車両保険について 車両保険とは? 免責金額とは?

自動車保険の基礎知識 第8回 車両保険について 車両保険とは? 免責金額とは?

車両保険は自分の車にかける保険です。交通事故(相手の有る無しによる制限あり)、自然災害、駐車場でのいたずら、さらには飛び石でフロントガラスにヒビが入った…などなど、愛車の修理が必要になった時に保険金が支払われます。保険料は高めですが、免責金額を設定することで保険料を抑えることも可能です。

車両保険は必ず入るべき?

車両保険は必ず入るべき? 他人の損害を担保する対人賠償や対物賠償とは違い、車両保険は自分の財産である愛車を補償する保険です。加入すべきか迷われる方も多いですが、シンプルに「新しい車なので価値が高い」という場合は加入し、「10年落ちで価値が下がっている」という場合は加入を見送るのが基本となります。 その理由は加入時に設定できる保険金額にあります。保険金額は車の初度登録から計算した時価での判断 となります。保険金額は市場価格以上に設定することはできないので、場合によっては保険料の負担の割に満足いく補償が受けられないケースも。古い車はもちろん、中古車でプレミア価格がついている人気車であっても、時価での判断 に変わりはありません。お車がいくらの保険金額に設定されているか確認しておきましょう。

新車も1年ごとに減価償却される

新車も1年ごとに減価償却される 「新車の時に車両保険に入った」という場合、保険の内容を確認せずに更新している方は要注意です。いざ事故にあって車両保険で修理しようとしても「150万円まで補償されると思っていたら、実際には20万円しか補償されなかった」 という場合もありえます。これは新車時150万円でも10年近く経過すれば、30万円〜20万円に市場価値が落ちるため。車両は毎年、一定の割合で減価償却 されていきます。もちろんその分、保険料は安くなっていきますが「毎年保険料を払い続けるよりも、車両保険ナシでいざという時は自腹で対応する」という考え方もあります。あくまでケースバイケースとなるので、補償とコストのバランスを考えて設定されることをおすすめします。

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免責金額の設定の仕方で保険料が変わる

免責金額の設定の仕方で保険料が変わる 車両保険に加入する際、免責金額を選択しなくてはいけません。免責金額とは「車両保険金額のうち契約者が自腹で負担する金額」 のこと。例えば「車両保険金が100万円で免責1回目10万円」という車が修理で18万円かかった場合、保険会社から支払われるのは8万円、残りの10万円は契約者の負担になります。実はこの免責金額の設定次第で、保険料を安くすることが可能なのです。

免責金額の決め方は?

免責金額による保険料の違い

車両スペック
車種 : トヨタ プリウス
型式 : NHW20
初度登録 : 平成16年4月
ABS : あり
エアバッグ : 運転席・助手席
ドライバー
性別 : 男性
年齢 : 40歳
免許証 : ゴールド免許
地域 : 東京都
等級 : 15等級
補償内容
対人賠償 : 無制限
対物賠償 : 2000万円
無保険車傷害 : 2億円
自損事故保険 : なし (人身傷害で補償)
人身傷害補償: 3000万円
車両保険データ
保険金額 : 125万円
車両保険タイプ : 一般タイプ
   
   
   
免責金額 免ゼロ特約 保険料A社 保険料B社 保険料C社
1回目5万円−2回目以降10万円 なし 5万5700円 6万4600円 4万2500円
1回目5万円−2回目以降10万円 あり 5万8800円 6万8100円 4万5200円
1回目0万円−2回目以降10万円 なし 6万1600円 7万1000円 4万7300円

※保険料は全て概算です。 ※見積り金額は諸条件により変わってきます。

上記の表で、免責金額の3種類別に算出した概算保険料(2010年3月30日時点)をまとめました。ほとんどの保険会社では「1回目の事故5万円−2回目以降10万円」 で設定するケースが多く、次いでこれに免ゼロ特約をつけるタイプが多くなります。免ゼロ特約とは、「1回目の事故で相手方の車が確認できた場合に限り1回目の免責金額が0円になる」 ものです。免責金額を1回目5万円に設定していても、この特約があれば5万円分も保険会社からもらえる…ということです。
免責金額は、ほかに「1回目10万円−2回目10万円」「1回目5万円−2回目5万円」「1回目0円−2回目10万円」「1回目0円−2回目0円」といくつかの組み合わせがあります。この選択の仕方で保険料に差が出てきます。例えば「どんな事故でも、1回目でも2回目でも全額保険会社に面倒を見てほしい!」という場合は「1回目0円−2回目0円」の選択となり、保険料は高くなります。また「10万円程度は自分で修理するから大きな事故や盗難の時に補償が欲しい」という場合は「1回目10万円−2回目10万円」にすれば保険料は安くなります。
これもケースバイケースですが、車両保険のコストを抑えたい方は見積り時にいろいろな組み合わせで計算されてはいかがでしょうか。

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