特集

No.25 2007春モデルのキーワードは“顔認識機能”!人をキレイに撮れる最新コンパクトデジカメ大研究

製品レビュー 光学5倍ズームレンズを採用した薄型デジカメ ソニー「Cyber-shot DSC-T100」

スリムボディで人気の「Cyber-shot T」シリーズの純粋進化形となるモデル。新たに、顔認識機能「顔キメ」や光学5倍ズームレンズなどを搭載! 高感度の性能も向上しています!

スリムボディ&3.0型液晶を継承し、光学5倍ズームなど基本性能が向上!

ソニー「Cyber-shot DSC-T100」は、2006年11月に発売された「Cyber-shot DSC-T50」の後継となるモデル。「Cyber-shot T」シリーズらしく、薄型ボディにレンズが飛び出ない折り曲げ式レンズ機構を搭載し、従来モデル「Cyber-shot DSC-T50」から3.0型液晶モニタや光学式手ぶれ補正を継承。性能面では、新たに、焦点距離35〜175mm(35mm版換算)をカバーする光学5倍のカール ツァイス「バリオ・テッサー」レンズを搭載したのが特徴だ。

さらに、CCDの画素数も720万画素から810万画素に向上。画像処理エンジンに同社のデジタル一眼レフカメラ「α100」と同じ「BIONZ」を採用するなど、「Cyber-shot T」シリーズの良いところは残しつつ、基本的なスペックを向上させているという印象だ。

ソニー「Cyber-shot DSC-T100」 「Cyber-shot T」シリーズの最新モデルらしく、91.8(幅)×59.2(高さ)×22.3(奥行)mmのスリムボディを採用。ボディカラーは、シルバー、ブラック、レッドの3色

レンズカバー レンズカバー 「Cyber-shot T」シリーズの代名詞といえば、フロント部のレンズカバーを上げ下げするだけで電源が自動でオン/オフとなること。単純な操作ですばやく撮影が可能になるため、非常に爽快だ。レンズが飛び出ない折り曲げ式レンズ機構を採用しているからこそ可能な技術といえる
3.0型「クリアフォト液晶プラス」 3.0型「クリアフォト液晶プラス」 従来モデル「Cyber-shot DSC-T50」と同じ、23万画素表示の3.0型「クリアフォト液晶プラス」を採用。視認性は良好だ。ただ、タッチパネル操作は省略された
ソニー「Cyber-shot DSC-T100」のサイズ
背面の大きな液晶モニタが目を引く。「Cyber-shot DSC-T50」とは異なり、タッチパネル操作に対応しないため、背面に円形の十字キーやメニューボタンなどがレイアウトされている。十字キーは円形タイプではあるものの、左右の端が少しカットされているのが面白い。
新インターフェイスを追加! AF速度・追尾にすぐれた顔認識機能も新搭載!

ソニー「Cyber-shot DSC-T100」には、新たなインターフェイスとして「ホーム画面」と呼ばれる操作メニューが追加されている。このメニューは、撮影や再生などの機能別に分類されており、十字キーの上下左右ボタンを使って、視覚的に、各機能で用意されているモードを選択できるというものだ。

ホーム画面

ホーム画面は、各機能がアイコンで表示されており、視覚的に見やすくなっている。ただ、このメニューの難点をあげるとすれば、各項目の最下部から最上部(もしくはその逆)にジャンプ操作ができない点だ

さらに、選択したモードの細かい設定は、メニューボタンで項目を呼び出して行う。この「ホーム→メニュー」という一連の操作はシンプルで好感が持てる。モード選択と細かい設定の境界がキッチリ分がれているので、より直感的に操作できるのだ。

撮影設定

メニューボタンで撮影設定を呼び出した画面。こちらもアイコン表示でわかりやすいが、ホーム画面と同様、項目内のジャンプ操作ができないのが残念

また、機能面での最大のトピックは、何といっても新開発の顔認識機能「顔キメ」を搭載したことだ。「顔キメ」の特徴は、本特集の「顔認識機能」の性能をチェック!でも述べているが、人物の顔を認識するのが速く、また顔を認識してからの追従性にもすぐれていること。顔認識機能としては後発であるが、かなり高い人物認識力を発揮する機能に仕上がっている。

顔キメ

「顔キメ」は、オートモードとシーンモードの「ソフトスナップ」で利用できる。高性能な機能であるため、感度や測光モード、ホワイトバランスなど細かい撮影設定が可能なプログラムオート時に利用できないのが残念だ

最大感度がISO3200に拡大、あわせてノイズ処理も向上!

