ハイパワーでより素早く部屋を暖め、空気をしっかりキレイにする 進化したDyson Pure Hot+ Cool™ 空気清浄ファンヒーターQ

2018年10月、価格.com上でも人気の高いダイソンの空気清浄機能付ファンヒーターの最新モデル「Dyson Pure Hot + Cool™ 空気清浄ファンヒーター(HP04)」が発売された。従来モデル(Dyson Pure Hot + Cool Link™ 空気清浄機能付きファンヒーター)からの主な進化点は、最大消費電力1400Wのハイパワーヒーターを搭載し、暖房能力が向上したこと。また、空気の「検知」「清浄」「循環」に関する性能も高まり、空気清浄機として進化しているのだ。本特集では、この冬を暖かく過ごせるよう、その暖房能力の高さをチェックするとともに、空気清浄機としての実力を確かめてみた。

暖房機能素早く均一に部屋を暖める暖房能力がアップ!

PM2.5などの微粒子状物質やホコリ、浮遊ウイルスなどの有害物質は、屋外だけではなく、実は室内にも存在していることがある。特に冬場は「寒いから」という理由で換気の頻度が少なくなり、窓を閉め切ることが多くなるため、部屋の空気は当然ながらよどみ、有害物質などが室内にとどまりやすくなってしまう。こうした事情から、ファンヒーターやエアコンなどの暖房機器で室内を暖めつつ、空気清浄機を併用している家庭も少なくないようだ。

そんな中、ファンヒーターと空気清浄機の両方を1台でまかなえ、空気を清浄しながら部屋を暖める空気清浄ファンヒーターとして近年人気を集めているのが、ダイソンの空気清浄機能付ファンヒーターだ。2018年10月に発売された最新モデル「Dyson Pure Hot + Cool™ 空気清浄ファンヒーター(HP04)」は、従来モデル(Dyson Pure Hot + Cool Link™ 空気清浄機能付きファンヒーター)の1200Wよりもハイパワーな最大消費電力1400Wのヒーターを搭載し、より素早く均一に部屋を暖められる製品へと進化を遂げている。

Dyson Pure Hot +Cool™ Dyson Pure Hot +Cool™

2018年10月に発売された「Dyson Pure Hot + Cool™ 空気清浄ファンヒーター」。カラーバリエーションは、今回レビューする「ホワイト/シルバー」に加え、「アイアン/ブルー」の2色で展開される

本体上部の楕円形パーツに内蔵されたヒーター「PTCセラミックプレート」が改良され、最大消費電力1400Wのハイパワー暖房が行えるようになったのが、最新モデルでの進化点。従来モデルよりも素早く均一に部屋を暖められるのがうれしい

とはいえ、内蔵ヒーターの最大消費電力がアップしたことで、「その分、電気代が高くつくのでは?」と心配する人もいるかもしれない。しかし安心してほしい。従来よりも素早く設定温度に到達するうえ、設定温度に到達するとヒーターの電源を自動でオフにしたり、温度が下がると自動でオンにしたりして室温をキープしてくれる自動温度調節機能も搭載されているため、エネルギーを無駄に消費しない設計になっている。最大消費電力の向上がイコールそのまま、電気代のアップとなるわけではないのだ。

暖かい風を遠くまで届ける「エアマルチプライアーテクノロジー」

このハイパワーで暖めた内蔵ヒーターで暖めた風を遠くまで送り届けるのが、ご存じ、“羽根のない扇風機”のコア技術「エアマルチプライアーテクノロジー」だ。これは、本体上部の楕円形パーツの開口部に沿って勢いよく風を吹き出すことで、周囲の空気が巻き込まれ、増幅されるというもの。これにより、ただ前方へ風を吹き出す以上に、遠くまで風を送り届けることができるのだ。また、最大350°の首振りにも新対応したため、部屋のほぼ全方位に暖かい風を届けられるようになったのもうれしい進化と言えるだろう。

Dyson Pure Hot +Cool™ Dyson Pure Hot +Cool™

本体上部の楕円形パーツの開口部に沿って勢いよく吹き出すことで、周囲の空気を巻き込み、風を増幅させるダイソンの独自の「エアマルチプライアーテクノロジー」。羽根がなくても遠くまで風を送り届けることができる秘密は、ここにあるのだ

最大350°の首振りにも新たに対応したため、たとえばリビングルームとダイニングルームの双方に暖かい風を届けるといった使い方も可能。なお、首振り範囲は45°/90°/180°/350°の4段階で調節できる

「Dyson Pure Hot + Cool™ 空気清浄ファンヒーター」の
暖房能力をリアル環境でテスト!

