キヤノン「EOS 8000D」徹底レビュー

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ワンランク上の高性能デジタル一眼レフ

キヤノン「EOS 8000D」徹底レビュー

簡単・キレイに撮れるだけでなく、操作性にもこだわったデジタル一眼レフカメラが欲しい。そんな声に応えるように、キヤノンから新たに登場したのが「EOS 8000D」だ。「EOS」シリーズらしい高性能・高画質なスペックを搭載しつつ、操作性と機能性でワンランク上のエントリー向けモデルに仕上がっている。本特集では、価格.comスタッフが撮影した実写作例を交えながら、このデジタル一眼レフの特徴をくわしくレビューしたい。

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新たに登場した「EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM」が付属するハイスピードAFキットが登場

人気の「EOS 8000D」に、新たに登場したレンズ「EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM」が付属するハイスピードAFキットが新登場。AF駆動系にEFレンズで初めてチップ状の小型モーター「ナノUSM」を搭載した高倍率ズームレンズで、従来機種よりフォーカスレンズの駆動速度が最大で約4.3倍(※)も速くなっているのが特徴だ。オールクロス仕様の19点AFセンサーと「ハイブリッドCMOS AF III」を採用する「EOS 8000D」と組み合わせれば、光学ファイダー撮影時もライブビュー撮影時も、より高速なAFが可能となる。「EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STM」と比べてみたが、特にテレ側のAFが高速になっているのが実感できた。遠くのものを撮影するときは、どうしてもAFが遅くなって、少しストレスを感じるときがあるが、このレンズならそんな心配はない。その速さは、合焦を知らせる電子音が鳴る前に、ピントが合っているかのように感じるほどだ。下の動画は、新たに登場した「EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM」と「EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STM」のAFのスピードを比較したものだ。

※ファインダーAF・静止画撮影時・焦点距離135mm・最短撮影距離から無限遠までの駆動時(キヤノン基準)

動画

違いは一目瞭然。「EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM」のほうがAFが高速で、電車をしっかりと枠の中に収められている。このように動きの速い被写体もしっかりとキャッチできるので、電車や飛行機などの乗り物、動きまわる子ども、動物などを撮影するのにも向いる。日常はもちろんだが、旅行先で偶然出会える、決定的な瞬間を逃さずに撮影できるだろう。35mm判換算で29-216mm相当の広いズーム領域をカバーするので、旅行などではこの1本だけを持って行くだけでも、さまざまなシーンに対応できるのもうれしいところ。画質面では、光学系にUDレンズと非球面レンズを採用し、ズーム全域で高い解像度と高コントラストを実現。7枚羽の円形絞りにより、美しいボケ味も楽しめる。

EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM

キラリと光るブラックリングと梨地仕上げで高級感のある外観。スマートなフォルムで「EOS 8000D」ともマッチしている(レンズフードは別売り)

よく動画を撮影するという人にも注目してほしい。静かで滑らかな動画AFを実現しているのに加え、別売りの「パワーズームアダプターPZ-E1」を装着すれば、手動では難しい電動ならではの滑らかなズーミングが可能になる。下の動画を見てもらえば、映画のようなスムーズなズーミングで、より印象的な動画を撮影できることがわかってもらえるはずだ。ズーム速度はSLOW/FASTの2段階で切り替え可能。レンズをパワーアップできるガジェット的な面白さもある。エントリー向けモデルではあるが、操作性や機能性がワンランク上の「EOS 8000D」と「EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM」を組み合わせた新しいレンズキットは、エントリーからミドルクラスまで幅広いユーザーが満足できるレンズキットと言えるだろう。

動画
EOS 8000D EF-S18-135 IS USM レンズキット

サブ液晶&サブ電子ダイヤルを装備し、中級機にせまる操作性を実現!

