JVC「CLASS-S」シリーズ「WOOD」「SIGNA」を徹底レビュー

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ハイレゾ対応大口径ウッドドーム振動板を搭載した「WOOD」

高解像度のピュアサウンドが楽しめる「SIGNA」

JVCハイクラスヘッドホンシリーズ「CLASS-S」誕生!

日本を代表するオーディオブランド「JVC」が立ち上げたハイクラスヘッドホンシリーズ「CLASS-S」。 新開発の大口径40mmウッドドーム振動板を搭載した「WOOD」シリーズと、 高解像度のピュアサウンドが楽しめる「SIGNA」シリーズという2つのハイレゾ対応モデルをラインアップしているが、そのサウンドパフォーマンスはどんなものだろう? 今回はオーディオ評論家、中林直樹氏を招き、各シリーズのプレミアムモデル「WOOD 01」「SIGNA 01」の実力を徹底チェックしていく。

すぐれた「サウンド」「デザイン」「装着感」を兼ね備えた、オーディオファンも納得のハイクラスヘッドホン

高度で独創的な技術を開発し続けているJVC。 ヘッドホンにおいても、業界初となる“木の振動板”を搭載したカナル「WOOD」シリーズをはじめ、リアルな重低音再生を実現する“ストリームウーハー”搭載の「LIVEBEAT」シリーズ、 2つの振動板を並列に配置した“ツインシステムユニット”搭載の「TWIN」シリーズ、ビクタースタジオと共同開発したプロユースのモニターヘッドホンなど、 多彩な製品ラインアップを取り揃え、オーディオファンの心をガッチリとつかんでいる。 そんなJVCヘッドホンに今回、またひとつ魅力的な選択肢が加わった。それが、JVCのハイクラスヘッドホンシリーズ「CLASS-S」だ。

“こだわりの高音質と上質なサウンドライフを提案”というコンセプトのもとで開発された「CLASS-S」は、 ヘッドホンに求められる「サウンド」「デザイン」「装着感」を追求。 ハイレゾに対応した高精細なサウンドはもちろんのこと、ビジネスファッションにも似合うスタイリッシュなデザインや、 耳にピタッとフィットする装着感のよさも大きな魅力となっている。 また、ハイレゾ対応など、新しさを求めるだけでなく、JVCがビクター時代から一貫して取り組んできた「原音探究」の思想をしっかりと受け継いでいるのもポイントだ。

そんな「CLASS-S」には現在、個性の異なる「WOOD」「SIGNA」の2シリーズがラインアップされているが、 どちらもヘッドホンで音楽を聴いていることを忘れるほど、自然で、原音に近い音を再現してくれるのだ。

「CLASS-S」には、新開発の大口径ウッドドームを搭載した「WOOD」、高解像度のピュアサウンドが楽しめる「SIGNA」の2シリーズをラインアップ。 本特集ではそれぞれの上位モデル「WOOD 01」「SIGNA 01」を使ってレビューを行う。 “ハイクラスヘッドホンシリーズ”をうたうだけに、パッケージや付属のキャリングケースもこだわりを感じる仕上がりだ

【WOOD 01】こだわりのパーツとテクノロジーが凝縮 “木”が生み出す、上質で自然な響きを体感

まずは、「WOOD 01」をチェックしていこう。 本モデル最大の特徴は、ドライバーユニットに、大口径40mmのハイレゾ対応ウッドドーム振動板を採用したことだ。 JVCはこれまでも、「ウッドコーンスピーカー」やインナーイヤー型ヘッドホン「WOODシリーズ」など、 振動板に木を使ったモデルを独自性を持って開発してきたが、オーバーヘッド型ヘッドホンに採用されるのは今回が初めてとなる。

「WOOD 01」がなぜ木の振動板を採用したかと言えば、それは“自然な音再現”を追求しているからにほかならない。 一般的な振動板に採用される素材と比べて、木は音の伝達速度が速く、定在波が発生しにくいため、より原音に近いナチュラルな音を響かせることができるのだ。

