“ニコンクオリティ”を継承したフルサイズミラーレス「Z 7」徹底解剖

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「次世代の光学性能」を実現する新開発の「Zマウントシステム」を採用!

ニコン「Z 7」

有効画素数4575万画素の高画素センサーを採用する上位モデル「Z 7」。装着しているレンズは、レンズキットとして用意される標準ズームレンズ「NIKKOR Z 24-70mm f/4 S」

ニコン初のフルサイズミラーレス「Zシリーズ」の大きな特徴として最初に押さえておきたいのは、新開発の「ニコン Z マウントシステム」(以下、Zマウントシステム)を採用していることだ。「Zマウントシステム」は、単に一眼レフからミラーボックスと光学ファインダーをなくしてミラーレス化するためのものではなく、「新次元の光学性能」と「ニコンクオリティの継承」をミラーレスのコンパクトボディで実現するために、ニコンが徹底的に検討を重ねて導き出したレンズマウント規格である。「Zシリーズ」の根幹を担う部分と言っていいだろう。

ニコンが「Zマウントシステム」で「新次元の光学性能」を実現するために選んだのは、マウント径55mm/フランジバック16mmというマウント設計だ。一眼レフ用の「Fマウントシステム」はマウント径47mm/フランジバック46.5mmなので、比べると「Zマウントシステム」のほうが口径が大きくてフランジバックが短くなっている。一般的には、より大きなマウント径と、より短いフランジバックのほうが光学設計上は有利なことが多い。「Zマウントシステム」では、従来よりも光学設計の制約が少ない仕様にすることで、これまでにはなかった高い光学性能を持つレンズを開発できるようになったのだ。

ニコン「Z 7」

「Zシリーズ」は、55mmの大きなマウント径と、16mmの短いフランジバックが特徴の「Zマウントシステム」を採用。この新開発のマウントシステムによって、「新次元の光学性能」を実現する。また、通信速度の向上と将来の拡張性を考慮し、電子接点は「Fマウントシステム」の8ピンから11ピンに拡張された

具体的には、55mmの大口径マウントの採用によって、フルサイズ(ニコンFXフォーマット)の大きなイメージセンサーであっても周辺まで十分な光量を確保できるうえ、レンズ設計の自由度が飛躍的に向上。従来以上の大口径化が可能になり、最小絞り値が「F0.95」という驚きの大口径レンズの商品化も実現可能となった。また、16mmの短いフランジバックは、カメラボディの薄型化に寄与するうえ、イメージセンサーの近くに光学補正に有利なレンズやフォーカスアクチュエーターを配置できるのが光学設計上の特徴となっている。光学性能を犠牲にせずにレンズそのものをコンパクトにできるのもメリットだ。

また、レンズ設計の自由度が向上したことで、特に動画撮影時で問題となる、フォーカシング時にピント位置の移動によって画角が変化する「フォーカスブリージング」を抑えられるようになったのも見逃せない点だ。

「ニコンクオリティの継承」の面でも、マウント径55mm/フランジバック16mmの組み合わせは大きな意味がある。55mmのマウント径は「Fマウントシステム」のマウント径47mmをカバーできる大きさなので、「Fマウントレンズ」との互換性を実現できるのだ。ニコンは、これまでのニコンデジタル一眼レフと同等の操作性や信頼性・耐久性をミラーレスのコンパクトボディで確保するためにも、イメージセンサーとボディサイズの組み合わせを追求して55mmというマウント口径を選んだ。さらに、16mmのフランジバックは、メカシャッターなどの動作精度や製造品質をニコンの基準で確保できる限界の厚みを考えてのもの。操作性や信頼性・耐久性の部分でもニコンクオリティを継承するために、徹底的な検証をもとにこの規格に決定したのだ。

このように、「Zシリーズ」は、新開発の「Zマウントシステム」によって、これまで以上の高い光学性能を実現できるうえ、レンズならびにボディのサイズを最小限に抑えつつ、操作性や信頼性の部分でもニコンクオリティをしっかりと確保できるようになっているのだ。

有効画素数4575万画素という高画素のポテンシャルを引き出す圧倒的な高画質を実現!