では、「Dyson Pure Hot + Cool™ 空気清浄ファンヒーター」の暖房能力はどれほどか、簡単な検証を行ってみよう。ここでは、4.4畳のマンションの寝室に「Dyson Pure Hot + Cool™ 空気清浄ファンヒーター」を設置。設定温度を30℃にして、約30分で部屋がどれくらい暖まるかをチェックしてみた。なお、温度計測のためには、部屋の中央と壁際、床などの5か所に温度計を設置。運転前の温度はすべてのポイントが約21℃になるように調節しておいた。

「Dyson Pure Hot + Cool™ 空気清浄ファンヒーター」のヒーターをオンにして約30分後、部屋に戻ると、運転前は約21℃を示していた5つの温度計すべてが約30℃になっていた。しかも、ヒーター本体から最も近い部屋の中央(ベッドの上)と、最も遠い床の隅に置いた温度計の温度を比べてもほとんど差がなく、部屋の隅々まで均一に暖まっていた。4.4畳という小さめの部屋ではあるが、約30分で、部屋全体の温度を約9℃高められるほどの暖房能力が実証できた。これなら、寝室や書斎、子ども部屋などのメインヒーターとしてもかなり実用的に使えるはずだ。

Dyson Pure Hot +Cool™ Dyson Pure Hot +Cool™
Dyson Dyson Dyson Dyson Dyson Dyson
Dyson Dyson Dyson Dyson Dyson
Dyson Dyson Dyson Dyson Dyson
Dyson Pure Hot +Cool™

ヒーターを動作させると、本体の「LCDディスプレイ」には温度計のアニメーションとともに、現在の室温(白字)と設定温度(赤字)が表示される。温度計のない部屋でも暖房状況がひと目でわかって便利だ

\ こんな場所でも使える /

Dyson Pure Hot +Cool™

「Dyson Pure Hot + Cool™ 空気清浄ファンヒーター」は、女性でも抱えて家の中を移動させられる重量5.7kg。リビングルームや寝室だけでなく、キッチンやサニタリールームなど必要な場所に設置して使用するのも上手な活用法だ。この守備範囲の広さも魅力のひとつと言える

空気清浄機能空気の汚れを検知してしっかり清浄してくれる

続いては、「Dyson Pure Hot + Cool™ 空気清浄ファンヒーター」の空気清浄機能をチェックしていこう。本機が空気清浄機としてユニークなのは、「検知」「清浄」「循環」のそれぞれの特徴にある。まず、大きな進化となるのが「検知」。空気の汚染物質(PM2.5/PM10/VOC/NO2)を検知・判別する「インテリジェントセンサー」を搭載し、空気の汚れ具合や空気清浄の進捗状況を「LCDディスプレイ」で可視化してくれるのだ。

Dyson Pure Hot +Cool™ Dyson Pure Hot +Cool™

窓を閉めたまま寝室でベッドメイキングを行っていると、舞い上がったホコリをセンサーが自動検知。「LCDディスプレイ」にはホコリなどを示すPM2.5の文字が表示され、空気清浄運転が始まった。普段気付きにくい空気の汚れだが、こうして可視化されるとわかりやすい。検証中、「Dyson Pure Hot + Cool™ 空気清浄ファンヒーター」の空気清浄機能に頼もしさを感じた場面だ

Dyson Pure Hot +Cool™

「インテリジェントセンサー」は、フィルター上部にある2本のスリット内に搭載。デザイン性を損なわないよう、目立たない位置に設けるあたりは、プロダクトデザインに定評のあるダイソンらしいところだ

