デジタル一眼カメラの選び方

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デジタル一眼カメラは「レンズ交換式」カメラのこと。レンズを付け替えることで撮影の幅が広がりますし、カメラを買い換えてもレンズは引き続き使えるため、よいレンズを買えば長く使い続けられます。より凝った撮影をしたい人、高画質を求める人にお勧めです。そんなデジタル一眼カメラの選び方を解説します。

デジタル一眼カメラ選びの前に

デジタル一眼カメラのトレンドをチェック

デジタル一眼カメラを選ぶときに重要なのは次の2点です。ひとつは一眼レフかミラーレス一眼か。もうひとつはセンサーサイズです。ミラーレス一眼より一眼レフの方が高画質と思っている人がいるかもしれませんが、画質に影響するのはセンサーサイズです。特にフルサイズと呼ばれる大きなサイズの人気が高まってます。

小型軽量で持ち歩きやすい、マイクロフォーサーズ規格のミラーレス一眼が人気

小型軽量で持ち歩きやすい、マイクロフォーサーズ規格のミラーレス一眼が人気

ミラーレス一眼の人気はボディやレンズがコンパクトなマイクロフォーサーズ規格です。パナソニックとオリンパスが採用しており、互いにレンズの互換性があります。

マイクロフォーサーズ

長年の伝統を持つ一眼レフスタイルの安心感がロングセラーの秘密

長年の伝統を持つ一眼レフスタイルのもつ安心感がロングセラーの秘密

ファインダーをのぞいて撮るという何十年も続く撮影スタイルは完成度が高く、今でも根強い人気。特にキヤノンやニコンといった老舗はレンズの種類も多く安心感があります。

デジタル一眼レフ

センサーサイズが大きいほど高感度に強く色表現も豊か。フルサイズの人気上昇中

センサーサイズが大きいほど高感度に強く色表現も豊か。フルサイズの人気上昇中

光を受け取るイメージセンサーが大きいほど高画質なのがデジタル一眼カメラの特徴。高価になりますが、画質を求める人に、かつてのフィルムと同じ大きさの35mmフルサイズが人気です。

フルサイズ

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デジタル一眼カメラの選び方のポイント

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デジタル一眼カメラの主なシリーズ

キヤノン

キヤノン

EOS

プロから初心者まで世界で売れている定番一眼レフ

世界でトップシェアを持つ一眼レフがEOSシリーズ。スポーツカメラマン向けの高速連写と高速AFのEOS-1Dから、映像用にも使われるフルサイズのEOS 5D、APS-Cサイズのハイエンド機EOS 7Dと、ファミリー層を中心に絶大な人気を誇るEOS Kissを展開。EOS Kissはエントリー一眼レフの定番モデルといえます。

EOS

ニコン

ニコン

Dシリーズ

老舗ならではの豊富なレンズ資産を持つニコン

キヤノンと並ぶカメラ界二大巨頭の一角がニコン。シェアではキヤノンに及びませんが、長く安定した人気を誇ってます。特にデジタル一眼レフのフルサイズ化をすすめ、高画素のD810、万能型のD750、マニュアル機能重視のDfと非常に充実。APS-Cモデルでは上位機と下位機の画質差がほとんどないのも安心材料です。

Dシリーズ

オリンパス

オリンパス

OM-D

OM-Dで再ブレイクしたミラーレス界のトップランナー

老舗メーカーながら、フィルム時代の資産を捨て一から設計したPENでミラーレス一眼の存在を知らしめました。今はEVFを内蔵した一眼レフスタイルのOM-Dが主力で、近年プロ向けの高性能レンズを揃えてプロの評価も上がってます。全機種がボディ内手ブレ補正を搭載し、手ぶれに強いのもうれしいところです。

OM-D

パナソニック

パナソニック

LUMIXシリーズ

いち早く4K動画に対応した動画にも強いミラーレス

オリンパスと同じマイクロフォーサーズ陣営ながら、パナソニックらしく動画機能が充実。4K動画や4Kフォトをいち早く搭載しました。手ぶれ補正はボディではなくレンズ側で行うものが中心なので注意が必要ですが、最小ミラーレスのGMからプロ向け動画モデルのGHまで幅広く揃え、目的に応じて選ぶことができます。

LUMIXシリーズ

ソニー

ソニー

αシリーズ

世界初のフルサイズミラーレスを展開するα

ソニーはαという名で一眼レフとミラーレス一眼の両方を、それぞれAPS-Cサイズとフルサイズで展開しているので選ぶときは注意しましょう。α7は世界初のフルサイズに対応したミラーレスカメラで、高画素モデルから高感度モデルまで揃えています。

