「速・音・美」を徹底追求! DIATONE SOUND.NAVI「NR-MZ200」徹底レビュー

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高速レスポンス、息をのむ映像美、ダイナミックなサウンド

目指したのはカーナビの理想型

「速・音・美」を徹底追求したハイエンドナビ

DIATONE SOUND.NAVI「NR-MZ200」徹底レビュー

「速・音・美」を徹底追求したハイエンドカーナビ
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カーナビでありながら、ハイエンドカーオーディオをも凌駕する高音質を実現した三菱電機の「DIATONE SOUND.NAVI」。2012年に初代モデル「NR-MZ60」シリーズが発売されて以降、2代目の「NR-MZ80」シリーズ、3代目の「NR-MZ90」シリーズ、4代目の「NR-MZ100」シリーズと、その性能は徐々にブラッシュアップされ、ユーザーからの高評価を獲得してきた。そんなDIATONE SOUND.NAVIの最新シリーズ「NR-MZ200」が登場。本企画では、そのエントリーモデル「NR-MZ200」の実力を徹底チェックしていく。

車載情報端末向けハイエンドSoC「R-Car H1」を採用
スピーディーなタッチレスポンス・ルート探索を実現

誤解を恐れずに言えば、「NR-MZ60」シリーズから始まった歴代DIATONE SOUND.NAVIを“純粋なカーナビ”として評価すると、正直、物足りなさを感じていた。もちろん、カーオーディオとしての音のよさは申し分ないのだが、ナビ性能という点では、本シリーズよりもすぐれた製品はいくらでもあり、あくまで「ポータブルナビよりは使える」というレベルだと考えていた。しかし、一世代前の「NR-MZ100」から、そんなイメージは変わった。操作性やルート探索力が、従来モデルとは比較にならないほど向上したのである。

もちろん、最新モデルの「NR-MZ200」にも、その操作性やルート探索力は踏襲されている。まず注目したいのが、カーナビの操作性を左右するSoC(System on a Chip)に、次世代クアッドコアCPUを搭載した「R-Car H1」を採用したことだ。一般的なカーナビでは、ほとんどのモデルでシングルコアCPUが、操作性が高いと言われるモデルでもデュアルコアCPUが採用されるケースが多いが、「NR-MZ200」はそれらと比べてケタ違いの処理性能を持つクアッドコアCPUを採用。これによって操作レスポンスは格段に向上し、たとえば、JR東京駅からJR新宿駅までの地図スクロール操作(200mスケール時)は、シングルコアCPUを搭載した従来モデルの7.21秒に対し、「NR-MZ200」は2.86秒と、約2.5倍の速度アップを実現している。また、スクロールだけでなく、ピンチイン/アウトやドラッグといったタッチ操作も非常に軽快で、文字通りスマホライクなスムーズな操作が可能になっている。

従来モデルとのレスポンス性能比較

  SH-NaviJ3(従来品) R-Car H1
地図スクロール※1 7.21秒  2.86秒※2
画面切替※3 1.21秒 0.31秒
選曲スピード※4 31.88秒 1.31秒
  • ※1 JR東京駅-JR新宿駅間200mスケールでの地図移動スピード
  • ※2 スクロール中も地図画面上の文字を見やすくするために考慮をしています
  • ※3 地図画面からAVメニュー画面への切換スピード
  • ※4 1曲目から500曲目までの選曲スピード(楽曲データが600曲の場合)

ピュアブラック・ハイコントラストモニター

シングルコアCPU搭載のLSI「SH-NaviJ3」を採用した従来モデルと比べ、地図スクロール速度は約2.5倍、画面切替速度は約3.9倍、選曲スピードは約24.3倍も向上。ピンチイン/アウトによる地図スケールの縮小/拡大や、サイドバーのドラッグ操作もスムーズに行える

さらに、ルート探索の速さも見逃せないポイントだ。たとえば、JR東京駅からJR大阪駅までの5ルート探索時のルート探索スピードは、シングルコアCPUを搭載した従来モデルの27.08秒に対し、「NR-MZ200」は4.84秒と、約5.6倍もの速度アップを実現。このデータを見ても、「NR-MZ200」のルート探索の圧倒的な高速さがわかるだろう。

JR東京駅〜JR大阪駅の5ルート探索時のルート探索スピードの比較

「NR-MZ200」のルート探索は、とにかく「速い」のひと言につきる。たとえば、JR東京駅からJR大阪駅までの5ルート探索時間は、LSI「SH-NaviJ3」を採用した従来モデルと比べ、約5.6倍に向上。このルート探索の速さは、本機の大きな魅力だ

注目の案内表示機能・ナビ機能をチェック!

