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住宅ローン相談のプロに聞く! 住宅ローン金利動向

(2018年9月最新版)

変動金利はほぼ変わらず、それ以外は金利上昇の傾向

2018年9月の住宅ローン金利は、変動金利を除き、全般的に上昇がみられました。

変動金利は、金利優遇などでほんの一部に動きはあったものの、ほぼ変わらずでした。7月末に日銀がイールドカーブ・コントロール(長短金利操作)政策を一部修正した際に、金融緩和の長期化についても触れたことが、変動金利に影響する政策金利はしばらくは変わらないというメッセージにもなったものと思われます。

その一方で、長期金利(10年国債の金利)の変動幅を「±0.1%程度」→「±0.2%程度」まで容認するという修正があったことから、その影響が8月に続いて9月の金利にも反映されたようです。固定金利期間選択型や全期間固定で金利上昇がみられました。

10年固定金利も上昇

10年固定の上昇幅で、最も多かったのは0.05%でしたが、0.02〜0.104%まで引き上げ幅がばらつきました。最も上昇幅が大きかったのは8月に金利を下げたソニー銀行で、0.104%のアップとなりました。ほかに上昇が大きかったのは、静岡銀行で+0.1%、楽天銀行で+0.078%でした。

りそな銀行は8月に0.05%アップしたためか、9月は変動なしでした。他にも、新生銀行や常陽銀行、中央労働金庫などで変化なしでしたが、多くは金利が上がりました。

全期間固定・フラット35も上昇

全期間固定では、0.03〜0.15%の上昇がみられました。引き上げ幅が大きかったのは三菱UFJ銀行で0.15%、次いでソニー銀行の0.143%でした。多くは0.05%の引き上げでした。

10年固定同様、りそな銀行、新生銀行、常陽銀行、中央労働金庫などは変動なし。逆に、三井住友銀行「ネットdeホーム」(借換コース)では0.02%引き下げられました。

フラット35も全般的に上昇しました。住宅金融支援機構の情報では、「融資率9割以下、借入期間21年以上」で1.39〜2.02%(最多金利1.39%)と、前月に比べ最多金利で0.05%上がりました。「借入期間が20年以下」でも1.31〜1.94%(最多金利1.31%)と、最多金利で0.02%アップ。7月末の日銀の金融政策の修正の影響は8月には反映されず、遅れて今月反映された形ではないでしょうか。

ソニー銀行が「がん団信」の取り扱いを開始

このところ、住宅ローンの団体信用生命保険(団信)の死亡・高度障害の保障に加え、特約を充実させる傾向が高まっています。特約付き団信を無料で提供する金融機関も増えはじめています。

ソニー銀行は、8月1日より「がん50%保障特約付き団信」の取り扱いを始めました。死亡・高度障害の保障に加え、がんと診断確定された場合に住宅ローン残高の50%相当額が保障されるものです。金利の上乗せなど保険料はかかりません。

10月には、「がん100%保障特約付き団信」と、がんと診断確定された場合や所定の生活習慣病による入院が180日以上続いた場合に残債の100%相当額を保障する「生活習慣病入院保障特約付き団信」も取り扱いを始めます。既存の「3大疾病保障特約付き団信」についてもリニューアルの予定があります(これらは0.1〜0.3%の金利が上乗せされる見込み)。

更新日:2018年9月11日/文:豊田眞弓

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豊田眞弓さん

豊田眞弓
FPラウンジ代表。ファイナンシャルプランナー、家計力アップトレーナー。 経営誌や経済誌のライターを経て、1994年より独立系FPとして活動。現在は、個人相談業務を行うほか、講演などでも活躍。新聞や雑誌、サイトなどに多数のマネーコラムを寄稿、雑誌などでは記事の監修やアドバイスなども行う。ライフワークとして子どもや大人の金銭・金融教育にも携わる。

