コンパクト&ハイスペック・デスクトップPC「iiyama LEVEL∞ C-Class」徹底レビュー

PR企画

「エアベント」パーツを3Dプリントでカスタマイズ遊び心にあふれたコンパクトな機能美ケース

4K動画を編集したり、3Dゲームをスムーズにプレイしたいなら、高性能なCPUやGPUを搭載したデスクトップPCがやはり有利。ただ、こうしたハイスペックなパソコンには通常、高性能な冷却ファンや大容量の電源モジュールを搭載するスペースに加え、しっかりとしたエアフローの確保が必要なため、ミドルタワー以上の大型ケースが用いられることがほとんどだ。その結果、省スペース性が犠牲になり、デザイン性も二の次になりがちになる。ならば、高いスペックを搭載しながら省スペース性やデザイン性に妥協しないデスクトップPCがあってもいいはずだ。そんな発想でケースデザインを新たにしたのが、「iiyama LEVEL∞ C-Class」である。

iiyama LEVEL∞ C-Class

「コンパクト」と「ハイスペック」という相反する要素を両立させた、iiyamaのデスクトップPC「LEVEL∞ C-Class」。ここでは、最新のCPU「第7世代インテル Core i7-7700 プロセッサー」やGPU「GeForce GTX 1060」などを搭載したハイエンドモデル「LEVEL-C122-LCi7-RNR」をレビューしていく

「iiyama LEVEL∞ C-Class」の本体サイズは、約178(幅)×388(奥行)×296(高さ)mm(最大突起物除く)。一般的なミドルタワーのケースに比べて高さと奥行が大きく抑えられており、ミニタワーよりもコンパクトなサイズとなっている。この新しいケースのデザイナーには、ニコン製デジタル一眼レフカメラなどのプロダクトデザインを手がけた横井康秀氏を起用。ボディ前面に滑らかな流線を用いたフォルムはまるで高級オーディオのようで、落ち着きのあるブラック&シルバーのツートンカラーがスタイリッシュだ。なるべく目につかないよう、足元に“隠す”存在だったハイスペック・デスクトップPCだが、これだけコンパクトでスタイリッシュなケースに収まるなら、これからは机の上に置きたくなる。

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約178(幅)×388(奥行)×296(高さ)mm(最大突起物除く)の本体サイズは、一般的なミニタワーのケースよりもさらにコンパクトだ

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筆者が使用しているミドルタワーのパソコンと並べてみると、大きさの差は歴然(左写真)。高さと奥行がグッと小さく、ミドルタワーのケースから感じるドンッという存在感がほとんどない。ボディ前面の面積は12.9型の「iPad Pro」と並べてひと回り小さい程度(右写真)。ケースのコンパクトさがよくわかるだろう

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ミドルタワーのデスクトップPCは、デスクの下が指定席。しかし、コンパクトな「iiyama LEVEL∞ C-Class」ならデスクの上に余裕で設置できる。一緒に設置したiiyamaの28型フルHD液晶ディスプレイ「ProLite X2888HS-B2」がひと回り大きく見えるのは、PCケースがコンパクトであることの証だ

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滑らかな流線を用いた前面のデザインは、いい意味でデスクトップPCらしくない。ブラックとシルバーのツートンカラーはスタイリッシュでありながら落ち着きのある、洗練された雰囲気。前面左下に見える円形の空気口「エアベント」もデザイン上のアクセントになっている

また、本機の大きな特徴のひとつとなっているのが、前面の空気口「エアベント」に備えられた円形パーツのデザインをカスタマイズできる点。株式会社カブクが運営する、ものづくりマーケットプレイス「rinkak」で、カスタム用の3Dプリントデータが無料で手に入るほか、2016年にパソコン工房が実施したデザインコンテストの優秀作品データも今後購入できるようになるという。さらに将来は、3Dプリントサービスを使って自分だけのオリジナルデザインも作れるようになるとのことで、今後の展開が楽しみだ。

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前面の空気口「エアベント」の円形パーツは交換が可能で、3Dプリンターを使って自分だけのデコレーションが楽しめる。右写真は2016年に行われた「LEVEL∞ AIR VENT HACKデザインコンテスト」の最優秀作品だが、これを含む優秀作品のデザインパーツが、3Dプリント技術を使ったものづくりマーケットプレイス「rinkak」で購入できるようになる予定。なんとも遊び心にあふれたプロジェクトだ