「NR-MZ200」には、快適なドライブをサポートするための案内表示機能やナビ機能が多数搭載されている。ここでは、特徴的な機能をピックアップし、ハイライトで紹介する。

VICS WIDE

安全なドライブを支援する「VICS WIDE」に対応。「VICS WIDE」で提供される一定区間の通過に必要な時間情報をもとに、一般道でもより精度の高い渋滞回避ルート探索を実現(左イラスト)。また、車両感知器が未設置の区間もプローブ情報を活用・解析した最新の交通情報を提供してくれる(右イラスト)

音声認識機能

音声によって素早い操作が可能な音声認識機能を搭載。現在地画面や発話マークが表示されている状態で「声で操作」と発話するだけで、音声認識機能が起動。音声によって行き先を検索できる「音声目的地検索」や、音声ガイダンス中でも次の音声操作が可能になる業界唯一(※)の「割り込み認識機能(バージイン発話)」(左イラスト)に対応する。また、音声認識機能を起動しなくても、施設ジャンルなどをナビに向かって話すと、地図画面下部に候補を表示してくれる業界唯一(※)の「周辺検索アシスト機能」も搭載されている(右画面)
(※)2017年2月時点、三菱電機調べ。国内市販向けカーナビゲーションにおいて。

制限速度表示/一時停止表示

主要道路の制限速度や、交差点の一時停止の標識をナビ画面上に表示することで、安全なドライブをサポートする

次交差点案内/次々交差点案内

次交差点案内/次々交差点案内

次の交差点と、その次の交差点までの距離と、進行方向を画面右上に表示。余裕を持って車線変更に備えられる

一般道方面看板案内

一般道方面看板案内

全国約116,600件の方面看板を収録。方面看板とレーン案内が画面上に大きく表示されるため、視覚的にもわかりやすい

高速道路乗降IC指定

目的地を設定したあと、ナビに指定された高速道路の入口/出口を変更することができる機能。スマートICの選択も可能になっている

地図色設定

ライト
地図色設定
ダーク
地図色設定
ユニバーサルデザイン
地図色設定
地図色はライト/ダーク/ユニバーサルデザインの3色から選択可能。画面が見やすくなるよう、配色や明るさ、文字色などが細かく設定されている

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強い外光下でも美しく鮮明な画像を映し出す
「ピュアブラック・ハイコントラストモニター」

また、「NR-MZ200」は、モニターの見やすさも大きな特長。モニターが強い外光に照らされた際でも、反射光で画面が見えにくくなることはなく、クッキリと鮮明な画像を映し出してくれる。その秘密は、「NR-MZ200」に搭載された「ピュアブラック・ハイコントラストモニター」にある。一般的なモニターは、液晶と表面のタッチパネルの間にエアギャップと呼ばれる空気の層があり、これが外光反射の原因となって画面が白っぽくなっていた。これを解消するため、本モデルでは液晶とタッチパネルの隙間をボンディング材で埋める「ダイレクト・ボンディング」を採用。そのうえ、タッチパネルの表面にはコントラストを飛躍的に向上させる「ARマルチコート・グレア表面処理」が施されている。これらの処理によって、外光による反射を抑制し、どこから見ても美しく、鮮明な画像が映し出せるようになったのだ。

ピュアブラック・ハイコントラストモニター

「NR-MZ200」に搭載された「ピュアブラック・ハイコントラストモニター」は、液晶パネルと表面のタッチパネルの隙間の空気層をなくす「ダイレクト・ボンディング」や、コントラストを向上させる「ARマルチコート・グレア表面処理」によって、外光による画面の反射を大幅に抑制してくれる