αシリーズ

ペンタックス

ペンタックス

Kシリーズ

ユニークなデザインや豊富な独自機能を持つKシリーズ

フィルム時代からのカメラブランド。機能ではボディ内手ブレ補正を用いた傾き微調整機能、外観では豊富なカラーバリエーションなど発想がユニーク。コストパフォーマンスが高く機能面では優秀で、フルサイズ一眼レフの開発も発表されました。

Kシリーズ

富士フイルム

富士フイルム

Xシリーズ

クラシカルな操作系と優れたレンズでカメラ好きに人気

「写真が趣味」な人をターゲットにして登場したマニアックなミラーレス一眼がX。富士フイルムならではの発色や高品質なレンズ、ダイヤルを多用したマニュアル重視の操作系が人気です。エントリーモデルもありますが、EVFを内蔵したX-T1/T10のほうがXシリーズらしさを楽しめるでしょう。

Xシリーズ

ライカ

ライカ

ライカ

世界を代表するドイツの老舗ブランドもミラーレスに

その昔、高品質なカメラといえばドイツだった時代を引っ張ってきたのがライカ。ミラーレス一眼としてAPS-CサイズのライカTに加え、新しくフルサイズミラーレスのライカSLを発売しました。アダプターを使えば古いレンズも装着できます。ただボディもレンズも高価なのでよほど写真が好きな人向けです。

ライカ

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機能や装備をチェック

手ブレ補正
撮影時に手の微妙なブレによる振動を防ぐための機構です。レンズ内手ブレ補正と、ボディ内手ぶれ補正の2種類があり、併用するメーカーもあります。レンズ内補正は対応レンズを使わないと補正が効かないので注意しましょう。
ゴミ取り機構
レンズ交換時にセンサー表面に細かな埃が付着します。それが映り込むのを防ぐためにセンサーを微妙に揺らしてホコリを落とすのがゴミ取り機構。電源オンオフ時などに自動的に働きます。
防塵・防滴
随所にシーリングを施して内部に水滴やホコリが入らない設計になっていることです。防塵防滴タイプのレンズと組み合わせると雨中での撮影もできます。各社とも上位モデルで採用してます。
ライブビュー
コンデジやスマホのようにセンサーが捉えた画像をモニターに映しながら撮ること。ミラーレス一眼はすべてライブビュー、EVFでの撮影もライブビュー。一眼レフも背面モニターでの撮影はライブビューとなります。
自分撮り機能
背面モニターが180度回転することで自分撮りをしやすくした機構を指します。機種によっては自分撮り時に自動的にセルフタイマーが働く、美肌機能が働くなどの工夫も施されています。エントリーモデルの多くに搭載されます。
内蔵フラッシュ
カメラにフラッシュ(ストロボともいいます)が内蔵されていること。カメラ上部のアクセサリシューに装着するフラッシュは外付けフラッシュといいます。暗所や逆光時に便利です。
バルブ撮影
シャッターボタンを押している間、ずっとシャッターが開いている機能です。数秒以上の長時間撮影時、特に花火撮影や星空などシャッターを閉じるタイミングを自分で決めたいときなどに使います。
PictBridge対応
デジカメとプリンターを直接繋いで印刷するための規格がPictBridgeで、パソコンを介さなくてもプリントできます。USBでの接続には現行製品はすべて対応しています。Wi-Fiを使ったプリントが可能なカメラもあります。
タイムラプス
一定間隔で連続撮影した静止画を素材に作った動画です。長時間の事象の変化を短時間で表現できるのが特徴です。
バリアングル
液晶モニターを左右方向に開くことができるうえ、さらに上下方向に角度を自由に変えられるものです。高い・低い位置にカメラを構えたときに構図が確認しやすく、自分撮りにも便利です。
チルト
可動式背面モニターの一種で、モニターが上下にチルトする機構を指します。上にだけ動くもの、上にも下にも動くもの、180度動いて自分撮りに対応するものなどがあります。構造はシンプルで便利ですが、縦位置でのローアングル撮影には未対応です。
RAW+JPEG同時記録
1回のシャッターでRAWデータとJPEGデータの両方を記録するモード。拡張子が異なる同じ名前のファイルが2つ作られます。すぐに使えるJPEGとじっくり現像できるRAWを一度に記録できるので便利です。
4K
フルHDよりさらに高解像度な動画です。横幅が約4000ピクセル(3840ピクセル)なので4Kといいます。1コマあたり800万画素相当で静止画としても使えるレベルです。従来のフルHDは横幅が1920と2000に近いので2K動画と呼ぶこともあります。
GPS機能
上空に浮かぶGPS衛星の電波を使って現在地を測位する機能を指します。GPSを搭載していると写真の撮影位置情報が緯度経度で記録されます。しかし、最近ではスマホのGPSを使って撮影位置を記録することが可能になっているので、GPS機能内蔵モデルは減りつつあります。