キヤノン「EOS 8000D」

「EOS」シリーズのラインアップとしては、エントリーモデルの上位機種となる「EOS 8000D」

「EOS 8000D」は、キヤノンのデジタル一眼レフカメラ「EOS」シリーズの新モデル。その最大の特徴は、エントリーを超えた、使い勝手のよい操作性にある。ポイントとなるのが、ボディ上部の左肩に、ロック付きの撮影モードダイヤルを、右肩に、「EOS」シリーズのエントリーモデルとしては初めて、各種撮影設定を確認できるサブ液晶パネルを装備していることだ。さらに、ボディ背面にも注目。エントリーモデルながら、「EOS」シリーズの中級機以上ではおなじみのサブ電子ダイヤルを搭載しているのだ。

今回、実際に「EOS 8000D」を使ってみたが、サブ液晶パネルとサブ電子ダイヤルがあることによって、快適に操作・撮影することができた。サブ液晶パネルでは、絞り値やシャッタースピード、感度をひと目で確認できるため、ファインダーやモニターを見なくてもどういった設定なのかがわかりやすく、よりスムーズな撮影が行えた。サブ電子ダイヤルについては、特に、クルクルと回転させることで露出補正値をダイレクトに変更できるのが便利。「EOS」シリーズの中級機と同じ感覚で操作できるのは、「EOS」ユーザーにとってポイントが高い。

さらに、液晶モニターには、3.0型(約104万ドット)のバリアングル液晶を採用。モニターを開いてから上下方向に回転させることができるので、無理な体勢にならなくても、ローアングル/ハイアングルでの撮影が行える。加えて、タッチ操作にも対応しており、タッチした位置でピントを合わせるタッチフォーカスが可能。タッチしてピントを合わせて、そのままシャッターを切ることも可能だ。なお、後に掲載する実写作例で、ローアングルで撮ったものを掲載しているが、バリアングル&タッチ操作対応のモニターによって、スムーズにシャッターを切ることができた。

「EOS 8000D」のボディサイズは約131.9(幅)×100.9(高さ)×77.8(奥行)mmで、重量は約565g(CIPAガイドラインによる)。エントリーモデルらしく、コンパクトで持ち運びやすいボディに仕上がっている。このコンパクトボディに、中級機の操作性をうまく取り込んでいるのがポイント。エントリー機と中級機のよいところをバランスよく取り込んだカメラとなっている。

キヤノン「EOS 8000D」
キヤノン「EOS 8000D」

左肩にロック付きの撮影モードダイヤルを、右肩にサブ液晶パネルを採用している

キヤノン「EOS 8000D」

背面にサブ電子ダイヤルを装備。クルクルと回すことで露出補正などの操作を行える「EOS」シリーズ中級機定番の操作性だ。サブ電子ダイヤルの下にはロックスイッチも搭載している

キヤノン「EOS 8000D」
キヤノン「EOS 8000D」

液晶モニターは、3.0型(約104万ドット)のバリアングル液晶モニターを採用。タッチ操作にも対応している

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有効約2420万画素CMOSセンサーなど基本性能もハイレベル!

「EOS 8000D」は、エントリーモデルながら、高い基本性能を搭載している点にも注目だ。

撮像素子には、2000万画素オーバーとなる有効約2420万画素のCMOSセンサー(APS-Cサイズ)を採用。さらに、このセンサーは、ライブビュー撮影時の高速・高精度オートフォーカスを実現する新しい「ハイブリッドCMOS AF III」に対応しているのがポイントだ。従来の「ハイブリッドCMOS AF II」と同様、センサー上に位相差AF画素を配置し、位相差AFとコントラストAFを組み合わせてオートフォーカスを行うシステムだが、位相差AFの画素(縦線検出センサーを採用)の配置を水平方向に高密度化することで、位相差AFの精度を高めたのが特徴となっている。シーンによっては位相差AFのみで合焦するようになり、ライブビュー撮影時のオートフォーカス速度は、「ハイブリッドCMOS AF II」を採用する「EOS Kiss X7」と比べて、最大約4.8倍の高速化を達成している。

実際に、「EOS 8000D」で、ライブビュー撮影のオートフォーカスを利用してみたが、その合焦スピードは期待以上のものであった。狙った被写体に対して、非常にスピーディーにピントを合わせてくれるので、ストレスなくライブビュー撮影が行えた。「EOS 8000D」のように、ファインダー撮影とライブビュー撮影の両方を利用できるデジタル一眼レフの場合、機種によっては、オートフォーカスの遅さが理由で、ファインダーで撮影することが多いという方も少なくないはずだ。だが、ライブビューでの高速・高精度なオートフォーカスを実現した「EOS 8000D」であれば、「風景を撮る場合など、しっかりと構えて被写体に集中したいならファインダー。バリアングル液晶を活用して自由なアングルで撮影したいならライブビュー」といったように、シーンや使い方にあわせて、ファインダーとライブビューを使い分けることができる。

