初心者でも簡単に始められる投資信託とは?仕組み・メリット・注意点を解説

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これから投資を始める方に、投資信託入門ガイド

少額で簡単に分散投資!初心者でも始めやすい投資信託とは?

更新日 : 2017年2月22日

低金利が長期化する中、これまでのように銀行預金や個人向け国債だけでは「お金を増やす」ことが難しくなっています。日々の暮らしを豊かにしたり、老後に実りある生活を送ったりするためには、早い段階からお金に“働いてもらう”ことが大切です。

お金を働かせるには、どうしたらよいでしょうか。数ある金融資産の中には「投機」に近い商品もあり、初心者向きとはいえません。少額から始められて、長期間にわたって少しずつ資産を増やしたい、という初心者に向いているとされるのが「投資信託」という金融商品です。

それでは、投資信託とは、どんな商品なのでしょうか。初心者にもわかりやすいよう、投資信託のメリットや注意点について紹介していきます。

初心者でもプロにおまかせできる!投資信託の仕組み

投資信託とは、「複数の投資家から預かったお金を1つにまとめ、運用のプロであるファンドマネージャーが運用し、投資で得た収益を投資家に還元する」という金融商品です。英語で「fund(ファンド)」と呼ばれることもあります。

投資信託とは

参照元:投資信託協会

初心者なら知っておきたい!投資信託のメリットとは?

投資信託で資産運用することで得られる代表的なメリットを3つ挙げておきましょう。
「少額から投資できる」、「運用をプロにまかせられる」、「透明性が高く安心して投資できる」、というものです。
以下で、1つずつ解説していきます。

メリット1少額から投資ができる

投資信託は、1万円程度の小口から投資できる金融商品で、販売会社によっては500円から購入できるケースもあります。多くの投資家から集めた資金をまとめて運用することで、1万円では買えない株式や債券にも投資することが可能になります。

たとえば、日本企業の株式に分散投資するファンドの多くは、数十〜数百銘柄を保有しているのが一般的ですが、こうしたファンドを買うことで、少額で多くの企業の株式に投資できます。ファンドによっては、少額でブラジルやロシア、インドなどの新興国、または米国や欧州の先進国企業の株式や債券に投資することもできます。

このように、投資信託を活用することで、少額でも分散投資が可能になり、リスクを軽減することができます。毎月決まった日に一定金額を購入する積立投資もでき、さらにリスクを抑えた資産形成が可能になります。「初めてだから大金を投資したくない」「値動きが大きいのはこわい」という初心者でも少額の資金から気軽に始められることが、投資信託の大きなメリットです。

メリット2運用をプロにまかせることができる

投資信託は、1つのファンドの運用にファンドマネージャーやアナリスト、エコノミストなどたくさんのプロが関わります。
株式であれば「どの銘柄が割安か」「どの企業が成長するか」などを個人投資家に代わって調査し、運用成績の向上を目指しています。
投資経験が浅い初心者にとって、数多くの企業の情報を自分で調べるには限界がありますが、投資信託であれば、難しい銘柄選びや投資タイミングの判断を専門家にまかせられます。

運用のプロにまかせることは、海外資産に投資する場合にも大きなメリットです。たとえば、インド企業が有望だと思っても、個人がインド企業の株式を個別に買うことは難しく、あまり現実的ではありません。市場に出回っている米ドル建てで発行されている債券でも100万ドル単位での取引が一般的です。プロにまかせることで、個人で取引しにくい資産に投資できるようになることも、大きな魅力といえるでしょう。

メリット3透明性が高く安心して投資できる

投資信託は、多くの金融商品と比べて情報開示が徹底されているといえます。毎営業日、売買するときの価格である基準価額が公表されます。決算ごとに監査法人の監査を受けるほか、投資方針、ファンドが保有する銘柄、かかっている費用などもすべて開示しています。

投資初心者であれば、中身がよくわからない金融商品には手を出しにくいでしょう。投資信託は投資家が知るべき情報をすべて公表し、高い透明性を約束していることで、初心者でも安心して買える仕組みになっています。

初心者こそ押さえておきたい!投資信託の注意点とは?

メリットが多い投資信託ですが、実際に投資する前に必ず理解しておくべきポイントがいくつかあります。
代表的なものとしては、「投資元本が保証されない」、「費用がかかる」、という2点です。

注意点1投資元本が保証されない

投資信託は、プロにお金を預けて株式や債券などで運用し、ファンドの持ち分に応じたリターンを受け取るという仕組みです。値動きがある資産に投資するため、運用がうまくいかなかった場合は、投資資金が目減りし、投資元本を割り込むケースがあります。

預金保険の対象となる預金の場合、1金融機関あたりの元本1000万円までとその利息などが保護の対象となりますが、こうした保証がないことが、投資信託に投資する際の重要なポイントです。

注意点2費用がかかる

投資信託は、購入するときや保有期間中に費用がかかります。購入時は販売会社に「購入時手数料(販売手数料)」を支払い、保有している間は運用会社や販売会社などに「信託報酬(運用管理費用)」をそれぞれ支払います。

販売手数料がかかるケースでは、投資金額の1〜3%程度を負担するのが一般的で、信託報酬も高いものでは年率2%程度のものもあります。保有する投資信託を売却(解約)する際には、「信託財産留保額」という費用がかかることもあります。

これらのコストが何のサービスの対価なのか、しっかりと理解することが重要です。詳しくは、『投資信託には費用がかかることを押さえよう』で解説します。

ネットに慣れた若者を中心にコスト意識が高まる中、最近では、株価指数などに連動する投資成果を目指す「パッシブ運用(インデックス運用)」のタイプなどで、購入時の手数料がかからない「ノーロードファンド」も多くなっています。

ノーロードファンドの一例(価格.com調べ)

資産クラス ファンド名
国内株式
先進国株式
国内債券
先進国債券
まとめ
  • 投資信託は、複数の投資家から預かったお金をプロが分散投資する金融商品
  • 投資信託のメリットは少額から投資でき、運用もプロにまかせられること
  • 投資信託の注意点は投資元本が保証されず、費用がかかること

[監修] ドイチェ・アセット・マネジメント 資産運用研究所ドイチェ・アセット・マネジメント株式会社が創立30周年の節目の年を迎えたことを機に、2015年10月1日に社内シンクタンクとして設置。「貯蓄から資産形成へ」の流れが本格化する中、投資家や販売会社(銀行や証券会社)に向けた公正かつ中立的な情報発信によって、資産運用市場の発展に資することをめざす活動に従事している。
編著 「外資系運用会社が明かす投資信託の舞台裏」(ダイヤモンド社)
資産運用の重要性や投資信託の仕組みなどを解説し、「工場見学」のスタイルで運用会社の仕事をくわしく紹介

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