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フラットテレビは右肩上がりの人気市場とあって液晶・プラズマ問わずニューモデルが続々と登場しています。昨シーズンから引き続いて大型化が進み、2007年は、37V型に替わり40V型オーバーが主力モデルとなってきています。熾烈なシェア争いを勝ち抜くため、画質の向上はもちろん録画やHDMIによるリンク機能など、各メーカー独自の“付加価値”が製品選びのチェックポイントとなるでしょう。ここでは、そんな中からフルHD対応の注目モデルをピックアップ。基本性能から付加価値までをチェックしていきます!
先述の通り、大型化がすすむハイビジョンテレビだが「ウチは広くないし、コレまでと同サイズで十分」と考えている人が多いのではないだろうか。実は、フラットテレビでは、これまでのブラウン管テレビに比べ用していたなら同じ設置スペースでも画面サイズを2段階以上アップできるのだ。例えば、33型のブラウン管テレビをコーナー置きしていたならば、同じスペースに50V型のフラットテレビを設置することが可能だ。また、ハイビジョンテレビは高解像度のため画面から近い距離で鑑賞しても美しい画像を堪能できるというメリットもある。個人差はあるが、一般的に言われるハイビジョンテレビの最適鑑賞距離は、50V型で画面から1.9m、42V型で1.6mとされている。
| ブラウン管テレビ | → | フラットパネルテレビ(プラズマ・液晶) |
|---|---|---|
| 25・28型(ワイド) | → | 37V型 |
| 29・32型(ワイド) | → | 42V型 |
| 33・36型(ワイド) | → | 50V型 |
東芝の液晶テレビ「REGZA」には現在C3000/H3000/Z2000のラインアップがあり、Z2000はシリーズ最上位という位置づけとなる。ここでは、シリーズ最上位「Z」シリーズの42V型フルHDモデルとなる「42Z2000」を紹介する。「コンセプトは“質感”」という画像処理回路「メタブレインプロ」や視野角の影響を受けにくいISPパネルのほか、最上位シリーズならではの豊富なインタフェイス類もチェックしていきたい。
まず、画質について、「REGZA」シリーズでは全モデル共通で同社独自の高画質処理回路「メタブレインプロ」を搭載。1シーンごとにヒストグラムを作成し、映像信号を構成する数百万の画素を補正することにより、色の陰影や被写体の質感の違いを表現できるという。 実際にフルハイビジョン映像で確認してみたところ、一見“地味”な感じを受けるのだが、しばらく見続けるとそれが地味という表現ではなく“自然で安定した色合い”だということに気がつく。色彩表現が、派手ではないが豊かであるという感じを受けた。
また、178度の高視野角をもつISPパネルにより、見る角度による色の差や輝度の差が極力抑えられ、液晶ディスプレイ特有のデメリットを感じにくい。テレビをリビングのコーナーに設置するなど、正面から鑑賞するスタイルをとらない場合、視野角は重要なチェックポイントとなるだろう。
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|---|---|---|
| フルハイビジョン放送の画面。緑や赤の発色が派手すぎず、かといってくすんだ感じはなく見やすい。全体的に渋めの発色だ | HD DVDのタイトルをRD-A1で再生し表示した画像(MPEG-4 AVC/1080i)。正直なところ驚くほどの解像感はないものの、ディテールは精細に表現されておりフォーカス感は得られる |
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|---|---|---|
| 正面から約30度の角度をつけて鑑賞。この低度なら色味の差や輝度の差をほとんど感じることなく鑑賞できる。Z2000シリーズでは、液晶パネルが左右にそれぞれ15度まで稼働するスイベル機能をもつスタンドを採用している | ||
本製品のEPG番組表は、7チャンネル6時間表示の「レグザ番組表・ファイン」(従来の6チャンネル5時間表示の利用も可能)。「レグザ番組表・ファイン」では、各番組ごとその内容が細情報が表示されるので見たい番組を探しやすい。また、ジャンルやキーワードを指定し、該当番組だけをリスト表示させることも可能だ。