キヤノン「EOS 8000D」

「ハイブリッドCMOS AF III」対応の有効約2420万画素CMOSセンサーを採用

映像エンジンは最新の「DIGIC 6」で、感度は常用でISO100〜12800に対応(拡張でISO25600相当も選択可能)。連写性能は、エントリーモデルとしては十分なスペックとなる最高5コマ/秒を実現している。さらに、光学ファインダー撮影時の位相差AFには、上位モデル「EOS 70D」と同等となる、オールクロス仕様の19点システムを採用。光学ファインダーは、視野角約95%・倍率約0.82倍のペンタダハミラーで、ファインダー内に各種情報を表示できる「インテリジェントビューファインダー」にも対応している。

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7560画素 RGB+IR 測光センサーを搭載し、高い露出制御が可能!

「EOS 8000D」は、従来から多くの点が進化しているが、測光システムが刷新されていることも見逃せないポイントだ。測光システムが進化したことで、より高精度な露出制御が可能になっただけでなく、カメラとしての基本性能アップも実現しているのだ。

具体的には、夕景や屋外の緑を高精度に検知するIR画素(近赤外光検知)を備えた、「7560画素 RGB+IR 測光センサー」を新たに搭載。色情報を加味した測光アルゴリズムも採用し、精度の高い露出制御を実現している。さらに、この新センサーは、人の顔や色、明るさ、動き、コントラスト、距離などの情報をもとに自動的に撮影状況を解析する「新EOSシーン解析システム」のシーン判別と、オートフォーカス精度の向上にも貢献しているという。

加えて、「EOS 8000D」では、このセンサーの色検知機能を応用し、ファインダー撮影時に肌色を検知して人物に優先的に合焦する「色検知AF」という新機能も利用できるようになった(※19点自動選択AFとゾーンAFのワンショット時に有効)。フリッカー検知も可能になり、APS-Cモデルの最上位機種「EOS 7D Mark II」などに採用された「フリッカーレス撮影」にも対応している。

7560画素 RGB+IR 測光センサー

「7560画素 RGB+IR 測光センサー」を採用し、高精度な露出制御を実現

キヤノン「EOS 8000D」
キヤノン「EOS 8000D」

「色検知AF」や「フリッカーレス撮影」にも対応している

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7560画素 RGB+IR 測光センサーを搭載し、精度の高い露出制御が可能!

続いて、「EOS 8000D」が搭載する多彩な機能を見ていこう。

「EOS 8000D」は、「EOS」シリーズのエントリーモデルとしては初めて、ライブビュー撮影時のサーボ連写(サーボAF+約3コマ/秒の連写)を実現している。ライブビューで被写体にピントを合わせ続けながら、連写撮影ができるようになったのだ。

さらに、電子水準器を搭載しているのも、ハイエンドユーザーにとってはうれしい点だろう。モニター上だけでなく、ファインダー内にも表示することができるのが便利なところで、風景を撮影する場合など、水平を出したいときに積極的に活用したい。また、細かいところでは、レンズ光学補正機能に、「EOS 7D Mark II」と同じく、歪曲収差補正が加わった。周辺部の歪みを、装着するレンズ(※補正データが登録されているEFレンズのみ)にあわせて、撮影時に補正できるようになる機能だ。

このほか、標準露出とアンダー露出の画像を交互に撮影・合成して1フレームにすることで白とびを抑える「HDR動画」や、動画撮影中に約3〜10倍に拡大して撮影ができる「動画デジタルズーム」にも対応している。Wi-Fi/NFCも内蔵しており、スマートフォンやプリンター、カメラなどとのワイヤレスで連携することが可能だ。

キヤノン「EOS 8000D」 ファインダー

電子水準器の表示が可能。ファインダー内にも表示できる

キヤノン「EOS 8000D」 動画デジタルズームに対応

動画撮影中に約3〜10倍に拡大して撮影ができる「動画デジタルズーム」に対応

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価格.comスタッフが撮影した実写作例

実写作例1

EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STM、焦点距離:18mm(35mm判換算29mm相当)、F8、1/125秒、ISO100、ホワイトバランス:オート、ピクチャースタイル:スタンダード

