1910年に腕時計初となるクロノメーター(スイス公認クロノメーター協会)の証明書を獲得、1926年には世界初の防水ケース「オイスター」を完成。1931年には腕の動きにより高精度にゼンマイを巻き上げる自動巻きのローターメカニズム「パーペチュアル」を採用するなど、腕時計業界における先駆的な機能を次々と取り入れてきたロレックス。その本質は、“機能を重視した実用的な腕時計である”ということです。ここでは、そんなロレックスの実用性を再確認できるそんなモデル達を紹介しましょう。
ロレックスのラインアップは、ダイバーズウォッチの名作「サブマリーナー」、クロノグラフモデルの「デイトナ」など、スポーツモデルが豊富だ。今年は、フルモデルチェンジした「ヨットマスターU」「GMTマスターU」など、注目の新作も登場している。また、スタンダードな定番「エアキング」「デイトジャスト」などは、機械式時計の入門機としてはもちろん、シンプルで飽きのこない大定番として幅広いユーザーから愛され続けている。

「GMTマスター」は、国際線のパイロットに向けて時差計算機能を搭載したモデルで、1983年の発売以来人気定番モデルとして現在も不動の地位を誇る。ここで紹介するのは、ムーブメントに「Cal.3186」を搭載した2007年の最新型モデルとして話題の新生「GMTマスターU」である。
- 型番/Ref.116710
- ケース素材/ステンレススティール
- ケースサイズ(径)/40mm
- ムーブメント/自動巻き
- 防水/100m防水
ムーブメントだけでなくディテールも数多く変更
ここで紹介する「オイスター・パーペチャル・GMTマスターU」(以下、GMTマスターU)は、2007年のバーゼルワールド(時計王国スイスで毎年開催される世界最大の時計と宝飾品の見本市)で鮮やかにデビューした最新型。GMTマスターファン待望のSS(ステンレス・スチール)モデルである。
2005年にムーブメントとベゼルを一新した金無垢モデルが登場、さらに昨年はコンビ仕様のモデルも発売されたが、オールステンレスとなるこのモデルは「ファースト ROLEX」としてもより人気が高まっている。
最新型モデルのディテールを見ていこう。
最大の特徴は、セラミック製の回転ベゼルを採用した点だ。セラミックは、硬度が高く非常に傷が付きにくいという材質。スポーツ系ウォッチのパーツとしてまさに適材といってよい材質といえるだろう。また、写真ではわかりにくいのだが、質感もよく見た目も美しい。見る角度によって漆黒のように、そして金属感のある深いシルバーへと色味が変化する。ベゼルに彫りこまれた数字とのコントラストが高く、従来モデルに比べ視認性が向上しているのも魅力である。
最新モデルではラグ幅の広がりやインデックスの大型化など、視認性の向上だけでなく全体的に“存在感のアップ”が感じられる。また、対磁性に優れたムーブメントや新機構のリューズ採用など、機能と精度のアップも図られている。とはいえ、GMT針やモデル名のロゴなども変更されており、従来モデルとはやや印象が異なっている。そのため、従来モデルのデザインが気になるという人は、今のうちに精度にも定評のある従来モデルを選ぶという選択肢もあるだろう。

1920年代に存在したモデルからインスピレーションを受け、2005年に発表された復刻モデル。特徴的な長方形ケースとモダンな文字盤のバリエーション。そして、シースルー仕様のケースバックから手巻きムーブメントの動きを楽しむことができるのも魅力の1つ。
ちなみに、「チェリーニ」とはルネッサンス期に活躍した彫刻家ベンヴェヌート・チェリーニ に由来する。
- 型番/Ref.5441/9
- ケース素材/18Kホワイトゴールド
- ケースサイズ/37.5×28.5mm
- ムーブメント/手巻き
- 防水/日常生活防水
さまざまな点でロレックス初となる要素が豊富
「チェリーニ プリンス」は、現在、ケースおよび文字板デザインがそれぞれ違う4モデルがラインアップされており、いずれも6時位置にスモールセコンドを配したクラシカルな雰囲気に仕上げられている。4モデルは、単なるカラーバリエーションではなく、それぞれ、デザインの細部が異なっている。
6時位置のスモールセコンドはオリジナルモデルでも同様のレイアウトを採用していた。そのため、「秒針が確認しやすい」ということから脈を取る時に便利であるとして“ドクターズウォッチ”というニックネームをもっていた。とはいえ、実際に脈を測定する際に使用していたというわけではないようで、これは、つまり、医師のような一般的にアッパーミドル層に愛されていたということから生まれた逸話なのだといわれている。
さらに注目なのは、何といってもシースルーバックが装備されていることである。これまで、機械部を見せるシースルー仕様を持たなかったROLEX初のこの仕様は、ROLEXファンならずとも時計ファンの間で大きな話題となった。
このモデルは、チェリーニ プリンス4モデルの中でも、18Kホワイトゴールドのケースがシャープさとラグジュアリー感を醸す、よりシンプルなタイプである。
これまで“復刻版”を発表することがなかったロレックスにとって初となる復刻版モデル「チェリーニ プリンス」は、さまざまな点でロレックス初となる要素が豊富で大きな注目を集めている。人とはちょっとちがうモデルを手にしたいという方なら、「ROLEX」というブランドの“新たな方向性”を感じさせてくれる「チェリーニ プリンス」を視野にいれるのもいいだろう。
「エアキング 14000」
「この時計を選ぶにあたり、正直なところ特別な思いはなく、ただ“ロレックスが欲しい!”という気持ちだけでした(笑)。時計に詳しいわけでもないので、とりあえずデザイン重視。仕事柄、スーツに似合うものを選びました。ただそれだけだったのですが、結局選んだのは入門モデルとして王道のエアキング。でも、王道といわれるだけのことはあり、すればするほど腕になじみ今ではメインの時計に。新しいモデルも登場しましたが、このタイプが気に入ってます。新しいモデルが出たからといって古いモデルが廃れるということがないのもロレックスの魅力なのだと、今は感じています」(カカクコム/営業 38歳/男性)
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