独自の拡張モジュール「moto mods」に対応!デュアルカメラ搭載で表現力が高まったモトローラの最新フラッグシップスマホ「moto z3 play」速攻レビュー

2018年10月、モトローラの最新フラッグシップスマートフォン「moto z3 play」が発売される。本機は、「Zシリーズ」の製品として初めてデュアルカメラを搭載し、カメラ任せでキレイな写真を撮影できるとともに、「ポートレート」や「スポットカラー」など、豊富な撮影モードに対応。また、本体背面に取り付けることで機能を拡張できるモジュール「moto mods」を使えば、写真撮影の幅をさらに広げることができる。ここでは、そんな注目のカメラ機能を中心に、スマートフォンとしてのパフォーマンスや使い勝手など、「moto z3 play」の実力を全方位でチェックした。

カメラ機能暗所にも強い! 新搭載デュアルカメラの表現力に感心

モトローラ「moto z3 PLAY」

2018年10月に発売されるモトローラの6.01型スマートフォン「moto z3 play」。価格.com最安価格は61,333円(2018年10月15日時点)となる

「Instagram」などのSNSが普及したことで、今やスマートフォン選びで最も重視すべきポイントのひとつとなったカメラ機能。そんなスマートフォンのカメラを使った写真撮影と画像編集を存分に楽しめる製品として注目したいのが、モトローラの最新フラッグシップモデル「moto z3 play」だ。

「moto z3 play」のカメラ機能でまず注目したいのが、「Zシリーズ」の製品として初めてデュアルカメラを搭載したこと。1200万画素/F値1.7の標準レンズと、500万画素/F値2.2の広角レンズを組み合わせたデュアルカメラによって、カメラ任せでよりキレイな写真が撮影できるようになった。

モトローラ「moto z3 PLAY」

背面のデュアルカメラには、F値1.7の標準レンズとF値2.2の広角レンズを搭載。カメラの下には、カラーバランス補正用のデュアルLEDフラッシュが備わる

モトローラ「moto z3 PLAY」

スイーツにグッと近づき、背景をぼかして撮影してみた。ソースの微妙な質感やグラデーションもしっかりと再現できており、背景のボケ具合も自然だった

モトローラ「moto z3 PLAY」

うす暗い夕焼けの写真は、思い通りの明るさで撮影するのが難しい。その点、F値1.7の明るいレンズを搭載した「moto z3 play」のカメラなら、見た目に近い明るさで、ノイズの少ないキレイな写真を撮影できた

また、「moto z3 play」には魅力的な撮影モードも用意されている。まず注目したいのが、人物撮影用の「ポートレートモード」だ。肌をキレイに撮れるのはもちろん、デュアルレンズの視差を利用して自然な背景ボケを作れるため、被写体をグッと際立たせた印象的な写真が撮影できる。また、写真の一部の色を残して、ほかの部分をモノクロにする「スポットカラーモード」も面白い。生い茂る草の中に咲く一輪の花など、鮮やかな被写体を強調したい場合に活用するのがよいだろう。

いっぽう、フロントカメラには、800万画素のイメージセンサーと、F値2.0の明るいレンズを採用。フロントカメラ用の「フェイスビューティーモード」を使えば、セルフィー写真をよりキレイに撮影できる。そんな「ポートレートモード」や「スポットカラーモード」「フェイスビューティーモード」を使って撮影した作例を以下に掲載したので、ぜひチェックしてみてほしい。

ポートレートモード

モトローラ「moto z3 PLAY」

「ポートレートモード」で女性を撮影してみた。肌がキレイに映っているのはもちろん、顔に自然な陰影が付き、背景をぼかしたことで、印象深い1枚に仕上がっている

モトローラ「moto z3 PLAY」

「moto z3 play」では、「ポートレートモード」で撮影した写真の背景ボケの度合いを、撮影後に調節することもできる。試しに、「ぼかし」をかなり強めてみたが、違和感はそれほど感じなかった

スポットカラーモード

インスタ映えを狙えそうなのが、スマートフォンの画面上で指定した色合いだけを残して、ほかをモノクロで撮影する「スポットカラーモード」だ。上写真を見ても、橋や花の「赤色」のみが残った、遊び心あふれる仕上がりとなっている

フェイスビューティーモード

オフ モトローラ「moto z3 PLAY」
オン モトローラ「moto z3 PLAY」

セルフィー写真を撮影する機会の多い人にチェックしてもらいたいのが、フロントカメラで利用できる「フェイスビューティーモード」だ。このモードをオンにした右写真は、未使用の左写真と比べて、肌の発色がよく、なめらかになっている。あからさまな補正という感じではないので気軽に使えそうだ

