ブラザーの大容量プリンター「ファーストタンク」魅力探求

従来のインクジェットプリンターのインク交換の頻度とコストに対する不満を解消してくれる製品として、ここ最近人気を高めつつあるのが、大容量のインクカートリッジやインクタンクを搭載したプリンターだ。これらは、標準インクカートリッジを搭載した製品よりも気軽に印刷が行える、新タイプのプリンターとなっている。ここでは、そんな大容量インク搭載プリンターの新たな選択肢として登場した、ブラザー「ファーストタンク」シリーズの魅力に迫っていく。

新登場ブラザー「ファーストタンク」シリーズとは?

大容量インク搭載プリンター市場に、
ブラザー「ファーストタンク」が参入!

インクジェットプリンターに対する不満として、「頻繁にインクを交換するのが面倒」「印刷コストが高い」といった声をよく耳にする。実際に、価格.com「プリンター」カテゴリーのクチコミを見ても、こうしたインク交換の頻度とコストに対する不満の声は多く、プリンターを運用するうえで大きな悩みの種となっていることがわかる。

そんな背景から、ここ最近、人気を高めてきているのが大容量のインクカートリッジやインクタンクを搭載したプリンターだ。その特徴は、標準インクカートリッジを搭載した製品と比べてインク交換頻度を大幅に抑えられるとともに、低コストでの運用が可能なこと。インク交換の頻度とコストに対する不満を解消できる製品として、家庭やSOHOはもちろん、比較的規模の大きな法人でも導入されるケースが増えてきている。

そんな要注目の大容量インク搭載プリンター市場に、ブラザーから新たな選択肢となる「ファーストタンク」シリーズが新登場! 2018年9月にA4モデル2機種が、2018年11月にA3モデル3機種が発売される。ここでは、その中でも売れ筋となりそうなA4モデル「DCP-J988N」に注目して、その魅力を探っていこう。

DCP-J988N

A4モデルDCP-J988N

MFC-J1500N

A4 FAX搭載モデルMFC-J1500N

HL-J6000CDW

A3モデルHL-J6000CDW

MFC-J6997CDW

A3 FAX搭載モデルMFC-J6997CDW

MFC-J6999CDW

A3 FAX搭載3段給紙モデルMFC-J6999CDW

「ファーストタンク」のラインアップは全5機種。価格や機能を吟味しながら、自分に適したモデルを選べるのが魅力だ

インク魅力①1年間インク交換不要(※)&すぐれた低印刷コスト

「ファーストタンク」の魅力1
1年間インク交換不要(※)&すぐれた印刷コスト

「ファーストタンク」の大容量インクカートリッジは、従来のブラザー標準インクカートリッジと比べて、ブラックインクが約16倍、カラーインク(シアン/マゼンタ/イエロー)が約10倍もの大容量を実現。1回のインク交換(4色)でA4モノクロ約6,000枚、A4カラー約5,000枚の大量印刷が可能だ(※1)。これは、ひと月に300枚印刷する場合でも、1年間はインク交換なしで使い続けられるということ。特に、これまで頻繁なインク交換を面倒に感じていた人は、本モデルのメリットを大いに実感できるだろう。 (※1)別売の大容量インクカートリッジを使用した場合。同梱インクカートリッジの印刷可能枚数は、A4モノクロ約3,000枚、A4カラー約1,500枚となります。測定データ及び測定条件につきましてはブラザーホームページをご参照ください。

また、大容量インクカートリッジの搭載は、印刷コストの低減にも大きく貢献している。たとえば、従来の標準インクカートリッジを搭載したブラザーのA4プリンター「DCP-J978N」の場合、1枚あたりの印刷コストは、A4モノクロで約2.7円、A4カラーで約8.4円。これでも十分に印刷コストは安いほうだが、「ファーストタンク」の印刷コストは、A4モノクロで約0.7円、A4カラーで約3.7円と、その約1/3程度で済む。これなら、それほど印刷コストを気にすることなく、ジャンジャン印刷できるはずだ。

DCP-J988N

今回レビューしたA4モデル「DCP-J988N」の本体サイズは、約435(幅)×341(奥行)×195(高さ)mm。向かって右側の、赤枠で囲った部分に大容量インクカートリッジが搭載される

A4モノクロ A4カラー
6,000 5,000
0.7円/枚 3.7円/枚

「ファーストタンク」は、1回のインク交換でA4モノクロ約6,000枚、A4カラー約5,000枚の大量印刷が可能。これにより、A4モノクロ約0.7円/枚、A4カラー約3.7円/枚という低印刷コストを実現している

使い勝手魅力②カートリッジが空になっても安心のサブタンクを採用

「ファーストタンク」の魅力2
カートリッジが空になっても安心のサブタンクを採用

「ファーストタンク」は、本体内部に「サブタンク」と呼ばれる予備タンクを搭載している。このサブタンクには、直結するインクカートリッジからインクが供給され、常にインクがストックされた状態となっている。このため、たとえインクカートリッジが空になっても、このサブタンク内のインクを使用することで、約200枚の印刷が可能だ(※ISO/IEC 24711 準拠の目安枚数。使用状況により異なります)。よほどの大量印刷でない限り、このサブタンクで急場がしのげるため、安心感は高い。

