スタッドレスタイヤの選び方

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選び方ガイド 自分に最適な製品選びをサポート

真冬の自動車に欠かせないスタッドレスタイヤ。常に雪が降る寒冷地では必須となっていますが、たまにしか雪が降らないような地域のドライバーだとなじみがないかもしれません。ここでは、スタッドレスタイヤの選び方を解説します。

スタッドレスタイヤ選びの前に

スタッドレスタイヤのトレンド

雪上・氷上性能の向上を続けるスタッドレスタイヤは、ドライ路面での快適性や燃費性能、耐久性の高さも同時に求められています。進化を続けるスタッドレスタイヤのトレンドをチェックしましょう。

年々強化されるグリップ力で、アイスバーンの走行能力アップ

年々強化されるグリップ力で、アイスバーンの走行能力アップ

寒さの中でもしなやかさを保つゴムの研究や、新たなタイヤパターンの開発など、雪上や氷上でも確かなグリップ力を持った製品が登場しています。滑りやすいアイスバーンでの走行能力もアップしています。

高性能は雪道だけじゃない! ドライ路面も走行性能も追求

高性能は雪道だけじゃない! ドライ路面も走行性能も追求

豪雪地帯では、雪上・氷上性能がもっとも重視されています。朝晩は路面が凍結するものの、日中は乾く地域では、総合力が求められます。最近ではドライ路面での走行性や安定性も追求しているのです。

意外と長持ち! ロングライフと省エネが新たなキーワード

意外と長持ち! ロングライフと省エネが新たなキーワード

低温でも設置面が硬くならずに雪や氷をつかめる特殊なゴムを採用するスタッドレスタイヤ。以前の寿命は2〜3年でしたが、耐磨耗性を高めた長寿命の製品や、燃費を意識した省エネタイプも登場しています。

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仕様や機能を確認

タイヤの仕様をチェック

スタッドレスタイヤも夏用のタイヤ同様に、乗っている自動車に適合したサイズを購入します。タイヤには、“205 / 65 R 15 94H”といった具合に、タイヤの基本仕様を表す数字とアルファベットが表示されています。スタッドレスタイヤを購入する時は、必ずタイヤの仕様をチェックしましょう。

タイヤのサイズ表示

たとえば、“205 / 65 R 15 94H”の場合、205はタイヤ幅、65は偏平率、Rはラジアルタイヤ、15はリム径、94はロードインデックス(タイヤが支えられる重量)、Hは走行できる最高速度(Hは210km/h)を表します。

偏平率

タイヤの幅に対するタイヤの高さの比率を表す数値で、タイヤの高さ÷タイヤの幅×100で計算します。数値が大きくなるほど偏平化し、道路との設置面積が広がるのでグリップ性能がアップし運動性能が向上します。

製造年週

タイヤが製造された時期を表すもので、製造年とその年の第何週に製造されたかを示しています。タイヤ側面に1215などと表示されており、この場合は2015年の12週目に製造されたという意味になります。

ランフラットタイヤ

タイヤの空気圧がゼロになっても、所定の速度で一定の距離(速度80km/hで走行可能距離80kmが一般的です)を走れるタイヤです。万一のパンクに際してもあわてて車外に降りることなく、冷静に対応できます。

基本仕様から探す

性能をチェック

ずっと雪が降り積もる地域もあれば、夜間や早朝は積雪や路面が凍結する一方で日中は路面が乾くという地域もあります。タイヤによっては雪道には強いがドライな路面は苦手というものもあります。タイヤ選びで重要なのは、走る環境に合った性能を持ったものを選ぶこと。自分に必要なタイヤ性能を確認しておきましょう。

雪上性能

雪深い路面では、タイヤが空回りしやすくなります。ふかふかの雪の上でも、雪をしっかりつかんで前に進む駆動力もスタッドレスタイヤの重要な要素です。氷上性能だけでなく雪上性能も意識して選びましょう。

氷上性能

雪が気温の上昇で解け、明け方など気温が下がり氷になったアイスバーンは、とてもすべりやすくなります。こうした氷上でもしっかり走って止まれる性能の高さは、タイヤ選びでも基本となる重要なポイントです。

ウエット性能

積もった雪が気温の上昇で解け、路面がシャーベット状になる場合もあります。スタッドレスタイヤには、タイヤと路面との間の水をうまく排水することで、シャーベット路面での走行安定性も高めています。

ドライ性能

「スタッドレスタイヤは乾いた路面では性能が落ちる」と言われたのはもはや昔の話。最近では、雪道や凍結路だけでなくドライ路面でも高い操縦安定性を発揮する、オールマイティーな性能を持つタイヤが増えています。

ロングライフ性能

雪・氷上でのグリップを得るため、設置面に柔軟性が必要なスタッドレスタイヤ。磨耗しやすく、経年変化で硬化しやすい部分ですが、ゴムの配合やタイヤの形状を工夫することでロングライフ性能を高めた製品も増えています。

