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床暖房の電気代っていくら? 導入検討は電気代の徹底比較から

電気代 節約(節電)ガイド

更新日:2016年11月08日

床暖房の電気代っていくら? 導入検討は電気代の徹底比較から

床暖房の電気代っていくら? 導入検討は電気代の徹底比較から

床暖房の電気代っていくら? 導入検討は電気代の徹底比較から

床暖房とは、文字通り床を暖めることで部屋を暖かくする暖房器具です。床暖房は床から直接伝わる熱(伝導熱)と、床から部屋全体に広がる熱(ふく射熱)の両方で暖めます。エアコンやファンヒーターのように暖めた空気を対流させないので、チリやほこりが室内に舞い上がりにくい暖房として人気が高まっています。

床を暖める方法には何種類かあり、古くはかまどなどの熱風を床下に循環させて暖める方法もありましたが、今では温水を循環させる「温水式」、電気ヒーターを敷いて電気の力で加熱して暖める「電気式」が一般的です。

床暖房の熱源は様々。それぞれに特徴も

まずは、床暖房の特徴をチェックしておきましょう。

お湯を循環させて部屋を暖める温水式。温水を作る熱源には、電気、灯油、都市ガス、プロパンガスなどがあります。少しでも光熱費を抑えるには、効率よくお湯を沸かすことが重要です。

電気の場合は、多くの床暖房で大気の熱を効率よく利用した家庭用ヒートポンプ式温水暖房機を採用、効率よくお湯を沸かします。また、ガスの場合も、少ないガス量で効率よくお湯を沸かす省エネ性の高い給湯器エコジョーズを利用するなどして、使用するガス量を抑える工夫をしています。

灯油や重油の場合は専用ボイラーを使ってお湯を沸かします。広い部屋にも対応でき、比較的ランニングコストが安いと言われていますが、燃料を貯蔵し常に給油する設備も必要になるため、広めの設置スペースが求められます。

 熱源特徴
電気式 電気 電気の力で電気ヒーターを加熱して暖める
温水式 ガス ガス量を抑える給湯器エコジョーズなどで温水を循環させる
電気 大気の熱を利用して沸かすヒートポンプ式温水暖房機などで温水を循環させる
灯油・重油 専用ボイラーを使用して温水を循環させる・ランニングコストが安い

気になる電気代は?

今回は熱源に電気を利用した場合の電気代をチェックしてみましょう。

先ほど、床暖房には温水を循環させる温水式と電気ヒーターを使った電気式があるとお話ししましたが、電気式は、キッチンのシンク前、ベッドやソファの足元などの部分暖房や使用時間の短い場所に設置することが多く、室内全体を暖める床暖房では温水式が主流になっています。

パナソニックの「内装選びの本1 木質床材・床暖房・階段」によると、電気式の床暖房を設置した時の電気代のおおよその目安は以下の通りです。
 ※1kWhあたりの電気代は27円とする
 ※以下の電気代の計算も同様

 

試算の前提

  • 室温約20度 一定状態
  • 1日8時間の連続使用で30日間

電気式床暖房「フリーほっと」の場合

「フリーほっと」は、ヒーターを下地合板と床材ではさみこむ二重床で施工しています。
※床温度:ひかえめ床温度 25度〜あたたかめ床温度 30度

6畳の場合 960W1,800〜3,900円/月
8畳の場合 1500W2,800〜6,800円/月
10畳の場合 2100W3,900〜8,500円/月
12畳の場合 2100W3,900〜8,500円/月
16畳の場合 2850W5,200〜11,500円/月

ヒートポンプ式温水暖房「フリーほっと温すいW」の場合

「フリーほっと温すいW」は、下地材の上に床暖房を敷き、その上を仕上げ材で施工しています。
※床温度:30度

8畳の場合 2,800円/月
10畳の場合 3,900円/月
12畳の場合 4,900円/月
16畳の場合 6,500円/月

近年の電気式は、日当たりなどの理由で暖まった部分の発熱量を抑えて、床温度を一定に保つ「PTCヒーター」を採用するなど、省エネを意識した商品も登場しています。しかし月々のランニングコストは、温水式のほうが安くなっています。

電気代はエアコンの方がお得

7〜10畳の部屋に適する冷房能力が2.5kWのエアコンの冬季暖房時の消費電力量は602kWh。このデータを基に、1時間当たりの消費電力量と電気代を比較してみましょう。
※消費電力量は資源エネルギー庁の「省エネ性能カタログ2015年冬版」を参照

試算の前提

  • エアコンの冷房能力:7〜10畳の部屋に適する2.5kW
  • エアコンの設定温度:20度
  • 1日の使用時間:18時間(6:00〜24:00)
  • 1か月の日数:31日
  • 5.5か月(10月28日〜4月14日)
  • 1kWhあたりの電気代は27円(以下の電気代の計算も同様)

