利用前に知っておきたいカードローンの注意点

  1. ホーム > 
  2. ローン > 
  3. カードローン比較 > 
  4. 基礎知識 > 
  5. 利用前に知っておきたいカードローンの注意点

2018年2月8日掲載

基礎知識

利用前に知っておきたいカードローンの注意点

利用前に知っておきたいカードローンの注意点

使途が自由なお金を借入れできるカードローンは便利な存在です。しかし住宅ローンなどほかのローンと比べて金利が高く、借りすぎると返済できなくなる危険性もあります。

ここでは「借入れするとき」「返済するとき」「金融トラブル」の3つにわけてカードローンの注意点を解説します。

借入時の注意点

申込時にウソはNG

カードローンに申し込むと、返済能力の有無を調べるために必ず「審査」が行われます。いくら審査に通りたいからといって、申込時にウソを記載することは絶対にやめましょう。特に、他社での借入れ状況やクレジットの利用状況など、信用情報に関わることは特定信用情報機関によって登録業者間で共有されています。ウソを書いても調べればすぐにバレてしまうため、逆に信用を損なうことになりかねません。現在の状況を正直に伝え、返済できると認められた範囲で借入れしましょう。

借入れは必要最低限にとどめよう

カードローンは「借金」です。軽い気持ちで繰り返し利用していると、借金が大きくなり毎月の返済負担も大きくなってしまいます。カードローンは借りたお金だけでなく利息も返済しなければいけません。完済には借りた額より多くのお金が必要になることを自覚し、借入れは必要最低限にとどめましょう。

借入れ前に返済計画を立てておこう

無理なく返済するために、あらかじめ返済計画を立ててから利用しましょう。 消費者問題などにくわしい弁護士によると、無理のない返済額の上限は「月収から 家賃を控除した金額の3分の1」です。金利が加わるため返済方法によっては思った以上に負担が大きくなることもあります。

カードローン会社のホームページなどでは、月々の返済額を入力すると、どれくらいの期間がかかるか、総返済額がいくらになるか、が自動で算出される返済シミュレーションができるツールがあります。自分の返済額を把握して、計画的な返済をすることが大切です。

以下は返済計画の一例です。まずはボーナスを使っての繰り上げ返済などは考慮にいれず、毎月の返済金額を無理のない金額に抑えましょう。ただし、返済期間が長くなるとそれだけ利息負担が大きくなります。余裕のある月には積極的に繰り上げ返済しましょう。

■「利用金額20万円を年利18.0%で借りた場合」の返済シミュレーション

借入条件:利用金額20万円・実質年利18.0% ※30日間の無利息期間あり
返済額 :月々5,000円 60回払い(5年間)
総返済額:297,867円(元金 200,000円+利息 97,867円)

・返済計画表
支払回数 返済額 元金 利息 返済後残高
1 5,000 5,000 0※無利息期間 195,000
2 5,000 2,116 2,884 192,884
3 5,000 2,147 2,853 190,737
4 5,000 2,179 2,821 188,558
5 5,000 2,211 2,789 186,347
56 5,000 4,676 324 17,272
57 5,000 4,745 255 12,527
58 5,000 4,815 185 7,712
59 5,000 4,886 114 2,826
60 2,867 2,826 41 0
合計 297,867円 200,000円 97,867円

利息の負担はここで変わる!金利の見方を知ろう

カードローンの返済負担は、金利によって大きく変わります。金利は低ければ低いほど利息が小さくなるため返済額は少なくなります。一般的に金利は、銀行カードローンは比較的低く、消費者金融系は比較的高いです。

金利に幅がある場合、基本的には上限の金利が採用されると考えましょう。たとえば、A銀行の金利は、「1.8%〜14.6%」であれば、最初の借入れは「14.6%」で計算されます。金利を抑えたい人は、上限金利が低いものを選ぶとよいでしょう。

完済まで時間のかかるリボルビング方式

原則カードローンの返済方式は、リボルビング方式です。リボルビング方式とは、毎月の借入額に関わらず、月々の支払額が一定金額となる返済方式です。たとえば、1〜10万円未満は月々3,000円、10万円〜20万円は月々6,000円などと決められています。

