クラス最細レベルの非表示エリア約3.5mmが魅力!フィリップスの23.8型液晶ディスプレイ「241E9/11」徹底レビュー

場所を取らない大きさと手頃な価格から、幅広い消費者の人気を集める23〜24型クラスの液晶ディスプレイ。そんな23〜24型モデルの最新機種として、フィリップスから23.8型フルHD液晶ディスプレイ「241E9/11」が登場した。約1.8mmのフレームと約3.5mmの非表示エリアを含めても約5.3mmという、クラス最細レベルの狭額ベゼルを備えているのが最大の特徴で、マルチディスプレイ用途にも使いやすい魅力的なモデルだ。狭額縁ベゼルがもたらすメリットや画質、機能性など、全方位からレビューしていこう。

製品の見どころクラス最細レベル!非表示エリア込みで約5.3mmの狭額ベゼルを採用

23〜24型クラスのフルHD液晶ディスプレイは、同じようなスペックの製品が多いため、価格の安さだけで選んでいる人も多いのではないだろうか。しかし、ちょっと待っていただきたい。フィリップスから登場した23.8型フルHD液晶ディスプレイ「241E9/11」は、数ある24型クラスのディスプレイの中でも、キラリと光る個性を備えている。それが、上左右の3辺に採用される、非表示エリアを含めても約5.3mmという狭額ベゼルだ。特に、フレームは約1.8mm、非表示エリアは約3.5mmしかないから、その細さに驚かされる。いまや低価格モデルでも、狭額ベゼルをウリにするディスプレイは多いが、「241E9/11」のベゼルは、その中でも特に細い。それでいて、価格.com最安価格17,480円(税込、2018年10月17日時点)という低価格を実現しているのだから、注目すべき製品と言える。

フィリップス「241E9/11」

フィリップスの23.8型フルHD液晶ディスプレイ「241E9/11」は、同クラスの製品の中でも最細レベルとなる、約5.3mmの狭額ベゼルを採用。本体サイズは約537(幅)×414(高さ)×176(奥行)mm、重量は約2.93kgと小型・軽量。ディスプレイの最薄部は、なんと約7mmという薄さだ

この驚異的なベゼルの細さは、エアギャップレス設計によるところが大きい。ベゼルとパネルを一体化することで、本来、両者の間に存在する隙間であるエアギャップをなくし、さらなるベゼルのスリム化を実現したのだ。これにより、同クラスの液晶ディスプレイよりボディがややコンパクトになり、画面への没入感も高まるなど、数々のメリットを得ることができる。

フィリップス「241E9/11」

フレーム幅はわずか約1.8mmで、非表示エリアの約3.5mmを含めても約5.3mm。ベゼルの存在感が薄いため、画面への没入感が高い

狭額ベゼルのメリットとして強く感じられるのが、2台以上のディスプレイを並べて使用するマルチディスプレイ用途だ。実際に「241E9/11」を2台並べてパノラマ写真を表示してみたが、その迫力は十分。グラフや相場情報を横方向に表示して作業するトレーディング用途にも適している。

フィリップス「241E9/11」

マルチディスプレイの状態でパノラマ写真を表示したところ、迫力は十分。狭額ベゼルで画面と画面の継ぎ目が細いため、2台並べてもそれほど違和感がなかった

フィリップス「241E9/11」

トレーディングでも試してみたが、23.8型の画面を2つ並べると、チャートから国内外の相場までさまざまな情報をリアルタイムで一覧できるため、作業効率が一気に高まる

また、大きくラウンドした独自形状のスタンドもポイント。脚部をラウンドさせることで安定感が高まるのと同時に、ディスプレイ下の空間が広く確保できるため、デスク上のスペースを有効活用できる。ディスプレイ下の空間はデッドスペースになりがちだが、ここにメガネやメモ帳などといったちょっとした小物を置けるだけでも、利便性の高さが実感できた。

フィリップス「241E9/11」

大きくラウンドしたスタンドは、合理的な形状となっている。安定感が高いのはもちろん、ディスプレイ下のスペースを有効に活用できるメリットがある

フィリップス「241E9/11」

スタンドにはチルト機構も備えており、前方5°/後方20°まで角度を調節できる。視線の高さに合わせて最適な角度に調節することで、目の疲労が抑えられ、作業効率も高められる

表示品質高画質のIPS液晶を採用。ゲーム用途もOK

続いて、「241E9/11」の画質や機能性を検証していこう。「241E9/11」は、フルHD(1920×1080)解像度のIPS液晶を採用しており、斜め方向から見てもコントラストの低下が少ない。また、非光沢のノングレア仕様のため、蛍光灯や日差しなどの映り込みも抑えられ、長時間の作業でも目が疲れにくい。表示品質も高く、写真のレタッチや動画編集など、シビアな色再現性が求められるクリエイティブ用途でも、十分に活用できるだろう。

フィリップス「241E9/11」

ディスプレイを斜め横方向から眺めてみたが、明るさや色合いはほとんど変化しなかった。また、非光沢のノングレアパネルを採用しているため、蛍光灯や日差しなどの映り込みも少ない