モニターに直接光が照射した場合の比較

三菱電機従来モデル
(100,000ルクス時)
三菱電機従来モデル(100,000ルクス時)
三菱電機従来モデル(100,000ルクス時)
「NR-MZ200」シリーズ
(100,000ルクス時)
「NR-MZ200」シリーズ(100,000ルクス時)
「NR-MZ200」シリーズ(100,000ルクス時)
「ピュアブラック・ハイコントラストモニター」の外光反射抑制力を示した写真がこちら。三菱電機の従来モデルは画面全体が白っぽくなっているのに対し、「NR-MZ200」シリーズでは美しく、鮮明な画面表示が可能になっている

また、モニターの一部が外光に照らされた場合は、光が当たった部分と、光が当たっていない部分に大きな明暗差が生まれ、画面が見えづらくなることがあるが、「NR-MZ200」ならそんな心配も無用だ。たとえモニターの一部が西日に照らされても、画面に明暗差は生まれず、モニターに映った地図画面をはっきりと視認することができる。これまでも、「外光に強い」と言われるカーナビはあったが、これほど直射日光の影響を受けにくいモニターは多くはない。素直にそう思えるほど、「NR-MZ200」はすぐれた外光抑制力を備えている。

DIATONE SOUND.NAVIのメニュー画面は黒を基調としており、従来モデルでは光が当たるとかなり見えづらくなっていたが、「NR-MZ200」なら、常に黒がビシッとしまった美しい画面をキープしてくれる。試しに、同じ「ピュアブラック・ハイコントラストモニター」を採用した「NR-MZ100」搭載車両で高速道路を走行してみたが、モニターの一部が西日に照らされた際も、光が当たった部分と、光の当たっていない部分に明暗差はほとんど生じなかった

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高級オーディオ並みのパーツと技術によって
車内を理想的なサウンドルームに

最後は、DIATONE SOUND.NAVIシリーズの真骨頂である音質面をチェックしていく。初代の「NR-MZ60」シリーズから、「NR-MZ80」シリーズ、「NR-MZ90」シリーズ、「NR-MZ100」シリーズとモデルチェンジを繰り返すたびに、音のよさに磨きをかけてきたDIATONE SOUND.NAVIだが、今回は、新たに入力可能なすべての音源で高音質再生を実現した「オールコンテンツインプルーブテクノロジー」を搭載した。

たとえば、前モデルの「NR-MZ100」シリーズでは、再生可能なフォーマットが、192kHz/24bitまでのFLACと、96kHz/24bitまでのWAVファイルだったが、本モデルはより高音質なハイレゾ音源に対応するため、新たに192kHz/24bitまでのWAVファイルに対応。再生時は44.1kHz/24bitにダウンサンプリングされるが、独自の「同期型SRC」と「メモリーコレクター」方式を組み合わせた「ジッターレス同期型SRCテクノロジー」や、「低ジッターハイスピードアドバンスドDACマスタークロック」によってジッターを排除し、正確な音楽再生を実現している。しかもDSPによる音響補正を加えても24bitのビットレートは確保。その効果は大きく、圧倒的な高音質を実現してくれる。

また、CD再生時の音質劣化の原因を排除する「ピュアCD再生方式」に対応したほか、ポータブルオーディオ機器などをアナログ信号で入力する際に使用するAUX-IN回路の部品の値を最適化することで、アナログ入力音源の音質も向上。ハイレゾ音源はもちろんのこと、CD音源や圧縮音源、アナログ音源に至るまで、すべての音源において高音質な再生が可能になっているのだ。

  • JR東京駅〜JR大阪駅の5ルート探索時のルート探索スピードの比較
「ジッターレス同期型SRCテクノロジー」や、「低ジッターハイスピードアドバンスドDACマスタークロック」によってジッターを排除し、高音質なハイレゾ再生を実現している