番組表の機能で特に便利だと感じたのが、番組を視聴しながら他チャンネルの番組をチェックできる「ミニ番組表」だ。こちらは、当該時間の7チャンネル表示が可能。「ミニ番組表」は鑑賞中の画面下部にコンパクトに表示されるので、画面を切り替えることなく裏番組チェックができ、非常に実用的であった。
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|---|---|---|---|---|
| EPG画面は、9ch×6時間、7ch×5時間、5ch×4時間、3ch×3時間の4パターンに切り替え可能 | リモコンの「操作一覧」を押すと表示されるトップメニュー。非常にシンプルでわかりやすい | 「再生リスト」では録画した番組名が一覧表示され、番組を選択すると左側の小さな枠に選択した番組の動画が表示される |
本製品では、地上デジタルチューナーを2基搭載しているので、地上デジタル放送の2番組視聴が「2画面表示」で可能となっている。また、地上デジタル番組を見ながらの裏番組録画にも対応しているので、見たい番組が重なってしまっても安心だ。
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2画面表示の「ダブルウィンドウ」画面。各画面の下には、それぞれのチャンネルや番組名が表示される。また、リモコンのカーソルキー(上・下)で、それぞれの画面の割合を変更することがが可能 |
「Z2000」シリーズでは、ハイビジョン映像を満喫するための装備が充実しているのも特徴だ。ハイビジョン信号をダイレクトで入力できるHDMI端子は、1080p入力に対応する3系統を装備。また、2系統のD4端子を含む4系統のビデオ入力、2系統のi.LINKなど豊富なインタフェースを持つ。
さらに、業界初となるLAN経由でのHDD(外付け)対応も見逃せない。LANケーブルで本製品と外付けHDDを接続すれば内蔵HDDのようにデジタル放送番組を録画・保存できる。とはいえ、外付けHDDへの録画は、ダイレクト録画ではなくムーブのみ。そのため、当然のことではあるが録画したデータの再生は当該機のみとなることを留意しておきたい。
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1080p入力に対応する3系統のHDMI端子のほか、2系統のi.LINK端子、3系統のLANポートが本体背面に装備される。差込口が下を向いており、抜き差しはやや面倒 |
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背面左側には2系統のD4端子、4系統のビデオ入力端子も装備されている |
本製品のデザインはかなりシンプルで、一見すると“画面だけ”の印象しか残らない。いい意味であまり主張がないのである。しかし、リビングに配置するというこを考えると、この主張のなさはどんなインテリアにも溶け込みやすいということにもなるのではないだろうか。スピーカーも横に張り出すタイプではなく、フレーム部の細いスリット部に配置されており、その存在を感じさせないようになっている。また、フレームには、“硯(すずり)”をイメージしたという艶のない「マットストーンブラック塗装」が施されている。映り込みや外光の反射がほとんどないので、非常に画面が見やすく映像に集中しやすい。
ハイスペックな機能をもちつつも、テレビとして重要な「画質」は堅実で優秀なイメージ。好みの問題もあるだろうが、万人受けする安定感のある発色は好ましく感じられる。価格とのバランスをみても、買って損はない製品といえるだろう。
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細いフレームの下部に配された「ジェットスリットスピーカー」。オンキヨーと共同開発されたもので、上下方向にもキレがよく、見た目からは想像できない広がり感を楽しめる |
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リモコンのデザインも非常にシンプルだが、各ボタンは中央をややへこませたユニークな形状になっている。また、数字キーなど使用頻度の高いものは明るい白、文字入力に使うアルファベットはグレーに印刷するなどといった細かな配慮もなされている |
各メーカーの個性化が目立つ液晶テレビ市場。ここでは、各メーカーのシリーズについて、新技術やこだわりの操作性など、担当者にそれぞれの“ウリ”を伺った。製品選びの際のチェックポイントにしてみては?