拡張モジュール拡張モジュール「moto mods」を使えば、360°/光学10倍ズーム撮影も可能

「moto z3 play」は、従来の「Zシリーズ」の製品と同様、本体背面に取り付けることで機能を拡張できるモジュール「moto mods」に対応している。ここでは、360°の写真や動画(4K対応)を撮影できる「moto 360カメラ」や、10 倍光学ズームに対応した「ハッセルブラッドトゥルーズーム」、スマートフォンで撮影した写真をその場でプリントできる「Polaroid インスタシェア・プリンター」、プロジェクター機能を備えた「moto インスタシェア・プロジェクター」の4つを取り付けて試してみた。

「moto z3 play」は背面下部に「moto mods」接続用の端子を装備。「moto z3 play」に「moto mods」を近づけると、マグネットでピタッとくっつき、一体化する仕組みだ

moto 360カメラmoto store価格:32,184円(税込)

「moto 360カメラ」は、正面と背面にそれぞれ180°の映像を撮影できる魚眼レンズがひとつずつ搭載されており、360°の全天球イメージが撮影できる。高画質な4K(3840×2160)動画の撮影に対応しているほか、150°の超広角撮影が行える「ウルトラワイドアングルモード」を備えるため、大人数の集合撮影などにも向いている。360°で撮ってデータの移しかえなしにすぐにシェアできるのもカメラ系modsの魅力である。

モトローラ「moto z3 PLAY」

上下左右360°の映像を撮影する「moto 360カメラ」は、その構造上、どうしても撮影者が写り込んでしまう。そのため、今回は、スマートフォンに自撮り棒を取り付け、なるべく撮影者が写り込まないように撮影を試みた。この結果、「moto z3 play」を取り囲むすべての景色が球体のように収まり、臨場感のある写真が撮影できた

ハッセルブラッドトゥルーズームmoto store価格:31,104円(税込)

世界的なカメラメーカー「ハッセルブラッド」とのコラボで開発されたのが、コンパクトデジカメのレンズ部のような形をした「ハッセルブラッドトゥルーズーム」だ。画質劣化の少ない光学10倍ズームに対応するほか、スマートフォン本体に装備されるLEDフラッシュよりも明るい「キセノンフラッシュ」を備えており、暗い場所でも撮影できる。また、本体右上の物理ボタンを半押しすることでオートフォーカスが、ボタン周りのトリガーでズームが行えるなど、コンデジ同様の操作感で撮影できるのも魅力だ。

ズームなし モトローラ「moto z3 PLAY」
光学10倍 モトローラ「moto z3 PLAY」

光学10倍ズームを試してみたが、画質劣化がほとんど見られない、キレイな写真を撮影できた。なお、「ハッセルブラッドトゥルーズーム」を装着した状態では、「moto z3 play」に搭載されたカメラのハードウェアは無効となる(※カメラアプリは「moto z3 play」のものを使用します)

Polaroid インスタシェア・プリンターmoto store価格19,224円(税込)

インスタントカメラのように、スマートフォンで撮影した写真をその場でプリントできるのが、「Polaroid インスタシェア・プリンター」だ。プリント環境がない屋外レジャーなどの際にも、撮影した写真を素早くプリントしてその場で見たり、シェアできたりするのがうれしい。また、専用アプリ「Insta-Share Printer」で写真にフレームやスタンプ、テキストを追加することも可能だ。

モトローラ「moto z3 PLAY」

「moto z3 play」のカメラを使って撮影した写真を、「Polaroid インスタシェア・プリンター」でプリントしてみた。プリント時間は1枚40秒ほどと、そこまで待たされることはないため、ストレスなく使える。屋外での写真撮影がより楽しくなるだろう

moto インスタシェア・プロジェクターmoto store価格:36,504円(税込)

プロジェクター機能を備えた「moto インスタシェア・プロジェクター」を使えば、スマートフォンで撮影した写真や動画はもちろん、「YouTube」などの動画コンテンツも最大70型の大画面に投映できる。本体には設置環境に合わせて角度を調節できる折り畳みスタンドが備わるほか、台形補正に対応。レンズの右側にはピント調節用のダイヤルも装備されている。

モトローラ「moto z3 PLAY」

当然ながら、70型の大画面と、「moto z3 play」の6.01型画面とでは、映像の臨場感や迫力が段違いだ。なお、プロジェクターの明るさは50lm(ルーメン)、解像度はWVGA(854×480)となっている

スペックオクタコアCPU搭載! 3Dゲームも快適にプレイできるハイパフォーマンス

ここからは、「moto z3 play」のパフォーマンスを確認していこう。本機の基本スペックは、CPUがオクタコアの「Snapdragon 636」(1.8GHz×8)で、メモリーが4GB、ストレージが64GBという構成。10万円前後の高価格帯スマートフォンには及ばないものの、5万円台の端末としては十分に満足できるスペック構成だ。実際、Webサイトの閲覧からネット動画の視聴、3Dゲームのプレイまで、さまざまな用途で快適に使えた。

モトローラ「moto z3 PLAY」

スマートフォンの定番ベンチマークプログラム「AnTuTu Benchmark(v7.0.6)」を実行したところ、トータルスコアで「112800」をマーク。ハイエンドなスマートフォンに迫る高い処理性能を発揮することが確認できた

