
テクノロジーの進化とコストダウンをシビアに追い求めた結果、いまや日本は世界に誇れる自動車大国となった。とはいえ老舗であるヨーロッパやアメリカを見てみると、そんなハイテク日本車のさらに上をゆく魅力的なクルマが数多く存在することも確か。そんな輸入車の最新モデルを紹介しよう。
フォルクスワーゲン
ティグアン
シティーユースを前提とした高級SUV。近年高い注目を浴びているこのジャンルを代表するモデルである「VWトゥアレグ」に、弟分となる新型SUVが登場した。ボディサイズは全長4427mm、全幅1809mmと日本国内でも現実的なサイズ。それもあってか、会場では常に人だかりの絶えない、高い注目を浴びていた。どのようなエンジンラインアップが日本国内に投入されるかまだ未定のようだが、本国ではクリーンディーゼルも搭載されているので、その登場も期待したい。
アウディ
R8
アウディが満を持して開発したスーパーカー。コンセプトモデルの初披露は2003年のフランクフルトモーターショーだが、7月に正式発表されたばかりの市販モデルがいよいよお目見えとなった。アルミ+マグネシウム製ボディのアグレッシブなスタイルは、スポーツカーというよりもレーシングカーといったたたずまい。このなかに最高出力420PSを誇る4.2LのV8直噴エンジンとクワトロ(4WD)システムを搭載、絶大なパフォーマンスを発揮する。
BMW
1シリーズ クーペ
大いににぎわっていたBMWブース。その見どころは多々あったものの、注目のひとつはBMWのエントリーモデル、「1クラス」のクーペバージョンだ。そもそもショートホイールベース/ショートオーバーハングだった1シリーズをさらに切りつめることで、軽快な印象が向上。実際の運動性能の高さがうかがえるデザインとなった。会場には市販モデルのほか、レーシングモディファイが施された「tii」も展示。
ミニ
ミニ・クラブマン
旧ミニの時代に存在した「クラブマン」の名称が現代に復活。とはいえ、その実はミニのロングバージョンといえるから、「クラブマン(レーサー)」というよりは「トラベラー(ワゴン)」に近い存在といったほうが、旧ミニファンにはわかりやすいかもしれない。最大の特徴は、リアシートの乗降を容易にする後方開きドアと、左右に開くリアゲート。「ミニはほしいけど使いづらそうで」と思っていた人には理想の1台となりそう!?
プジョー
207SW
フルモデルチェンジされたばかりの207シリーズに早くもワゴンモデルが追加された。先代「206SW」もコンパクトな割に荷室が大きいのが好評だったが、新モデルではハッチバックモデルに近いスタイリッシュなフォルムとなった。パノラミックガラスルーフやフルフラット可倒式リアシートなど、使い勝手や快適性能を保ちつつ、最高出力175PSを発揮する「207 SW GTi」を用意するなど、ユーザーの多彩な要望に応えたラインアップを用意する。
ルノー
カングー・コンパクト・コンセプト
フランス独特のテイストを持つカングーにアメリカンテイスト溢れる「ローラーブレード」のイメージを盛り込んだユニークなクルマ。スポーツの持つ遊び心を存分に楽しむことができるよう、180度回転するリアシートや、グラストップ+脱着可能リアルーフによる開放的なキャビンなど、クルマの新たな使い方を提案する。
スマート
スマートフォーツークーペ
ニューモデルへと生まれ変わった「スマートフォーツークーペ」。外観は先代のイメージを強く踏襲。いっぽうインテリアは、よくいえばファンシー、悪くいえば子供じみたデザインが一新され、若者からリタイアした初老の夫婦まで、多くの人が納得できる上品なスタイルへと改められた。搭載エンジンは1LのDOHC3気筒となり先代のような軽登録モデルはなくなってしまったが、そのぶん動力性能は大幅に向上している。
ジープ
チェロキー
モデルチェンジがささやかれ、海外のメディアでもちらほらとそのデザインが紹介され始めている「新型チェロキー」が、東京モーターショーで日本初披露された。多くのマスコミが展示を予想していなかっただけに、これはうれしい誤算。さてそのスタイルは、先代とは趣を異にするスクエアなデザインを採用。どちらかというと「コマンダー」に近いイメージだ。先の「ラングラー」も含め、今後のジープブランドはこのような力強いイメージで勝負していくのだろう。
ボルボ
XC70 3.2 SE AWD
東京モーターショーで日本初披露となった「ニューV70」。そのSUVモデルである「XC70」は、「V70」をベースに車高を上げてボディプロテクターを各所に取り付ける、という手法は先代同様であるものの、「なんちゃってSUV」感はなくなり、まるでこちらのほうが基本モデルのよう。同社初の電動リアゲートやディナウディオ製オーディオシステム、上質感漂うインテリアなど、ボルボならではの「無骨」なイメージを払拭するモデルとなっている。
ジャガー
XFシリーズ
ミドルクラスサルーンSシリーズの後継モデル「XFシリーズ」が登場。9月のフランクフルトモーターショーで紹介されたばかりで、日本発売は来年春予定というから、なんとか東京モーターショーに間に合わせるべく急いで持ち込んだのだろう。外観デザインは先代と異なり、ジャガーらしい落ち着きあるものへと変化。いっぽうの室内は現代風な曲線を多用したものとなっている。エンジンは3リッターV6と4.2リッターV8を用意。
ランボルギーニ
レヴェントン
プレスデーのみという異例の展示となったレヴェントン。わずか20台が限定生産されるという貴重なモデルで、日本には1台が入荷するのみだという。その外観はステルス戦闘機かウルトラマンに出てくるナントカ隊のクルマといった風体。オトコノコなら思わず「カッコイー」と言葉に出てしまいそうな他に類のないスタイルだ。その内部には650HPを発揮する6.5LのV12エンジンを搭載。AWD駆動システムで強烈なパフォーマンスを発揮する。
ロータス
2イレヴン
ライトウエイトスポーツという存在が希薄になって久しいが、その老舗ともいえるロータスからは、往年のレーシングカーの名が与えられたスパルタンなモデルが登場した。わずか755kgのボディになんとレブリミット8000rpmで255PSを発揮する1.8Lエンジンを搭載。会場では映像でそのとてつもない運動性能をアピールしていた。屋根はないがナンバーはつくので公道での走行は可能。サンデーレーサー向けのロータスらしい1台だ。
フェラーリ
F430スクーデリア
フェラーリのブースでは、ミハエル・シューマッハが開発に携わったというF430「スクーデリア」が展示されていた。F430クーペより100kgも軽量化された1250kgのボディに、最大出力を510HPに向上させた4.3L V8エンジンを搭載。加えて2ペダルトランスミッションF1マチックに最新F1カーのソフトウエアを搭載してギアチェンジをわずか60ミリ秒に短縮するなど、随所にスペシャルモデルらしいモディファイが加えられている。なによりも外観を見る限りノーマルF430とは別のクルマ(大きく違うのはスポイラー類だけなのに)。特にテール廻りはレーシングカー然としたスパルタンなイメージに仕上げられている。






































