
テレビや新聞・雑誌でよく聞いたり目にする「○○電話」。そもそもこれはどんな電話なんだろう?
そんなあなたのためにそれぞれの電話の特徴を解説します。
NTT一般電話とは、NTT東日本・西日本が提供している固定の有線電話サービス、いわゆる家庭や企業に古くからひかれている一般的なNTT電話サービスのことです。加入する際はこの固定電話回線を利用する権利として施設設置負担金とよばれる料金(37,800円)が必要となりますが、この施設設置負担金が必要ではないライトプラン(代わりに262.5円が月額に加算)があります。
また「03-」などの番号(0ABJ番号)から始まる一般的な電話番号が割り当てられており、いろいろな付加サービスも充実。古くからある回線ということで安定した回線を誇り、停電しても電話回線さえ無事であれば通話できます(地域により不通になる場合もあり)
なお現在では、携帯電話やその他の電話サービス(IP電話サービスなど)の普及により、ユーザー数が減少しつつあります。

NTTに連絡して加入申込をするか、加入権販売業者に申し込むのが一般的です。設置場所で以前に電話をひいていた場合は、NTT側での切り替えだけの工事で済みますが、新築の建物など設置する環境によっては、新たに電話回線をひく工事が必要な場合もあります
光電話とは、光ファイバー回線を利用した新しいIP電話サービスです。
今までのIP電話との違いとして、まず電話番号の違いが挙げられます。通常のIP電話の場合は「050」で始まる番号が割り当てられますが、光電話にするとNTT一般電話と同じような「03-」などの番号(0ABJ番号)から始まる番号も利用することができます。
また、通常のIP電話の場合は「110」や「119」などの緊急通報用番号へ発信することが出来ませんでしたが、光電話ではこれらの番号に発信することができるようになったほかに、NTT一般電話と同じような付加サービス(転送サービスなど)の提供も受けることが可能になりました。
しかしながら、通話料金についてはIP電話とは異なり、光電話同士で通話すると通話料が発生するほか、通常のIP電話と同じく停電時になると通話できないなどのデメリットもあります。
ですが、従来のNTT一般電話と比べると、同じようなサービスが受けられる上にコストの面(NTT一般電話は月額約1,700円〜なのに対し、光電話は約500円程度〜)や通話料の点で有利であることは確かです。

通常のIP電話と同様にインターネット回線の付加サービスとして提供されていますが、回線が光ファイバー限定となります。光ファイバー回線を契約する時か、開通後に契約プロバイダまたは回線業者に申し込み、専用のアダプタと電話機を接続することで利用が可能となります。また、通常のIP電話と同様に特別な電話機は必要なく、通常の電話機がそのまま利用できます。
IP電話とは、インターネット回線網を利用し提供される電話サービスです。通常の電話回線の場合は、各地域の交換機を経由する必要があるため通話コストがかかりますが、IP電話はインターネット回線を使用するため、距離に関係なく安価に利用でき、電話番号も割り当てられるため、通常の電話回線と同じように利用できるほか、提携のIP電話会社同士だと無料で通話することができます。
ですが、「110」や「119」などの緊急通報用番号へ発信することが出来なかったり、停電時になると電力供給が止まるために通話できなくなるなどのデメリットもあります。

インターネット回線の付加サービスとして提供されている場合が多いため、すでにADSL回線や光ファイバー回線を導入している場合はプロバイダに申込みを行ったのち、専用のアダプタと電話機を接続すれば利用できます。また、特別な電話機は必要なく、通常の電話機がそのまま利用できます。
「03-」などの番号(0ABJ番号)から始まる番号も利用することができ、NTT一般電話とほぼ変わらないサービスが受けられる上に、NTT一般電話に加入する際には必要な施設設置負担金が必要なく、基本料金も低く抑えられている(NTT一般電話は月額約1,700円〜なのに対し、月額直収電話は約1,500円程度〜)のが特徴です。
国内で提供しているサービス会社としてはKDDI(メタルプラスなど)」やソフトバンクテレコム(おとくライン)、J COM(J COM PHONE)があります。当然のことながら、電話機なども従来のものがそのまま使え、中にはADSLとセットとなった割安なプランもあります。
ただし、特殊な一部の電話番号にかけられないほかに、直収電話を提供している会社以外のマイラインやADSLなどのサービスが受けられないなどのデメリットはありますが、インターネット回線はひかないが固定電話をなるべく安く利用したい、ADSLとセットで安く使いたいという方には向いているかもしれません。

