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第5回 投資信託のさまざまなアクティブ運用手法第5回 投資信託のさまざまなアクティブ運用手法

1 ポートフォリオ構築の手法−トップダウンとボトムアップ 2 規模とスタイルによる株式選別手法 3 その他の運用手法
3 その他の運用手法
ここまでにご説明した以外の運用手法に関しても、いくつかご紹介します。
システム運用
システム運用とは、人為的な判断をできる限り排除して、あらかじめ決められた運用ルールに基づいて、機械的・自動的に運用を行う方法です。
大規模なデータをコンピュータを駆使して処理することによって、そのときどきに最適なポートフォリオを構築したり、資産配分の変更、投資先企業の入替えをあらかじめ決められたルールに基づいて行っていく、などの方法があります。
リバランス運用
リバランスとは、バランスの見直し、ということです。
当初ポートフォリオを構築したあと、一定期間ごとにポートフォリオの組入れ比率を見直すことをいいます。
例えば、各銘柄の時価が変動することによって、当初と比率が異なってしまった場合、それを元と同じ組入れ比率に修正する、などの方法があります。
この方法は、値上がりした銘柄を売却し、値下がりした銘柄を買い増すということになるため、一種の逆張り(値上がりしたときに売却し、値下がりしたときに購入するという手法)の運用手法といえます。
あらかじめ決められたルールにしたがって投資比率を見直すという点から、システム運用の一種といえます。
TAA運用
TAAとは、タクティカル・アセット・アロケーション(戦術的資産配分)の略です。
TAAは、資産配分モデルにもとづき、運用資産の中で相対的に割安と判断される資産の組入れを高め、割高と判断される資産の組入れを下げることで、運用成果を上げる投資手法です。投資対象資産としては、株式、債券、短期金融資産などが考えられます。
TAA運用も、システム運用の一種といえます。
TAAファンドでは、一定の運用ルールのもとで、最適な組入れ比率を機動的に変更していきますので、ファンド内の各資産の比率は随時変動します。
ポートフォリオ・インシュランス(PI)運用
「インシュランス」は「保険」という意味であり、ポートフォリオ・インシュランスとは、ポートフォリオの資産価値を守ることを目的とする運用手法をいいます。ダイナミック・アセット・アロケーション(動的資産配分;DAA)ともいわれます。
具体的には、株価が下落した場合はその値下がりリスクを抑えるために株式組入率を低下させ、逆に株価が上昇した場合には株式組入率を上昇させる、といった方法がとられます。
マーケット・ニュートラル戦略
「マーケット・ニュートラル」とは、「市場に対して中立的」という意味であり、市場の動きとはできるだけ無関係な動きをしつつ収益獲得を目指す投資戦略をいいます。
その中の「ロング・ショート」(買いと売り)戦略は、割安な証券を購入して割高な証券を売却する、という運用手法がとられます。
これにより、市場の平均的な動きの部分が相殺され、安定的なリターンの確保が期待されます。
 
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