンパクト」「明るい」「ワイヤレス」――そんな3つの魅力を小型ボディに内蔵したLEDプロジェクターが、この「KG-PL05HW」だ。コンパクトボディによる設置性の高さはもちろん、500ルーメンというLEDプロジェクターとしては十分な輝度が確保され、さらには、Wi-Fi機能によってワイヤレスでパソコンとつながる多機能さも備えたモデルだ。

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LED光源だからこそ、プロジェクターは手軽に使える

コンパクトボディを実現した「KG-PL05HW」

170(幅)×42.5(高さ)×138(奥行)mmというコンパクトサイズと本体重量約800gの軽量ボディを実現した「KG-PL05HW」。1kg以下のLEDプロジェクターとしては現在最高となる輝度500ルーメン(2013年7月1日現在)を持ち、さらには、パソコンとのWi-Fi接続機能を搭載した注目モデルだ

TAXANブランドの「KG-PL05HW」は、光源にLEDランプを採用した小型プロジェクターだ。プロジェクター市場では、高圧水銀ランプを使用した製品が主流を占めているが、最近では徐々にLEDランプを採用したプロジェクターの人気が高まってきている。

その理由だが、まず、LEDランプは高圧水銀ランプに比較して発熱量が少ないため、冷却ファンが小型のもので済む分、ボディを小さくできる。これに加えて、半永久的ともいえる約30,000時間の長寿命を持つため、基本的にはランプ交換も発生しない。こうしたLEDランプのメリットを生かすことで、手軽さをウリにしたプロジェクターが登場しているのである。

そんな、LED光源のメリットを長らく追求してきたプロジェクターが、ここで紹介するTAXANブランドの「PLシリーズ」である。価格.com上でもひんぱんに「価格.comプロダクトアワード」を受賞するユーザー満足度の高いシリーズとなっているが、このシリーズに早くも6代目となる新モデル「KG-PL05HW」が登場。しかも、本体重量1kgを切る約800gの軽量ながら、LEDプロジェクターとしては、最高となる500ルーメンの輝度(2013年7月1日現在)を実現。さらにはWi-Fiによるワイヤレス映像入力にも対応する注目モデルとなっているのである。

F1.5の単焦点レンズ」

搭載するレンズは、F1.5の単焦点レンズ。最大180インチの大画面投影が可能だ。天面からアクセスできるフォーカスリングからはピント調整が行える

まずは、そのボディからチェックしよう。「KG-PL05HW」のサイズは、170(幅)×42.5(高さ)×138(奥行)mmで、本体重量は約800g。高圧水銀ランプを採用したプロジェクターでは、モバイル用途の製品でも、このふた回りは大きく、重量も2倍近い。このことを考えると、「KG-PL05HW」がいかにコンパクトで軽量なプロジェクターであるかがわかるだろう。

投影レンズは、ボディ正面に向かって右側に備わっており、約3mの投射距離で最大100インチのワイド大画面を映し出せる。ピント調整のためのフォーカスリングへは天面から操作できるようになっており、非常にシンプルな構造だ。

必要な入力インターフェイスはひと通り装備

コンパクトボディながらも、HDMI端子などの必要な入力インターフェイスはひと通り装備(本モデルには、HDMIケーブルが標準で同梱するので、製品購入後すぐに使える)。また、搭載するSDメモリーカードスロットやUSBポートを活用すれば、動画や写真、OfficeファイルをPCレスで再生できる

背面の入力インターフェイスには、ケーブル1本で映像と音声をデジタル入力できるHDMI端子を搭載するほか、よく使われるアナログRGB端子を備えており、AV機器やゲーム機、パソコンといった機器を幅広く接続できる。このほか、音声/ビデオ兼用のミニジャック、USBメモリーやSDメモリーカード内のファイルをPCレスで再生するためのUSBポートとSDメモリーカードスロットを1基ずつ備えている。コンパクトとはいえ、実用性の高い入力インターフェイスをもらさず装備しているのがうれしい。また、背面には2Wのモノラルスピーカーを搭載しているので、別途スピーカーを用意する必要もない。

付属のカード型リモコン 天面右下の操作パネルから行える

「KG-PL05HW」の操作は、付属のカード型リモコンのほか、天面右下の操作パネルから行える

カメラ三脚の取り付け穴が用意

底面にはカメラ三脚の取り付け穴が用意されているので、カメラ三脚を使ってさまざまな角度から投影可能。たとえば天井に画面を映し出すといった使い方も。このようなことができるのも、コンパクトな「KG-PL05HW」ならではのメリットだ

小型LEDプロジェクターながら“明るい”500ルーメンを実現

輝度

「KG-PL05HW」の輝度は、1kg以下のLEDプロジェクターとして最高となる500ルーメンを実現(2013年7月1日現在)。しかしながら、消費電力はわずか80Wに過ぎず、低電力駆動なのも魅力だ

「KG-PL05HW」の特徴のひとつが、LED光源ながら500ルーメンという輝度を確保している点。現状、LEDプロジェクターの輝度の主流が200〜300ルーメン程度であることを考えると、これはかなり明るい。とはいえ、高圧水銀ランプを採用したプロジェクターの輝度は2000〜3000ルーメンが当たり前。500ルーメンでは輝度が不十分と思う人もいるかもしれないが、LED光源は色の純度が高いこともあって、実際に画面を投影してみると、明るい部屋で使うことが前提でなければ十分であることがわかる。

