特集

No.26 +ナビで自転車をもっと楽しもう!

「初めての自転車選び」ポイント伝授

街中で目にする機会が一番多い自転車といえば、いわゆる「ママチャリ」でしょう。でも、最近、いろいろなスタイルの自転車を見かける機会が増えてきたと思いませんか? 当然ながら、自転車のタイプによって得意な分野は違ってきます。初めての自転車選びは、まず、それぞれのタイプをチェックすることからスタート。そして、自分が欲しいのはどんなタイプの自転車なのか探っていきましょう!

自転車の種類はこんなにある!
MTB
MTB

街中でMTBのワイルドさを楽しめる1台。太いタイヤとフロントのサスペンションで、歩道の段差越えもラクラク
(GT:07 AGGRESSOR )

オフロード(舗装されていない道)を走るために作られた自転車がMTB(マウンテンバイク)。丈夫なフレームに太いタイヤを装備し、走る場所を選ばないのが大きな魅力だ。その無骨なルックスとは裏腹に都会のシーンにも案外似合うためか、女性にも人気がある。価格はピンきりだが、「本格的にオフロード走行を行うつもりなら最低でも10万円程度の予算は必要」との意見多し。また、前後にサスペンションを装備したMTBは重量が重めなので要注意。

ロードバイク
ロードバイク BRIDGESTONE:07 Anchor RA5 EX

ロードバイクならではのスピード感・ダイレクト感が楽しめるエントリーモデル。初心者でも安心のセーフティブレーキレバーを搭載
(BRIDGESTONE:07 Anchor RA5 EX)

舗装路を速く快適に走ることを念頭に作られたのがロードバイクだ。MTBと比べるとタイヤは細く、よりスピードが出るギア比が選ばれている。ハンドルの位置も低く、乗車姿勢はかなり前傾。これは空気抵抗を減らす目的と、体全体の筋肉を効果的にペダリングに利用するためである。長い年月それなりに楽しむつもりなら、購入に必要な予算は最低10万円くらいからと考えておきたい。このクラスだと、やはり、各パーツのクオリティーも高いものが使われている。自転車のマニアは、SHIMANOの「105」以上のコンポーネンツが採用されたモデルを推奨することが多いようだ。

クロスバイク
クロスバイク JAMES:CODA

フレームとフォークに丈夫なクロモリ鋼を採用。強くしなやかな素材を使うことで、街乗りに適した柔らかな乗り心地を実現している。シルバーを効果的に使ったカラーリングも都会的だ
(JAMES:CODA)

クロスバイクは、MTBとロードバイクの中間の性格を持つ比較的新しいカテゴリーの自転車だ。MTB×ロードだから、[×](クロス)との意見もある。デザイン上の特長は、舗装路用のタイヤとフラットバーハンドル(一文字ハンドル)を装着していること(一部異なるものもある)。かつてはMTBに舗装路用の細身のタイヤを装着したようなモデルが多かったが、最近はフレームや駆動系を専用に設計したタイプが一般的になった。街乗りに適しており、比較的買いやすい価格帯のモデルが多いこともあって注目が集まっている。

フォールディングバイク
フォールディングバイクとは、いわゆる「折りたたみ自転車」のこと。たたむとコンパクトになるので、自動車のトランクに入れてドライブに連れ出したり、電車に乗せて遠くに行くなどの楽しみ方も可能だ。住宅事情にもよるが、玄関内にしまうこともできるので盗難防止にも役立つ。MTBやロードバイクなどに比べて、サイズやデザインのバリエーションが多い。価格も2万円前後から10万円を超えるものまで幅があるので、選ぶ楽しさも味わえる。
フォールディングバイク DAHON:07BoardWalk LimitedEdition
DAHON:07BoardWalk LimitedEdition 折りたたんだ状態

おりたたみ車としては大きめの20インチタイヤを装着。7段の変速機と相まって、走行性能はかなり高い。ロングツーリングにも使える多用途なフォールディングバイクだ
(DAHON:07BoardWalk LimitedEdition)

