エフェクターの選び方
価格.com ユーザーが編集するエフェクターの選び方のガイドです。エフェクター選びに必要な基礎知識、用語解説はこちらでチェック!
概要
エフェクターとは、日本では何らかの効果(エフェクト)を与えるもの、特にエレキギターやエレキベースなどのデジタルに変換されたアウトプット音に音響効果を与える目的で使用される機器のことを指す。 EFXと略される事もある。この「エフェクター」という言葉は和製英語であり、英語では(effects unit pedal)) エフェクツユニット、エフェクツペダルという呼称が一般的に使用されている。
使用としては、デジタル変換された音だけでなく、マイクロフォンで集音された音声に対して、 スピーカーまたは録音媒体に至るまでの途中にエフェクター本体を挿入し、一定の効果を与え、 さまざまな音に変化させる。
使用例…(エレキギターの場合)
ギター → エフェクター → アンプ又はヘッドフォン
最終更新:-hayabusa- 2010/03/08 13:50:10
選び方のポイント
大きく分けて、エフェクターには2種類の形態がある。それぞれの特徴についてここで詳しく記載すると同時に、選び方のアドバイスも記載する。
「コンパクトエフェクター」
エフェクターの歴史はこの「コンパクトエフェクター」(以下コンパクト)から始まっている。下記記載の「マルチエフェクター」(以下マルチ)が登場するまでは、このコンパクトを シールドでつなぎ合わせて、足元で複雑に操作してステージ上での音作りを行っていた(現在もアーティストによってはこの形態を取る者もいる)。
これはエフェクター全体に言える事だが、両手が塞がっているギタリストが操作しやすいように足踏み式のスイッチペダルでエフェクト効果のon/offを切り替えられるようになっている。
〜コンパクトの特長〜
- 各種パラメーターを直感的に操作しやすいように設計してある(ツマミやスライドスイッチなど)。
- 運搬時の利便性やステージ上での荒っぽい扱いを考慮して、小型化かつ堅牢化されている。
- 1つのコンパクトにつき(基本的に)1エフェクトとなっており、操作しやすくかつ単体で使用した時の音の劣化が少ない。
- 基本的に安価(マルチと比べての話だが、高価な機種も存在する)。
〜それらを踏まえた選び方〜
- 初心者がエフェクターを購入したい
- 安価でなおかつ使いやすいため、初心者のエフェクター入門としては最適。(例:アンプの歪みだけだとソロで物足りないため、オーバードライブとディレイを購入する)
- とにかく音の劣化を最小限にしたい
- 単体での効果であるから、複雑な回路を通さなくて良い→音の劣化が少ないので、劣化を最小限にしたければ1〜2つ程度のコンパクトを接続すると最小限に抑えられる。(例:基本アンプ直だがクリーン用にコーラスとリヴァーブだけつなぐ)
という用途が挙げられるだろう。あくまで参考程度として捉えて頂きたいが、初心者でもしっかりマニュアルを読み、経験を積めばマルチでも十分使いこなす事はできる。 また逆に、複雑なユニットを組んでいるプロが、単体の効果にほれ込み、効果によってはコンパクトにこだわって使用する例もある。
さらに、観客のいないリハーサルやサウンドチェック時と多くの観客の入った本番では、会場の反響など聞こえる音の状態が変わる時が多々あり、その時々の他の楽器とのバランス、ギタリスト本人のコンディション、時にはエフェクターへの供給電圧の変化などといったアクシデントに応じて、セッティングを変える必要がある。
そうした際に、プリセット式のパッチや順にパラメーターを呼び出すマルチでは即座に対応しきれないケースがあるため、コンパクトを複数設置する意味もあると言えよう。
「マルチエフェクター」
もともと単機能のコンパクトを必要により複数つなぎ合わせて使用していたが、デジタル回路技術の進歩により複数のエフェクト機能を1つの筐体に実装したのが「マルチエフェクター」である。基本的にコンパクトよりはるかに大きく、ペダルをサイドに備えた物が一般的。
〜マルチの特長〜
- 様々なエフェクターが備わっているため、コンパクトをつなぎ合わせるより少ないスペースで済む。
- 各種設定や接続順などが複数記憶でき、それらが一瞬にして切り替えられるため、演奏中に音色ガラッと変える時に便利。
- 良くも悪くも操作が複雑で多種多様なので初心者キラーの傾向が強い。
- 回路を多く通すので、一般的に音が劣化しやすい。
- エフェクト単体のクオリティはコンパクトに比べてそれなり(の場合が多い)。
- 基本的に高コスト(ただ、内蔵エフェクトをすべてコンパクトで揃えた場合と比べてはいけない)。
〜それらを踏まえた選び方〜
- 色んな音を作って演奏したい
- 様々なエフェクトが内蔵されているため、作成次第で本当に色々な音が作成可能。
- じっくりと自分オリジナルの音を作りたい
- 前述だが操作が複雑なので、簡単に好みの音が作れるワケではないが、そういった作業が好きな人やコダワリの強い人などは、じっくりと音を作りこむことで、エフェクトの組合せやかかり具合など全て自分で設定し、自分の納得の音作りをする事ができる。
- 安価に様々なエフェクターを使ってみたい
- 高コストと前述したが、あくまで単体で見た時の話であって、内蔵エフェクト数からしてみればトータルでコストパフォーマンスには非常に優れている。
という風に、総じて音を作りこむ「時間」と「スキル」が十分用意できる場合に適していると言えよう。 何度も言うが、音を自分で作らないと基本的には使い物にならない事を念頭に、マルチを購入する事が大切である。 使いこなせれば、これほど頼りになるものはないが、ギターやアンプを変えてしまうと今まで作りこんだ音がまったく使えず、泣くハメになる事も…
余談だが、コンパクトをさながらマルチのように、アンプまでも含めて自在にパッチングしセッティングを記憶できるラインセレクタやスイッチングシステムと呼ばれるものもある。
〜総評〜
一言で言ってしまえば、「初心者にコンパクト」「中級以上にマルチ」というなかば強引な形でくくってしまう事はできるが、プレイする環境、楽曲、機材などプレーヤー自身が千差万別であり、やはり用途別でチョイスする必要がある。 どちらも一長一短であり、マルチ1つ取ってもそれぞれに得手不得手もあるので、できるのであれば試奏した上で購入する事を強くオススメする。
最終更新:-hayabusa- 2012/01/14 17:24:52
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