また、最大感度が「Cyber-shot DSC-T50」のISO1000から一気にISO3200にまで向上したことも大きな変更点だ。ポイントは、単に感度がアップしただけでなく、画像処理エンジン「BIONZ」の採用により、ノイズ処理の性能が向上していること。従来の「Cyber-shot T」シリーズは、ノイズ処理がそれほど高いレベルではなかったが、そのイメージを払拭した形となる。なお、本特集の「高感度撮影時のノイズ・画質」にサンプル画像を掲載しているので、ぜひ、ご覧になっていただきたい。

このほか、オプションのステーションやアダプターケーブルなどを使用して、撮影した写真をハイビジョン画質でテレビに出力できる機能を新搭載。被写体に約1cmまで近づいて拡大撮影ができる「拡大鏡モード」や、写真に音楽をつけて自動再生する「音フォト」、撮影後にソフトフィルターやクロスフィルターなどの処理が可能な「カメラ内レタッチ機能」など、写真撮影を楽しくする機能も充実の内容となっている。

カメラ内レタッチ機能の使用例

クロスフィルター ソフトフィルター

左は、カメラ内レタッチ機能の「クロスフィルター」を使用。右は、「ソフトフィルター」を使ったものとなる

最後に、光学式手ぶれ補正機能の性能をチェックしておこう。ニコン「COOLPIX S500」で行った検証と同じように、蛍光灯下の室内で静止する物体を被写体とし、広角側(35mm版換算で焦点距離35mm)で行い、手ぶれが発生していない写真をカウントしてみた。いずれの写真も、シャッタースピードは1/15秒、感度はISO200、絞りはF3.5となる。

手ぶれ補正機能の検証結果

手ぶれ補正 オン オフ
成功写真の枚数 10枚中7枚 10枚中2枚

手ぶれ補正がオンのときは、10枚中7枚が成功となった。「COOLPIX S500」と同様に、なかなかすぐれた結果となっている。

ソニー「Cyber-shot DSC-T100」に用意されている撮影モード/シーンモード
撮影モード オート、プログラムオート
シーンモード 夜景、夜景&人物、風景、ビーチ、スノー、打ち上げ花火、高速シャッター、ソフトスナップ、高感度
作例
作例 作例
2448×3264ドットで開く 3264×2448ドットで開く
オート、顔ナビ、F4.0、1/50秒、ISO125、EV0.0、WB:オート、フラッシュ、12.47mm オート、F3.5、1/100秒、ISO80、EV0.0、WB:オート、7.45mm
作例 作例
3264×2448ドットで開く 2448×3264ドットで開く
ポートレート、F4.0、1/40秒、ISO100、EV0.7、WB:オート、16.14mm マクロ、F3.5、1/40秒、ISO125、EV0.7、WB:オート、5.8mm
製品情報
ソニー「Cyber-shot DSC-T100」
ソニー「Cyber-shot DSC-T100」
撮像素子 810万画素CCD(1/2.5型) 液晶モニタ 3.0型TFT液晶 (約23万画素)
焦点距離(35mm換算) 35〜175mm メディア MS Duo/MS PRO Duo、
内蔵メモリ約31MB
光学/デジタルズーム 5倍/約10倍 バッテリー/撮影枚数 専用充電池/約340枚
感度 ISO80〜3200 ボディカラー シルバー、ブラック、レッド
手ブレ補正 ○(光学式) サイズ(WxHxD)/質量 91.8x59.2x22.3mm/約141g
顔認識 発売日 2007年3月9日
*価格.com最安価格は、2007年4月2日時点のものとなります
No.25 2007春モデルのキーワードは“顔認識機能”!人をキレイに撮れる最新コンパクトデジカメ大研究
機能検証 製品レビュー
顔認識機能 高感度撮影 IXY DIGITAL 10 Cyber-shot DSC-T100 FinePix F40fd COOLPIX S500
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