では、上位モデル「Z 7」の画質について詳しく見ていこう。

イメージセンサーには、一眼レフの上位モデル「D850」と同じ有効画素数4575万画素の裏面照射型ニコンFXフォーマットCMOSセンサーを採用。光学ローパスフィルターレス仕様で、非常に高い解像感が得られる高画素センサーだ。さらに、画像処理エンジンには新開発の「EXPEED 6」を採用し、従来以上の高い解像感と低ノイズを実現。ベース感度はISO64で、幅広い感度でダイナミックレンジの広い画質が得られる。常用感度は最高ISO25600だ。

ニコン「Z 7」

イメージセンサーには、有効画素数4575万画素の裏面照射型ニコンFXフォーマットCMOSセンサーを採用

実際に「Z 7」を使ってみてわかったのは、従来のミラーレスカメラの常識を覆すような高画質を実現していること。階調性や色再現性が非常に豊かな点や、クリアで抜けのよい描写なども特筆すべき点だが、特に驚かされるのは、画面中央だけでなく、周辺でも高い解像感が得られることだ。これは、大口径でフランジバックの短い「Zマウントシステム」で実現した新しい光学設計によるところが大きい。設計上の制約が少なく、光学性能にすぐれた新開発の「NIKKOR Zレンズ」が、高画素センサーのポテンシャルを余すことなく引き出してくれるのだ。詳しくは、以下に掲載するフォトグラファーの作品を見ていただきたいが、ほかのフルサイズ一眼レフやフルサイズミラーレスと比べると、こと画面全体での解像力については、「Z 7」は頭ひとつ抜け出ている印象を受ける。

ニコン「Z 7」

仕上がり設定「ピクチャーコントロール」には新たに「ミドルレンジシャープ」が追加された。このシャープネス設定は、従来の「輪郭強調」と「明瞭度」の中間の細かさの模様や線に対してシャープネスを調整できるというもの。より細かいシャープネス調整が可能となった

「Z 7」の周辺部の画質をチェック!

ニコン「Z 7」

NIKKOR Z 35mm f/1.8 S、1/320秒、F8、ISO64、ホワイトバランス:オート1、ピクチャーコントロール:スタンダード、アクティブD-ライティング:しない、ヴィネットコントロール:標準、回折補正:する、自動ゆがみ補正:する

等倍切り出し画像

この作例は、「Z 7」の解像力をチェックするため、「Z 7」と「NIKKOR Z 35mm f/1.8 S」を組み合わせて、晴天下のやや斜光の状況で撮影したものになる。絞りはF8まで絞って、できる限り画面全体でピントが合うように調整した。ピントは中央の等倍切り出しの位置に合わせているが、画面全体で明るくてクリアな描写が得られているうえ、周辺でも中央とほぼ変わらない解像感とコントラストの高い画質に仕上がっている。初期設定の“JPEG撮って出し”の画像でこのクオリティが得られるのはすごい。有効画素数4575万画素の高画素センサーとなると、一般的には、周辺ではどうしても画質の劣化が目立ちやすいが、「Z 7」と「NIKKOR Zレンズ」であれば、画面の隅々まで高画質な撮影が可能だ。

フォトグラファーが「Z 7」で撮影した作品をチェック!

ニコン「Z 7」

撮影写真(8256×5504) NIKKOR Z 24-70mm f/4 S、24mm、F16、1/2.5秒、ISO100、WB:晴天、ピクチャーコントロール:スタンダード 撮影:萩原俊哉

「Z 7」は解像感がとても高く、「D850」とそん色ないないレベル。細かいところの精細感は「D850」を上回るところがあるように思う。また、「Z 7」は、EVFの視認性が高い点と、グリップの指がかりがよく、しっかりホールドできる点も使いやすい。ボディ内手ブレ補正で手ブレを抑えられるのもありがたい。(コメント:萩原俊哉)

ニコン「Z 7」

撮影写真(5504×8256)NIKKOR Z 35mm f/1.8 S、F2、2秒、ISO3200、WB:電球、ピクチャーコントロール:スタンダード 撮影:萩原俊哉

