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パケット圧縮で、ケータイインターネットを快適に!
 「iモード」や「EZweb」といったケータイのインターネット通信サービスの加入者は、今や6,800万を越え(*)、私達の生活になくてはならない存在になってきました。でも、あまりに手軽なため何時間も利用してしまい、気が付くと、毎月数万円というような通話料金を支払っている、なんて方もいるのでは?
 このように今やケータイ料金の中で大きな割合を占める「インターネット通信料金」(パケット料金)ですが、このパケット料金をさまざまな方法でカットできるサービスがあることをご存じですか? その1つとして今注目されているのが、「パケット圧縮」と呼ばれる技術です。この「パケット圧縮」を使えば、平均で50%程度、最大で90%もパケット料金が安くなるといわれています。もしこれが本当であれば、ぜひ使ってみたいと思う方も多いことでしょう。
 そこで今回は、ユーザーの皆さんに代わって、価格.comがこの「パケット圧縮」についての綿密なテストを実行。実際にどれくらいのパケット料金が安くなるのかを実証しました。これを参考にして、皆さんもぜひケータイインターネットを今よりも安く楽しんでみてください。
(*社団法人電気通信事業者協会発表:平成16年1月現在)
「パケット圧縮」ってどんなもの?
図1:余白の部分がカットできるデータになる
図1:余白の部分がカットできるデータになる
 まずは「パケット圧縮」の仕組みを説明しましょう。
 ケータイに限らず、インターネットで送受信されるデータには、画像やテキストなどさまざまな種類がありますが、こうしたデータの中には、なくてもよい不要なデータも混ざっています。わかりやすいように画像の例を用いてみると、背景が白い紙に絵を描いた場合、重要なのは絵の部分のみで、背景部分はなくてもいい不要な部分ということになります。

 この部分を意図的に削除して、ファイル全体のサイズを圧縮する技術を「ファイル圧縮」と呼んでいます(図1)。このような「ファイル圧縮」を応用して、パケットデータの量を少なくするのが「パケット圧縮」技術なのです。
「パケット圧縮」が行われる仕組み
図2:パケット圧縮サーバーの仕組み
図2:パケット圧縮サーバーの仕組み
 ただし「パケット圧縮」は通常、データを送信する側、つまりWebサイト側が行うサービスであって、受信する側では何も行うことができません。データの流れから言えば、「Webサイト」→「各キャリアのサーバ」→「ケータイ端末」という順番になるわけですが、パケット料金は各キャリアのサーバを通す際にカウントされるので、もし「パケット圧縮」を行うなら、「Webサイト」から「各キャリアのサーバ」に至る間に行う必要があるのです。

 そこで、この「サイト」→「キャリア」間の経路に、「パケット圧縮」を行う独自のサーバを経由させるようにしたのが、「パケット圧縮サービス」の大まかな仕組みです。ユーザーがケータイ端末からあるサイトを見ようとした場合に、必ずこの「パケット圧縮」サーバを経由するような仕組みにすれば、各キャリアのサーバを通るパケットの量も少なくなり、結果としてパケット料金が安く済むというわけなのです(図2)
「パケット圧縮」で、パケット代はどれだけ安くなる?
 では、この「パケット圧縮」を使うことで、パケット代はどれほど安くなるのでしょうか。一説では、60%削減とか90%削減とか言われていますが、果たして本当にそんなに安くなるのでしょうか。その真偽を確かめるべく、ちょっとしたテストを行ってみました。

 行ったテストは、iモード用サイト100サイトを巡回し、パケット圧縮を使わない通常の通信と、パケット圧縮を使った場合でのパケット料金の差を測るというもの。100サイトの中には、公式サイト、非公式サイト、画像中心のサイト、テキスト中心のサイトなど、さまざまなものを織り交ぜました。利用した「パケット圧縮サービス」は、独自のiアプリブラウザを使った「jig.jp」と、無料で使える「パケ割!」の2種類。まずはその結果から見てみましょう。
図3:パケット圧縮率とパケット利用料・テスト結果
図3:パケット圧縮率とパケット利用料・テスト結果
 この結果(図3)を見ると、通常の通信でのパケット代が2,282円なのに対し、もっともパケット代が少なくて済んだ「jig.jp」の場合1,386円で、約39%も安くなっています。

 無料で使える「パケ割!」の場合も1,804円と、約21%の割引。1日2時間ほどの利用でこれだけの差が出るのですから、1か月にすれば相当なパケット代節約となることが分かります。
 ただし、一部のサイトでは、こうしたパケット圧縮技術による表示に対応していないものも存在します。とくにiモードの公式サイトの中にはこうしたものが多いので、この場合、一度圧縮サービスを中断して、通常のモードでアクセスしなくてはなりません。今回のテストでも、公式サイトの半分くらいが表示されませんでした。この場合は通常の通信モードでサイトを表示したため、当然ながらパケット代は圧縮されていません。

 このため、全体のパケット料金としては20〜40%程度の圧縮にしかなりませんでしたが、きちんと表示されるサイトでは、多くの場合40%を超えるパケット圧縮が行われており、大きな効果が期待できます。また、画像よりもテキストデータのほうが圧縮される割合が高いため、テキスト中心のサイトでは、70〜80%ほどの高い圧縮率を見せるサイトもありました。

 このように、一部正しく表示されないサイトはあるものの、「パケット圧縮サービス」を用いることで、かなりのパケット代節約が行えることが実証されました。月に数千円、数万円といった金額をパケット代に支払っている人なら、間違いなくトクすることができるはずです。以下に、代表的な2つのパケット圧縮サービスを紹介しますので、ぜひ導入を検討してみてください。
「パケット圧縮サービス」紹介
jig.jp
 iモードの「iアプリ」や、EZwebの「EZアプリ」として使える独自のブラウザ「jigアプリ」を用い、パケット圧縮を行うサービスです。ブラウザ自体が独自のものなので、操作方法などが若干違ってきてしまうのがやや難点ですが、全体的にスクロールが高速で、文字サイズを小さく設定できるため1画面で多くの情報を見られるというメリットもあります。

 今回のパケットテストでは、総合で40%近いパケット代節約を実証。圧縮が行われるサイトに限って言えば、多くのサイトで40〜60%程度の圧縮が行われており、圧縮率の高さは現在最強といえるでしょう。使用料金が月額315円(税込)かかりますが、それを補ってあまりある圧縮サービスといえそうです。
jig.jp
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パケ割!
 独自のブラウザを使用することなく、パケット代が圧縮できるのがこちらの「パケ割!」です。iモードあるいはEZweb対応機種であれば、ほぼすべての機種で使用でき、料金も無料(EZweb版は月額315円かかります)。手軽に始められるのがうれしいサービスです。(※ただし会員登録すると、広告メールが送られてきます)
 「パケ割!」の利用方法はいたって簡単。スタートページを、あらかじめ決められた「パケ割!」のサイトに設定するだけです。これだけで、それ以降訪れるサイトはすべて「パケット圧縮」の対象となります。ただしこのページから「iメニュー」や「ezポータル」にアクセスすることはできません。(「パケット圧縮」対象外となります)
 今回のパケット圧縮テストでは、総合で20%以上の圧縮率を実証しました。圧縮が行われるサイトでは、平均して20〜50%程度の圧縮が行われていました。
パケ割!
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