省エネ性能

極寒の過酷な条件でのグリップ力が求められるスタッドレスタイヤは、夏用のタイヤと比べ燃費が悪いのが一般的でしたが、近年は運動性能はそのままで転がり抵抗を減らし、省エネ性能を向上させたものも登場しています。

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スタッドレスタイヤの主なシリーズ

ブリヂストン

ブリヂストン

BLIZZAK

北海道・北東北での装着率は14年連続NO.1

北海道と北東北の主要都市で14年連続装着率No1を誇るBLIZZAKシリーズ。滑りの原因となる水膜を効率的に取り除く“発泡ゴム”を採用し、雪道・凍結路で高い走行性を発揮します。中でも“アクティブ発泡ゴム”を採用したBLIZZAK VRXは、ブリザック史上最高性能を誇り、あらゆる路面状況で高い走行性能を発揮します。

BLIZZAK

ミシュラン

ミシュラン

X-ICE

安心の高性能で12年連続顧客満足度NO.1

日本の冬にも適した氷上性能にこだわり北海道で開発が進められているX-ICEシリーズ。力強い氷上・雪上性能に加えて、ドライ路面での安定性やロングライフも評価され、同社サイトによれば11年連続顧客満足度NO.1を受賞しているとのこと。乗用車用のX-ICE XI3とSUV用のX-ICE LATITUDE XI2の2タイプがあります。

X-ICE

YOKOHAMA

YOKOHAMA

ice GUARD

車種やサイズなど豊富なラインアップが特徴

雪道・凍結路での高い走行性能とドライ路面での安定走行を目指したice GUARDシリーズ。乗用車用、ランフラット、SUV・4×4用、バン・小型トラック用と豊富なラインアップが用意されています。新製品のice GUARD 5 PLUSは、さまざまな路面での走行性能の向上と省燃費を実現したプレミアムモデルです。

ice GUARD

ダンロップ

ダンロップ

WINTER MAXX

強力なグリップ性能ながらロングライフも実現

WINTER MAXXシリーズを中心にスタッドレスタイヤ部門の熟成をはかるダンロップ。このシリーズでは、凍結した路面をしっかりひっかく「MAXXシャープエッジ」や、ゴム全体の剛性は高いが、接地面は柔らかい「ナノフィットゴム」を採用、ハイスペックな性能を実現しています。また、ベーシックなスタッドレスとして人気のDSX-2も健在です。

WINTER MAXX

グッドイヤー

グッドイヤー

ICE NAVI

さまざまな路面状況に対応、しかも高性能で長持ち

ICE NAVIシリーズを展開するグッドイヤー。雪道・凍結路・ドライ路面でバランスのとれた性能を発揮するICE NAVI ZEA IIや、氷雪路での力強い走り・ロングライフ・ドライやウエット路面でのシャープなハンドリング、これら3つの要素を高いレベルに引き上げたICE NAVI 6を中心に、SUVやカーゴ用に開発されたICE NAVIも用意されています。

ICE NAVI

TOYO

TOYO

OBSERVE

多彩な車の用途に合わせた専用設計タイヤ

乗用車、SUV/CCV用のOBSERVEシリーズ、乗用車用GARITシリーズ、ミニバン用TRANPATHシリーズなど、車種に合わせて設計されています。乗用車用のOBSERVE GARIT GIZは、新開発の「NEO吸着ナノゲルゴム」と「新吸着3Dサイプ」の採用により、従来品よりもグリップ力をアップ。ブレーキングとコーナーリング性能を高めています。

OBSERVE

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FAQ(よくある質問と回答集)