このようにすぐれた音響特性を持ついっぽうで、木は比重が高く、振動板として適正な軽さにするには薄く加工する必要がある。 そのためにはかなり高度な技術が要求され、実際JVCも10年ほど前に木の振動板を試作したものの、 厚さ100μm以下には加工できず、いったんは開発を中止したことがあるという。 しかしその後も、使用する木材や加工する刃物の選定、削る際の木材の湿り具合などの研究を続けた結果、 今回新たにわずか50μmという髪の毛の半分程度の薄さを実現。 これによって、木ならではの、レスポンスにすぐれ、美しい響きと自然な音の広がりを再現できる振動板が完成したのだ。

「WOOD 01」のアイデンティティーと言えるのが、大口径40mmのウッドドーム振動板だ。 インナーイヤー型ヘッドホン「WOODシリーズ」では80μmだった木の振動板の厚みを、独自の薄膜加工技術によって50μmまで薄型化。 これに、1T(テスラ)を超える高い磁束密度を実現する「ハイエナジー磁気回路」と、調音材の役目を果たす「ウッドプレート」を組み合わせることで、 木ならではの美しい響きを実現したのだ

さらに、響きに安定感や均一性をもたす「ウッド・オン・ハウジング」、ユニット内の反射音を吸収・拡散する「ウッドプレート」、 バッフルの振動を調整する「ウッドバッフル」、ハウジング部の振動をコントロールする「整振ウッドプラグ」など、 木ならではの特性を生かしたパーツが多数搭載されている。 このほか、ユニットホルダーにはグラスファイバーを混ぜ込んで強度を高めたポリアミド樹脂を、ブラスリングには真ちゅうを採用するなど、 各部に最適な素材を用いることで、制動感と余韻感がバランスよくミックスされた音を鳴らすことが可能になったのだ。

「WOOD 01」
上図が「WOOD 01」のユニットの分解図。 「ウッドプレート」「ウッドバッフル」「整振ウッドプラグ」「響棒」など、各部に木製のパーツを使用しており、豊かで響きのある音を奏でてくれる
耳の角度に合わせてバッフルを傾斜させた「イヤーダイレクトバッフル」(左写真)は ロスなく音を伝える役割を持つ(※製品の素材は写真と異なり、音響用不織布を使用)。 また、ドライバー前面の圧力を逃がすための空気穴(右写真)も設けられている

「WOOD 01」の魅力は、木の音響特性を生かしたすぐれたサウンドクオリティだけにとどまらない。 これまた木製のハウジング(ウッド・オン・ハウジング)やガンメタリックのアーム部がデザイン上のアクセントとなっており、シンプルで洗練された仕上がりだ。 また、やわらかく肌触りのよい素材を使用した「ハイレゾ仕様コンフォータブルイヤーパッド」は装着感にすぐれているだけではなく、抜群の遮音性も発揮してくれる。

木材を何十層も積層することで木の響きに安定感と均一性をもたらす「ウッド・オン・ハウジング」は、 デザイン上のアクセントにもなっている
「ハイレゾ仕様コンフォータブルイヤーパッド」は耳を心地よく包み込み、抜群の装着感だ。 ホールド感が高く、側圧は若干強め。実際に装着してみたところ、音漏れはほとんどなかった
「WOOD 01」には、長さ1.2mの「L/R独立グランドプラグ&ケーブル」が付属する。 ヘッドホン側の端子は3極のステレオミニ仕様で、接続部には着脱式ケーブルのプラグとジャックの接触を安定させ、 振動による音質劣化を抑制する「アンチバイブレーションジャック」構造が採用されている

オーディオ評論家・中林直樹氏が語る 「WOOD 01」のサウンドの本質とは!?

オーディオ評論家の中林氏が「WOOD 01」のサウンドをチェック。プロの耳に「WOOD 01」のサウンドは、いったいどのように聴こえたのだろうか。

今回、中林氏が「WOOD 01」で試聴したのは、 中島ノブユキの最新アルバム『散りゆく花』に収録された「エスペヒスモ 〜蜃気楼〜 エレガンテ・コン・モート」(DSD 5.6MHz)、 挾間美帆の『タイム・リヴァー』に収録された「ディジー・ディジー・ワイルドフラワー」(PCM 96kHz/24ビット)、 パンチブラザーズの『The Phosphorescent Blues』に収録された「My Oh My」(PCM 96kHz/24ビット)など。もちろん、すべてハイレゾ音源の楽曲だ。