シャープ:AQUOS Rシリーズ LC-65RX1W
- 1)アクオスRシリーズに搭載された映像技術について、「応答速度や残像抑制処理技術がどのように進化したか教えてください。
- 「Rシリーズは、業界で初めて(*1)フルスペックハイビジョンパネルで倍速(120Hz) 駆動表示が可能になり、動きの速い映像も滑らかでクリアに表示できるなど他のディスプレイ方式を凌ぐ動画性能を実現しました。さらに、高コントラスト3000:1(リビングコントラスト1300:1)を実現、黒の表現力を高めるとともに、リアルで感動溢れる映像をお楽しみいただけます。これらは、新開発の「倍速フルHD液晶技術」を搭載した「倍速ASV液晶パネル」により可能になりました」
(*1)国内市販のデジタルハイビジョン液晶テレビとして。07年2月20日現在。 - 2)そのほか、利便性などのこだわりポイントを教えてください。
- 「“AQUOSファミリンク”に対応した、AQUOSブルーレイ、AQUOSハイビジョンレコーダーや、AQUOSオーディオとHDMIケーブルで接続することにより、機器間のさまざまな連携操作や連携機能を実現します。たとえば、レコーダーの再生を始めるとAQUOSの画面が自動的にレコーダーの映像が切り替わったり、テレビの電源を切ると自動的にレコーダーの電源も切れるなどの連携が可能です」
ソニー:BRAVIA X2500シリーズ KDL-52X2500
- 1)ブラビアX2550・2500シリーズに搭載された映像技術について、応答速度や残像抑制処理技術がどのように進化したかをお教えください。
- 「ソニー独自の映像信号処理技術“DRC-MF v2.5” (デジタル・リアリティ・クリエーション:マルチ・ファンクション) を核とした新高画質回路“ブラビアエンジンプロ”を搭載し、より実物に近いハイビジョン映像を再現しています。また、従来のテレビが苦手とする「真紅」や「深い緑」「鮮やかな青」を、広色域バックライトシステム“ライブカラークリエーション”を搭載したことにより、色鮮やかで繊細な色合で再現できるようになりました」
- 2)そのほか、利便性などのこだわりポイントを教えてください。
- 「外部入力画面と放送視聴中画面の2画面を表示可能な「番組子画面」機能を搭載。2画面の表示画面サイズはフレキシブルに変更が可能です。リモコンは、使い勝手を大幅に改善した“シンプルリモコン”を採用。よく使うチャンネル部を中心付近にまとめ、さらにチャンネル数字ボタンのサイズを直径8ミリに拡大するなどの工夫をしています。スタンバイ状態から、見たいチャンネルのボタンを押すだけで電源が入りそのチャンルを視聴できる“チャンネルポン”や、消音状態でテレビの電源が入る“消音ポン”は便利な機能です」
日本ビクター:「EXE LH805」シリーズ LT-47LH805
- 1)LH805シリーズに搭載された映像技術において、応答速度や残像抑制処理技術がどのように進化したか教えください。
- 「通常1秒間に60コマで構成されている映像に対し、新開発ドライバー「高精度動き予測アルゴリズム」が“従来比5 倍”の周辺画像情報を分析、通常の倍にあたる120 コマの“最適フルハイビジョン映像”を表示します。これにより、液晶の特性である残像感を半減させ、動きの速い映像もくっきり再現します。また、画像処理能力を飛躍的に向上させた高画質エンジン「倍速GENESSA」を搭載。従来に比べ、CPU の処理能力を飛躍的に向上させるとともに、画像の特徴検出精度をアップ。これにより、シーンに応じた映像最適化能力が大幅に向上し、120 コマ/ 秒の最適フルハイビジョン映像を創造することが可能となっています」
- 2)そのほか、利便性などのこだわりポイントを教えてください。
- 「取扱説明書を開かなくても、“知りたいこと”や“やりたいこと”を画面で確認できる「お助けガイド」を搭載しています。また、リモコンは、発信部を2個搭載することでリモコンを斜めに持った状態でも快適に使用できるなど操作性を向上させています。音でのこだわりは、プロオーディオで培われた技術を基にし、より質の高い音場再現が可能な「MaxxAudio」を採用している点です。テレビで不足しがちな重低音を再現するために、音響心理学を応用し倍音により低域の音質を向上させる「MaxxBass」など、トータルで音質を向上させワンランク上の音場を実現します」
三菱電機:「MZ70」シリーズ LCD-H46MZ70
- 1)「MZ70」シリーズの映像技術について教えてください。
- 「高画質回路「DIAMOND Engine PRO」が、液晶パネルとともに広色域・高階調を実現。映像の質を高める機能を網羅しており、今までにない高画質を実現します(本機は高速応答性6msec)。 画質については、高階調10bit処理、色再現範囲がNTSC比102%の、階調・色域ともに業界最高※を誇る高性能フルHDパネルを搭載。これにより、よりきめ細かく、自然で色鮮やかな映像再現が可能になりました。 また、広色域液晶パネルとDIAMOND Engine PROにより、色再現性が大幅に拡大。次世代の国際色標準規格「x.v.Color」に対応しました」
- 2)そのほか、利便性などのこだわりポイントを教えてください。
- 「「家庭画質モード」や「しゃべるテレビ」などのユーザーフレンドリー機能から、「2画面機能」・「静止画機能」などの使い勝手を訴求した便利機能まで、多彩な機能を取り揃えています。また、リモコンでは、普段よく使うボタンを大きく、見やすく配置し、持ちやすさも考慮したデザインの「かんたんリモコン」で、簡単・スピーディーに操作が可能です」
*価格.com最安価格は、2007年6月19日現在のものです





















