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特集No.014

“デジイチ”は今が買い時!話題のデジタル一眼レフを撮り比べ!

「K100D」VS「α100」 「Kiss DX」VS「D80」 「D2Xs」&「EOS 5D」
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PART2 キヤノン・ニコン ニューモデル決戦!「Kiss DX」vs「D80」

大人気デジタル一眼レフ「EOS Kiss」シリーズの新モデル「EOS KissデジタルX」が登場! ニコンは初級から中級者向けの新モデル「D80」を発売! Part2では、2大カメラメーカーの最新モデル2機種を徹底的に検証します。

「EOS KissデジタルX」の基本スペック&操作性をチェック!
小型・軽量ボディながらも高い写真描写力と優れた操作性で人気を博したキヤノン「EOS KissデジタルN」の後継モデルとなるのが、「EOS KissデジタルX」だ。従来モデルと同様に、エントリーモデルながらも充実のスペックを実現し、APS-Cサイズの1010万画素CMOSを搭載するほか、映像処理エンジン「DIGIC II」を継承。さらに、上位機種「EOS 30D」などと同様に、9点測距の高速AFシステムを採用したのも特徴だ。

また、新モデルでは、ダスト対策機構「EOSインテグレイテッドクリーニングシステム」を新たに搭載。ローパスフィルターに帯電防止処理を施すことでゴミの付着を軽減するだけでなく、付着したゴミを超音波振動で振い落とすことができる。このほか、撮影の目的に合わせて色合いやシャープネスなどのパラメータを選択・設定できる「ピクチャースタイル」が導入されたのも見逃せない。
EOS KissデジタルX 従来モデルと同様に小型・軽量ボディを継承しており、126.5(幅)×94.2(高さ)×65(奥行)mmで約510g というコンパクトなボディ質量を実現。とにかく軽くて持ち運びやすいデジタル一眼レフだ。 2006年9月に発売されて以来、女性ユーザーを中心に人気を集めている
像倍率0.8倍・視野率95%のファインダーを採用。内部が暗いわけではないが、お世辞にも見やすいファインダーだとは言えない。ただ、「EOS KissデジタルX」の長所は、小型軽量かつ、カメラ任せでもキレイな写真を手軽に撮れる点だ。コンパクトデジカメのような感覚でシャッターを切ることを考えると、納得できるファインダーだといえる ファインダー
操作ダイヤル 液晶モニタ
ボディ上部の操作ダイヤルなど、従来モデルと同様の操作感を継承。各種撮影情報は、背面の液晶パネルに表示される仕組みとなっている。また、液晶モニタを見るとわかるとおり、「 EOS Kiss 」シリーズは、シーンモード選択時には、ホワイトバランス、測光モードも指定できないほか、 RAW での撮影にも対応しない。細かい設定を考えるよりも、とにかくシャッターを押すことに集中するような仕様になっているのだ
液晶モニタ 液晶モニタ
液晶モニタは、 1.8 型から 2.5 型液晶モニタにグレードアップ。視野角も 160 度にまで広がった。晴天時などの明るい場合に若干見づらい印象があったが、及第点を与えられるモニタだ
「EOS KissデジタルX」基本スペック
撮像素子 22.2×14.8mmCMOS シャッタースピード 1/4000 秒〜 30 秒、バルブ
有効画素数 1010 万画素 オートフォーカス 9点測距
対応感度 AUTO、100、200、400、800、1600 測光方式 35分割評価測光、部分測光、中央部重点平均測光
記録形式 RAW、JPEG、RAW+JPEG レンズマウント キヤノンEFマウント
記録メディア CFカード 電源 充電式バッテリ( NB-2LH )
ファインダー アイレベル式ペンタダハミラー バッテリ寿命 ストロボ非使用:約500枚
連写性能 最高約3コマ/秒 サイズ/質量 126.5(幅)×94.2(高さ)×65(奥行)mm/510g
「D80」の基本スペック&操作性をチェック!
ニコン「D80」は、写真初心者から中級者をターゲットとし、2006年9月に発売されたニコンの最新デジタル一眼レフ。2006年上半期の価格.comプロダクトアワードを受賞するなど、多方面で高い評価を得ている上位機種「D200」の基本的な撮影性能を引き継ぎながらも、10万円台前半から購入可能な価格を実現したのが魅力だ。

