第2回
クレジットカードのブランド
国際ブランドの役割は?
クレジットカード発行会社が提携しているクレジットカードの統括組織のことで、現在
・VISA (ビザ)
・Master Card (マスターカード)
・JCB (ジェーシービー)
・American Express (アメリカン・エキスプレス)
・Diners Club Card (ダイナースクラブカード)
の5つがあります。
それぞれ世界中にネットワークを張り巡らして、クレジットカードの決済を円滑に行える体制を整えています。たとえば、海外旅行に行ったときにキャッシュレスで自由に買い物ができるのも、国際ブランドが為替レートに応じて正確な決済をしているからです。
また、不正を防止するために様々なセキュリティ機能を導入し、利用者にとって安全で確実な決済を保証しています。ほかにも利用者が世界中で買い物ができるように加盟店開拓のサポートもしていますし、カード会社が加盟店からもらうべき手数料の分配割合にも深く関与しています。
この国際ブランドが付いているかどうかで、クレジットカードの価値は大きく左右されます。付いていれば世界中で買い物ができますが、ないと限られた地域でしか使えないといったことになります。国際ブランドはカードの価値を決める大切な要素となっているのです。
たとえば、伊勢丹のクレジットカードは、少し前までは国際ブランドがついていませんでした。そのため伊勢丹内での買い物に使うか、周辺の一部店舗でしか使えませんでした。しかし、現在は国際ブランドである「VISA」とライセンス契約を結んだことで、伊勢丹内だけではなく国内外の「VISA」の加盟店でも幅広く利用できるようになりました。汎用性が広がったことでカードの価値も高くなりました。
このように、カード発行会社は、競って国際ブランドとライセンス契約を結び、そのマークをカード券面に記載する権利を得ようとしています。その結果、利用者はカードにある国際ブランドと同じマークがあるお店でキャッシュレスで世界中で買い物ができるようになっているのです。
国際ブランドはどのように選べばいいのですか?
クレジットカードを申し込むときに、カードによってはどのブランドをカードに記載するか選ぶことができます。
5つある国際ブランドのうち、「VISA」は、世界で最も利用できるブランドで、日本では三井住友カードが初めて発行した経緯があります。「Master Card」も「VISA」と同様、アメリカの企業が運営していて、世界で通用するブランドです。
国際ブランドの中で「JCB」だけが日本発のブランドですが、JCBの加盟店であればもちろん世界で利用できます。
「American Express」と「Diners Club Card」は、比較的富裕層が持つケースが多いようです。
カード会社と国際ブランドの違いは?
クレジットカード初心者の方からよく頂く質問に、「もし、セゾンとVISAの両方のマークがついているカードで買い物した場合、お金の流れはどうなるのでしょうか」というのがあります。
セゾンが開拓したお店であれば「セゾン」が優先され、そのシステムの中で処理されますが、それ以外のお店では「VISA」が優先され、VISAのシステムで処理されますから、お金の流れは異なったものとなります。
しかし、どちらで処理されても送られてくる利用明細書は同じ内容で、セゾンから送られてきますから、安心してください。
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クレジットカード基礎知識一覧
- 第1回 : クレジットカードのしくみ
- 第2回 : クレジットカードのブランド
- 第3回 : クレジットカードの種類
- 第4回 : クレジットカードのセキュリティ
- 第5回 : クレジットカードのお申し込み
- 第6回 : 改正貸金業法と改正割賦販売法のココにご注意
- 第7回 : クレジットカードは何枚まで持つのがいいの?
- 第8回 : クレジットカードはどういう基準で選べばいいの?