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オプションでLEDファンを選択すれば「エアベント」を発光させることも可能。発光色は、レッド、ブルー、グリーンの3色から選べ、ケース自体を華やかに演出できる

効率的な放熱を行うエアフロー構造と水冷式CPUクーラーで安定動作が可能

コンパクトなケースの中に高性能なCPUやGPUを搭載する場合、懸念されるのが発熱だ。通常、ケースは小型になればなるほど、ケース内での空気の流れ(エアフロー)がとどこおり、効率的な排熱ができなくなるため、パソコンの熱暴走やパーツの寿命低下のリスクが高くなる。

その点「iiyama LEVEL∞ C-Class」は、前面の「エアベント」から取り込んだ外気を、両側面に大きく取られたメッシュと、背面の直径90mmファンで排気するエアフロー設計を採用。これに加え、底面にもメッシュパネルを採用するなど、排熱に関しては相当念入りな対策が施されている印象だ。さらに、Core i7搭載モデルでは、水冷式CPUクーラーを採用(それ以外のモデルでは、オプションとして選択可能)するうえ、側面に水冷式CPUクーラー用の大型ファンを搭載。効率的なエアフロー設計との相乗効果で、発熱の大きな高性能CPUもしっかりと冷却できる。ちなみに今回のレビューでは、この後に紹介するさまざまなベンチマークテストを実施しているが、高負荷をかけた状態でも側面や背面が熱くなることはなかった。

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  • ケースがコンパクトであるがゆえに、エアフローには非常に気が使われている。前面の「エアベント」から取り入れた外気は、本体内部を効率よく流れ、側面のメッシュパネルと、背面に備えられた直径90mmファン(左写真)で排気される仕組み。本体底面もメッシュパネルとなっており、ここからも熱が外へ逃がされる(右写真)
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レビュー機は、水冷式CPUクーラーを搭載(Core i7搭載モデルでは標準装備、それ以外のモデルではオプション)。水冷式CPUクーラー用の大型ファンも搭載され、冷却性能が高められている

  • 電源オフ時
  • アイドル時
  • ベンチマークテスト時
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  • 冷却性能とトレードオフになりがちな動作音だが、水冷式CPUクーラーを採用した「LEVEL-C122-LCi7-RNR」は静音性も高い。騒音計を使って動作音を測定してみたが、電源オフ状態での部屋の環境音は約37.7dB(左写真)だったのに対し、起動後はアイドル時で約49.2dB(中央写真)、「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」実施時で約52.2dB(右写真)だった。50dBは静かな事務所に相当するので、騒音は低レベルと言えるだろう

コンパクトながら内部拡張性にすぐれているのも「iiyama LEVEL∞ C-Class」の特徴。各部のスペースを見直し、むだを省いたことで、フルサイズと呼ばれる350mmの長さのグラフィックボードを搭載することが可能だ。ミニタワーのデスクトップPCの中には、長さ300mmを超えるグラフィックボードを搭載できないケースもあるので、この点は本機の大きなメリットと言っていいだろう。このほか、ストレージを搭載するためのHDDベイは、3.5インチベイ×1と2.5インチベイ×4(うち1基は光学ドライブベイと排他利用)を装備する。接続インターフェイスは、SATA 3.0×4に加え、マザーボード上のM.2スロット(NVMe対応PCIe接続)となっているので、高速なSSDを含む最大5台のストレージを内蔵できる。

さらに、映像出力としてはグラフィックボードにDisplayPort×3、HDMI出力ポート×1が搭載されており、マルチディスプレイ環境も問題なく構築可能。天面には、スロットインタイプのDVDスーパーマルチドライブをオプションで装備することが可能だ。

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側面パネルを取り外すと現れるHDDマウンターに、3.5インチHDDベイ×1と2.5インチHDDベイ×2を装備(レビュー機には2.5インチの240GB SSDと3.5インチの1TB HDDが搭載されていた)。さらに、ケース内部に2.5インチHDDベイ×2(うち1基は光学ドライブベイと排他利用)を備えている。コンパクトなケースながら、フルサイズのグラフィックボードを搭載できるのもうれしい

