「DisplayHDR 600」対応 フィリップス31.5型4K液晶ディスプレイを徹底検証

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これからの高画質の基準は「DisplayHDR」「DisplayHDR 600」対応 フィリップスの最新31.5型4K液晶ディスプレイを徹底検証

明暗差の大きな輝度情報を持つ高画質技術「HDR」の普及が進む中、液晶ディスプレイの高画質の基準も4Kから4K HDRへと移行しつつある。高画質モデルを求める人は、これからは4K HDR対応製品を選ぶべきと言えるだろう。そこで注目したのが、液晶ディスプレイにおけるHDRの業界標準「DisplayHDR 600」に対応した、フィリップスの31.5型4K液晶ディスプレイ「328P6VUBREB/11」だ。本特集では、その高画質と使い勝手のよさをじっくりとチェックした。

新規格対応「DisplayHDR」に対応した実用最小サイズの31.5型4Kディスプレイ

広大なダイナミックレンジ(明暗差)を再現する高画質技術「HDR(High Dynamic Range)」が今、大きな注目を集めている。従来の映像はHDRに対し「SDR(Standard Dynamic Range)」と呼ばれるが、SDRは再現できる明暗差が狭いため、暗い部分の階調をしっかりと再現しようとすると、明るい部分が白く飛んでしまい、反対に明るい部分の階調を再現しようとすると、暗い部分のディテールがツブれてしまっていた。しかし、SDRに比べて断然に大きな明暗差が記録されたHDRの映像は、対応ディスプレイに表示させることで、明るい部分の階調を保ちつつ、暗い部分のディテールもしっかりと描かれた映像となる。新世代の高画質映像として今、大きく注目されているのだ。

SDR画質とHDR画質の違い
フィリップス「328P6VUBREB/11」

※画像はイメージです
フルHD(1920×1080)から4K(3840×2160)への変化は映像の解像度に関するものだが、SDRからHDRへの変化は明暗差に関するもの。SDRとHDRの映像を見比べてみると、その差がよくわかる。左のSDR映像は全体にベールがかかったかのような印象なのに対し、右のHDR映像は全体のヌケがよく、青空も大地も幅広い階調で再現されている。ぱっと見でも、美しさの違いがよくわかるはずだ

こうした映像のHDR化の流れに対応すべく、パソコン用液晶ディスプレイにおけるHDRの規格化も進んでいる。それが、映像周辺機器の標準化団体「VESA」が推進する「VESA The High-Performance Monitor and Display Compliance Test Specification」(以下、DisplayHDR)だ。

この規格のポイントは、ピーク輝度(画面の一部で計測した最大輝度)に応じて「DisplayHDR 400/600/1000」の3つの基準が設けられていること。たとえば、「400」の場合なら400cd/m²以上の、「600」の場合なら600cd/m²以上のピーク輝度を発揮し、大きな明暗差が再現できるのだ。ぱっと見ではわかりにくい明るさの違いを松竹梅の3つに分けて消費者にわかりやすく提示しているうえ、マイクロソフトやインテル、NVIDIAなどパソコン用の映像デバイスに携わる主要プレーヤーも、この規格の支持を表明している。今後、液晶ディスプレイの画質を判断するための重要な指標になっていくだろう。

フィリップス「328P6VUBREB/11」

「DisplayHDR」の認証を取得したモデルには、このようなロゴマークが付与される。右側に記載された数字は、ディスプレイが表現できるピーク輝度を表しており、この場合は600cd/m²以上となる

画質写真/動画編集や映画鑑賞、ゲームプレイが高画質で楽しめる

そんな新世代の高画質基準となる「DisplayHDR」に対応した液晶ディスプレイとして、今回注目したのは、フィリップスの31.5型4Kモデル「328P6VUBREB/11」だ。4Kの高精細な表示を実用的に使える最小サイズとなる31.5型で、現在主流の液晶ディスプレイ同様、デスクの上に設置してスッキリと使えるのもメリットとなる。それでは、本機を写真/動画編集や、映画鑑賞、さらにはゲームプレイなどで使用しながら、その画質や機能性をチェックしていこう。

フィリップス「328P6VUBREB/11」

「DisplayHDR 600」に対応した31.5型4K液晶ディスプレイ「328P6VUBREB/11」。4Kディスプレイでありながら、デスクトップにスッキリと設置して使えるサイズなのもうれしい

