マイナス金利って何?住宅ローンにどんな影響があるの?

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2016年3月7日掲載

基礎知識

マイナス金利って何?住宅ローンにどんな影響があるの?

2016年1月、突如として日本銀行がマイナス金利導入を発表しました。マイナス金利とは何なのか、なぜ導入されたのかを解説します、また、私たちの生活、特に住宅ローンにはどのような影響をおよぼす可能性があるのでしょうか。

マイナス金利とは

私たちが預貯金をすれば、最近ではわずかではあるものの利息が付きます。そして、私たちがローンを借りた場合には、利息を付けて返済をします。

利息は、元金に対して一年あたり●%という約束をした金額で、通常このパーセンテージを「金利」と言っています。たとえば、年間の金利(「年利」といいます)1%と約束された金融商品に100万円を預ければ、一年後には1万円の利息が付きます。いわば、これはプラスの金利です。

金利がマイナスになるということは、年利がマイナス1%であれば、利息はマイナス1万円となり、お金を預けているのに、利息を取られてしまうのです。逆に借入れしているローンの金利がマイナスになれば、お金を借りているのに利息をもらえるということになります。

ただし、今回の日銀のマイナス金利導入は、日本銀行にある金融機関の当座預金に対して行われるものです。現在のところは、今すぐに私たちが預けている金融機関の預貯金がマイナス金利になるということではありません。

マイナス金利とは

どうしてマイナス金利が導入されたの?

銀行などの金融機関は保有する預金の一定割合以上のお金を日本銀行に預けることが義務付けられています。その他、金融機関が他の金融機関や日本銀行、あるいは国との取引の決済のためや、金融機関が個人や企業に支払う現金通貨の支払準備のためのお金が当座預金に預けられています。今回、マイナス金利が導入されるのは、この日銀にある当座預金のうちの一部に対してです。

当座預金に預けていてもマイナス金利が適用される分については目減りしてしまうため、金融機関は預けているよりも企業や個人への貸出しなどに積極的になると考えられます。世の中に供給されるお金が増え、経済が活性化されるだろう、というのが今回の日本銀行の狙いです。

マイナス金利が適用されるのは日銀にある当座預金のうちの一部のみ

住宅ローンへはどのような影響があるか

マイナス金利が発表されてから、銀行の定期預金の金利が下がったり、証券会社で取り扱われているMMFの販売が停止されるなど、私たちの身近にもその影響が出始めています。

これは、主に10年国債の利回りの低下が要因としてあげられます。10年国債の利回りは、マイナス金利導入発表後から下がり始め、2月9日には初のマイナスに、2月25日現在は−0.056%になっています。

2016年の新発10年国債利回り

では、住宅ローンの金利にはどのような影響があると考えられるでしょうか。住宅ローンの金利は、固定金利型は主に10年国債の利回りが、変動金利型は政策金利が指標となり決定されます。

現在のところ、政策金利に動きはなく、変動金利型に大きな動きはありません。直接的な影響を受けているのは10年固定や30年・35年の全期間固定など長期固定金利の金利です。

通常、各金融機関はその月に適用する金利を最初の営業日に発表しますが、2016年2月については月中に長期固定金利の金利を引き下げた金融機関もありました。今後も10年国債の利回りがさらに低下することがあれば、長期固定金利はさらに下がると予想されます。しかしながら、欧米で起きているような住宅ローンの金利がマイナスになるという事態は、今のところ日本では考えにくいと言われています。

マイナス金利が発表される以前から、住宅ローンは各金融機関の金利引き下げ合戦もあり、すでに非常に金利が低い状態が続いています。マイナス金利の導入によって、今後さらに金利が下がることも考えられますが、すでに低金利なことから大きく下がるということは実際には考えにくいでしょう。

住宅の購入や借り換えを考えている方はシミュレーションを

住宅の購入を考えている人にとっては、引き続き借り時の状況が続いています。また、すでに借入れをしている人であれば、金利によっては数百万円の借り換え効果が出ることもあります。借り換えシミュレーションなどを利用して、借り換えの効果を確かめてみましょう。

借り換え効果の試算をする方法

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