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FAQ(よくある質問と回答集)

Qミラーレス一眼と一眼レフではどちらが高画質ですか?
A製品によって異なります。
当初ミラーレス一眼はエントリー向けとして普及したこともあって、一眼レフの方が高画質というイメージを持つ人がいるかもしれませんが、画質のほとんどは「センサーサイズ」と「レンズ性能」で決まります。センサーサイズが同じなら(たとえばどちらもAPS-Cサイズなら)画質も同等です。
Qレンズの焦点距離に「35mm判換算」とよく書いてあるのですがどういう意味ですか?
Aフィルム時代の名残です。
同じ焦点距離でもセンサーサイズによって画角が大きく変わります。たとえば、35mmフィルム(フルサイズセンサー)の24mmと同じ画角になるのは、マイクロフォーサーズなら12mm、APS-Cサイズなら16mmとなります。それでは比較しづらいので、伝統的に35mmフィルム(フルサイズセンサー)に換算し、35mm判だったら何mmに相当しますと書く慣習となってます。

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用語集

露出
イメージセンサーに光を当てることを露出といいます。当てる光の量が適正にするため、その場の明るさとISO感度に応じてシャッタースピードと絞り値を調整します。ISO感度とシャッタースピードと絞り値の3つで決まると思って構いません。
露出補正
マニュアル露出モード以外ではカメラが自動的に適正な露出を決めますが、それと撮影意図が合わなかった場合、露出補正をかけます。プラスにすると明るめに、マイナスにすると暗めに調整されます。
シャッタースピード
センサーに光を当てる時間を決めるのがシャッタースピードです。スピードが速いと一瞬しか光が当たらないので速い動きを止めて撮れます。スピードを上げて全体の光量が足りないときは絞りやISO感度で調節します。
絞り
センサーに当てる光の量を調節する「穴」です。絞りを開く(大きくする)と一度にたくさん光がはいります。絞る(小さくする)とその逆。F値という数値で表し、数字が小さい方が大きくなります。スペック表にあるのは絞りを一番開いたときの値(開放F値)で、開放F値が小さいレンズを俗に「明るい」レンズ、「大口径レンズ」といいます。
ISO感度
イメージセンサーは光に対する「感度」を持っており、センサーの感度が高いと受ける光の量が少なくて済みます。その感度が感覚的にわかるよう、フィルム時代に使われていた数値に換算して表示します。それをISO感度と呼びます。デジカメの場合、信号を電気的に増幅することで見かけ上のISO感度を上げることができます。その分画質は落ちますが、より少ない光で撮れるようになります。デジタル一眼ではISO100〜200が基本感度となっています。
焦点距離
センサーとレンズの(理論上の)中心の距離を表す数字。単純に焦点距離が長いとレンズが長くなり、どんどん望遠になる、逆に短いとレンズが短くなって広角になると思ってください。35mm判換算の50mmを標準とし、短いほど広角で広い範囲が写り、長いほど望遠になって遠くのものを大きく写せる(つまり狭い範囲しか写らなくなる)ようになります。
ホワイトバランス
どんな照明下でも白いものが白く映るよう色を調節する機能で、自動調整機能をオートホワイトバランス(AWB)といいます。オートに加えて、太陽光・曇天・蛍光灯・白熱灯といった光源を指定したり、白やグレーの紙を撮ってそれが無彩色になるよう設定する機能もあります。
被写界深度
フォーカスが合っているように見える範囲を示す言葉です。写真は実際にフォーカスを合わせた距離の前後にもピントが合います。その距離を被写界深度といい、ピントの合う範囲が狭い(前後が大きくぼけている)ことを被写界深度が浅い、逆に広い範囲に合っていることを深いといいます。被写界深度は、レンズの焦点距離・絞り値・被写体との距離で決まります。焦点距離は長い方が、絞りは開いている方が、被写体との距離は近い方が被写界深度は浅くなり、前後に大きくぼけた写真を撮れます。
ファインダー倍率
ファインダーを覗いたとき、像がどのくらいの大きさで見えるかを示す数値。35mmフィルムのサイズ(フルサイズセンサーと同じ)を1倍として表します。ファインダー倍率を上げるのはコストがかかるため、ハイエンド機ほど倍率が高くファインダー像が見やすくなります。
ファインダー視野率
ファインダーで見えている像と実際に撮影される像の範囲の違いを示す数値です。視野率100%だと両者が一致しますが、低価格な一眼レフですと、95%や96%などやや小さめが一般的です。EVFはその構造上、必ず視野率100%です。

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イラスト:Hisana Nakamura

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