電話会社に連絡して加入申込をするか、加入権販売業者に申し込むのが一般的です。設置場所で以前に電話をひいていた場合は、NTT側での切り替えだけの工事で済みますが、新築の建物など設置する環境によっては、新たに電話回線をひく工事が必要な場合もあります。
各電話の簡単な特徴が分かったところで、気になる通話料を比較してみましょう。
| ↓発信者(3分) | 県内 | 県外 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 区域内 | 隣接〜20km | 20km〜30km | 30km〜60km | 60km〜100km | 100km超 | |
| 一般加入電話から | 8.925円 | 21円 | 31.5円 | 42円 | 63円 | 84円 |
| 光電話から | 全国どこでも8.4円 | |||||
| IP電話から | 全国どこでも8.4円 | |||||
| 直収電話から | 8.4円 | 15.75円 | ||||
| ↓発信者(3分) | 国内 | 国際 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 携帯電話 | 韓国 | アメリカ | イギリス | オーストラリア | ブラジル | |
| 一般加入電話から | 126円 | 330円 | 160円 | 420円 | 330円 | 690円 |
| 光電話から | 55.1円 | 90円 | 27円 | 60円 | 60円 | 90円 |
| IP電話から | 50.4円 | 90円 | 27円 | 60円 | 60円 | 90円 |
| 直収電話から | 50.4円 | 90円 | 27円 | 60円 | 150円 | 90円 |
NTT一般固定電話や直収電話から発信したときに比べてIP電話や光電話から発信したときの方が格安。しかも国内の固定電話宛なら一律料金である事がわかります。これは発信元から通話相手先の直前の交換局までをインターネット回線で結ぶため、国内どこに通話しても一律の料金となるのです。
最後に、各電話のメリットデメリットをピックアップしてみましょう。
| ここがメリット | ここがデメリット | |
|---|---|---|
| NTT一般電話 | 安定した回線!停電時も使えます。 03や06から始まる電話番号が持てます。 |
通話相手の距離が離れるほど通話料が高くなる。 よく電話を利用する人は通話コストが負担に。 |
| 光電話 | 「03-XXXX-XXXX」などの通常の電話番号が持てる! 付加サービスも充実。しかもコストが安い! |
光ファイバー回線でのインターネット契約が必要。 停電時に利用が出来ない。 |
| IP電話 | とにかく安い!同じIP電話会社なら通話料タダ! 今まで使っていた電話機かそのまま使える。 |
「110」「119」などかからない電話番号が有る。 インターネットを利用しない人はかえってコストがかかる。 |
| 直収電話 | 「03-XXXX-XXXX」などの通常の電話番号が持てる! NTT一般電話とほぼ変わらないサービスが安く使える! |
提供会社以外のサービス(ADSLなど)が受けられない。 NTTで使っていたサービスが一部利用できない場合がある。 |
ここまでそれぞれの電話の特徴と料金の両面から解説してみました。
気になる通話料の面から見ると、全国どこへ電話しても一律料金、しかも提携会社同士だったら無料で通話できるIP電話が有利ですがその反面、発信することの出来ない電話番号があるなどNTT一般電話と比べるとサービスの面で若干見劣りしてしまうのも事実。それに対して、通話料ではIP電話に見劣りするものの、回線の普及率や安定性、様々なサービスの面などは負けていないNTT一般電話や直収電話。しかもインターネット回線を使っていない環境ではトータルコストが安く済む場合があります。
そしてその中間に位置する新しいIP電話サービスの「光電話」。光ファイバー回線がひかれている環境での導入が前提ですが、サービスや通話料の両方での特徴をみると魅力的です。
通話のシーンやスタイルは個々で違うもの。それぞれの電話の特徴を把握した上で通話料金をシミュレートし、自分に合った電話回線を選んでみましょう。