写真/動画の編集

まずは、写真/動画編集といったクリエイティブ用途で使用してみよう。この用途では、ダイナミックレンジに加え、色再現性の高さも重要となるが、「328P6VUBREB/11」は膨大な約10億7000万色の色数を表現できる10bitカラー表示に対応。色域は、sRGBと同等の規格である「ITU-R BT.709」においてカバー率100%を達成している。広大な色域が規定されたデジタルシネマ向けの「DCI-P3」についても、そのカバー率は97.6%に及ぶ。多くの色を階調豊かに再現することができるのだ。

フィリップス「328P6VUBREB/11」

なめらかな階調を再現する10bitカラー表示に対応し、sRGBと同等の色域である「ITU-R BT.709」を100%カバーした「328P6VUBREB/11」は、写真や動画の編集をはじめとしたクリエイティブ用途にもぴったり。4K解像度の広大な作業領域が使えるため、動画のタイムラインを長く表示したり、編集ソフトのパレットを数多く開いたりもできる

色再現性を確認するため、分光光度計で色域を計測してみた。右のガモットが計測結果だが、内側の色の付いている部分がsRGBで、外側の灰色の部分が「328P6VUBREB/11」の色域となる。一般的な液晶ディスプレイが対応しているsRGBを大きく上回る広色域が確認できた

映画鑑賞

インターネットを通じた動画配信サービスが活況を呈している今、液晶ディスプレイで映画やミュージックビデオなどの映像コンテンツを視聴する機会も増えている。その際に求められる最新の高画質機能は「HDR 10」への対応である。ご存じの方も多いかもしれないが、「HDR 10」とは、4K対応のブルーレイディスク「Ultra HD Blu-ray」や、「Netflix」「Amazonプライム・ビデオ」などの動画配信サービス、さらには最新の液晶テレビなどがサポートするHDRのデファクトスタンダードとなる規格だ。

「328P6VUBREB/11」は、そんな「HDR 10」もきっちりとサポートしている。というのも、本機が対応する「DisplayHDR」は、「400/600/1000」のすべてが「HDR 10」の要件を満たす形で策定されているからだ。

フィリップス「328P6VUBREB/11」

「328P6VUBREB/11」で4K HDR映像を再生してみたが、従来の液晶ディスプレイに比べ、600cd/uの輝度ピークが描き出す光のまぶしさ、輝きは段違い。また、暗い部分はより暗く描き出されるため、通常の4Kディスプレイに比べて、映像にリアリティがあり、奥行きも感じられた

フィリップス「328P6VUBREB/11」

夕景の遺跡をとらえたこの映像は、映像内の明暗差が大きく、通常のディスプレイではそのダイナミックレンジのすべてを描き出すのは難しい。しかし、「DisplayHDR 600」に対応した本機は、夕日の鮮烈な輝きとオレンジの繊細なグラデーションを見事に描きつつ、柱の陰のディテールもしっかりと再現してくれた。ダイナミックレンジの広さやコントラスト性能の高さがハッキリと感じられたシーンだ

フィリップス「328P6VUBREB/11」

「328P6VUBREB/11」は、映像入力端子として4K/60Hz/4:4:4 HDR入力対応のDisplayPort 1.4を搭載するのも特筆すべきポイント。最新の映像伝送規格にいち早く対応しているので、今だけでなく、将来にわたって美しい映像を楽しめるのだ

ゲーム

最後に試したのはゲーム。本機でゲームをプレイしてまず感じたのは、応答性能にすぐれていること。通常時の応答速度は9.5ms(GTG)だが、オーバードライブ回路「スマートレスポンス」を使用することで最高4 ms(GTG)で駆動する。そのため、動きの素早いシーンでも残像感が少ないのだ。また、HDR対応のFPSゲームタイトルをプレイしてみると、普段より臨場感がアップし、その迫力は息を飲むほどだった。HDRは、ゲームの魅力や楽しさも向上させてくれるのである。

フィリップス「328P6VUBREB/11」

※画像はイメージです
オーバードライブ回路利用時で4ms(GTG)の応答速度を実現している「328P6VUBREB/11」は、ゲームプレイなどにも適する。また、HDR対応ゲームをプレイしたところ、明るいシーンはまぶしく感じることもあるが、そのいっぽうで暗いシーンの視認性が高まった。FPSなどのゲームを有利に展開できる場面もあるかもしれない。プレイ環境は好みによるところもあるが、HDRの美しい映像により、ゲームの臨場感が高まることは確かだ