Qスタッドレスタイヤの交換タイミングはいつですか?
Aプラットフォームが現れたときです。
夏タイヤでは、タイヤの溝の残りが1.6mmになったら現れるスリップサインがタイヤ交換の目安ですが、スタッドレスタイヤでは、溝の深さが50%以下になったら現れるプラットフォームと呼ばれるマークが交換の目安です。プラットフォームは1本のタイヤに数か所あり、タイヤ側面にある矢印が目印です。このマークが現れると冬タイヤとして使うことはできませんが、夏タイヤとしては使うことができます。ただし、夏タイヤと比べるとグリップ性能やブレーキ性能が悪くなるうえ、運転したときの感覚が夏タイヤとは異なるのでご注意ください。
Qスタッドレスタイヤを夏の期間も交換せずそのまま使っても大丈夫ですか?
Aできるだけ早く夏タイヤに交換しましょう。
スタッドレスタイヤは、マイナス20度といった冬の寒さでも硬くならないようなゴムを使用しています。気温の高い夏場ではゴムは柔らかくなり、タイヤ表面に細かく入った切れ込み(溝)が変形してしまうため、濡れた路面では摩擦力が低下します。また、乾いた路面でもブレーキをかけたときに同じように切れ込みが変形するので、自動車が止まりにくくなります。通常の路面での操縦性能も高まっていますが、やはり夏タイヤにはかないません。タイミングを見て、早めに交換したほうがよいでしょう。
Q駆動輪だけをスタッドレスタイヤに交換しても大丈夫ですか?
A4輪ともすべて交換するようにしましょう。
スタッドレスタイヤは、駆動方式に関わらず4輪すべてに装着することを想定しています。タイヤチェーンは駆動輪に装着するのが基本ですが、スタッドレスタイヤで同じようなことをすると十分な性能が発揮できないので、4輪ともすべて交換するようにしてください。
Qタイヤを保管するときのポイントを教えてください
Aタイヤゴムの劣化と変形を防ぐことがポイントです。
ホイール付きのタイヤの場合は、空気圧を半分程度にして積み重ねます。ホイールなしの場合は、タイヤを寝かせた状態で積み重ねると変形してしまうため、縦置で(タイヤを立てた状態)で保管します。この際、雨風や直射日光は避けて、カバーをかけるようにしましょう。また、タイヤのゴム内の薬品がにじみ出る場合があるので、厚手のダンボールなどを敷いた上にタイヤを置けばよいでしょう。
Qスタッドレスタイヤのレンタルとはどのようなものですか?
A文字通り数日間だけスタッドレスタイヤをレンタルできるサービスです。
冬場に雪が降り積もる地域であれば、スタッドレスタイヤは必須とも言えますが、あまり雪が降らない地域に住んでいて、スタッドレスタイヤは年に数回しか使わないという場合はレンタルという方法も選択肢になるでしょう。3〜5年程度と言われているスタッドレスタイヤの寿命も勘案したうえで、購入するコストとレンタル料金を比較するのもよいでしょう。
Q新品のスタッドレスタイヤは慣らし運転が必要と聞きましたが本当ですか?
Aスタッドレスタイヤに限らず新品のタイヤは慣らし運転をしましょう。
スタッドレスタイヤに限らず、新品タイヤの表面にはタイヤ製造時に金型から取り出しやすくするための離型剤というものが付着しており、表面がコーティングされたような状態にあります。そのため、慣らし運転をすることで、タイヤの表面が一皮剥けて本来のグリップ性能が引き出されます。また、タイヤは使ううちに若干膨らんできます(寸法成長)。慣らし運転でタイヤの成長とリム(ホイール)とがなじみ、故障しにくくなります。さらに、慣らし運転には、交換前のタイヤとの性能差に慣れるという意味もあります。一般タイヤは時速80km以下で100km以上、スタッドレスタイヤは時速60km以下で200km以上が慣らし運転する目安になります。

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用語集

バルジデント
タイヤの側面にできる、帯状の凹凸のことをいいます。タイヤの内部構造に起因するもので不良品ではありません。
ピンチカット
タイヤの側面の一部にできる、盛り上がったような変形のことをいいます。縁石に乗り上げた時などの衝撃でできることがあります。内部のコードが切れている非常に危険な状態なので、速やかにタイヤ交換を行う必要があります。
ラジアルタイヤ
タイヤはゴムを固めただけでなく、ゴムの層と金属や繊維材料で作られた補強用の層を複数重ね合わせた構造で作られています。中でも、タイヤの強度を高め、骨格ともいえるカーカスと呼ばれる繊維層の構造が、進行方向に対して垂直に編み込まれているものをラジアルタイヤ、斜め方向になっているものをバイアスタイヤといいます。最近の製品はほとんどがラジアルタイヤになっています。
転がり抵抗
球体や円筒状のものが転がる時に進行方向とは逆向きに生じる抵抗力のことをいい、転がり抵抗が大きくなるほど燃費が悪くなってしまいます。燃費を意識する近年はタイヤの転がり抵抗を減らす方向にあります。ただし、転がり抵抗を減らすとタイヤのグリップ力が下がるため、燃費を向上させながら、同時に高いグリップを確保するようさまざまな工夫をこらしています
シ(Sea)ーランド(Land)比
タイヤのトレッド面(地面に接する面)で、溝を刻んだ部分がどれだけ占めるかを表す数値です。溝の部分をSea(海)、ブロックやリブをLand(陸)にたとえています。一般タイヤではシーランド比30〜40%ですが、スタッドレスタイヤでは同50%前後と高くなっています。
M+S(マッド・アンド・スノー)
MがMud(泥、ぬかるみ)、SがSnow(雪、積雪)を意味します。オールシーズンタイヤの一種で、ぬかるみなどのオフロードや積雪路面でも走行できるように開発されています。冬場の絶対的な性能はスタッドレスタイヤよりも劣りますが、使い勝手がよいので積雪の少ない地域で全天候型タイヤとして活用されており、特にアメリカの新車装着用タイヤに多く使われています。

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