撮像素子は、23.6×15.8mmサイズ(ニコンDXフォーマット)の1020万画素CCDを採用。AFシステムも「D200」と同様に、高性能な11点測距の「マルチCAM1000オートフォーカスセンサーモジュール」を装備する。測距点をグループ化できる「グループダイナミックAF」は非搭載ながら、新たに、画面内の主要な被写体を認識してピントを合わせてくれる「オートエリアAFモード」を搭載した点にも注目だ。
D80 製品名としては「 D70s 」の後継機種となっているが、スペック面では、上位機種「 D200 」のマイナーチェンジモデルという印象。大げさに言えば、「 D200 」に近い写真を撮影できるカメラを、より低価格に購入できるというわけだ。さらに、「 D200 」よりもコンパクトなボディを実現しており、エントリーユーザーでも安心して使用できる。また、容量 1500mAh のリチウムイオン充電池を採用し、ストロボ非使用で約 2700 コマの撮影が可能となっている。これは、「 D200 」の約 1.5 倍となるスタミナ性だ
「D200」と同様に、ガラスペンタプリズム採用のファインダーを搭載。倍率 0.94 倍で視野率 95% を実現しており、今回試用した機種の中で、もっとも見やすいファインダーに仕上がっている ファインダー
操作ダイヤル 液晶モニタ
「D80」は、「D200」などの上位機種と比べて操作ボタン数を省略し、シンプルなオペレーションを実現。基本的には「D70s」に似たボタンレイアウトを採用しており、ダイレクトな設定変更は行えないものの、ホワイトバランス、感度、画像サイズは、液晶モニタ左部にあるボタンを押しながらメインコマンドダイヤルを回すことで変更できる。また、グリップの質感が非常に良く、高いホールディング性を備えている点も好印象だ
露出補正設定画面 機能面では、 カメラ内で画像処理が可能な編集メニューを新搭載。 写真の暗い部分を補正する「 D- ライティング」や、白黒やセピア、クールといった 3 種類の効果を楽しめる「モノトーン」、フラッシュ撮影時の赤目現象を補正する「赤目補正」などが用意されている
D-ライティング不使用 D-ライティング使用
左の写真は、逆光のため顔の印象が暗くなってしまった写真。カメラ内で 「 D- ライティング」を試用して、明るく補正したものが右の写真となる
液晶モニタ 液晶モニタ ヒストグラム表示
液晶モニタも「 D200 」と同一のものを採用。クラス最高レベルの視野角 170 度で 23 万画素の 2.5 型タイプとなっている。プレビュー時には、 RGB の 3 色で写真のヒストグラムが表示することができる
「D80」基本スペック
撮像素子 23.6x15.8mm CCD シャッタースピード 1/8000秒〜30秒、バルブ
有効画素数 1020万画素 オートフォーカス 11点測距AF
対応感度 ISO100〜1600(1/3、1/2、1段ステップ)、ISO1600に対し最大約1段増感可能 測光方式 マルチパターン測光、中央部重点測光、スポット測光
記録形式 RAW、JPEG、RAW+JPEG レンズマウント ニコンFマウント
記録メディア SDメモリーカード 電源 充電式バッテリ(EN-EL3e)
ファインダー アイレベル式ペンタプリズム バッテリ寿命 ストロボ非使用:約2700枚
連写性能 約3コマ/秒 サイズ/質量 147(幅)x113(高さ)x74(奥行)mm/830g
撮影シーンモードでの画質をチェック!
続いて、撮影シーンモードを用いての「EOS KissデジタルX」「D80」の作例をチェックしていこう。今回は、両機種のレンズキットに付属する標準ズームレンズ「EF-S18-55mm F3.5-5.6 II USM」「AF-S DXズームニッコール ED 18-70mm F3.5-4.5G(IF)」を使用し、JPEG最高品質で撮影を行った。なお、両機種とも、シーンモード選択時は、ホワイトバランスや測光モードなどの設定を変更できないほか、露出補正も不可となる。
人物モード
「EOS KissデジタルX」 「D80」
EOS KissデジタルX写真 D80写真
800X533ドットで開く
3888X2592ドットで開く
800X536ドットで開く
3872X2592ドットで開く
(左)シャッタースピード:1/40、絞り:F4.5、感度:ISO100、焦点距離:33mm、
(右)シャッタースピード:1/125、絞り:F4.2、感度:ISO320、焦点距離:35mm
「EOS KissデジタルX」 「D80」
D80写真
800X533ドットで開く
3888X2592ドットで開く
800X536ドットで開く
3872X2592ドットで開く
(左)シャッタースピード:1/60、絞り:F4.5、感度:ISO100、焦点距離:35mm
(右)シャッタースピード:1/125、絞り:F4.2、感度:ISO200、焦点距離:35mm
Part1の人物モードと同じ撮影日・時間に、ほぼ同じ構図で撮影してみた。「EOS KissデジタルX」および「D80」ともに、明るくハッキリとした写真に仕上がっている印象である。ただ、「EOS KissデジタルX」は、シャッタースピードが遅く設定されてしまい、手ぶれが発生してしまうこともあった。そのためか、自動的に内蔵フラッシュを使用して1/80秒程度までシャッタースピードを上げるといったケースも見受けられた。一方、「D80」は、速いシャッタースピードを保った状態で、積極的に感度を上げようとする傾向があるようだ。色味では、「D80」の上部の写真で、色温度が高くなったのが若干気になった。ただ、別の日に、ほぼ同じ天候(曇り)の下、同じような構図で撮影してみたが、ここまで青味が強く出ることはなかった。