「Z 7」は「ローライトAF」機能を使うことで、-4EVの暗さまでAF撮影が行える。この作例では、「ローライトAF」を活用したが、1等星をAFで合わせられるのには感心した。「Z 7」は「D850」と比較して、レンズを含むシステム全体で小型軽量なのがとてもよく、使えば使い込むほど、その魅力を強く感じた。(コメント:萩原俊哉)

ニコン「Z 7」

撮影写真(8256×5504)NIKKOR Z 35mm f/1.8 S、F1.8、1/500秒、ISO200、WB:色温度(5000K)、ピクチャーコントロール:ポートレート、Capture NX-D利用 撮影:河野英喜

鬱蒼とした森の隙間に差し込む陽の光はスポットライトのようにモデルを照らした。変化の激しい自然光は時間が勝負だ。差し込む光を生かしながらモデルの角度を変え、撮影を重ねた。ほぼ全域に近づいたフォーカスエリアは構図の自由度をさらに高めてくれた。(コメント:河野英喜)

ニコン「Z 7」

撮影写真(8256×5504)NIKKOR Z 24-70mm f/4 S、70mm、F4、1/200秒、ISO200、WB:色温度(5000K)、ピクチャーコントロール:ポートレート、Capture NX-D利用 撮影:河野英喜

シンプルな構図で撮影してみたが、肌の緻密な描写がすばらしく、肌のキメや髪の毛の解像感はまるでその場にいるようなリアルな質感を再現している。ミラーレスカメラのよりシビアなAF精度は、もっとも優しく写せる開放絞りを躊躇なく選択できた。(コメント:河野英喜)

ニコン「Z 7」

撮影写真(8256×5504)NIKKOR Z 24-70mm f/4 S、24mm、F5.6、1/80秒、ISO64、WB:晴天、ピクチャーコントロール:オート 撮影:藤井智弘

この作例の注目は傘の根本。細かいところまでしっかり解像し、柄の丸みもよく再現されている。4575万画素の世界だ。背景の葉は被写界深度から外れているが、形を崩さない自然なボケ味なので、拡大しなければそれを感じさせない。(コメント:藤井智弘)

ニコン「Z 7」

撮影写真(8256×5504)NIKKOR Z 35mm f/1.8 S、F2、1/80秒、ISO64、WB:オート1、ピクチャーコントロール:オート 撮影:藤井智弘

熱帯魚の模型が入ったボールが出てくるカプセルトイを「NIKKOR Z 35mm f/1.8 S」で迫った。モニターをチルトさせ、タッチAFでピントを合わせる。「Z 7」はさまざまなアングルで快適に撮影できる。またレンズも色収差がなく、滑らかなボケ味だ。(コメント:藤井智弘)

ニコン「Z 7」

「Z 7」はオートフォーカス(AF)システムも高性能。ニコンFXフォーマットのデジタルカメラとして初めて像面位相差AFを搭載し、493点ものAFポイントが最大水平約90%、垂直約90%の広範囲をカバーする高速・高精度なシステムとなっている。AFエリアモードは、ピンポイントAFやシングルポイントAF、ダイナミックAF、ワイドエリアAF(SとLの2種類)、オートエリアAFに対応。高画素モデルながら連写性能にもすぐれ、AF追従/AE 1コマ目固定で最大約9コマ/秒の高速連写も実現している

ニコン「Z 7」

「Z 7」は、ボディ内に、3軸の回転ブレと上下・左右を合わせた計5軸の補正に対応する手ブレ補正機構を搭載。手ブレ補正非対応のレンズでも手ブレを抑えて撮ることができる

ニコン「Z 7」

動画は、4K UDH(3840×2160)/30pやスローモーション動画を作成できるフルHD/120p記録に対応。HDMI出力時は4K UHD非圧縮ファイルの同時記録も可能だ。10 bitでのHDMI出力時には、ニコン独自の「N-Log」も使用できる

「Z 7」で撮影した4K動画をチェック!

ニコンだからこそ実現できたハイクオリティなEVFに注目!