フィリップス「328P6VUBREB/11」

本体背面の上部には3W×2のステレオスピーカーを搭載。音質にこだわりがなければ、映画鑑賞はもちろん、ゲームも内蔵スピーカーで十分に楽しめる

使い勝手使いやすさも◎。最新ノートPCの外部ディスプレイとしてもぴったり

「328P6VUBREB/11」の画質力がわかったところで、そのボディの使い勝手もチェックしていこう。本機は、人間工学に基づいて設計されたスタンド「スマートエルゴベース」を搭載しており、昇降、チルト、スイーベル、ピボットが可能。設置場所に合わせて見やすい位置や角度に画面を調節できるのだ。

スマートエルゴベース

人間工学に基づいて快適性を追求したというスタンド「スマートエルゴベース」。昇降は最大180mm、チルトは前方5°/後方20°まで対応している。設置場所に応じて使いやすい位置と角度に画面を調節できた

最大340°(左右170°)のスイーベルにも対応。クリエイティブチェックなど、隣の人と画面を共有しながら作業を行う際に便利だ。また、画面を90°回転させて縦長にするピボットにも対応するため、Webデザインの現場でも重宝する

さらに映像入力端子として、映像、音声、USB、ネットワーク信号に加え、電力※をケーブル1本で伝送できるUSB Type-Cポートを搭載する点にも注目したい。そのため、最新のノートPCの外部ディスプレイとしても使いやすいのだ。しかも、フィリップスの液晶ディスプレイには、搭載する映像入力端子に対応したすべてのケーブルが付属するので、改めてケーブルを購入する必要もない。
※Power Delivery機能は最大60Wまでとなっています。

フィリップス「328P6VUBREB/11」

背面に搭載された映像入力端子は、左からHDMI2.0出力ポート×2、DisplayPort1.4×1、USB Type-Cポート×1となる。このほか、LANポート×1、USB Type-Cポートのハブとして活用できるUSB 3.0ポート×4、オーディオ端子(3.5mm)も装備している。LANポートを使用すると、ノートPCなどをUSB Type-Cポート経由でネットワーク接続させることが可能になる

フィリップス「328P6VUBREB/11」

USB Type-Cポートを使ってノートPCを接続してみたところ、これが非常に便利だった。外部ディスプレイとして4Kの高解像度ディスプレイを活用できるのはもちろんなのだが、同時にノートPCのバッテリーが充電される※し、ネットワークも活用できる。まるでデスクトップPCを使用しているかのような、使い勝手のよさだ
※Power Delivery機能は最大60Wまでとなっています。

フィリップス「328P6VUBREB/11」

必要なケーブルが同梱されていない液晶ディスプレイが多い中、フィリップスの製品には必要なケーブルが一式付属している。「328P6VUBREB/11」の場合は、電源ケーブル以外に、写真のDisplayPortケーブル(1.8m)、HDMIケーブル(1.8m)、USB Type-Cケーブル(1.8m)、USB Type-C-Aケーブル(1.8m)の4つが付属していた

5年間の長期保証だから安心して長く使える!
フィリップス「328P6VUBREB/11」

「328P6VUBREB/11」をはじめとしたフィリップスの液晶ディスプレイには、液晶パネルからバックライト、スタンド、ACアダプターまでをカバーする5年間の製品保証が付属するのもメリット。通常の使用において、万が一故障した場合は「フィリップスモニター・サポートセンター」に問い合わせたうえで、製品を発送すれば無料修理を行ってくれるのだ。なお、2018年4月1日からは修理のための送料も無料になっている。液晶ディスプレイは長く、安心して使用したいものだが、フィリップスの製品ならそれが実現できるのだ。

まとめ「液晶ディスプレイの画質は美しいほうがいい」と実感するモデル

以上、「DisplayHDR 600」に対応したフィリップスの4K液晶ディスプレイ「328P6VUBREB/11」をレビューしてきた。デスクトップにスッキリと設置して利用できる31.5型という画面サイズのため、従来の液晶ディスプレイ同様、パソコンでのクリエイティブ作業や、ネット配信動画などの映像視聴、ゲームプレイなどで違和感なく使用できた。しかも、HDRの美しい映像は、さまざまな用途で恩恵をもたらしてくれることも確認できた。液晶ディスプレイの画質は美しいほうがいい――。そう考える人に、「328P6VUBREB/11」の高画質と実用性の高さはありがたく感じられるはずだ。

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