住宅ローン金利推移

2018年9月10日更新

※各金融機関の新規借り入れ時に適用の金利を参考にグラフを作成しています。

住宅ローン 変動金利推移

主要都市銀行の変動金利は、2018年1月以降、最高金利には動きがありませんが、平均金利と最低金利は4月からやや下がりました。一部の主要都市銀行がキャンペーン金利で0.5%を下回る金利を打ち出し、どうやら本気で変動金利の競争に乗り出してきたことがうかがえます。一方、ネット銀行ではおおむね金利の動きはありませんでした。それでも、平均金利はネット銀行の方が低めです。主要都市銀行もネット銀行も最低金利と最高金利の差が大きいことから、変動金利を利用する際には商品選びが重要です。

住宅ローン変動金利

主要都市銀行の変動金利推移

主要都市銀行の住宅ローン変動金利推移
最低金利・最高金利 0.470 〜 1.075%
平均金利 0.639%
平均金利の前月比 変動なし
平均金利の前年比 -0.076%

ネット銀行の変動金利推移

ネット銀行の住宅ローン変動金利推移
最低金利・最高金利 0.457 〜 1.177%
平均金利 0.599%
平均金利の前月比 +0.003%
平均金利の前年比 +0.009%

住宅ローン 固定金利推移 (10年固定金利)

10年固定金利は10年国債の金利の動きに影響を受けます。2018年1月以降の10年固定金利は、10年国債の利回りにあまり動きがなかったため、ネット銀行においては、最低金利も最高金利も平均金利もさほど変化はありませんでした。しかし、主要都市銀行では最高金利はほぼ変わらなかったものの、4月以降に金利引下げを強化した銀行があったため最低金利と平均金利ががくんとダウン。有利な商品を選ぶには個々の商品選びは欠かせません。

住宅ローン固定金利

主要都市銀行の固定金利推移

主要都市銀行の住宅ローン固定金利推移
最低金利・最高金利 0.695 〜 1.700%
平均金利 1.168%
平均金利の前月比 -0.021%
平均金利の前年比 -0.075%

ネット銀行の固定金利推移

ネット銀行の住宅ローン固定金利推移
最低金利・最高金利 0.670 〜 1.848%
平均金利 1.108%
平均金利の前月比 +0.050%
平均金利の前年比 +0.167%

住宅ローン フラット35・全期間固定金利推移 (35年固定金利)

フラット35や全期間固定金利については、長期金利(10年国債の金利)の動きに影響されます。日銀は現在、長期金利もコントロールしていて、金利の上昇が起きにくくなっています。しかも、日銀が金融緩和策を継続すると発表したため、この傾向はしばらく続くとみられます。2018年1月からの半年間を見ると、主要都市銀行もネット銀行も目立った金利の動きはありませんでした。ネット銀行の最低金利は1%を下回る低金利が続いています。最高金利と最低金利の差は、主要都市銀行で0.6%前後ですが、ネット銀行では1.6%前後もあり商品による金利差が大きいことがわかります。

住宅ローンフラット35・全期間固定金利

主要都市銀行の35年固定金利推移

主要都市銀行の住宅ローン35年固定金利推移
最低金利・最高金利 1.190 〜 1.810%
平均金利 1.468%
平均金利の前月比 +0.042%
平均金利の前年比 +0.166%

ネット銀行の35年固定金利推移

ネット銀行の住宅ローン35年固定金利推移
最低金利・最高金利 0.760 〜 2.520%
平均金利 1.290%
平均金利の前月比 +0.055%
平均金利の前年比 +0.070%

住宅ローン 金利タイプ別人気ランキング

(新規借り入れ時に適用の金利)
  変動金利 固定金利 全期間固定金利(フラット35)

1

住信SBIネット銀行

ネット専用全疾病保障付住宅ローン<通期引下げプラン> 変動

住信SBIネット銀行

適用金利:
0.457%
(2018/09/03現在)

じぶん銀行

住宅ローン 当初期間引下げプラン 固定10年

じぶん銀行

適用金利:
0.670%
(2018/09/03現在)

2

じぶん銀行

住宅ローン 全期間引下げプラン 変動

じぶん銀行

適用金利:
0.457%
(2018/09/03現在)