「インテリジェントセンサー」は4種類の汚れを検知して可視化

PM2.5

Dyson Pure Hot +Cool™

PM10

Dyson Pure Hot +Cool™

VOC

Dyson Pure Hot +Cool™

NO2

Dyson Pure Hot +Cool™

「インテリジェントセンサー」は、たばこの煙やアレル物質などの「PM2.5」、ホコリやカビ、花粉などの「PM10」、清掃用薬品や塗料などの「VOC(揮発性有機化合物)」、クルマの排気ガスなどの「NO2(二酸化窒素)」の4種類の汚れを検知して、汚れ具合を教えてくれる。汚染レベルが高い順に、それぞれのアニメーション表示が紫→赤→オレンジ→黄→緑へと変化するのが面白い

Dyson Pure Hot +Cool™

空気の汚れ具合や清浄の進捗状況は、折れ線グラフでの確認も可能。空気が清浄されていく様子を視覚的に確認できるのは、なんとも安心感がある。小さな子どものいる家庭などでは、特にありがたいと感じられる機能だろう

次は「清浄」機能の進化だ。「Dyson Pure Hot + Cool™ 空気清浄ファンヒーター」の空気清浄機能は、風を吹き出す楕円形パーツを支える本体下部の円柱スタンドから全方位で空気を吸い込んで、フィルター濾過する仕組み。フィルターには、長さ約9mの「HEPAマイクログラスファイバー」を200回以上プリーツ状に折り込んだ「グラスHEPAフィルター」を採用し、PM0.1レベルの微粒子状物質を99.95%除去する清浄能力を持っている。さらに、「グラスHEPAフィルター」の内側には、「活性炭フィルター」が搭載されており、家の中で発生する有害なガスや不快なニオイなどを効率的に除去※1することもできるのだ。

Dyson Pure Hot +Cool™ Dyson Pure Hot +Cool™

本体をぐるりと囲うフィルターは簡単に取り外せ、メンテナンスがラク。紫のフレームに取り付けられているのが、PM0.1レベルの微粒子状物質を99.95%除去する「グラスHEPAフィルター」。その内側の緑のフレームに取り付けられているのが、ホルムアルデヒド、ベンゼン、酢酸、アセトアルデヒドといった有害なガスを除去※1する「活性炭フィルター」となる

※1 ダイソンおよび第三者機関[Fraunhofer(ドイツ)、CHEARI(中国)]が実施した酢酸、アセトアルデヒド、アンモニア((社)日本電機工業会規格(JEM1467))、ホルムアルデヒド、ベンゼン(中国標準規格(GB/T18801))、NO2(ダイソン社規格(DTM-003282))の測定試験結果(括弧内は準拠した規格を示します)。実際の使用状況により除去率が異なります。前記以外の有害ガスについては確認していません。

最後は「循環」の機能について。密閉性の高い2層のフィルターにより清浄された空気を、前述の通り、「エアマルチプライアーテクノロジー」と350°の首振り機能で部屋の隅々まで届ける※2。 これら「検知」「清浄」「循環」の3つの特徴の進化により、ファンヒーターとしてだけでなく、空気清浄機としてとしても高性能なモデルになっているのだ。

※2 空気清浄機能はダイソン社規格DTM801に準拠し、空気を送り出すダイソン社試験およびダイソン社規格TM-003711に準拠し、81m³の空間で空気清浄能力を測定したダイソン社試験。ヒーター機能はダイソン社規格DTM961に準拠し、35m³の空間を暖める能力を測定したダイソン社試験。

便利機能多彩な運転モードやスマホ連携機能が便利

「Dyson Pure Hot + Cool™ 空気清浄ファンヒーター」には、「ディフューズドモード」や「ナイトモード」といった、状況に合わせて使うと便利な運転モードも用意されている。「ディフューズドモード」は、送風方向を本体後方に限定し、風を身体に直接当てることなく空気清浄が行えるモード。温風には対応しないため、部屋が十分に暖まっていて、空気清浄だけを行いたいといった場合に活用したい。また、「ナイトモード」は、10段階ある風量も自動でレベル4以下(オートモード使用時)に抑えることで、運転音が気になりにくくなるモードだ。「LCDディスプレイ」も自動で暗くなるので、就寝時にディスプレイがまぶしく感じることがないのもありがたい。