「『ウッドコーンスピーカー』やインナーイヤー型ヘッドホン『WOODシリーズ』は、木ならではのナチュラルな音が特徴でしたが、 『WOOD 01』もナチュラルで温かみのある音が出せるヘッドホンに仕上がっていました。 高域がすごく伸びるという感じではないですが、音に厚みがあり、中低域の情報量をしっかり生かせているので聴いていて気持ちがいいです。 大人向けの落ち着いた音作りと言えます。

まず、『エスペヒスモ 〜蜃気楼〜 エレガンテ・コン・モート』は、ピアノやストリングス、バンドネオンなどによる曲ですが、 それぞれの音がバラバラにならず、がっちりとまとまっている印象を受けました。 濃密感も高く、1T(テスラ)を超える「ハイエナジー磁気回路」を採用している効果が十分に感じられました。 また、『ディジー・ディジー・ワイルドフラワー』は、13人くらいのラージアンサンブルによる曲なのですが、こちらも音のまとまりのよさが際立っています。 木ならではの自然な響きも好印象で、音の深みやまったり感が表現されているように感じました。 もちろん、ハイレゾならではの高精細なサウンドも楽しめるので、既存のヘッドホンとは一味違った聴き応えがありました」

「WOOD 01」のデザインについては、「非常にシンプルで、スーツスタイルにも似合いそうですね。 イヤーパッドはほどよい厚みがあり、耳をしっかり覆ってくれるので、遮音性にすぐれていると感じました。 装着感もいいので、長時間のリスニングにも向いているのではないでしょうか」と感想を語ってくれた。

「イヤーパッドからかすかに見えるウッドドーム振動板がカッコイイですね」と、そのデザイン性も高く評価していた

【SIGNA 01】これがハイレゾ対応ヘッドホンの新潮流 いつまでも聴いていたい「サウンド」と「装着感」を実現

続いては、「SIGNA 01」をチェックしていく。 本モデルの特徴はハイレゾ音源のポテンシャルを最大限に引き出す「ワイド&フラット」な音を追求している点だ。 まず注目なのが、軽量・高強度なPEN振動板を搭載した、新開発のハイレゾ対応ドライバーユニットを採用したこと。 これによって、音楽信号に対するリニアリティ(振動板の動きの正確さ)が上がり、ハイレゾ音源の精密な音を忠実に再現することが可能になった。

また、高音質を実現するもうひとつの要因が、高強度なPEN振動板を動かす磁気回路に「トリプルマグネット構造」を採用したことだ。 メインマグネットを2つのサブマグネットで挟み込むことで、ボイスコイルにかかる磁力を最適化し、入力信号への応答速度を向上。 この結果、音の輪郭を細部まで表現できるようになったのだ。

ワイド&フラットな音を追求した「SIGNA 01」。 新開発のハイレゾ対応ドライバーユニットを採用するなど、ハイレゾ音源のポテンシャルをしっかりと引き出せる仕上がりだ
「SIGNA 01」
上図が「SIGNA 01」のユニット分解図。 大口径40mmの振動板には、JVCが独自開発した軽量、高強度なPEN素材を採用。 これを動かすマグネットは、メインマグネットを2つのサブマグネットで挟み込む「トリプルマグネット構造」となっている

また、ハウジングは、素材にグラスファイバーを配合した高強度ポリアミド樹脂を採用して低域のキレを向上。 エンクロージャーの内部に空洞を設けた「シーケンシャル・ツイン・エンクロージャー」を採用することで、 ドライバー周辺の空気の流れを整え、中高域と低域のバランスを最適化している。 さらに、空気抵抗を調整して振動板を目的どおりに動かすための「クリアサウンドプラグ」も搭載するなど、JVCならではの高音質化技術がたっぷりと盛り込まれている。

中低域を調整する「シーケンシャル・ツイン・エンクロージャー」、 バッフルの不要な振動を抑制する「アンチバイブレーションリング」、抜けのいい音を実現する「クリアサンドプラグ」、 着脱ケーブルのプラグとジャックの接触を安定させる「アンチバイブレーションジャック」など、 ハウジング内部にも音質向上のためのさまざまな工夫が施されている