ファインダーを使ってしっかりと構えながら、ファインダー内の電子水準器表示で水平を確認して撮影した1枚。水平が出ていることで、安定した構図の写真になったと思う。また、周辺までしっかりとシャープに撮れているところにも注目してほしい。今回の撮影では、レンズに、キットレンズとして用意されている高倍率ズームレンズ「EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STM」を使っているが、ズームレンズとしては周辺までシャープな特性を発揮してくれるのが高ポイントだ。

実写作例2

EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STM、焦点距離:18mm(35mm判換算29mm相当)、F4、1/800秒、ISO100、ホワイトバランス:オート、ピクチャースタイル:スタンダード

バリアングル液晶を使ってローアングルから狙った作例。晴天下での撮影となったが、モニターの角度を自由に調整できるため、被写体をモニターでしっかりと確認しながら狙い通りの構図で撮ることができた。さらに、タッチ操作を使って撮影したことも付け加えておきたい。タッチ操作でピント位置を簡単に変更して、手前の花にピントを合わせることができた。

実写作例3

EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STM、焦点距離:35mm(35mm判換算56mm相当)、F4.5、1/20秒、ISO400、ホワイトバランス:オート、ピクチャースタイル:スタンダード

やや暗い屋内で、焦点距離35mm(35mm判換算56mm相当)に設定して撮影した。1/20秒という低速シャッタースピードになったが、手ブレ補正機能によってブレのない写真に仕上がっている。ピント位置の精細感も高い。また、キレイな背景ボケが得られているのも注目点だ。

実写作例4

EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STM、焦点距離:50mm(35mm判換算80mm相当)、F5、1/15秒、ISO100、ホワイトバランス:オート、ピクチャースタイル:スタンダード

この作例は、上に掲載したものよりも、さらに望遠域(焦点距離50mm、35mm判換算80mm相当)で、さらに遅いシャッタースピード(1/15秒)で撮ったものになる。手持ち撮影だが、手ブレを抑えた写真に仕上がった。また、背景に強い光がある状況にもかかわらず、全体的に暗くならずに、明るくキレイな写真になった点にも注目してほしい。「EOS 8000D」の露出制御や画像処理の巧みさを感じる作例である。

実写作例5

EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STM、焦点距離:92mm(35mm判換算148mm相当)、F5.6、1/80秒、ISO100、ホワイトバランス:オート、ピクチャースタイル:スタンダード

横になっている猫を望遠92mm(35mm判換算147mm相当)で遠くから狙ってみた。この作例も、バリアングル&タッチパネル液晶を活用して、ローアングルから撮ったものになる。

実写作例6

EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STM、焦点距離:135mm(35mm判換算216mm相当)、F5.6、1/800秒、ISO100、ホワイトバランス:オート、ピクチャースタイル:オート

望遠端135mm(35mm判換算216mm相当)での写りをテスト。絞り開放のF5.6で撮影しているが、ピント位置では高い精細感が得られている。

まとめ

「EOS 8000D」は、エントリーモデルながら、コンパクトボディにサブ液晶パネル&サブ電子ダイヤルを装備し、「EOS」シリーズの中級機以上のモデルに似た操作が可能なデジタル一眼レフだ。これまでの「EOS」シリーズのラインアップにはなかった、エントリー向けの上級機に位置付けられている。

今回、「EOS 8000D」を使ってみて強く印象に残ったのは、操作性のよさだ。サブ液晶パネルやサブ電子ダイヤルを使った本格的な操作が可能なことも評価点ではあるが、それに加えて、バリアングル&タッチパネル液晶を使った簡単な操作で撮影ができることも見逃せない。こだわった操作で撮ることもできるし、簡単な操作で撮ることもできるのだ。

そうした操作性の特徴を考慮すると、「EOS 8000D」は、エントリーからミドルクラスの幅広いユーザーが満足できるデジタル一眼レフと評することができる。画質は、「EOS」シリーズらしく、忠実な色再現をベースに、誰もがキレイと感じる高いクオリティを実現しており、文句のつけようがない。操作性も画質もハイレベルで、エントリーモデルとしては、ほぼ完璧なカメラではないだろうか。購入後の満足度が高いエントリー向けのデジタル一眼レフだと思う。