フィリップス「241E9/11」

23.8型でフルHD(1920×1080)解像度のため精細感は十分。果物の写真を表示してみたが、くっきりと色鮮やかに表現され、みずみずしい質感が伝わってきた

また、ゲームのジャンルに合わせて輝度や画質などを簡単に最適化できるプリセットモード「SmartImage game」機能や、長時間使用しても目が疲れにくいよう、ブルーライトを低減する「ローブルーモード」、画面のチラつきを抑える「フリッカーフリーLEDバックライト」も搭載。ゲームなどを長時間プレイする場合でも、眼精疲労を極力軽減できるというわけだ。

そのほか、パソコンから出力される映像のフレームレートに合わせて、液晶ディスプレイのリフレッシュレートを動的にコントロールする「AMD Free Syncテクノロジー」にも対応。この機能に対応したパソコンと接続すれば、パソコンが出力する映像のフレームレートが高すぎて、画面書き換え時に次のフレームが混じる「テアリング」や、パソコンが出力するフレームが画面書き換えに間に合わず、1つ前の画面が再度表示されてしまう「スタッタリング」といった現象を防ぐことができる。

「SmartImage game」機能

FPSモード
オン フィリップス「241E9/11」
オフ フィリップス「241E9/11」

「FPSモード」をオンにして、FPSゲームをプレイしてみたところ、色味が鮮やかになると同時に、暗部が明るく持ち上げられたため、草むらに潜む敵を素早く発見することができた

レースモード
フィリップス「241E9/11」

続いて、カーレースゲームを「レースモード」でプレイしてみた。走行中の路面や道沿いの看板、木々などの残像感が軽減され、実になめらかな描写に。色合いも実写に近く、リアリティのある映像でレースを楽しめた

ローブルーモード
オフ フィリップス「241E9/11」
レベル2 フィリップス「241E9/11」
レベル4(最大) フィリップス「241E9/11」

眼精疲労の原因のひとつとされるブルーライトを低減する「ローブルーモード」を搭載。低減レベルは4段階で調節でき、強度を上げると黄色味を帯びるが、Web閲覧では強度1、文書作成では強度4といった具合に、用途に応じてレベルを切り替えることで、実用上問題ないレベルで目をいたわりながら作業できる

使い勝手必要十分な接続インターフェイスと、直感的な操作ができるトグルキーを搭載

最後に、「241E9/11」の拡張性や操作性もチェックしよう。映像入力系統は、HDMIポート×2、アナログRGBポート×1を装備しており、パソコンのほか、家庭用ゲーム機やAV機器などとも接続することができる。少し古めの機器と接続する場合、アナログRGBポートがあると便利だ。

フィリップス「241E9/11」

接続インターフェイスは、HDMIポート×2、アナログRGBポート×1、オーディオ出力ポート×1を装備。パソコンのほか、ゲーム機やAV機器などとも接続できる。ディスプレイの背面中央部には、VESA規格に対応した75×75mm(同シリーズの27型ディスプレイ「271E9/11」は100×100mm)のフリーマウントを装備する

また、使用していて「これは便利だな」と感じたのが、背面下部に設置されたスティック状のトグルキーだ。トグルキーは、ディスプレイと正対した状態で、本体背面の下方に手を回した位置にあるが、このキーを押すと電源のオン/オフ、左に倒すと「SmartImage game」の切り替え、右に倒すと細かい画面設定、上に倒すと入力切替、下に倒すと画面輝度の設定といったように、簡単にメニュー操作を行うことができる。直感的な操作が可能なので、ボタン式より使いやすい印象を受けた。

フィリップス「241E9/11」

本体背面の下方に設置されたスティック状の突起が「トグルキー」だ。ボタン式よりも直感的かつ素早くメニュー操作が行えた

フィリップス「241E9/11」

付属品として、HDMIケーブル(1.8m)、アナログRGBケーブル(1.5m)が同梱。HDMIケーブルを別途用意しなくていいのもうれしい

5年間長期保証だから安心して使える!
フィリップス「241E9/11」

5年間の長期メーカー保証や、個人向けの製品サポート「フィリップスチャンネル」を利用できるのも、フィリップスの液晶ディスプレイが人気を集める理由のひとつ。メーカー保証の対象は液晶パネルだけでなく、バックライトやスタンド、ACアダプターまで幅広く、修理時の往復送料は無料(※)。「フィリップス モニター・サポートセンター」に問い合わせて、製品を発送するだけで迅速に修理を行ってくれる。外資系メーカーでありながら充実のアフターサポートが受けられるのは安心感が高い。
※無償修理の場合のみ。

まとめコンパクト&スタイリッシュで高コスパ

フィリップス「241E9/11」

価格の安さを重視しがちな23〜24型のディスプレイとはいえ、「これでいいや」ではなく、「これがいい」と、積極的に選びたくなるだけの魅力が「241E9/11」にはある。クラス最細レベルの狭額ベゼルは、高い設置性やスタイリッシュなデザインに加え、画面への没入感や、マルチディスプレイ用途での使いやすさなど、数多くのメリットがある。また、画質や機能性にも弱点らしい弱点がなく、完成度は抜群。これが1万円台で買えるというのだから、競合ひしめく23〜24型ディスプレイ市場にあっても、目を引くモデルと言えそうだ。初めてのディスプレイ購入を検討している人から、2台目の追加購入を考えている人まで、幅広い人たちから人気を集めることだろう。