完済まで時間のかかるリボルビング方式

上記の例では、20万円借りた利用者が半分の10万円を返し終わったタイミングで、返済額が半分の3,000円になります。返済額が減ると、完済まで時間がかかりより多くの利息を払うことになります。

早く完済するためには、家計に余裕がある月には繰り上げ返済をすることが重要です。

返済するときの注意点

返済方法によって返済負担は変わってくる

カードローンの返済方法は口座引き落としや振込み、ATMなど、さまざまあります。返済のたびに振込手数料やATM手数料を払っていると総額で年間4,000円近くになってしまうこともあります。 手数料無料のATMを使うなど、手数料をなるべく払わないように返済するとよいでしょう。

返済に困ったときの対処法

「返済日に口座にお金を用意できなかった」など、延滞してしまいそうな場合には、すぐにカードローン会社に連絡することが大事です。連絡することで返済日を変更してくれるかもしれません。

金融トラブルに巻き込まれないために

悪徳業者に注意

法外な利息を請求するいわゆる「ヤミ金」を始め、違法な金融業者は利用してはいけません。「即日100%融資可能」「多重債務者OK」などの甘い言葉でだまし、「トイチ(10日で1割)」「トサン(10日で3割)」などの法外な利息を要求します。

少しでも「怪しい」と思ったら、お金を借りてはいけません。また,もし気付かずに利用してしまったとしても,法外な利率を設定した貸付契約は無効ですから,返済をする必要はありません。すぐに警察や自治体の消費者生活センター、弁護士などに相談しましょう。

クレジットカードの現金化について

「ショッピング枠を現金化します」などとうたい、クレジットカードで商品を購入させ、その商品を買い取るという名目で現金を交付する業者も存在しますが、絶対に利用してはいけません。 クレジットカードは「商品・サービスを購入する」ために利用するものです。現金化のためにクレジットカードを利用することは利用規約違反となり、クレジットカードが利用停止となる場合もあります。

クレジットカードの現金化のデメリット

クレジットカードの現金化業者によっては、高額な商品を買わせた後に買い取りを拒否するなど詐欺行為を行っているケースもあります。また、もし利用した場合は自己破産をしたいと思っても免責不許可事由(破産法252条1項2号)に当たり借金の債務が免責されなくなります。

■クレジットカード現金化の仕組み

キャッシュバック方式

  1. 消費者が業者に50万円のクレジットカードのショッピング枠の現金化を申し込み、商品を50万円で購入する。
  2. 業者は商品購入のキャッシュバックと称し、消費者に40万円支払う。
  3. 消費者の手元には40万円の現金が届くが、後日消費者はクレジット会社から50万円の代金を請求される。
クレジットカード現金化の仕組み_キャッシュバック方式

買い取り方式

  1. クレジットカードを使い、消費者が業者から商品を50万円で購入する。
  2. 購入後、同じ業者が消費者からその商品を40万円で買い取る。
  3. 消費者の手元には40万円の現金が届くが、後日消費者はクレジット会社から50万円の代金を請求される。
クレジットカード現金化の仕組み_買い取り方式

まとめ

カードローンは借金です。借入額は必要最低限にとどめ、借入れする前には無理なく返済できるよう返済計画を立てるとよいでしょう。もし「返済し忘れてしまった」「どうしても返済できない」など不測の事態が起きたらすぐにカードローン会社に連絡しましょう。

どうしても返済できないからといって、悪徳業者のサービスを利用するのは絶対にいけません。法外な利息を要求されたり、逆にお金をだまし取られてしまったりするかもしれません。

東京フロンティア基金法律事務所 弁護士 橋爪愛来(はしづめ・あき)

東京フロンティア基金法律事務所(第二東京弁護士会)所属。債務整理・一般民事(消費者問題・家事事件・労働事件)・刑事事件など幅広く担当。司法過疎地域解消に向けた活動にも取り組んでいる。

東京フロンティア基金法律事務所 弁護士 橋爪愛来(はしづめ・あき)

このページの先頭へ