映像を投影

実際に、「KG-PL05HW」の映像を投影して、その実力をチェックしてみた

では、その画質はどうだろう。「KG-PL05HW」のネイティブ解像度は、WXGA(1280×800)のハイビジョン対応。フルHD映像をドット・バイ・ドットで映し出すまでの実力は備えていないが、フルHDの映像を映し出しても精細感が感じられる。投影方式は、半導体の上に超微細なミラーを敷き詰め、これをデジタル的にオン・オフして投影を行うDLP方式のため、原理上、黒がしっかり沈み込むのがメリットだ。

実際、「KG-PL05HW」でもDLP方式ならではで、暗部の階調がはっきりと表現されるのが好印象。写真や映画を観賞するには、初期設定から多少色合いを調整したほうがよさそうだが、メニュー画面に用意されているプリセットには、初期値の「輝度モード」のほか、「PCモード」「ムービーモード」「フォトモード」の3つが用意されているので、これらを活用したり、自身で画質調整を行うことで、しっくりとくる画質を見つけられる。

投影した画面

投影した画面は、十分に明るく、必要十分な画質。初期設定値の「輝度モード」では、全体的に黄色味が強い印象を受けたので、好みの画質に調整すると、写真のような、よりよい画質で楽しめる

Wi-Fi対応で手軽ささらにアップ。パソコン画面をワイヤレス表示

パソコンの画面をワイヤレスで投影

「KG-PL05HW」は、Wi-Fi接続用のUSBドングルを背面のUSBポートに装着すると、パソコンの画面をワイヤレスで投影できるようになる

そのコンパクトさから手軽に使える「KG-PL05HW」だが、新搭載のWi-Fi機能を活用すれば、パソコンとの接続をワイヤレスで行うことも可能だ。

Wi-Fi接続の方法は、通常のWi-Fi機器と変わりがない。事前準備として付属のUSBドングルを背面のUSBポートにセットし、映像入力を「Wi-Fiディスプレイ」に切り替えておく必要があるものの、あとは、パソコンにインストールした付属ソフト「EZ WiFi/LAN」を立ち上げるだけ。このように、接続操作はいたってシンプルだ。また、映像信号は、パソコンとプロジェクターの間でダイレクトにWi-Fi接続されて転送されるので、無線LANルーターも必要ない。たとえば、客先などでプレゼンテーションを行うといった場面でも、このワイヤレス接続機能を簡単に活用できるのである。

ちなみに、Wi-Fi経由で投影される映像は、手元のパソコンのデスクトップ画面がそのまま表示される形となる。使い勝手もケーブル接続の場合と基本的には変わりがないので、たとえば、パソコンで再生したDVD映像をワイヤレスで飛ばして大画面に投影することも可能だ。残念ながら、Wi-Fi経由では音声をプロジェクターに飛ばすことはできないが、Wi-Fiを活用するだけで設置の自由度と接続の手軽さが大きく向上するので非常に便利。最近は、さまざまなデバイスで対応が進んできたWi-Fiだが、機器同士のケーブル接続に縛られてきたプロジェクターにおいて、ワイヤレス接続が行えるメリットは非常に大きい。

Wi-Fiディスプレイ 専用ソフト「EZ WiFi/LAN」のインストールが必要

Wi-Fi接続を利用するには、プロジェクターのメニュー画面から「Wi-Fiディスプレイ」を選択(左)。パソコンには、事前に専用ソフト「EZ WiFi/LAN」のインストールが必要だ(右)

まとめ「KG-PL05HW」

このように、「KG-PL05HW」は、片手で扱えるレベルのコンパクトボディに輝度500ルーメンのハイスペックとワイヤレス接続機能を搭載したLEDプロジェクターだ。使う前までは、LEDプロジェクターの中では1kg以下最高輝度となる500ルーメンを実現しているとはいえ、一般的なプロジェクターに比べて、その明るさを不安に思うところもあったが、実際に使用してみると、これがかなり実用的な明るさだった。無理に明るい部屋で使用するのでなければ十分だろう。

また、何よりもうれしかったのは、やはりLEDプロジェクターならではの小ささ。これまでプロジェクターの設置場所を見つけるのに苦労してきた人にとっては有力な選択肢となると思う。さらに、新たにWi-Fi機能も搭載しているので、パソコンとの接続は快適そのもの。プロジェクターによる大画面は魅力だが、設置スペースや接続性の問題で導入をあきらめてきたという人にこそ、注目してもらいたい製品である。

Wi-Fi対応モデルも新登場!どこへでも手軽に持っていけるLED光源モデルTAXAN“小型”プロジェクター「PLシリーズ」の実力診断!

製品紹介

KG-PL05HW
KG-PL05HW
最新価格:
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主なスペック

光源 LED
明るさ 500ルーメン
解像度 WXGA相当(16:10)
画面サイズ 20〜100インチ
主な入力インターフェイス HDMI、アナログRGB、USB、SDメモリーカードスロット、ビデオ/オーディオ兼用ステレオミニジャック
サイズ(幅×高さ×奥行) 170×42.5×138mm
本体質量 800g(ACアダプター除く)