もちろん、デザインや装着感にも一切妥協はない。 「SIGNA 01」のハウジングは一眼レフカメラなどでも見られるハンマートーン仕上げとなっており、その周囲にはゴールドリングをあしらって高級感をアップ。 装着感を大きく左右するイヤーパッドには、肌触りがよくやわらかいソフトPUレザー素材で包み込んだ低反発クッションを採用し、快適な装着感を実現した。 このように、「SIGNA 01」は音のよさだけでなく、デザイン性や、装着感など、全方位でハイクオリティな製品に仕上がっているのだ。

ハンマートーン仕上げのハウジングや、ハウジングをぐるりと囲むゴールドリング、クロームメッキのジョイント部など、細部のデザインにもこだわっている
「WOOD 01」と同様に、1.2mの「L/R独立グランドプラグ&ケーブル」が付属。 「ハイレゾ仕様コンフォータブルイヤーパッド」には肌触りのよいソフトPUレザーで覆われた低反発クッションが採用されており、心地よい装着感が得られる
「SIGNA 01」は、耳の上にイヤーパッドが乗るオンイヤー型。 とはいえ、遮音性も上々なため、電車の中などで大きめの音量で音楽を聴いても問題ない

オーディオ評論家・中林直樹氏が試聴 「SIGNA 01」サウンドの魅力に迫る

中林氏は、「ワイド&フラット」なサウンドを目指した「SIGNA 01」の音をどう感じたのだろうか。

続いて、「SIGNA 01」の聴き応えをオーディオ評論家の中林氏にチェックしてもらった。 試聴したのは、「WOOD 01」と同じ、「エスペヒスモ 〜蜃気楼〜 エレガンテ・コン・モート(中島ノブユキ)」(DSD 5.6MHz)、 「ディジー・ディジー・ワイルドフラワー(挾間美帆)」(PCM 96kHz/24ビット)、「My Oh My(パンチブラザーズ)」(PCM 96kHz/24ビット)などだ。

「まず、『エスペヒスモ 〜蜃気楼〜 エレガンテ・コン・モート』は、音の立体感が非常によく出ていました。 続いて、『ディジー・ディジー・ワイルドフラワー』を試聴しましたが、音がうまくまとまっている印象でした。 この曲は、ビブラフォン、トランペット、ドラムのシンバルなど高域の音が多く、これらが目立ちすぎるとキンキン響いてうるさくなってしまうのですが、 『SIGNA 01』は高域がほどよく抑えられていて、非常に聴き心地がよかったです。 『My Oh My』も、非常に高精細な音が楽しめ、ベースやボーカルの肉付きもバッチリでした。 全体的に立体感のある音になっていたのは、PEN振動板を採用したドライバーユニットの効果と言えるのではないでしょうか」

「SIGNA 01」のデザインや装着感については、「『WOOD 01』と同様、シンプルでスタイリッシュなデザインなので、飽きが来ずに長く使えそうです。 フィット感も非常によく、全体的に非常によくまとまっているヘッドホンだと思いました」と語ってくれた。

「シンプルなデザインに好感が持てました」と中林氏。 装着感についても、「ヘッドバンドがしっかりと頭にフィットしてくれるため、ズレにくいのがいいですね」と高く評価していた

「WOOD」と「SIGNA」、個性の異なる2シリーズの魅力を思う存分体感

JVCのハイクラスヘッドホン「CLASS-S」は、“こだわりの高音質と上質なサウンドライフを提案”というコンセプトのもと、 ハイレゾに対応した高精細なサウンドや、スタイリッシュなデザイン、耳に吸い付くような装着感の実現を目指している。 そこにラインアップされた「WOOD」シリーズの「WOOD 01」は大口径40mmのハイレゾ対応ウッドドーム振動板を搭載し、原音に極めて忠実な“自然な音”を追求。 いっぽう「SIGNA」シリーズの「SIGNA 01」は軽量・高強度なPEN振動板をトリプルマグネットで駆動する新開発のドライバーユニットを採用し、 ハイレゾ音源のよさをしっかりと引き出してくれた。

また、両シリーズには、スタンダードモデル「WOOD 02」「SIGNA 02」も用意されており、 豊富なバリエーションの中から求める音の個性や予算に合わせて、好みの1台が選べるのもうれしい。 特に、ヘッドホンで音楽を聴くことが生活の一部となっているオーディオファンには、ぜひこの魅力を体感してもらいたい。