解決!中古車探しの疑問・質問 中古車価格はどうやって決まるのか

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解決!中古車探しの疑問・質問

Q2 中古車価格はどうやって決まるのか

2013年7月24日掲載

中古車の物件を探す時、一番気になるのが価格です。中古車の価格は、どのような要素で決まるのでしょうか。

車種・グレードなどの基本要素と、物件ごとに異なる要素で決まる

中古車の価格は、「車種」「グレード」「装備」「年式」「現行型か先代型以前か」といった基本要素と、基本要素が一緒でも物件ごとに変わる「走行距離」「車検の残存期間」「キズや修復歴の有無」といった個別要素の組み合わせで決まります。

これらのうち、修復歴のある車種は、低価格であっても避けた方が無難です。ドア、フェンダー、バンパーといった外板だけの修理は修復歴に含まれず、ボディの骨格となるフレーム、ピラー(柱)、天井にまで修理がおよぶと修復歴になるからです。したがって、修復歴のある車両は甚大な事故を経験している可能性が高く、その後の走行にも影響を与えかねません。

車種・グレード・装備については、基本的には新車価格が中古車価格に影響すると考えればよいでしょう。年式や走行距離が同じでも、新車価格の高い車種は、中古車になっても価格が高まるのは当然です。

ただし、新車価格とは別に中古車市場での人気度も中古車の価格には影響します。車種だけでなくボディカラーやグレードを含め、人気が高ければ中古車価格も上昇し、逆に不人気車は安くなります。そのため、割安な中古車を求めるなら、使用目的に収まる範囲で、それほど人気が高くない車種やボディカラーを選ぶのもひとつの方法です。

モデルチェンジ前後は変わった中身を吟味して

また現行型か否かといった車種の世代(モデル)も価格を左右します。同じ年式でも、フルモデルチェンジを受ける前の先代型と、一新された現行型では、機能からデザインの新鮮味まで差が生じるからです。一般的には世代の新しい中古車には人気が集まり、価格も高まります。

判断が難しいのは、新旧モデルの機能・乗り心地の変化が車種によって異なることです。たとえばプリウスは、先代型から現行型に切り替わって、同等の燃費性能を維持しながら、居住空間や荷室を拡大させました。走行性能も向上して、安全装備も充実させています。さまざまな観点から判断して、現行型の機能は先代型を大きく上回ります。

一方、ワゴンRは現行型になって燃費性能を飛躍的に向上させましたが、居住性やシートアレンジ、走行性能や乗り心地には大差がありません。1年間の走行距離が3000km程度で燃費性能にこだわらないなら、価格の安い先代型の方がお得という判断も成り立ちます。モデルチェンジで変わった内容については、レビューを読んだり人に聞いたりして研究してみてください。

同じ年でも、1月と12月では大違い

ここまで紹介したものは中古車価格の大枠を決める基本要素です。しかし、たとえ車種・モデルが一緒でも、走行距離と年式は物件ごとに違います。これらも価格を決める重要な要素です。走行距離と年式の関係として、1年に1万kmと換算し、それ以上と以下で心理的に価格差が出てきます。3年落ちなら3万km以内、5年落ちなら5万km以内のものが人気というわけです。

さらに注意したいのは、登録(軽自動車は届け出)された月です。同じ3年落ちの2010年式でも、1月と12月の登録では、実際に使われた期間には1年近い差が生じます。そういう意味では、なるべく年末に登録された車両を選ぶのが得策です。逆に新車を買う時は、年末のボーナスフェアは避けた方が無難。年が明けた後に買えば年式も新しく、数年後の下取査定が有利になります。

ランニングコストの観点からは車検の残存期間も気になりますが、仮に長く残っていたとしても、中古車は前のオーナーの整備状況がわからないため、そのまま使うのは心配です。できれば改めて点検を受けるべきでしょう。その意味では、車検の残存期間が少ない分だけ価格の安い中古車を選び、車検時の点検をしっかり行った方がお得、という見方もできます。中古車は、整備にはとくに気を配る必要があります。また整備のほか、購入時の保証内容も必ず理解しておきましょう。(文:渡辺 陽一郎)

用語解説

現行型【げんこうがた】

ある車種は数年おきにフルモデルチェンジ(大幅改良・全面改良とも言います)を受け、新しいモデルになっていきます。フルモデルチェンジの内容はさまざまですが、このモデルのことを指してその車種の「○代目」と表現します。

たとえばトヨタのプリウスは、1997年に登場したあと、2003年と2009年にモデルチェンジしているため、97年のものを「初代プリウス」、以降「2代目プリウス」「3代目プリウス」となります。

そして、今でもディーラーで新車として販売されているモデルのことを「現行型」といいます。

厳密にはフルモデルチェンジの間にマイナーチェンジをすることも多く、それによっても中古車相場には影響が出ます。マイナーチェンジは見た目の変更が多いですが、各種性能を向上させることもあるため、ある車種でも「2代目の前期型」「2代目の後期型」で相場が変わることはあります。

燃費【ねんぴ】

燃費は「燃料1リットルあたりで何km走れるか」という目安数値です。

2010年までは10・15モードという測定基準で測定された数値でしたが、2011年以降はより実際の走行に近いとされるJC08モードという基準での数値の発表が義務づけられました。

同じ車種でもJC08モードでの数値のほうが低く出ることが多いため、購入する際はどちらのモードでの燃費なのか注意して買いましょう。たとえばダイハツ「ムーヴ」の場合、JC08モードで27.0km/L、10・15モードで30km/Lという数値になっています(2011年11月マイナーチェンジモデル)。

安全装備【あんぜんそうび】

安全装備としては、衝突時の乗員保護を目的としたエアバッグ(前からの衝突に対して頭・胸を保護)・サイドエアバッグ(横からの衝突に対して胸を保護)・カーテンエアバッグ(横からの衝突に対して頭を保護)がよく知られています。

そのほか、最近では凍結路でブレーキを踏み込んだときに起きるタイヤロックを防ぐためのABS、急ブレーキ時の車体の横滑りを防止する装置(ESC)、またレーダーによって衝突を未然に防ぐ減速・停止機構といった安全装備が開発されています。

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