さらに、「ファーストタンク」では、液晶パネルからインク残量や、残りの印刷可能枚数を確認することが可能。また、透明のインクカートリッジが採用されているため、インクを使い切ったという満足感も得られる。このように、単にカートリッジを大型化しただけでなく、インクシステム全体として、使い勝手を高める工夫がなされているのだ。

DCP-J988N

「ファーストタンク」には、サブタンクが内蔵されており、インクカートリッジが空になっても約200枚の印刷が可能

DCP-J988N

本体前面に搭載された液晶パネルでは、インク残量に加えて、残りの印刷可能枚数も確認できる

DCP-J988N

「ファーストタンク」のインクカートリッジは、スタイリッシュな透明タイプで、インク残量が確認しやすい

ボディ魅力③価格.comスタッフも満足! 実用的で使いやすいボディ設計

「ファーストタンク」の魅力3
価格.comスタッフも満足! 実用的で使いやすいボディ設計

ここからは、「ファーストタンク」のボディ周りをチェックしていこう。本機は、ブラザーのプリンター製品ではおなじみだが、液晶パネルのタッチ操作や給排紙、インク交換、記録メディアとの連携などがすべて本体前面から行える「フロントオペレーション」設計を採用している。これらの操作を本体前面から行うことでドキュメント作業を効率化できるのはもちろん、背面や側面に広いスペースを必要としないため、設置の自由度が高まる。また、パソコン接続用のUSBポートと有線LANポートを本体内部に装備することで配線をスッキリさせるなど、実用性と使いやすさにとことんこだわった設計となっている。

さらに、本体天面部には普通紙を最大20枚までセットできるADF(自動原稿送り装置)を装備。ADFに原稿をセットしてスタートボタンを押すだけで、大量の原稿も簡単にコピー・スキャンできる。

DCP-J988NDCP-J988N
DCP-J988NDCP-J988N

「ファーストタンク」は、ほかのブラザー製プリンターと同じく、本体前面から給排紙やインク交換が行えるフロントオペレーション設計を採用。また、USBと有線LANポートは本体内部に装備される。本体の背面や側面に空間を確保しておく必要がないため、設置の自由度が高い

DCP-J988N

A4普通紙を最大20枚までセットできるADFを装備。複数枚の資料のコピーやスキャンもボタン操作ひとつでスピーディーに行える

印刷速度魅力④ビジネスでもプライベートでも納得の高速印刷

「ファーストタンク」の魅力4
ビジネスでもプライベートでも納得の高速印刷

最後に、「ファーストタンク」の印刷速度をチェックしていこう。今回レビューした「DCP-J988N」のカタログスペック上の印刷速度は、A4普通紙モノクロで約12枚/分、カラーで約10枚/分。1枚目の印刷が完了するまでのファーストプリント速度も、A4普通紙モノクロで約8.0秒、カラーで約8.5秒と高速だ(※)。これなら、急な来客時や外出時など、急いで資料を用意したいときでも、待ち時間にイライラすることなく、スピーディーな印刷が行える。
(※)ビジネスインクジェット複合機 総合カタログをご参照ください。

DCP-J988N

「ファーストタンク」の実際の印刷速度を確かめるため、パソコンからUSBケーブル経由でPDFファイルの原稿を印刷。A4カラー印刷の場合、ファーストプリント速度は7.5秒と、カタログスペックを上回る好タイムをマーク。1分間に印刷できた枚数は9枚と、ほぼカタログスペック通りの結果となった

DCP-J988N

A4モノクロの場合、ファーストプリント速度がカタログスペックを上回る6.52秒、1分間に印刷できた枚数はカタログスペック通りの12枚だった。これなら少量印刷の機会が多いクリニックなどでも、印刷枚数の多い不動産店などでもストレスを感じることはないはずだ

まとめ大容量インク搭載プリンター市場をさらに盛り上げる1台

以上、ブラザーの大容量インク搭載プリンター「ファーストタンク」の魅力を探ってきた。本モデルの最大の特徴は、何と言ってもインク交換の頻度とコストを抑えられること。1年間インク交換が不要(※)なうえ、印刷コストはA4モノクロ約0.7円/枚、A4カラー約3.7円/枚で済む。「プリンターのインク交換が面倒」「印刷コストが高くつく」という不満を持っていた人にとって、この点は大きな魅力となるはずだ。また、使い勝手のよいインクシステムや、実用的なボディ設計、納得の高速印刷と、プリンターとしての基本要件もしっかりと満たしていた。このような魅力を備えた「ファーストタンク」は、大容量インク搭載プリンターの購入を検討している人にとって、まさに“ファースト”チョイスのひとつとなるだろう。