BenQ「MW817ST」徹底解剖 ビジネスユース編

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オフィスから教育現場まで幅広いビジネスシーンで実力を発揮

今回注目した「MW817ST」は、オフィスや学校などの教育現場で数多く使われている超短焦点プロジェクター「MW814ST」の後継となるモデルだ。1mの投写距離で95インチの大画面を映し出すという性能においては従来モデルから変更はないが、「MW814ST」の対応画面サイズが80インチから300インチまでだったのに対し、「MW817ST」は50インチから300インチまで対応するよう改良が加えられており、より狭いスペースでの利用が可能となった。ちなみに、「MW817ST」で50インチの映像を映し出すために必要な投写距離は、なんと0.53m。パーテーションで仕切られた小さなミーティングスペースなどでも、プロジェクターを使った会議や打ち合わせができてしまうのだ。

また、従来モデルでは2500ルーメンだった明るさが、本モデルでは3000ルーメンにアップしている。コントラスト比も「4000:1」から「13000:1」へと引き上げられており、明るい室内でも美しいコントラストの映像を、はっきりと視認することができるのだ。なお、解像度はWXGA(1280×800)で、アスペクト比は16:10のワイド画面に標準対応。広い投写スペースにビジネス文章やプレゼンシートなどを、鮮明に映し出すことが可能となっている。次の章では、実際に「MW817ST」を活用して、ビジネスシーンにおける実力の高さをチェックしていく。

ビジネスイメージ

超短焦点モデルの「MW817ST」は、小さなミーティングスペースから、大型の会議室、学校や塾などの教育現場まで、幅広く使える高性能プロジェクター。明るさも3000ルーメンの高輝度を誇り、室内の電気を消すことなく、鮮明な映像が投写できる

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小会議室やSOHOでも使える高性能な短焦点プロジェクター

ビジネスにおける「MW817ST」の使い勝手を検証するため、価格.comオフィス内の会議室で実写レビューを実施。会議室は8人が使用できる会議テーブルと、プロジェクター用のスクリーンを備えた部屋を使用した。まずは製品仕様に記載されている最短投写距離、0.53mから投写。さらにスクリーンからの距離を1mに広げて投写を行ってみた。

検証を行うにあたってまず感じたのは、「0.53mってこんなに短いの!?」ということ。一般的なプロジェクターの設置位置から考えると、想像以上にスクリーンに接近している印象だ。ところが実際に投写すると、この距離からでもしっかりと約50インチの画面を映し出すことができた。映像も非常に高精細で、4人程度の少人数で行う打ち合わせやミーティング、SOHOでの使用などには最適なサイズと言えるだろう。また、投射距離を1mに広げると、検証を行った会議室のスクリーンほぼいっぱいとなる約95インチの画面が映し出された。8人が使用できる会議室なら、十分すぎる画面サイズだ。この後、投射距離を2mに広げてみたが、映し出された約190インチの画面サイズは、スクリーンはおろか、会議室の壁いっぱいでも収まりきらないサイズとなってしまい、超短焦点モデルならではの実力を改めて思い知らされることとなった。なお、画面サイズが大きくなっても、WXGA(1280×800)ワイド画面はキメが細かく、映し出したプレゼンシート上の文字や数字の潰れはもちろん、色再現性の変化もあまり気にならなかった。

0.53m

投射距離と画質

1m

投射距離と画質

0.53mの投写距離は想像以上にスクリーンに近い。それでも約50インチの画面をきれいに映し出すことができた。投写距離を1mに広げると、右の写真のように約95インチの画面を映し出すことが可能。8人が使用できる会議室においては、十分すぎるほどの大画面だった

さらに、「MW817ST」に装備された3000ルーメンの明るさをチェックするため、室内照明を消灯/点灯して、画面の見やすさを比較してみた。室内照明を消した状態での、画面の視認性の高さは当然だが、照明を点けた状態でも右下の写真のように、かなり画面は見やすかった。これなら明るい部屋でもプロジェクターを使用した会議やプレゼンが行えるし、手元の資料を確認したり、メモを取ったりすることも問題なく行える。