「Z 7」は、ニコンのデジタルカメラらしく、すぐれた操作性を実現しているのも特徴だ。

なかでも電子ビューファインダー(EVF)に注目してほしい。倍率約0.8倍の大きな見え方を実現したファインダーなのだが、実際に覗いてみると、周辺まで歪みが少なく、非常にクリアで自然な見え方を実現していることに驚かされる。EVFの中には過度にコントラストを上げて見栄えをよくしようとするものもあるが、「Z 7」は、自然な見え方を徹底して追求しているのがいい。さらに、ファインダー内の反射が抑えられており、像のにじみが少なく、マニュアルフォーカス時などにピントの山がつかみやすいのも使ってみてわかった点だ。これは、ガラス非球面レンズや高屈折率樹脂、反射防止コーティングを採用するなど、ファインダーの光学系にこだわって設計したことによるもの。一眼レフでも光学ファインダーの見え方にこだわってきたニコンだからこそ実現できた、まさにニコンクオリティのEVFに仕上がっているのだ。このEVFなら、高性能な光学ファインダーのように、画面の隅々まで集中してフレーミングしながら撮ることができる。

さらに、操作系や機能を工夫することで、ニコン製デジタル一眼レフと同じように、EVFを覗きながらスムーズな設定変更が行えるのも特徴。基本的にはこれまでのニコン製デジタル一眼レフの操作系を踏襲しつつ、小型ボディに合わせて細かいところがチューニングされている。具体的には、ボディ右側にボタン類が多く配置されており、EVFを覗きながら右手のみで各種設定を操作することが可能。専用ボタンを押すことで画面下部に呼び出せる「iメニュー」では、ダイヤル操作で各項目の設定をダイレクトに操作できるので、EVFから目を離さずに設定変更が行える。ニコン製デジタル一眼レフの光学ファインダーでの操作に使い慣れた人でも使いやすいように、細かいところまで工夫されているのがうれしい。

ニコン「Z 7」

約369万ドットの有機ELパネルを採用したEVF。倍率約0.8倍の大型ファインダーだ。ニコン独自の光学技術によって、クリアで自然な見え方を実現している

ニコン「Z 7」

ニコンデジタル一眼レフのユーザーが直感的に操作できるように、ISOボタンや露出補正ボタン、動画撮影ボタンは「D850」などと同様、シャッターボタンの近くに配置。上面右側には表示パネルも装備している

ニコン「Z 7」

背面右側に、フォーカスポイントの操作が行えるサブセレクターやAF-ONボタンなど各種ボタンを装備。液晶モニターは、チルト可動式でタッチパネル対応の3.2型(約210万ドット)を採用した。現時点では、フルサイズミラーレス機として最も大きく、かつ最も高精細なモニターとなっている

ニコン「Z 7」

コンパクトなミラーレス機としては非常にホールド感の高いグリップを実現。マウントの近くには「Fn1」ボタンと「Fn2」ボタンを搭載する。この2つのFnボタンの間に仕切りを設けることで、ファインダーを覗いたままでも指先の感触でボタンを識別できるようになっている

「Z 7」は、ニコンの厳格な品質基準に基づく高い設計・製造技術によって、「D850」と同等の高い信頼性・耐久性を実現した点も見逃せない。ボディにはマグネシウム合金を使用し、剛性と耐久性を確保。シャッターは20万回の実装テストをクリアしている。さらに、シーリングを効果的に施すことで、後述するレンズやマウントアダプターも含めてトータルで高い防塵・防滴性能を実現した。「D850」と比べて約26%の軽量化を実現しながらも、ニコンクオリティの高い信頼性・耐久性を確保したのはさすがだ。

なお、「Z 7」の撮影可能枚数については、ファインダーのみ使用時で約330コマ、モニターのみ使用時で約400コマ(いずれもCIPA規格準拠)となっているが、実際はこのスペックを大きく上回る枚数を撮影できる。付属のバッテリー(EN-EL15b)をフル充電の状態にしてから、AF-Sでの1コマ撮影を中心に、AF-Cでの追従連写や4K動画撮影も行いながら、状況によってEVFとモニターを使い分けて撮影を続けてみたところ1000枚を超える静止画を記録できた。電子シャッターでのインターバルタイマー撮影では、5秒の撮影間隔で試した限りでは2000枚を超えてもバッテリーの残量が残っていた。状況によって結果は変わってくるが、「Z 7」は、通常の静止画撮影であれば少なくとも1000枚程度は撮影できると考えてよさそうだ。

