解決!中古車探しの疑問・質問 中古車購入後の点検とトラブル回避

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解決!中古車探しの疑問・質問

Q5 中古車購入後の点検とトラブル回避

2014年1月23日掲載

中古車を購入した後、点検などで気を付けた方がよいことはあるでしょうか。

購入前のセルフチェックは限界がある

中古車の売買契約を交わして乗り始めた後、販売店とユーザーがトラブルに陥りやすいのは、走らせてわかる車両の状態についてです。ユーザーが「購入時点で不具合があったのだから修理してほしい」と言いっても、販売店は「この程度は整備・修理の対象に入らない」と取り合わない。その結果、トラブルになる訳です。

ユーザーの大多数はクルマのプロではありませんから、販売店は誰でも安心して使える中古車を売らなければなりません。しかし、すでに一度使われた車両ですから、ユーザーの側も新車購入とは違うリスクを負っているのは事実です。

こうしたトラブルを避けるための自衛手段は、まず信用できる販売店を選ぶこと、そして充実した保証内容と保証期間が付帯した車両を、自分で試乗してから買うことです。とは言え中古車である以上、すべてにおいて万全の信頼は置けません。試乗した時に不具合がなくても、ブレーキパッドが磨耗していたり、オイルエレメントが汚れている可能性があります。購入時にユーザーが確認できることは、オイルの量と汚れ、タイヤの磨耗程度に限られるからです。

購入後にほかの会社でチェックを受けると安心

そこで、購入後に改めて点検や整備を受けると安心でしょう。車検整備と同レベルの対応をしておけば、購入後も問題なく使えます。可能であれば、中古車を買ったのとは別の会社、たとえば最寄の新車ディーラーなどに持ち込むのが良いと思います。点検を依頼する時には、「中古車で買った直後だから、気付いたことがあったら教えて欲しい」と告げておきます。そうすれば「修復歴がない」という表示が偽りだった時も、真実を知ることができます。もちろん、もっとも好ましいのは買う前にチェックを受けることですが、現実的には無理でしょう。そこで購入後にプロの視点で客観的に見てもらうという方法を使うわけです。

「修復歴」のとらえ方は、中古車に適用される日本自動車査定協会が定めた基準と、点検を行ったメカニックの判断で異なる場合があり、注意が必要ですが(概してメカニックの見方は厳しい)、チェックを受けておけば状況を把握し、安心して使えます。そして車両を一とおり確認すれば、消耗品で交換を要する所がいくつか出てくるでしょう。点検・整備料以外にもある程度の出費は見込んでおく必要があります。

とくに、走行に関連したところではタイヤが重要です。操舵した時の違和感、乗り心地の不満などがあっても、タイヤを新品に変えると症状が収まることも多いからです。サスペンションのセッティングを見直す時も、タイヤが磨耗していると正確な調節が行えません。ほとんど磨耗していないタイヤが付いていれば別ですが、ある程度磨耗が進んでいる時は、車両の不具合がなくても交換しておくと安心です。(文:渡辺 陽一郎)

用語解説

整備【せいび】

中古車を購入する際の整備は、法定の定期点検整備に準じたものをする販売店、それ以上の整備をする販売店、あるいはまったくしない販売店もあります。

充実した整備をうたった販売店であれば整備状況は安心できますが、たまたま購入直後に壊れてしまうということも考えられます。逆にまったくしない場合は割安に中古車が手に入ることもありますが、いつ何が起きてもおかしくない状態と言えます。
なるべく速やかに法定整備を受けるのがよいでしょう。

保証内容と保証期間【ほしょうないようとほしょうきかん】

保証内容と期間も、整備同様、販売店によって方針はさまざまです。

まったく保証がないというパターンのほか、購入後の一定期間保証、一定の走行距離に達するまで保証、あるいはそれらを組み合わせて、どちらかが経過するまで保証というパターンもあります。

期間や走行距離のほかにも、気を付けたいのは保証の内容と対象です。駆動に関わるパーツは対象のことが多いと思いますが、パワーウィンドウやドアミラーモーター、ライトスイッチなどの電装品は対象外のことが多いです。

高年式の物件によってはメーカー保証が使える場合もあります。販売店によく確認してください。

修復歴【しゅうふくれき】

通常「修復歴」というと凹みを直す板金修理なども入るようなイメージを持ちますが、本文にある日本自動車査定協会が定めた中古車の修復歴基準はそうしたイメージとは違っています。

具体的には、ちょっとした凹みの修理が修復歴には入らないほか、たとえばリヤバンパーの交換をしても「修復歴あり」とは見なされません。あくまで走行に影響がある、自動車の骨格に関わるダメージや交換をしたものを修復歴あり、としています。

中古車店の表示や価格.comの表示も原則このルールに従っています。もし通常の修復歴と異なる交換・修理の履歴を確認したいのであれば、車に備えられている記録簿を使ったり、本文のとおり第三者の点検を受けるとよいでしょう。

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