風景モード
「EOS KissデジタルX」 「D80」
EOS KissデジタルX写真 D80写真
800X533ドットで開く
3888X2592ドットで開く
800X536ドットで開く
3872X25922ドットで開く
(左)シャッタースピード:1/25、絞り:F5.6、感度:ISO400、焦点距離:18mm
(右)シャッタースピード:1/60、絞り:F3.8、感度:ISO400、焦点距離:22mm
「EOS KissデジタルX」 「D80」
EOS KissデジタルX写真 D80写真
800X533ドットで開く
3888X2592ドットで開く
800X536ドットで開く
3872X2592ドットで開く
(左)シャッタースピード:1/25、絞り:F5.6、感度:ISO400、焦点距離:31mm
(右)シャッタースピード:1/40、絞り:F4.2、感度:ISO400、焦点距離:34mm
両方とも、雨天時の午後、薄暗いシーンで撮影した写真となる。そのため、いずれの写真も感度がISO400にまで上がっている。「EOS KissデジタルX」は、人物モードと同様、シャッタースピードが遅めになる傾向。手持ちで撮影したこともあり、半分以上が手ぶれ写真となってしまった。簡単にキレイな写真が撮影できるのが「EOS KissデジタルX」の特徴だが、露出補正などで自分なりの対応ができない以上、三脚を使用しなくても手ぶれしないようなシャッタースピードを保ってほしいと感じた。また、「D80」の写真は、花の赤、草の緑ともに鮮やかな印象。ニコンのカメラにしては珍しく、彩度が高く設定されているようだ。また、感度を上げすぎて精細感が失われることも考えられるが、風景写真なので、もう少し絞り値を絞って被写界深度を深くできればという印象もある。
高感度写真をチェック!
最後に、絞り値をF8.0に固定して感度ISO800、ISO1600でそれぞれ撮影した写真を掲載する。なお、「D80」では、若干アンダー気味の仕上がりとなったため、+0.3段露出補正を行ったものを選択した。
ISO800
「EOS KissデジタルX」 「D80」
EOS KissデジタルX写真 D80写真
800X533ドットで開く
3888X2592ドットで開く
800X536ドットで開く
3872X2592ドットで開く
(左)シャッタースピード:1/15、絞り:F8、EV:0.0、焦点距離:32mm
(右)シャッタースピード:1/20、絞り:F8、EV:+0.3、焦点距離:38mm
ISO1600
「EOS KissデジタルX」 「D80」
EOS KissデジタルX写真 D80写真
800X533ドットで開く
3888X2592ドットで開く
800X536ドットで開く
3872X2592ドットで開く
(左)シャッタースピード:1/30、絞り:F8、EV:0.0、焦点距離:32mm
(右)シャッタースピード:1/40、絞り:F8、EV:+0.3、焦点距離:38mm
「EOS KissデジタルX」「D80」ともに、非常にノイズが少ないという結果になった。キヤノンのデジタル一眼レフは、かねてより高感度撮影でのノイズの少なさに定評があったが、「D80」のノイズの少なさには、正直、驚いた。ノイズが少ないだけでなく、色の階調や精細感など写真として大事な要素が失われていないのだ。上位機種「D200」よりもうまくノイズを処理しているという印象だ。
操作性、AF、レスポンス、画質などの総合評価
今回の試用を終えての「EOS KissデジタルX」「D80」の評価を5点満点で以下にまとめる。
製品名 操作性 AF レスポンス 画質 コストパフォーマンス
EOS KissデジタルX 3.5 5 5 4 4
D80 4.5 5 4 4 4
「EOS KissデジタルX」は、優れたAF性能に加え、レスポンスが非常に速いのが好印象。バッファ容量が多いためか、バルブ撮影時や連写時でも、撮影を終えるとすぐに写真のプレビューが可能になる。ストレスなく次々と撮影を楽しむことができた。ただ、気になった点もある。シーンモード選択時に、ホワイトバランスや測光モードなどの撮影設定を変えることができないことは先に述べたとおりで、誰でも簡単に撮影を楽しめるという製品コンセプトの結果として受け入れられるが、絞り優先モードやマニュアルモードなどの応用撮影を選択すると、今度は逆に、感度の自動設定ができないのだ。ワンタッチで感度を変えられるのなら問題は少ないが、利便性の面で非常に残念だと感じた。

「D80」は、今回の試用機種の中で、カメラとしてもっとも高いレベルにあるという印象である。ボディの質感もすばらしく、撮影していて楽しくなる機種だ。また、高感度撮影に強く、JEPG撮影でも仕上がりの高い写真を撮ることができる。価格.comクチコミ掲示板では、「D200」とどちらを選んだらよいのか悩んでいる方が多く見受けられるが、確かに、連写性能を含めて総合的なレスポンスでは上位機種「D200」に若干及ばないものの、一般的なスナップや風景写真を楽しむのであれば問題のないレベルといえる。写真の仕上がりにこだわるのであれば、コストパフォーマンスの良さも含めて「D80」を選択するのもアリだ。

キヤノン交換レンズ紹介&作例

ニコン交換レンズ紹介&作例

キヤノン「EOS Kiss デジタルX ボディ」
EOS Kiss デジタルX ボディ
価格.com最安価格(*) 74,500円
ニコン「D80 ボディ」
D80 ボディ
価格.com最安価格(*) 96,800円

※価格.com最安価格は、2006年10月11日現在のものです

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