ニコン「Z 7」

前後とトップカバーに軽量かつ堅牢なマグネシウム合金を採用。高い剛性と耐久性を確保した

記録メディアには、SDメモリーカードよりもすぐれた堅牢性と高速性を兼ね備えたXQDメモリーカードを採用。ファームウェアのアップデートでCFexpressカードにも対応するので、将来も安心だ。なお、ニコンは、「Zシリーズ」の発売に合わせて、オリジナルのXQDメモリーカードを発売。120GBの「MC-XQ120G」、64GBの「MC-XQ64G」「XQDカード」を用意する

高い光学性能とコンパクトボディを両立した新開発の「NIKKOR Zレンズ」

続いて、「Zシリーズ」が実現する「新次元の光学性能」の基幹となる、新開発の「NIKKOR Zレンズ」の特徴を見ていこう。

「Zマウントシステム」の交換レンズ「NIKKOR Zレンズ」は、「Zシリーズ」のカメラボディの発売と合わせて、標準ズームレンズ「NIKKOR Z 24-70mm f/4 S」、広角・単焦点レンズ「NIKKOR Z 35mm f/1.8 S」、標準レンズ「NIKKOR Z 50mm f/1.8 S」の3本がラインアップされた。3本とも、非常に高い基準を満たすモデルだけに与えられる「NIKKOR Zレンズ」の最上位ライン「S-Line」の称号が付いた高性能レンズで、画面の中央だけでなく周辺でもすぐれた描写性能を発揮する高い光学性能とコンパクトボディを両立している。

「NIKKOR Zレンズ」は、静止画だけでなく動画の撮影も強く意識した設計になっている。レンズ本体には、いくつかの機能を割り当てられるコントロールリングが装備されているが、このリングはフォーカスの操作だけでなく、割り当てによって絞り値と露出補正の操作が可能で、動画撮影時にもスムーズな絞り操作ならびに露出補正が行える。加えて、フォーカスブリージング(画角変動)も大幅に軽減されており、本格的な動画撮影にも対応できるレンズとなっている。

ニコン「Z 7」

左から標準ズームレンズ「NIKKOR Z 24-70mm f/4 S」、広角・単焦点レンズ「NIKKOR Z 35mm f/1.8 S」、標準レンズ「NIKKOR Z 50mm f/1.8 S」。いずれも、「NIKKOR Zレンズ」の第1弾製品として登場するレンズだ

「NIKKOR Z 24-70mm f/4 S」は、沈胴機構を採用した開放絞りF4通しの標準ズームレンズ。小型・軽量なボディながら、ED非球面レンズ1枚、EDレンズ1枚、非球面レンズ3枚を採用し、ズーム全域で画面の中心から周辺までシャープで均質な描写を実現した。常用の標準ズームレンズとして活用したい1本だ。

「NIKKOR Z 35mm f/1.8 S」は、開放絞りF1.8の大口径を実現した広角・単焦点レンズ。2組のAF用駆動ユニットが連携するマルチフォーカス方式を採用することで、静粛かつ高速・高精度なAFが可能なうえ、無限遠から近距離まですぐれた結像性能を発揮。「NIKKOR Zレンズ」を代表する描写力の高いレンズとなっている。

「NIKKOR Z 50mm f/1.8 S」は、開放絞りF1.8の標準レンズ。EDレンズ2枚を採用するなどして軸上色収差を徹底的に補正することで、絞り開放からシャープな解像を実現。新しいSTM(ステッピングモーター)の搭載によって、AF駆動の精度・静粛性が高いのも特徴だ。大口径の標準レンズならではの自然で柔らかなボケ味も楽しめる1本である。

なお、「NIKKOR Zレンズ」は、今後登場が予定されているレンズの開発ロードマップが公開されている。それによると、2019年には、開放絞りF0.95を実現した大口径の単焦点レンズ「NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noct」や開放絞りF4の超広角ズームレンズなど、計6本のレンズの発売を予定。将来的には、F2.8の“大三元レンズ”3本もラインアップされるという。

