解決!中古車探しの疑問・質問 実車確認の手順と気をつけたいこと

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解決!中古車探しの疑問・質問

Q3 実車確認の手順と気をつけたいこと

2013年9月24日掲載

中古車を選ぶ時、販売店ではどのような点に注意すればよいでしょうか。

まずはプライスボードと車検証を確認しよう

中古車物件の検索サイトで探したあと、販売店に在庫確認を取って店に向かいます。欲しい中古車の案内を受けた後は、まず、価格が大きく表示されたプライスボードのデータを確認してください。車種・グレード、初度登録の年月、車検の有効期間、走行距離、修理歴の有無、保証の有無などが記載されています。これがサイトに載っていた情報と違いないか、確認しましょう。

なかでも、修理歴がある場合は注意が必要です。バンパーを擦った程度では修理歴に含まれず、ボディに歪みが生じるような大きな事故を経験した車両であることを意味します。高速走行時の安定性などに支障が生じる場合もあるので、一般的には避けた方が無難です。

また、短期間であっても保証が付帯されていれば、購入直後に不具合が生じた時など、対応してもらえるので安心できます。お店によって保証内容は違いますから、よく確認してください。

次は車検証のチェックです。プライスボードの記載内容と合っているかを確かめます。この時には、前のユーザーが行った定期点検の記録簿を閲覧できると安心です。どのような点検を受けてきたか、どの程度走ってきたかがわかりますし、6か月点検も行われていれば、大切に使われてきた車両と考えて良いでしょう。

外装・内装、操作系の確認は納得がいくまで念入りに

プライスボードと車検証のチェックを終えたら、実車を確認します。中古車なので多少のキズがあるのは仕方ありませんが、外装をひと通り見てみましょう。バンパーの四隅、ドアミラー、ホイールなどはキズが付きやすい所です。ドア、トランクフード、リヤゲート、ボンネットがキチンと開閉できるか、ゆがみがないかも確認します。

外装のチェックを終えたら次は内装のチェックです。とくに重要なのが運転席。体重の加わる座面の後方と、バックレストの下側にヘタリが生じていないかを確かめます。実際に運転席に座り、シートベルトを着用して、前後スライド、バックレストの角度、シートの上下調節機能などを動かし、自分の体格に合った運転姿勢が取れるか確かめます。チルト・テレスコピックステアリング装着車では、ハンドルの調節も行います。運転席の確認を終えたら、ほかのシートにも座ってみます。ミニバンなどでは、リヤシートのスライドやバックレストの角度調節、シートの折りたたみなどがスムーズに行えるか、といった点も確認項目に入ります。

この後はエンジンを始動させ、アイドリング時の異音や振動がないかを確認。ヘッドランプ、車幅灯、フォグランプ、方向指示機、ハザードランプ、ホーン、ワイパー、パワーウィンドウなどの作動も確かめます。エアコン、ラジオ・オーディオ、室内灯、あればカーナビといった車内の装備もチェックしておきます。電装系やスイッチはすべて試すのが確実です。

以上に問題がなければ、次は試乗です。中古車なので相応に疲労していますが、変速時のショックが極端に大きかったり、直進していながらハンドルが左右のどちらかに引っ張られるような車両は推奨できません。市街地と、制限速度が時速60〜70km程度の道路を走れるとアクセル・ブレーキや、水温計・燃料計などのメーター類も含めて入念な試乗が行えます。ハンドルを一杯に切ったり、バックするような車庫入れ、縦列駐車なども行ってみてください。

これらのプロセスを経て、安心して使える中古車か否かを判断しましょう。(文:渡辺 陽一郎)

用語解説

プライスボード【ぷらいすぼーど】

中古車の展示車に表示することが決められているボードです。

一般社団法人 自動車公正取引協議会(自動車公取協)による表示内容のガイドラインがあります。以下にその項目を記載しますので、参考にしてください。

「販売価格(税込)」
「初度登録年月(軽自動車の場合は初度検査年)」
「車検証の有効期限」
「走行距離数(改ざん・取替えの場合はその内容も)」
「点検整備記録簿の有無」
「修復歴の有無」
「使用歴(自家用・営業用・レンタカーなど)」
「定期点検整備の実施状況(実施済・納車時までに実施・実施しない)」
「定期点検整備を納車時まで実施する場合の、整備費の扱い」
「リサイクル料金」

保証【ほしょう】

気になる中古車の保証には、販売店が保証する販売店保証のほか、メーカー保証が効くこともあります。また、中古車情報誌・媒体がオプション料金付きで保証する場合も増えてきています。

一般的に販売店の保証は保証期間・保証距離ともに短く、肝心なときに保証が切れている場合もあるのが難点です。
メーカー保証はディーラーで修理を受けられるのが安心ですが、高年式・低走行が条件であることが多く、低年式・多走行になると対象外となります。

中古車媒体による保証は別途料金が必要となるものの、保証範囲が柔軟なことが特徴です。利用できるかどうか、販売店に相談してみてもよいでしょう。

試乗【しじょう】

コンディションが分からない中古車こそ試乗したいものですが、車検切れのため公道での試乗が出来ない場合や、試乗中の事故・走行距離が伸びることによる価値低下などの理由で販売店が試乗を拒む場合があります。

公道試乗が出来ない場合でも、敷地内で多少動かす、エンジンの始動や最低限のメーター類チェックなどの確認はしましょう。

また販売店側が試乗を嫌がる理由がないわけではありませんが、対応次第では購入を見送る選択肢も考えましょう。
購入後も、保証内での修理・メンテナンスでは販売店に誠実な対応をしてもらう必要があります。お買い得を求める中古車でも安い買い物ではありませんし、なによりあなたの安全が第一なのです。

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