モトローラ「moto z3 PLAY」

人気の音楽ゲーム「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」をプレイしてみた。最高画質の「3Dリッチ」ではわずかに映像がカクつく場面があったものの、ゲームの進行に支障をきたすほどではなかった。また、少し画質を落とした「3D標準」では快適に楽しむことができた

また、「moto z3 play」のバッテリー駆動時間は公表されていないが、3,000mAhの大容量バッテリーを搭載したことで、長時間駆動が実現されているという。試しに、フル充電の状態から、Webブラウジングやカメラアプリを使った写真撮影(約320枚)など、約8時間使ってみたところ、バッテリーは約40%も残っていた。3Dゲームを何時間もプレイするなど、よほど負荷をかけるような使い方をしない限りは、日中バッテリー切れに悩まされる心配はそこまでないだろう。

このほか、通信面では、ドコモ、au、ソフトバンクの大手3キャリアのバンドを幅広くサポート。2枚のSIMカードをセットして、3G/4G LTEの同時待ち受けができる「デュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)」にも対応している。

モトローラ「moto z3 PLAY」

「moto z3 play」は3000mAhの大容量バッテリーを搭載。充電は本体底面のUSB Type-Cポートから行う

モトローラ「moto z3 PLAY」

本体上部には、デュアルスタンバイに対応した2基のnanoSIMカードスロットを装備。2基のうちひとつは、microSDメモリーカードスロット(最大2TB)との排他仕様となる

ボディ大画面でも持ちやすい18:9の6.01型有機ELディスプレイを搭載

最後は、「moto z3 play」のボディをチェックしていこう。ディスプレイには、大画面と持ちやすさを両立した、アスペクト比18:9の6.01型(2160×1080)有機ELディスプレイを搭載。写真や映像を高精細かつ高コントラストに表示できるのはもちろん、左右のベゼルが細いため、画面に集中しやすい。また、ディスプレイの表面には米コーニング社の「Gorilla Glass 3」が採用されるため、傷や衝撃に強いのもポイントだ。

モトローラ「moto z3 PLAY」

大画面と持ちやすさを両立させた、アスペクト比18:9の6.01型有機ELディスプレイを搭載。解像度はフルHD+(2160×1080)と、申し分ない精細感を実現している

モトローラ「moto z3 PLAY」

本体サイズは、約76.5(幅)×156.5(高さ)×6.75(厚さ)mmで、重量は約156g。アスペクト比18:9の縦長画面と狭額ベゼルが採用されるとともに、エッジがわずかにラウンドしたフォルムも手伝って、手のひらへの収まりがよい

さらに、操作性においては、モトローラのスマートフォンではおなじみの操作機能「moto アクション」に対応している。ひねる、振り下ろすといったスマートフォンを持った手の動きによって、カメラアプリの起動やフラッシュライトの点灯など、さまざまな操作が行えるのが便利だ。

クイックスクリーンショット
モトローラ「moto z3 PLAY」

スマートフォンを使用するうえで、何かと使用頻度の高いスクリーンショット。「motoアクション」なら、3本の指で画面を長押しするだけで、簡単に撮影できる

カメラアプリ起動

手首を2回ひねるとカメラアプリが起動する。ロックを解除して、カメラアプリを起動して、という一連の動作を省けるため使い勝手がよい

フラッシュライト点灯/消灯

フラッシュライトを点灯させたい場合は、本体を2回素早く振り下ろすだけでOK。さらに2回振り下ろせば、今度はライトが消灯する

まとめほかの同クラスモデルとはひと味違う魅力を備えた製品

モトローラ「moto z3 PLAY」

以上、モトローラの最新フラッグシップスマートフォン「moto z3 play」をレビューしてきた。十分に満足できるカメラ機能や処理性能、ボディデザイン、使い勝手を備えながら、価格.com最安価格61,333円(2018年10月15日時点)を実現した本機は、非常にお買い得なモデルと言える。特に、カメラ機能は特筆すべきもので、デュアルカメラによる背景ボカしや、拡張モジュール「moto mods」がもたらすカメラ機能の拡張など、写真撮影の楽しさを十分に味わえるだろう。ほかの同クラスのスマートフォンとはひと味違う魅力を備えた「moto z3 play」なら、きっと期待を裏切らない高い満足度を得られるはずだ。

スペック表

ディスプレイ
6.01型フルHD+(2160×1080)有機ELディスプレイ
CPU
Snapdragon 636(1.8GHz×8)
メモリー
4GB
ストレージ
64GB
外部メモリー
microSDメモリーカード(最大2TB)
OS
Android8.1
メインカメラ
デュアルカメラ(1200万画素+500万画素)
フロントカメラ
800万画素
通信方式
2G/3G/4G
Wi-Fi
IEEE802.11 a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz)準拠
バッテリー容量
3000mAh
本体サイズ
約76.5(幅)×156.5(高さ)×6.75(厚さ)mm
重量
約156g