また、オーディオ基板には、音質劣化を徹底的に抑えると同時にノイズを出さず、周囲からのノイズの影響も受けないレイアウトを採用したほか、音のよさの決め手となるD/Aコンバーター(DAC)には、情報量とリアル感の高い新世代DAC「PCM5102A-Q1」(32bit)を採用。この結果、解像度が大幅に高まり、これまでノイズに埋もれていた細かな音がクリアに聴き取れるようになった。

オーディオ基盤には、音質劣化を抑えつつ、周囲のノイズの影響を受けないレイアウトを採用(左写真)。ナビ基板などから発生するノイズはオーディオ基板に影響を与え、音質を大きく劣化させる要因となる。それを防ぐため、「NR-MZ200」では、ノイズ電流がオーディオ基板に影響しないよう電源コネクターへとダイレクトに還流する「ダイレクトリターンカレント・セパレートシャーシコンストラクション」採用している(右写真)
「NR-MZ200」は、音質のキモとなるDACに「PCM5102A-Q1」を採用。これによって、これまで以上に音楽ソースに忠実な再生が可能になった。(左写真)。「NR-MZ200」は、聴感上のS/Nの向上を目指し、使用するパーツの選定やシャーシのネジを止める順番、その強度にまでこだわっている(右写真)

また、DVD5.1ch の音声ソースにバーチャルサラウンド効果を付加することで、疑似5.1ch 再生を実現する「DIATONE SURROUND」機能を搭載したのもトピックだ。音質劣化のない自然な音で、実際の5.1ch再生のような四方八方から飛び交うような音場を再現できるほか、音場の高さなどの調整も可能。美しい映像と相まって臨場感たっぷりのDVD再生を堪能することができる。

なお、「NR-MZ200」は多彩な音質調整機能を搭載しており、三菱電機独自の「マルチウェイ・タイムアライメント」機能を使えば、純正スピーカーのままでも、最適なリスニングポジションで音楽を楽しめる。タイムアライメント設定は難しくてよくわからないという人のために簡単プリセットも用意されており、車幅とスピーカーを選択するだけで、手軽にいい音に調整することも可能だ。

「マルチウェイ・タイムアライメント」は、左右のウーハーやツイーターなど、各スピーカーが発した音がリスニングポジションに同時に到達するよう調整する機能。純正スピーカーのままでも、自宅のオーディオで音楽を聴いたときのような、理想的なステレオ再生ができる
自分ではタイムアライメント設定ができないというエントリーユーザー向けに、「簡単プリセット」を用意。車幅とスピーカーを選ぶだけで、自分の車両に合わせた音質調整を自動で行ってくれる
運転席のみならず、助手席や後部座席にも最適なリスニングポイントを設定してくれる「PremiDIA Real Position」機能も搭載されている

このほか、新たにUSB/SDカードに保存された動画ファイルの再生に対応したのもうれしいポイント。パソコンなどで管理しているお気に入りの動画ファイルを、SD/SDHC/SDXCメモリーカードか、USBメモリーに記録しておけば、車内でも、「NR-MZ200」の高音質と高画質で思う存分動画が楽しめるのだ。

動画のリスト画面(左画面)と再生画面(右画面)。この機能は、長時間ドライブの際などに特に重宝する

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最新モデル「NR-MZ200」はすべての性能が魅力的だった

三菱電機のDIATONE SOUND.NAVIといえば圧倒的な高音質に定評があるが、最新モデルの「NR-MZ200」は、ナビ性能、画質、音質のすべてを備えた魅力的な製品に仕上がっていた。ナビ性能で言えば、車載端末向けのハイエンドSoC「R-Car H1」の採用によってハイレベルな操作レスポンスが可能。また、モニターの美しさも素晴らしく、カーナビの天敵である外光反射をしっかりと抑制してくれる。さらに、DIATONE SOUND.NAVIの真骨頂である音質面は、「これがカーナビの音なのか?」と思うほどの高音質を実現していた。「目指したのはカーナビの理想型」というキャッチコピーが付けられた「NR-MZ200」だが、そのキャッチコピーにも十分納得できる仕上がりと言っていいだろう。最新DIATONE SOUND.NAVIの魅力を、たくさんの人に体感してもらいたい。

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