イオン銀行

住宅ローン 当初固定金利プラン 手数料定率型 当初10年固定

イオン銀行

適用金利:
0.690%
(2018/09/10現在)

楽天銀行

フラット35S(金利Aプラン) 全期間固定(21年以上〜35年以下)

楽天銀行

適用金利:
0.940%
(2018/09/03現在)

3

イオン銀行

住宅ローン 金利プラン 手数料定率型 変動

イオン銀行

適用金利:
0.570%
(2018/09/10現在)

住信SBIネット銀行

フラット35S(金利Aプラン) 全期間固定(21年〜35年)

住信SBIネット銀行

適用金利:
0.940%
(2018/09/03現在)

4

りそな銀行

りそな住宅ローン(金利プラン全期間型)融資手数料型 変動

りそな銀行

適用金利:
0.470%
(2018/09/03現在)

住信SBIネット銀行

ネット専用全疾病保障付住宅ローン<当初引下げプラン> 固定20年

住信SBIネット銀行

適用金利:
1.310%
(2018/09/03現在)

5

ソニー銀行

変動セレクト住宅ローン 変動

ソニー銀行

適用金利:
0.457〜0.507%
(2018/09/03現在)

ソニー銀行

住宅ローン 固定10年

ソニー銀行

適用金利:
0.970〜1.020%
(2018/09/03現在)
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  • ※新規借り入れランキング 集計期間:2018/08/01〜2018/08/31

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金利タイプ:全期間固定金利
返済期間:35年 借入残高:3,500万円
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変動金利で金利水準が一定だったら?
金利タイプ:変動金利
返済期間:35年 借入残高:3,500万円
金利変動:変わらず
変動金利で金利水準が一定の場合の試算結果を見る

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金利タイプ:全期間固定→全期間固定
返済期間:残り20年 借入残高:2,500万円
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徹底的に金利を抑えたい。
金利タイプ:期間固定→変動
返済期間:残り25年 借入残高:3,000万円
金利変動:変わらず
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住宅ローン 金利に関する借り入れレポート(評判・レビュー)

更新日:2017年2月21日

夫婦と子供・マンション

新規借り入れ 全てネットで手続き、金利の低さ(じぶん銀行

まず金利が低いこと、がんと診断された時点でローンが半分になること。金利の低さでは住信SBIや、ソニーも候補でした。住信は疾病特約が充実してますが、働けなくなるほど患わないと適用されません。じぶん銀行は...

評価点数(金利) 5

夫婦と子供・マンション

新規借り入れ 金利は低いが・・・(三井住友信託銀行

新築マンションの販売会社の紹介で、提携ローン金利が低かったことが一番の決め手となりました。また、提携ローンだと、マンション販売会社の営業マンを通じて、いろいろな手続きを先方で進めて頂けるので、仕事の関係で日...

評価点数(金利) 5

夫婦・マンション

借り換え 手続き、審査が早く、説明もわかりやすかったです(新生銀行

まだ長い期間返済があるので変動金利にするのは怖かったのですが、固定金利でも低金利だったので決めました。 病気などで収入が途絶えても、余裕がある時に繰上返済しておけば、元金返済を繰り越せるコントロール返済が...

評価点数(金利) 3

夫婦と子供・一戸建て

新規借り入れ 金利・費用面は満足だが、対応があまり良くない。(イオン銀行

金利が0.57%とネット系の中でも安いことと、ネットだけでなく窓口も利用できることが気に入りました。 また、繰上げ返済手数料が無料であること、イオンのゴールドカードを年会費無料で発行してくれることもプラスポイントです。...

評価点数(金利) 4

夫婦と子供・一戸建て

借り換え マイナス金利で借り換え(楽天銀行

2.45%くらいで全期間固定で借りていたので、マイナス金利で1%切る金利へ。残高1000万円以上、金利差1%以上であれば、借り換え検討すべきというのが定説。諸費用含めて300万円くらいは圧縮効果ありのため借り換えました。...

評価点数(金利) 5

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