ニコン「Z 7」

2019年中の発売が予定されている、大口径の単焦点レンズ「NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noct」。開放絞りF0.95というこれまでにはなかった明るさを実現する注目製品だ

ニコン「Z 7」

「NIKKOR Zレンズ」の開発ロードマップ。2019年は「NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noct」を含めて6本のレンズが投入予定だ

さらに、ニコンは、「Zマウントシステム」のカメラボディに一眼レフ用の「NIKKOR Fレンズ」を装着できるマウントアダプター「FTZ」も用意する。「FTZ」は、鏡筒と三脚座にマグネシウム合金を使用するほか、随所に効果的なシーリングを施すことで「Z 7」と同等の防塵・防滴性能を確保。約360本の「NIKKOR Fレンズ」でAE撮影が可能なうえ、モーター内蔵レンズの計90本以上でAE/AF撮影が可能だ。なお、「FTZ」を介してVR機構を持つ「NIKKOR Fレンズ」を装着・利用する場合、手ブレ補正は、ボディ側でロール軸を補正する3軸のシンクロ補正となる。

ニコン「Z 7」

マウントアダプター「FTZ」を使って、最新のNIKKOR Fレンズ「AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VR」を「Z 7」に装着したイメージ。「AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VR」は、「PF(位相フレネル)レンズ」を採用し、焦点距離500mmの超望遠レンズとは思えないほどコンパクトに仕上がっている

まとめ:従来の常識をくつがえす高画質を楽しめる高画素フルサイズミラーレスの超本命モデル!

以上、新開発の「Zマウントシステム」を含めて、ニコン初のフルサイズミラーレス「Z 7」の特徴的なところをレビューした。この新しいフルサイズミラーレスの最大の魅力は、やはり、「NIKKOR Zレンズ」と有効画素数4575万画素の裏面照射型ニコンFXフォーマットCMOSセンサーが生み出す高画質にある。実際に撮ってその画像を見てみると、これまでにはなかった圧倒的なクオリティの画質に息をのみ、「Zマウントシステム」が目指す「新次元の光学性能」を実感することができた。この画質力は、現時点では間違いなく「ニコン史上最高画質」であり、フルサイズ対応のレンズ交換式デジタルカメラの中でも最高峰のひとつに数えられる。

さらに、ニコンクオリティの操作性を継承しているのも「Z 7」の特徴。特に倍率約0.8倍の大きな視界を実現したEVFの自然でクリアな見え方は特筆すべき点だ。一眼レフの光学ファインダーを初めて覗いたときのような感動を味わえると言っても大げさではないくらい、これまでにはなかったフィーリングで使えるEVFに仕上がっている。さらに、シャッターフィーリングもレスポンスがよく、撮るよろこびを存分に感じながら快適に撮影を続けることができる。また、「D850」と同等の信頼性・耐久性をうたうのも、他のフルサイズミラーレスカメラに対してアドバンテージとなっている部分だ。

「Z 7」は、これまで経験したことのないような高画質を楽しめる高画素フルサイズミラーレスの超本命モデルと言っていいだろう。携帯性の高いコンパクトボディに、圧倒的な高画質とすぐれた操作性や信頼性を搭載しており、特に風景やポートレートの撮影に威力を発揮する。レンズも含めて持ち運びやすいサイズなのでスナップ撮影にも向いている。これまで以上に画質力を生かした作品作りを行いたいという人は、ぜひ、「Z 7」と「NIKKOR Zレンズ」を手に入れて、「新次元の光学性能」を存分に味わってほしい。

なお、ニコンは「Z 7」の発売を記念して、「Z 7」の各キットにオリジナルの「プレミアムゴールドストラップ」を同梱するキャンペーンを実施する。数量限定のキャンペーンなので、気になる人は早めの予約・購入を検討してほしい。

Z 7 発売記念キャンペーン
有効画素数2450万画素。高感度性能にもすぐれたオールラウンドモデル ニコンのフルサイズミラーレス「Z 6」使い倒しレビュー
ニコン「Z 7」公式ページ
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