室内照明/消灯

消灯/点灯

室内照明/点灯

消灯/点灯

左の写真は室内の照明を消灯した状態、右の写真は点灯した状態で投写したもの。消灯時に比べると、点灯時はさすがに視認性が下がるものの、投写した資料は白飛びすることなく、文字や数字もはっきりと読み取ることができた。ビジネスシーンでの利用においては、まったく問題のないレベルと言えるだろう

超短焦点で高輝度を実現した「MW817ST」の性能を考えると、ビジネスシーンにおける会議やプレゼンはもちろんだが、広いスペースが確保できないお店のショールームや、照明を真っ暗にはできない飲食店、結婚式場やホテルなどで、デジタルサイネージとして活用することもできるはず。高精細なワイド画面で個性的なサイネージを映し出せば、顧客の心に強い印象を与えてくれるに違いない。

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ハイスペックモデルならではの多彩な投写機能を搭載

前章では、「MW817ST」の投写距離、輝度について検証を行ったが、ここでは、それ以外の機能についてチェックを進めていこう。まずは投写する映像の美しさについてだが、WXGAの高解像度に対応しているほか、コントラスト比「13000:1」を実現したことにより、高精細でメリハリの効いた映像の投写を実現している。近ごろは写真などのビジュアルを活用した、視覚に訴えかけるプレゼンシートの作成が一般的になってきており、それらを映し出す際には「MW817ST」の高画質が、ビジネスシーンでの大きな武器となるはずだ。

また、台形補正や壁色補正などの補正機能は、メニューから簡単に呼び出すことができ、スピーディーに操作できるほか、さまざまなソースの画像をよりくっきりと、より鮮やかに映し出す色彩深度調整機能「BrilliantColor」や、メーカーを問わず複数のプロジェクターを一括制御することが可能な「PJ Link」にも対応している。

ほかにも、映し出すコンテンツの輝度レベルを自動的に検出し、ランプの消費電力を30%から70%の範囲で削減してくれる「スマートエコ」機能にも対応。これは、一律で輝度を落とす従来までのエコモードとは異なり、映像の輝度に合わせてプロジェクター側で自動的に輝度調節を行ってくれるもの。見た目にはエコモードが作動しているのがわからないほど、しっかりと明るさや画質をキープしながら、エコにも貢献してくれるのである。

コントラスト比

「13000:1」の高コントラスト比により、写真などのビジュアルを活用したビジネス文書も、ご覧のように美しく投写できる。新製品のプロモーションをはじめ、映像メインのプレゼンテーションの際には、この高精細映像が大きな武器になりそうだ

メニュー画面

本体やリモコンの「MENU」ボタンを押すと、さまざまな機能が呼び出せるメニューリストが画面に表示される。それぞれの機能は十字キーで選択、「Enter」ボタンで決定するだけなので、説明書などがなくても簡単に操作できる

台形補正

投写した画面の形を補正する「台形補正」も直感的な操作が可能。補正は縦方向のみ、±30度の調整に対応している

壁色補正

専用スクリーンではなく壁に投写する際、壁の色に合わせて映し出す映像の色味を調整できる「壁色補正」機能を搭載。「オフ」のほか、「薄い黄色」「ピンク」「薄緑」「青」「黒板」から選択できる

アスペクト比

「自動」「リアル」「4:3」「16:9」「16:10」の5つから、映し出すコンテンツに合わせてアスペクト比を選択することも可能。ワイド画面に迫力の映像を投写することができる

スマートエコ
スマートエコ

ランプ設定を「スマートエコ」モードに設定すると、一律に輝度を落とす従来のエコモードと異なり、コンテンツの輝度レベルを自動検出し、画像を暗くすることなく、ランプの消費電力を30〜70%の範囲で調整してくれる

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MW817ST

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解像度

WXGA(1280×800)

方式

DLP

出力光束

3000lm

コントラスト比

13000:1

色再現性

約10億7000万色

投写距離

95インチ:1m

投写画面サイズ

50インチ〜300インチ

アスペクト比

16:10

インターフェイス

ミニD-sub×2、Sビデオ端子×1、ビデオコンポジット端子×1、HDMI×1、RCA端子×1、オーディオミニジャック×2

スピーカー

10W×1

本体サイズ

287.3(幅)×232.6(奥行き)×114.4(高さ)mm

質量

約2.8kg