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外部インターフェイスは、USB3.0ポート×2、USB2.0ポート×4、DVI-D×1、アナログRGB(ミニD-Sub 15ピン)×1、PS/2ポート×1、ギガビット有線LANポート×1、マイク端子×1、ラインアウト/イン端子×1を背面に装備。グラフィックボードの映像出力端子は、DisplayPort×3、HDMI出力ポート×1、DVI-D×1だ。このほか、前面の右側面にUSB3.0ポート×2、ヘッドホン端子、マイク端子を搭載するので、USBメモリーやヘッドセットなどの抜き差しもスムーズに行える

iiyama LEVEL∞ C-Class

オプションとして、スロットインタイプのDVDスーパーマルチドライブも搭載可能(レビュー機は非搭載)。写真のように天面をスライドすることで、ディスクが取り出せる仕組みとなっている

第7世代インテル Core プロセッサーや最新GPU搭載その圧倒的なパフォーマンスを検証

最後に、「iiyama LEVEL∞ C-Class」のスペックとそのパフォーマンスをチェックしていこう。スペック面での最大のトピックは、何と言っても、2017年1月に登場したばかりの「第7世代インテル Core プロセッサー」を採用することだろう。本世代のCPUは2016年8月にモバイルPC向けの一部モデルが先行発表されていたが、今回投入されたのはデスクトップPC向けの高性能モデル。本機はこれをいち早く採用した格好となる。

「第7世代インテル Core プロセッサー」の大きな特徴は、従来の14nmプロセスルールの改良版となる「14nm+プロセスルール」を導入している点だ。インテルによると、このプロセスルールの導入によって、従来よりも低い消費電力で約12%のパフォーマンス向上を実現したという。今回のレビュー機が搭載するのは、その最上位ラインとなる「第7世代インテル Core i7-7700 プロセッサー」。4コア/8スレッドで動作し、定格3.6GHz、ターボ・ブースト時最大4.2GHzで駆動するCPUだ。また、GPUにはNVIDIAの新世代アーキテクチャー「Pascal」を採用した「GeForce GTX 1060」搭載グラフィックボードを採用するので、3Dゲームもサクサクとこなすことができる。

このほか、メモリーには高速なDDR4-2400 4GB×2を、ストレージにはSATA 3.0接続の240GB SSDに加え、1TB HDDを装備。マザーボードは「インテル H110 チップセット」を採用したminiITXサイズだ。プリインストールOSは「Windows 10 Home 64ビット版」となる。

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14nmプロセスルールの改良版「14nm+プロセスルール」を採用した「第7世代インテル Coreプロセッサー」。レビュー機の「LEVEL-C122-LCi7-RNR」には、その中でも最上位ラインとなる「第7世代インテル Core i7-7700 プロセッサー」が搭載されていた

iiyama LEVEL∞ C-Class iiyama LEVEL∞ C-Class

グラフィックボードに搭載されるGPUは最新世代の「GeForce GTX 1060」。「GPU-Z」でグラフィックボードのスペックをチェックしたところ、GPUのベースクロックはオーバークロック仕様の1544MHz、ブーストクロックが1759MHz、搭載メモリーはGDDR5の6GBだった※ロットにより動作クロックなど詳細な仕様が変わる可能性があります。

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ストレージには、SATA 3.0接続の240GB SSD(Cドライブ)と1TB HDD(Dドライブ)を搭載。ストレージのデータ転送速度を計測する「CrystalDiskMark 5.1.2」を使ってCドライブの性能をチェックしてみると、シーケンシャルリード(Q32T1)は、SATA 3.0の上限速度6Gbps(約600MB/s)に迫る、562.8MB/sだった※ロットにより動作速度など詳細な仕様が変わる可能性があります。

このように最新のハイスペックパーツを数多く搭載した「iiyama LEVEL∞ C-Class」だが、そのパフォーマンスはどれほどのものなのか? 「PCMark 8」「3DMark」「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」といった定番のベンチマークプログラムでその実力を確認していくことにしよう。また、実際の用途に近い作業での快適さをチェックするため、RAWファイルの現像と4K動画のエンコードも行ってみた。