電動アシスト付き自転車
搭載されたバッテリーとモーターがペダリングをサポート。坂道や向かい風でもラクに走れるのが電動アシスト付き自転車の大きな魅力だ。最近ではデザインのバリエーションも増え、小径車やクロスバイクタイプも登場するなど、デザインのおオシャレ度がアップし注目を集めている。多くの電動アシスト付き自転車は、バッテリーフル充電の状態で数10Kmの走行が可能。ちなみに、バッテリーがなくなっても通常の自転車同様ペダルをこけば走行できるので心配は無用だ。
電動アシスト付き自転車 PANASONIC:ハリヤ BE-EPH67
PANASONIC:ハリヤ BE-EPH67 メーター部

一見すると普通のMTBのような外観をもった電動アシスト付き自転車。だが、フロントサスや外装7段のディレーラーなど、スポーティな走りを視野に入れた設計がなされている。1回の充電で約44kmの走行が可能(標準モード走行)
(PANASONIC:ハリヤ BE-EPH67 )

各部の名前と役割

いろいろなタイプがある自転車だが、大きく見れば、フレームを軸にタイヤが2つ、ハンドルが1つという基本は共通のもの。そこで、ここでは自転車を構成する各部分の名前と機能をチェックしておこう。どんな自転車を選ぶにしても、この基本をおさえていれば鬼に金棒。また、MTBやロードバイクではパーツを交換できるものが多いので、ショップに行った際に、製品選びやパーツ交換の相談にも役立つ。

各部の名称図 1

ブレーキレバー
右手が前ブレーキ、左手が後ろブレーキとなっている


2

シフトレバー
ギアの変速を行う。MTBのようにハンドルの両側にレバーが付いている自転車もある


3

フロントブレーキ
MTBのブレーキの主流は「Xブレーキ」と呼ばれるもの。オートバイのようにディスクブレーキを採用した自転車もある


4

タイヤ
MTBのタイヤはデコボコが付いた太目のタイヤ。ロードバイクやクロスバイクには細いタイヤが使われる


5

スポーク
タイヤのリムと軸(ハブ)を支える大事な部分。最近の自転車では、スポークの数が少ないモデルも増えている


6

ハンドル
MTBやクロスバイクは一文字タイプ、ロードバイクはドロップタイプが一般的


7

ステム
ハンドルを支える重要なパーツ。ステムを変更することでハンドルの位置や取り付け角度を自分好みにかえることもできる


8

ハブ
タイヤとフレームの接点となる部分。MTBやロードバイクではタイヤをすばやく着脱できるクイックレリーズという機構が用意されている


9

フロントサスペンション
MTBやクロスバイクに採用されることが多々あります。ロードバイクには、このようなサスペンションはない


10

サドル
いろいろなタイプが用意されており容易に変更可能なため、自分の好みで付け替える人も多い


11

シートピラー
サドルを取り付けるパーツ


12

フロントディレーラー
前輪の変速機


13

チェーンホイール(チェーンリング)
MTBには通常3枚のチェーンリングがある。クロスバイクでは2〜3枚、ロードバイクでは2枚のモデルが多い


14

クランク
ペダルとチェーンリングを結ぶパーツ。自分好みの長さのパーツに交換することも可能


15

ペダル
ロードバイクでは、SPDタイプ(ペダルとシューズを特殊な金具で一体化させペダリングの効率をあげるもの)のペダルが使われることが多い


16

チェーン
ペダリングした力を後輪に伝える重要パーツ


17

リアディレーラー
後側ギアの変速を行う。MTBの場合、リアには8〜9段程度のギアが装着されている


18

シートピン
シートピラーを自転車のフレームに固定する。サドルの高さ調整は、ここをゆるめて行う


19

リアブレーキ
後輪のブレーキ


20

フリーホイール
べダルを踏まなくても自転車が進むのは、このパーツのおかげ。リアギア(スプロケット)の内部に入っているので、外からは見えない。


21

リム
タイヤをはめ込んでいる外周部。軽さと強さを追求するため、合金が使われている


フレーム部分の名称
1

ヘッドチューブ
フレームの一番前の部分。内部をフロントのサスペンションやフォークが貫通している


2

トップチューブ
フレームの上部


3

ダウンチューブ
ヘッドチューブとクランク軸までの部分


4

シートチューブ
シートピンとクランク軸までの部分


5シートステー 6チェーンステー

フレームの後部を構成する部分


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