ディフューズドモード

Dyson Pure Hot +Cool™

ナイトモード

Dyson Pure Hot +Cool™

「ディフューズドモード」を使えば、送風方向が本体後方だけになるため、身体に風を当てずに空気清浄が行える。なお、「ディフューズドモード」が対応するのは送風のみとなる

就寝時は、「LCDディスプレイ」表示を減光させ、運転音が抑えられる「ナイトモード」を活用しよう。このモードを活用すれば、睡眠時もストレスなく「Dyson Pure Hot + Cool™ 空気清浄ファンヒーター」を利用できる

Dyson Pure Hot +Cool™ Dyson Pure Hot +Cool™

風量や首振り角度の調節、運転モードの切り替えなどの操作は、付属のリモコンから行う。シンプルなボタンレイアウトのリモコンなので、操作に迷うことはないだろう。また、本体上部にリモコンをマグネット固定できるのも便利なところ

Dyson Pure Hot +Cool™

羽根のない形状のため、ホコリが付いてもお手入れはサッとひと拭きするだけ。発熱部は内蔵されているため、暖房運転直後に楕円形パーツに触れてもやけどする心配はない

スマートフォンアプリ「Dyson Link」が便利

「Dyson Pure Hot + Cool™ 空気清浄ファンヒーター」を自宅のWi-Fiネットワークに接続し、スマートフォン専用アプリ「Dyson Link」(Android/iOS対応)をインストールすれば、スマートフォンから機能を操作したり、室内の空気の状態を確認することが可能になる。さらに、外出先からの電源オン/オフ操作、スケジュール設定なども行えるため、帰宅前にアプリを使って、あらかじめ室内を快適な状態に整えておくといった便利な使い方もできるのだ※3。

Dyson Link

Dyson Pure Hot +Cool™
Dyson Pure Hot +Cool™
Dyson Pure Hot +Cool™

スマートフォン専用アプリ「Dyson Link」では、「Dyson Pure Hot + Cool™ 空気清浄ファンヒーター」を設置した室内の温度や湿度、空気の汚れ状況が確認可能。このほか、スマートフォンをリモコン代わりにしたり、曜日ごとに電源のオン/オフ時間を設定したりなどの操作が行える ※3 Dyson Linkアプリのご使用には、 Wi-Fi接続とアプリ対応デバイスが必要です。(対応OS:iOS 10 以降または Android 5 以降さらにBluetooth 4.0対応のデバイスが必要。) ご使用のネットワークによっては、別途通信料が発生する場合があります。アプリの仕様およびデザインは改善などのため、予告なく変更することがあります。

まとめ暖房機器としての実力は十分! 今どきのファンヒーターの理想像

以上、「Dyson Pure Hot + Cool™ 空気清浄ファンヒーター」の実力を検証してきたが、今回のレビューで最も印象に残ったのは、電気ファンヒーターとして十分にパワフルだったことだ。ダイソン独自の「エアマルチプライアーテクノロジー」によって、寝室などの部屋を隅々まで素早く、しかも均一に暖めてくれる暖房能力※2は、寒い冬に重宝することは間違いなさそうだ。そのうえ、PM0.1レベルの微小粒子状物質をしっかりと取り除くことができる空気清浄機能まで備え、その効果を「LCDディスプレイ」で確かめることもできる。空気清浄機としての安心感も高かった。

デザイン性にも性能にもすぐれたダイソンの製品なだけに、価格は多少張るが、冬はファンヒーターとして、夏は扇風機として、そして1年中、高性能な空気清浄機として活躍させられることを考えると、その点にも納得できるだろう。寒さのために部屋を換気する機会が減りがちな冬。暖かさをもたらすだけでなく、すがすがしい空気をももたらしてくれる「Dyson Pure Hot + Cool™ 空気清浄ファンヒーター」があれば、家の中で快適に過ごすことができるだろう。