以上の条件で使用した場合、暖房時の消費電力量を602kWhとすると、

5.5か月の電気代は 602kWh×27円=16,254円
1か月当たりの電気代は 16,254円÷5.5か月=2,955円
電気式の床暖房であれば6畳間に、温水式であれば8畳間に相当する電気代になります。

エアコン 7〜10畳用2,955円/月
ヒートポンプ式 床暖房 10畳3,900円/月
電気式 床暖房 10畳3,900〜8,500円/月

電気式より温水式の床暖房の電気代が安いわけ

温水式の床暖房の電気代が安くなるのは、大気の熱を効率よく利用した家庭用ヒートポンプ式温水暖房機の温水を使っているからです。ヒートポンプ技術はエアコンなどにも採用されている技術で、大気中の熱を取り込み、電気の力を使ってその熱を圧縮して高温化、貯水タンクからの水を「水熱交換器」で温めてお湯にするという仕組みです。

ダイキンのWebサイトによると、ヒートポンプ式温水床暖房ならCO2の排出量と光熱費はガスに比べて約1/2に抑えられるとあります。

また、お風呂や洗面所、キッチンなどの給湯を担うオール電化住宅でおなじみの「エコキュート(自然冷媒ヒートポンプ給湯機)」も、ヒートポンプ技術を採用した高効率の給湯器です。オール電化住宅への改築をお考えならば床暖房機能が付いたエコキュートを選べば、より効率的に床暖房を導入できます。

ここで、床暖房のメリット・デメリットを整理しておきましょう。

床暖房のメリット

陽だまりのような優しい暖かさ

床から直接伝わる熱(伝導熱)と、床から部屋全体に広がる熱(ふく射熱)の両方で暖めます。やわらかい暖かさが体感できます。

部屋の中をスッキリ使える

ストーブやこたつといった暖房機器を設置する必要がないので、床をそのままスッキリ広々と使えます。

ほこりや臭い、空気の乾燥がない

床暖房は、温風を室内に循環させるわけではなく、床からだんだんと暖かさが広がっていきます。 温風によるほこりやちりもありませんし、空気の乾燥やいやな臭いもありません。もちろん、燃焼がないので結露やカビの原因になる水蒸気も発生しません。

床暖房のデメリット

部屋全体が暖かくなるまで時間がかかる

やわらかな暖かさゆえに、部屋全体が暖まるまで時間がかかります。朝起きてすぐに部屋を暖かくしたいという場合には向いていません。最初はエアコンと同時運転で部屋が暖かくなったらエアコンをオフ。その後は床暖房でぽかぽかというのが上手な使い方です。

設置のための初期費用が高い

床全体を張り替える必要があるので、エアコンの設置などと比べると工事の規模が大きく設置費用も安くありません。部屋の広さによって大きく異なりますが、設置料金は、おおよそ60〜120万円程度かかります。

床暖房Q&A

最後に床暖房に関するちょっとした疑問点をQ&A形式でまとめておきました。床暖房の導入をお考えの方は、参考にしてください。

Q:床暖房の上にカーペットやソファを置いても大丈夫ですか?

床暖房部分にはクッション、カーペット、脚のないソファなど放熱を妨げるものは置かないのが基本です。キズ防止でラグなどを敷くこともありますが、その場合でも床暖房対応のものを選ぶほうがよいでしょう。ただし、熱がこもると床材のひび割れや変色の原因になることがあるので、施工会社ともよくご相談ください。

Q:マンションなどの集合住宅でも設置できますか?

電気式の商品には設置可能なものもありますが、温水式の場合は床下の配管が困難なことなどからおすすめできません。

Q:ピアノなどの重量物を置いても大丈夫ですか?

下地の補強をした上で、敷板などを使って重量を分散させて設置すれば可能です。ただし、ピアノや木製家具などは設置場所によっては熱によるゆがみの可能性があるので、事前に施工会社としっかり打ち合わせをしてください。

Q:電気式床暖房の上に水をこぼしても大丈夫?

スイッチを切って、すぐに水分をふき取れば大丈夫です。濡れたまま使用すると感電などのおそれがあるので、再度使用する場合は完全に乾いてからスイッチを入れてください。

Q:床面の温度は何度くらいあるのですか?

電気式の場合は最高で33〜35度くらいですが、30度程度で使用するのが通常です。温水式の場合は、機器によって異なりますが床温度が30度となるお湯の設定温度は55度から60度程度になります。床の表面温度が高くなりすぎると、低温やけどの可能性があるので、温度の上げすぎにはご注意ください。

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