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電気ガス石油のベストミックス、エネルギーのセット販売の時代へ

更新日: 2016年4月27日 ガス自由化

電気・ガス・石油のベストミックス。エネルギーのセット販売の時代へ

ガス小売自由化後は都市ガス会社を自由に選べる時代が来る

1995年に、大規模工場など大口需要家向け市場から始まったガス小売自由化。数度の制度改正でその範囲を拡大し、2017年4月1日からは一般家庭も含めたすべてのガス利用者にまで自由化が広がります。現在家庭用に供給されているガスには、ガス導管(一般的にガス管と言われているものです)を通じて送られてくる都市ガス(都市ガスのほとんどは天然ガスで主成分はメタンガスです)と、プロパンガスがボンベに詰められた状態で各家庭に届けられるLPガス(LPガスとは液化石油ガスの略で、主成分はプロパンガスです)の2種類があります。都市ガスの供給を受ける一般家庭と、LPガスの供給を受ける一般家庭はどちらも2,400万件ほどで、ほぼ同数です。

LPガス市場はすでに自由化されており、LPガス会社は料金を自由に決められる一方で、各家庭はLPガス販売会社を自由に選べます。今回のガス自由化の対象となるのは都市ガス市場。これまでは、東京ガスや大阪ガスといった都市ガス会社(法律上では一般ガス事業者と言われます)が管轄する一定地域に独占的にガスを供給していましたが、ガス自由化後はこの独占市場に新たな会社が参入できます。その結果、私たちは従来の都市ガス会社と新規参入した会社を比較検討して、自分が気に入った会社を選ぶことが可能になります。新規参入企業の登場で市場が活性化し、新たな競争が生まれ、ガス料金が安くなったり、新たなサービスが提供されたりと、ガス自由化は私たち利用者にとってメリットのある制度改革と言えます。

ガス自由化、電力自由化によってエネルギーのいいとこどりができる

ガスと電気は古くからライバル関係にあり、自由化以前は、電気は電力会社、ガスは都市ガス会社やLPガス会社から購入するしかありませんでした。しかし、電力自由化に続きガス自由化が始まることで、こうした垣根は低くなり、利用者にとって都合のよい選択、いわゆる「いいとこどり」がしやすくなります。そのためには、ガスや電気の特徴を知っておくことが大切です。

たとえば、ガス代節約の記事でも紹介したエネファームやエコウィルといった機器は、家庭で使うすべての電力をまかなえるわけではありませんが、ガスと電気を上手に組み合わせることで、省エネにつながり、かつ料金もお安くなる可能性が出てきます。ガス市場も電力市場も自由化の進展で、事業者間の競争が一層激しくなることは避けられません。今後は、各家庭に最適なガスと電気の組み合わせを提案できる力が生き残りの鍵になりそうです。

さらに石油も加わったエネルギーミックスの時代に

電力自由化で多くのガス会社が電力市場に新規参入をはたし、電力小売事業に乗り出しています。その結果、電力自由化後はデュアル・フュエルと呼ばれるガスと電気のセット販売が登場してきました。いち早く電力やガスの自由化に取り組んでいる諸外国では一般的な販売方法で、通常は割引価格が適用されるため一般家庭にもメリットがある料金プランと言えます。かたや、すでに自由化されている工場などの大口ガス市場には電力会社や石油会社などが参入し、実績を上げています。

ガス自由化にあわせて、こうした電力会社や石油会社は、一般家庭向けのガス小売事業にも参入してくるでしょう。そのため、家庭向けも含めたガス自由化後は、ガスと電気に加えて石油(ガソリンや灯油など)を組み合わせた“エネルギーの総合セット販売”のようなプランの登場がありそうです。参入各社が智恵を絞って生み出す、電気・ガス・石油がベストミックスされたエネルギーのセット販売の時代はもう間もなくです。

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