PCMark 8 3DMark
iiyama LEVEL∞ C-Class iiyama LEVEL∞ C-Class

左画面は、定番のベンチマークテストである「PCMark 8」の結果。CPU性能が大きく影響する「home」テストで、「5122」という高いスコアを叩き出した。また、右画面の3Dグラフィックの描画力を測る「3DMark」では、大きな負荷のかかる「Fire Strike」テストで「11066」を記録した

ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク
  • 1920×1080
  • 2560×1440
  • 3840×2160
  • iiyama LEVEL∞ C-Class
  • iiyama LEVEL∞ C-Class
  • iiyama LEVEL∞ C-Class
  • 人気MMORPGのベンチマークプログラム「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」を試してみた。画質はすべて「最高画質(DirectX11)」、画面解像度は「1920×1080」「2560×1440」「3840×2160」の3つでチェック。「1920×1080」「2560×1440」は「非常に快適」、「3840×2160」の4K解像度は「快適」と、いずれも安定した動作が期待できる結果となった
SteamVR Performance Test
iiyama LEVEL∞ C-Class

今話題のVR(バーチャル・リアリティ)システムを動作させるには、グラフィックなどに高い性能が求められる。そこで、世界最大規模のゲーミングプラットフォーム「Steam」が提供しているVR用のベンチマークプログラム「SteamVR Performance Test」を実施して対応具合を確かめたところ、その結果はレディ(対応)だった。これなら、人気のVRシステム「HTC VIVE」や「Oculus Rift」をつないでも、快適に楽しむことができるだろう

約5060万画素のRAWファイル現像時間の比較
約5060万画素のデジタル一眼レフカメラで撮影したRAWファイル32枚(約2GB)を、定番の画像編集ソフト「DxO」を使用して現像(DxO標準プリセット、jpeg最高品質)し、かかった時間を計測してみた。GPUを使用しない場合でも13分54秒と短時間で済んだが、GPUのハードウェアエンコード支援を受けると10分4秒まで短縮化され、効率のよい作業ができた
4K動画 エンコード時間の比較
続いて、一般的なスペックのパソコンでは扱うのが難しい4K動画のエンコード時間も測定してみた。動画エンコードソフト「TMPGEnc Video Mastering Works 6」を使って、約4分30秒の4K動画(約1.47GB、H.264/MPEG-4 AVC)を、H.265/HEVCへ変換したところ、GPU支援のないエンコーダー「x265」の場合は53分50秒、GPU支援を受けた「NVENC」の場合は2分56秒と、作業時間に大きな差がついた。コンパクトながら、高性能なグラフィックボードを搭載している「iiyama LEVEL∞ C-Class」は、高負荷な動画エンコード作業もスムーズにこなしてくれるのだ

iiyama iiyama LEVEL∞ C-Classまとめ

スペックや機能性を求めると大型のケースが必要となり、設置性やデザインを妥協しなければならなくなる。反対に、設置性やデザインを重視すると、今度はスペックや機能性が犠牲となってしまう。「iiyama LEVEL∞ C-Class」はそんな二律背反の課題を克服し、コンパクトさとハイスペックを見事に両立したデスクトップPCだ。スタイリッシュなケースは見た目のよさだけでなく、オリジナルの空気口パーツをカスタマイズできるという遊び心にあふれている。それだけでなく、フルサイズのグラフィックボードまで搭載しながら、効率的なエアフロー設計や、水冷式CPUクーラーの採用で冷却性能もバッチリ。そして、最新CPU「第7世代インテル Core プロセッサー」の処理性能をいち早く利用できるのだから、これ以上ないほどの満足度の高さだ。デスクトップPCのスペックはもちろん、サイズから見た目、パフォーマンスまでのすべてに妥協したくない人は、「iiyama LEVEL∞ C-Class」をぜひ検討してみてほしい。

製品紹介

iiyama LEVEL∞ C-ClassLEVEL-C122-LCi7-RNR [Windows 10 Home搭載]
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主なスペック
本体型番 LEVEL-C122-LCi7-RNR
OS Windows 10 Home 64ビット版
CPU 第7世代インテル Core i7-7700 プロセッサー
グラフィック GeForce GTX 1060 6GB
チップセット インテル H110 チップセット
メモリー 8GB(4GB×2) DDR4-2400
SSD 240GB
HDD 1TB
電源 500W 80PLUS SILVER認証 ATX電源
サイズ 約178(幅)×388(奥行)×296(高さ)mm ※最大突起物除く